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Cat's 観能記 noh-review 観能復習 2012


2001  02 03  04 05  06  07  08  09  10  11  12  最新    

2012 一覧  50音順     
安宅 延年之舞 貝立貝付 12.15 葛城 11.17 鉄輪 11.17 自然居士 11.17
船弁慶 白波之伝 11.23
  
狂言
隠狸 12.15 名取川 10.26 棒縛 11.23 水汲 11.17




復習 2001 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12  
2012 noh review 観能予習  
12月15日
(土)
ユネスコによる「無形文化遺産 能楽」第五回公演  
国立能楽堂  13時30分開演  12:30分開場  

金春流
[恋重荷]
シテ…金春安明  ツレ…辻井八郎
ワキ…殿田謙吉
アイ…石田幸雄
大鼓…安福建雄  小鼓…幸清次郎  太鼓…助川 治  笛…藤田朝太郎
後見…守屋泰利  横山紳一
地謡…本田芳樹  金春康之  山井綱雄  金春憲和
    高橋 忍  本田光洋  吉場廣明  金春穂高
このように金春のお名前が揃っているのは、珍しいのでは?
狂言
和泉流
[ 隠狸 ]
シテ…三宅右近
アド…野村万作
     後見…三宅右矩
   

喜多流
[ 安宅 ]
  延年之舞
  貝立貝付
シテ…粟谷能夫  子方…金子天晟
立衆…狩野了一  友枝雄人  金子敬一郎  内田成信
    粟谷浩之  佐々木多聞  大島輝久  谷 大作
ワキ…宝生 閑
アイ…山本則俊  山本東次郎
大鼓…國川 純  小鼓…曽和正博  笛…杉 市和
後見…内田安信  塩津哲生  中村邦生
地謡…友枝真也  長島 茂  粟谷明生  粟谷充雄
    大村 定  香川靖嗣  友枝昭世  出雲康雅

附祝言
   
展示室
野上記念法政大学能楽研究所設立60周年記念 国立能楽堂収蔵資料展
前期 「みちのくの能・狂言」

みちのくに因む能・狂言の曲名と地図が、ショックでした。
曲のイメージに俄かに寒流が流れ込む感じ。
思っていたよりずっと北とか、はっきりとした太平洋側と日本海側の別など、
何故にこのような分布なのか、因縁深そう。
陸奥諸藩と能の流派の関係も初めて。政宗(たぶん)直筆の謡本もたくさん。


復習 2001 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12  
2012 noh review 観能予習  
11月23日
(金・祝)
トマム薪能  
北海道勇払郡占冠村字中トマム  
星野リゾート トマム ニニヌプリ室内特設能舞台  17:00 開演  
  

★YouTubeに動画がUPされました★  


◆占冠村公式ホームページ内 「トマム薪能」 の記事◆
http://www.vill.shimukappu.lg.jp/shimukappu/today/nmudtq0000013ngj.html
占冠村  
伝統芸能


占冠神楽
[ 大蛇 ]
しむかっぷかぐら 「おろち」

武速須佐之男尊 たけはやすさのおのみこと…井上泰弘
足名椎 あしなづち…長谷川耿聰   手名椎 てなづち…川淵悦司
奇稲田姫 くしいなだひめ…岡崎至可
八岐大蛇 やまたのおろち…稲田 實  下杉嘉基
大太鼓…後藤 隆 小太鼓…藤本一廣 笛…道林順二 手打鐘…山西一幸
広島県出身入植者の伝統が元だそうです。 人文的無形文化財の生きている展示?行事?ということで、東京国立博物館長の祝辞がありました。
リズミカルで揺さぶるような響きのお囃子と、舞台一杯にあふれる、 長くて立派な2頭の大蛇で表される八岐大蛇の動きに惹きこまれました。 可愛げもあって、敗者はいつでも可哀相 。 一方、足拍子の響く床で、須佐之男尊の強さ倍増でした。 (他 blogねこ草「幽玄」参照)
狂言
和泉流
[ 棒縛 ]
シテ・太郎冠者…野村又三郎
アド・主…藤波 徹  アド・次郎冠者…野口隆行  後見…伴野俊彦
何となく遠慮がちに始まって、主の屋敷になるまで少し時間がかかった。 かなり攻撃的な防御だが、結局は冠者たちに失敬されてしまうお酒。 働くことより知恵を使い、工夫して大いに頑張る二人が可笑しい。 そして飲めば芸達者。時を忘れて楽しんだ後、迫り来る緊迫感…。 鬼の形相が映るにはちょっと迫力に欠けたが、そこは脳内画像で転換。 逃げる間際まで、縛られたまままで一口でも飲もうとする次郎冠者に、あちこちでくすくす。

金剛流
[船弁慶]
  白波之伝
シテ・静御前/平知盛の怨霊…工藤 寛  子方・源義経…中平 光
ワキ・武蔵坊弁慶…高安勝久  ワキツレ・従者…椙元正樹
アイ・船頭…野口隆行
笛…栗林祐樹  小鼓…野中正和  大鼓…高野 彰  太鼓…大川典良
後見…廣田泰三  廣田幸稔  田村 修
地謡…(頭)松野恭憲  廣田泰能  坂本立津朗  山田純夫
       元吉正巳  見越文夫  遠藤勝實  熊谷伸一
義経が、言葉も所作もきりっと凛々しく、優れた佇まいで、格のある舞台となった。 静御前の美しさと哀れさの後、角を生やして(兜の鍬形)現れる知盛の怨霊の変化が面白い。 長刀を自在に操り波間から攻め寄る、息もつかせぬ怨念の迫力が素晴らしかった。 弁慶に祈り除けられ、手足の自由が利かなくなって、だんだん波の向こうに遠ざかる所も良かった。 走り出す船の影が見えるような舞台でした。 お囃子よかった。いまいち大鼓にカーンと鳴ってほしい所もあったが、笛は力強く、太鼓は乗って、 地謡のボリュームも、静かな所のニュアンスも良かった。 床が大きく響くのも、ここならではの雰囲気を醸し出し、盛り上がりました。
素敵な場所で、本格的な能楽に圧倒されました。
寒い季節に寒い所で薪能とは、どうなるのかとわくわく北海道に出かけました。 設営に工夫があって、大きなガラス張りの会場のすぐ外には、雪をのせた大木の松の原生林があり、 その前、ガラスの向こうに篝火が燃えていました。大自然への奉納を観るという気持ちになります。 このような行事を計画して下さった占冠村に感謝感謝。

また、札幌発着の1泊2日薪能バスツァーがあって、ラッキーでした。 観光とホテルのセットは簡単で助かります。都合2泊3日の旅を楽しみました。 私の年齢と体力を考えると、そうは無いよい機会であったと思います。


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2012 noh review 観能予習  
11月17日
(土)
平成24年度  
第4回 東京金剛会例会能  
国立能楽堂  研修能 11:30〜  例会能 1:30〜 
研修能
[ 葛城 ]
シテ…赤星恵美
ワキ…大日方寛
ワキツレ…梅村昌巧  野口琢弘
アイ…内藤 連
大…佃良太郎  小…住駒充彦  太…大川典良  笛…内潟慶三
後見…山田純夫  田村 修  見越英明
地謡…中村 裕  大川隆雄  熊谷伸一  榎本 健
    ○○    元吉正巳  坂本立津朗  見越文夫
“ここ”という所の盛り上がりがあると、もっとよかった。
仕舞 「駒之段」…蓮元早苗
「六浦」 キリ…元吉正巳
「松虫」 キリ…猪野宏實

     地謡…榎本 健  見越文夫  坂本立津朗  熊谷伸一
   
連吟
[玉葛]
鈴木栄一  金子 晃
猪野宏實  吉田信司  川合重穂  高木貞次
“うねりの一本道”のような響きが聴きたい。

[自然居士]
シテ…工藤 寛  子方・・・辻井穂実
ワキ…殿田謙吉  ワキツレ・・・野口琢弘
アイ…深田博治
大鼓…柿原光博  小鼓…古賀裕己  笛…松田弘之
後見…松野恭憲  廣田泰能  蓮元早苗
地謡…中村 裕  大川隆雄  熊谷伸一  見越英明
    見越文夫  金剛龍謹  今井清隆  山田純夫
笠や唐織などが存在を象徴できるのなら、 子方も何かで表せるといいのに。長時間お気の毒。 人商人の、ちょっと社会に身構えた強さがよかった。 自然居士と人商人の迫力ある応酬に緊迫感極まった感あり。 優れた芸を見せると、それで何もかもOKという設定が面白い。 お能の舞台は、人権蹂躙な割りには、余裕の有る豊かな社会だ。
狂言
和泉流
[ 水汲 ]
野村万作  高野和憲
水汲みを、離れてチラ見しつつ待っている描写が見所らしい とは分かっていても、何度見ても面白味のない曲と思ってしまう。
仕舞
[ 江口 ]
  キリ
金剛永謹

    地謡…熊谷伸一  廣田泰能  松野恭憲  元吉正巳
   

[ 鉄輪 ]
シテ…田村 修
ワキ…高井松男  ワキツレ…工藤和哉
アイ…高野和憲
大…柿原光博  小…住駒匡彦  太…徳田宗久  笛…一噌隆之
後見…廣田泰能  工藤 寛  熊谷眞知子
地謡…見越英明  榎本 健  雄島道夫  金子 晃
    ○○   坂本立津朗  山田純夫  元吉正巳

附祝言
   


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10月26日
(金)
第14回 今井清隆の能  
ローソク能  
国立能楽堂  午後2時始め  
狂言
大蔵流
[名取川]
出家・・・善竹十郎
名取何某・・・善竹富太郎   後見・・・善竹大二郎
名取川は、遠かった・・・。が、比叡から仙台までと思うと、早さに感心する。 能楽の「場」の出現は面白い。「希代」の○○は、褒めているのかけなしているのか、 「不肖」坊は、思わず本当のことを言ってしまったという感じで可笑しい。 川に流れた墨書きの名前(名前の墨書きというべきか)を掬って取り戻そうとする僧は、 まかり間違えば「綾鼓」のような怨みになってしまう所を、 収獲した小魚をさっさと捨てては名前を掬い続ける、という姿で、 じわじわと笑う準備を促すのだ。 名取の何某さんには、とんだとばっちりでしたが、会場中がオチを待っているのでした。
流れる墨、これぞ墨跡!? 妙に視覚的。
富太郎さんが、以前よりスマートに!
蝋燭火入れ   

金剛流
[紅葉狩]
シテ:女/鬼・・・今井清隆
シテツレ:女・・・工藤 寛  田村 修  山田夏樹
ワキ:維茂・・・森 常好
ワキツレ:従者・・・舘田善博 森 常太郎 則久英志  ワキ後見・・・野口能弘
アイ:女・・・善竹大二郎  善竹富太郎

太鼓・・・金春國和 大鼓・・・柿原光博 小鼓・・・鵜澤洋太郎 笛・・・松田弘之
後見・・・廣田幸稔  廣田泰能  見越文夫
地謡・・・遠藤勝實  坂本立津朗  今井克紀  元吉正巳
     芦田一彦  種田道一  松野恭憲  金剛龍謹

■使用面  前シテ・・・増女  後シテ・・・般若
若い「増」であった。蝋燭能は光源が多く、紙燭型で柔らかいので、影の深さが薪能より大人しい。 どのような紅葉の山になるのか楽しみにしていたが、テンポの変化が素晴らしく、 上臈の高貴な眼差しが、どろりと光ってしまうのを感じた。
女3人は、侍女とばかり思っていたが、林間の酒宴を共にする美女達ということで、 こちらの感じ方も違ってくるのが不思議だ。 狩装束で弓矢を帯びた維茂の登場が、雰囲気を盛り上げる。 少し初々しくぎこちなげに惟茂の袖を引く所こそ、鬼女の演技か、怖い。 そして、優艶に勧められて夢の国。 そちらを向いているのに、あ〜もう人ではないかも、という絶妙な面の切り方。 ゆったりの序ノ舞を、さっと“急”に変えてから、そこまで、どんどん引き込まれていった。
鬼女が逃げていく橋掛りが、ぱっと明るくなったので、何か凄いことが!?と思ったが、 刺されて去っていったのであった。鬼の妖力が消え、人の世が明るくなった、ということなのでしょうか。
久し振りの松田さんの笛を存分に鑑賞。お囃子、よかった。

お仕舞で、「夢ばし覚まし給うなよ」を、以前より妖しく表現してみたい。
会場にて、「カメヤマローソク」さんの、本物そっくり「ししとう」キャンドルを頂きました。 全員に下さったようです。灯芯の先がししとうの中程にあるのが、面白いところ。
国立能楽堂展示室は、「加賀の能楽名品展」。
装束や面がたくさん。 細くて長い「孫次郎」が、珍しかった。


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