2009 |
観能予習 |
10月15日 (木) |
神明宮能舞台柿落し公演(奉納)
阿佐ヶ谷神明宮境内能舞台 午後4:00〜
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清祓い
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清祓いの儀 神明宮宮司 神職
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古典に登場する、弓の弦を鳴らして魔をはらう儀式を拝見することができた。
剣や弓が、どこの国でも神聖視されてきたのはなぜだろう。
和弓は大きく、形も美しいので、それ自体に儀式性がある。
(神明宮能舞台 blogねこ草 2009.10.16 [幽玄])
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能 金剛流 [ 羽衣 ]
盤渉
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シテ…金剛永謹
ワキ…安田 登
大鼓…柿原光博 小鼓…住駒匡彦 太鼓…徳田宗久 笛…槻宅 聡
後見…松野恭憲 山田純夫 熊谷伸一
地謡…見越英明 遠藤勝實 村田 修
坂本立津朗 (頭)今井清隆 廣田幸稔(ゆきとし)
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狂言 大蔵流 [宝の槌]
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シテ…大蔵吉次郎
アド…榎本 元 宮本 昇
後見…星 廣介
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珍しく叱られない太郎冠者。
馬は出なかったが、将来の出世を予言して、芽出度し芽出度し。
でも、館を新築する槌音なのかどうか、今日はよく聞き取れなかった。
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火入れ
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火入れの儀 神明宮神職
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拝殿から火が運ばれてくるときの、露払いというのか、警蹕(けいひつ)というのか、
やわらかい「お〜」という声が別世界。やんごとなきあたりの風情?
■神明宮とは
伊勢信仰に由来し、伊勢の内宮または外宮を分霊したもの。もともと、皇室と深い繋がりを持っていた。
http://www.niigata-u.com/files/ngtphoto/shinmei0.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%98%8E%E7%A5%9E%E7%A4%BE
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能 金剛流 [小鍛冶]
白頭
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シテ・老人/稲荷明神…工藤 寛
ワキ・宗近…安田 登 ワキツレ・勅使…野見山光政
アイ…大蔵ヘ義
大鼓…柿原光博 小鼓…住駒匡彦 太鼓…徳田宗久 笛…槻宅 聡
後見…今井清隆 廣田幸稔 田村 修
地謡…遠藤勝實 見越文夫 熊谷伸一
元吉正巳 (頭)松野恭憲 山田純夫
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宝の槌と相槌を重ねた番組なのも。
前場の老人は、薪能には少し地味だった。狐明神、待ってました!
かさかさかさと動くのが、本当に狐の化身。白頭が灯りに映えて、面白かった。
宗近が、装束を改めて鍛冶場に入るのが、素敵。
正先のきざはし寄りでは暗い影になるのが残念、灯りにもう一工夫。
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正面の一番良い席が横に一列、途中で寒々と空白になった。
せっかくのお祝いの薪能が…。NGの行いでしょう。
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