採点基準
★★★★ | :人類の宝 (最高) |
★★★☆ | :絶対必見 |
★★★ | :観るべき映画 |
★★☆ | :観ても良い |
★★ | :中間 |
★☆ | :観なくてもいい |
★ | :観る価値はほとんどない |
☆ | :作者もろともこの世から消えてなくなれ (最低) |
なし | :あえて採点しない(最低ではない) |
基本的に、ネタバレがある可能性があります。
文章などの内容には、時々変更や追加が入ることがあります。
ビデオ、劇場上映 //
邦画 | 洋画 | 米 | 仏 | デンマーク | ノルウェー | 韓国 | 中国 | 香港 | 台湾 | ブラジル | 計 | |||
拡大公開作品 (全都道府県で同日一斉公開) | 3 | 3 | 3 | 6 | ||||||||||
ミニチェーン作品 (多くの都道府県で同日一斉公開) | 2 | 4 | 2 | 1 | 1 | 6 | ||||||||
ミニシアター作品 (初日は限られた都道府県で数館でのみ公開) | 1 | 2 | 1 | 1 | 3 | |||||||||
計 | 6 | 9 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 合計=15作品 翌年劇場で鑑賞= |
【註】上の表の国の区分けは、データベースなどの表記による正式なものに代わって、台詞の言語、主なスタッフやキャストの国籍などによります。
例えば、『片腕マシンガール』は正式にはアメリカ映画(製作がアメリカ)ですが、ここでは邦画に含めています。
タイトル | 採点 | 分類 | 製作年 国 | 公開規模 | 更新日 | 累 計 |
007 スカイフォール | ★★★ | ドラマ系 | 2012 | 2013/11/02 | 67 | |
レ・ミゼラブル | ★★ | ドラマ系、感覚系 | 2012 米 | 2013/11/02 | 66 | |
麒麟の翼 | ★☆ | ドラマ系 | 2012 日 | 2013/11/02 | 65 | |
しあわせのパン | ★ | ドラマ系、感覚系 | 2012 日 | 2013/11/02 | 64 | |
もうひとりのシェイクスピア | ★★ | ドラマ系 | 2011 米 | 2013/11/02 | 63 | |
ふがいない僕は空を見た | ★★ | ドラマ系 | 2012 日 | 2013/11/02 | 62 | |
アルゴ | ★★★ | ドラマ系 | 2012 米 | 2013/11/02 | 61 | |
最強のふたり | ★★ | ドラマ系 | 仏 | 2013/11/02 | 60 | |
黄金を抱いて翔べ | ★★ | ドラマ系 | 2012 日(松竹) | 2013/11/02 | 59 | |
終の信託 | ★★★ | ドラマ系 | 2012 日(東宝) | 2013/11/02 | 58 | |
アウトレイジ ビヨンド | ★★ | ドラマ系 | 2012 日 | 2013/11/02 | 57 | |
希望の国![]() |
★ | ドラマ系、正義気取り系 | 2012 日 | 2014/01/15 | 56 | |
なんか、色々ガッカリな映画。 中でも1番は「面白くない」こと。 福島第1原発に続いて起きた架空の原発事故の話だから、まるっきりフィクションなのに、フィクションの振り幅が全くない。 そんな求心力不足を補うつもりなのか、時々福島の名前を「都合良く」使うから、始末に悪い。 福島に絶望的なイメージを勝手につけるだけで、フィクションとして許される範囲を越えてしまっている。 神楽坂恵演じる放射能を闇雲に恐れる母親は、そうする「権利」があるような描き方だが、「いくらでも怖がってもいい権利」を無制限に認めると、劇中で被災者を拒否するガソリンスタンドの店員の行為だって正当化されてしまう。 原発事故後目立った、安直に人間を善悪に分けて雑な主張や批判ををする事に園監督も陥ってしまったから、2人の根っこが同じだということに気づかないのだろう。 もう二度とこんな題材に手を出して欲しくない。 |
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鍵泥棒のメソッド | ★★☆ | ドラマ系 | 2012 日 | 2013/11/02 | 55 | |
桃さんのしあわせ | ★★☆ | ドラマ系 | 2012 香港=中国 | 2013/11/02 | 54 | |
モンスター・ホテル | ★☆ | ドラマ系、感覚系 | 2012 米 | 2013/11/02 | 53 | |
夢売るふたり | ★★★ | ドラマ系 | 2012 日 | 2013/11/02 | 52 | |
アイム・フラッシュ! | ★★ | 感覚系、ドラマ系 | 2012 日 | 2013/11/02 | 51 | |
プロメテウス | ★★ | 感覚系、ドラマ系 | 2012 米 | 2013/11/02 | 50 | |
ディクテーター 身元不明でニューヨーク | ★★ | お笑い系 | 米 | ミニチェーン | 2012/09/22 | 49 |
聴こえてる、ふりをしただけ | ★★☆ | ドラマ系 | 日 | ミニシアター | 2012/09/16 | 48 |
プンサンケ | ★☆ | 感覚系、憂さ晴らし系 | 韓国 | ミニシアター | 2012/09/16 | 47 |
テイク・ディス・ワルツ | ★★☆ | ドラマ系、感覚系 | 2011 | ミニシアター | 2012/09/08 | 46 |
桐島、部活やめるってよ | ★★☆ | ドラマ系、感覚系 | 2012 日 | ミニチェーン | 2012/09/08 | 45 |
ダークナイト ライジング | ★★☆ | ドラマ系、感覚系 | 2012 米 | 拡大 | 2013/06/06 | 44 |
前作『ダークナイト』同様、「大衆は悪によって被害を被る受け身な存在」という従来の勧善懲悪な図式は、もはや現実には成立しないとばかりに、大衆は容易に誤った選択をしてしまうことを描く。 | ||||||
こっぴどい猫 | ★★☆ | ドラマ系、感覚系 | 2012 日 | ミニシアター | 2012/09/02 | 43 |
怪談新耳袋 異形 | ★★☆ | 感覚系 | 2012 日 | ミニシアター | 2012/09/02 | 42 |
かぞくのくに | ★★ | ドラマ系 | 2011 日 | ミニシアター | 2012/09/02 | 41 |
放課後ミッドナイターズ | ★☆ | 感覚系 | 2012 日 | ミニチェーン | 2012/09/02 | 40 |
きっと、ここが帰る場所 | ★★ | ドラマ系 | ミニシアター | 2012/08/12 | 39 | |
苦役列車 | ★★☆ | ドラマ系 | 2012 日 | ミニチェーン | 2012/08/12 | 38 |
ベルタのモチーフ | ★★★ | 感覚系 | スペイン | ミニシアター | 2012/08/12 | 37 |
工事中 | ★★☆ | ドキュメンタリー系 | スペイン | ミニシアター | 2012/08/12 | 36 |
裏切りのサーカス | ★★☆ | ドラマ系 | 英 | ミニシアター | 2012/08/12 | 35 |
シルビアのいる街の写真 | ★★★ | ドキュメンタリー | 2007 スペイン | ミニシアター | 2012/07/08 | 34 |
私が、生きる肌 | ★★ | ドラマ系、感覚系 | スペイン | 2012/07/01 | 33 | |
ポエトリー アグネスの詩 | ★★★ | ドラマ系 | 2010 韓国 | ミニシアター | 2012/12/30 | 32 |
イ・チャンドン監督は、人間という生き物の捉え方が的確。 「正しいことが出来るいい人」と「平気で人に迷惑をかけるダメな奴」の2種類だけでなく、「思うように出来ない」不器用な人も存在することや、弱い人間が何も出来ずにもがき苦しむしかない「仕方がない」としか言えない状況もあることを描いている。 しかもその描き方は、登場人物を自分の方に引き寄せるような道具扱いではなく、傍らで寄り添っているような感じなのも良い。 |
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この空の花 長岡花火物語 | ★★★ | 感覚系 | 2012 日 | ミニシアター | 2012/06/09 | 31 |
KOTOKO | ★★★ | 感覚系 | 2011 日 | ミニシアター | 2012/12/30 | 30 |
一言で言えば、「人は決まった枠の中に収まりきれるような存在じゃない」ということで、枠からはみ出てしまう外向きのエネルギーを人が持っているということ自体が素晴らしく、そのことがもたらす結果の善し悪しを問うことなど二の次だということだろう。 | ||||||
ポテチ | ★★☆ | ドラマ系 | 2012 日 | ミニチェーン | 2012/06/03 | 29 |
1時間ちょっとの尺の映画らしく、軽めのストーリーを力を抜いて作った感じ。 | ||||||
ファミリー・ツリー | ★★☆ | ドラマ系 | 2011 米 | 拡大 | 2012/06/03 | 28 |
わが母の記 | ★★☆ | ドラマ系 | 日(松竹) | 拡大 | 2013/01/03 | 27 |
井上靖の自伝的小説が原作で、子供の頃に自分を捨てたことで恨んでいた母親がボケていくことで小説家一家に波風が立つ話。 時代が1956年から1969年で、かつ裕福な家庭の話なので、2012年の一般庶民との接点の少なさは、時代劇だと割り切ろうにも割り切れないものがある。 でも、じっくりと表現することで乗り切った感じ。 |
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別離 | ★★★ | ドラマ系 | イラン | ミニシアター | 2012/06/03 | 26 |
アーティスト![]() |
★☆ | 感覚系 | 2011 米 | 拡大 | 2013/01/04 | 25 |
色々と腑に落ちない点が多い映画。 まず劇中映画の数々が、どれもこれもちっとも面白そうでないのは、どういうこと? 少なくともサイレント映画が面白く見えないと、主人公は「古臭いだけのサイレント映画の世界にしがみついて、大衆に背いて逆に見放された、自業自得のトンチンカン野郎」にしか見えない。 唯一、主人公が自宅で観ていた劇中映画だけは例外的に良かったのだが、エンドクレジットであれは1920年のブレッド・ニブロ監督作品『奇傑ゾロ』のフッテージだということが判り、なんのことはない「本物」だったら素晴らしいということだった。 サイレント映画を観ている人なら、今の映画にひけをとらない傑作がゴロゴロあるのは周知なので、あんなに出来が悪いのは作り手は現物には思い入れがなくて、サイレントという表現スタイルを頂きたかっただけなのか? 即ち「(サイレント)映画ごっこ」でしかないってこと? それとも単に下手くそなだけ? まさか本物とまがい物を比較させてまで、自分が下手くそだということを示したかったの? 同様に、バーナード・ハーマン作曲の『めまい』の曲「LOVE SCENE」の丸々の引用も、あの傑作と比べたら自分の映画なんてグズみたいなもんだと思わせることを狙ったとしか思えない意味不明ぶり。 『めまい』は、サイレントでもなければ、ハリウッドでなくサンフランシスコが舞台なのに。 『めまい』の主人公2人は、苦悩しながらも相手を愛さずにはいられないほど映画の中で激しく生きていたのだが、比べてこっちの登場人物は全然生きてない。 ゴッコにしか見えない。 他にも、トーキー映画の試写のシーンまで無音なのは、サイレントとの対比が解りづらいし、トーキーをアッサリとバカにしたわりには、封切り前のかなり早い時期から負け戦気分だったり、オチだって自分自身も周りの人々も、映画の専門家のわりにはちょっと考えれば簡単に気づくことを見逃すほど間が抜けてたってことじゃん。 かように、何から何まで支離滅裂。 なんじゃい、こりゃ? |
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モンスターズクラブ | ★★ | 感覚系、ドラマ系 | 日 | ミニシアター | 2012/06/03 | 24 |
捜査官X | ★★ | 感覚系 | 中国 | ミニチェーン | 2012/06/03 | 23 |
LOVE まさお君が行く! | ★★☆ | ドラマ系 | 2012 日(松竹) | 拡大 | 2012/06/03 | 22 |
ドライヴ | ★☆ | 感覚系 | 2011 米 | ミニチェーン | 2012/06/03 | 21 |
シャーロック・ホームズ シャドウゲーム | ★☆ | 感覚系 | 2011 米 | 拡大 | 2012/04/29 | 20 |
最近、「凄いモノを作ってやろう」という思い入れは感じられても、「観た人に喜んでもらおう」という意識が全く欠落した映画が多い気がする。 「勝手にひねったことをやって、いい気になってればいいんじゃないの?」という感想しか持てない。 |
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レンタネコ![]() |
★★ | 感覚系、ドラマ系 | 2011 日 | ミニチェーン | 2013/05/19 | 19 |
猫は可愛くて見ているだけで面白いというのは周知の事実だから、彼らにカメラを向けれるだけでいい画がとれることも、近所の猫を眺めていればわざわざ映画を観に行くまでもなく間に合ってしまうことも予想どおり。 あと、発見という程でもないけど、猫の良さが解る人の姿を見ているだけでも、猫そのものを見ているのと同じようないい気分になる。 |
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タイタンの逆襲 | ★ | 感覚系 | 米 | 拡大 | 2012/04/29 | 18 |
最近、「凄いモノを作ってやろう」という思い入れは感じられても、「観た人に喜んでもらおう」という意識が全く欠落した映画が多い気がする。 「勝手に派手なことをやって、いい気になってればいいんじゃないの?」という感想しか持てない。 |
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pina /ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち | ★★☆ | 記録系 | ミニシアター | 2012/04/18 | 17 | |
戦火の馬 | ★★☆ | ドラマ系 | 2011 米 | 拡大 | 2012/04/18 | 16 |
僕達急行 A列車で行こう | ★★★ | ドラマ系 | 2012 日(東映) | 拡大 | 2012/12/30 | 15 |
森田芳光監督の遺作は、これまでの彼の作品のように「作為的」。 でもその言葉が誉め言葉として使える唯一の監督かもしれないと改めて感じ、彼が貴重な存在だったと思った。 |
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ももへの手紙 | ★★ | 子供向け系 | 2012 日 | 拡大 | 2012/12/30 | 14 |
父の死で東京から母の田舎の瀬戸内海の島に引っ越すことになった小学6年生の女の子ももと、妖怪たちとの交流を描いた作品。 基本的に子供が観て素直に楽しめる映画を目指していると思われるので、その前提を優先すると様々な欠点らしきことは不問に出来る感じ。 それは、ストーリーが定番…どころかそれを通り越して既視感に襲われるとか(都会から田舎へ引越し、現地のローカル妖怪、親を失うことへの恐れ、等) でも、子供向けアニメで「文科省特選」的な家族愛や地方の描写を盛り込めば、それだけで名作扱いする人々の出現や、文句をつけにくい状況を狙って、作品自体よりもイメージの良さで押し切ろうという狙いの映画か?の疑問も感じる。 |
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ヤング≒アダルト | ★★★ | ドラマ系 | 米 | ミニチェーン | 2012/12/30 | 13 |
若者向けの小説で名を馳せた作家のシャーリーズ・セロンが、満たされない日常を高校時代の元カレとよりを戻すことで埋めようとし、故郷の田舎町に帰ってくる。 女子力アップのアイテムとして日本ではもてはやされているネイル、エステ、ファッションなどが、裏を返せばそれらをよりどころにしなければならない精神の不安定を示すものとして描いているあたりの、物事の二面性への指摘も鋭い。 また、登場人物がみんなやたらと陰口をたたくあたりにも、世界は目に見えるとこだけでは解らず、心の中などの目に見えない世界は違うという二面性も描いている。 人が何に生きがいを感じ、何を得たことで幸福だと思うかというのは人それぞれのはずだが、欲望の到達点を高くすることを重視する人ほど、無い物ねだりで日常をつまらなく見てしまう。 結局人は、自分にも周りにも鈍感であることで得られる自己満足と、自分に敏感かつ客観的な目線で感じる自己嫌悪の、両者の間のどこかの位置に自分を置くしかないのだろう。 |
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ヒューゴの不思議な発明 | ★★ | ドラマ系 | 2011 米 | 拡大 | 2012/12/30 | 12 |
映画の保存活動にも熱心なスコセッシ監督が、映画の古典中の古典であるジョルジュ・メリエスをフィーチャーして、映画への愛をテーマに描いた作品。 3D映画にしたのは、メリエス作品が人々を驚かせた「マジック」「見世物」であったことに則ってのことだろうか? しかし、劇中に登場するメリエス作品や数々のサイレント映画は、古典映画好きならその凄さは認識済みだが、肝心の疎い観客にとっては量的に不十分で、「映画=魔法」を印象付けるのには弱かったのでは? 3D技術の使い方としては、これまでのハリウッド作品同様、映像的に味付けしたいところだけアクセントとして使っている感じで、決して最初から最後までの連続した仮想現実を目指しているわけではない。 例えば、クライマックスでの壇上のベン・キングスレーは顔の凹凸まで立体的に見せているが、通常のシーンではそこまで立体感を見せているわけではないようなことである。 |
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ドラゴン・タトゥーの女 | ★★☆ | 感覚系、ドラマ系 | 2011 米 | 拡大 | 2012/12/30 | 11 |
スウェーデン映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009 ★★)のリメイク。 他国の映画をハリウッドがリメイクするのは、アメリカ映画しか観ないアメリカ人に観せる商売をするためというふざけた目的なので、オリジナルの焼き直しで十分と思っているような、オリジナリティなしの作品が大半。 でも、フィンチャー監督はオリジナルを参照しないでゼロから全くの別物を作ったことは、とりあえず評価。 (てか、それが当たり前)。 オリジナルよりストーリーに無駄がない分、緊張感が途切れないこっちのリメイクの方が上。 |
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い | ★☆ | ドラマ系 | 2011 米 | 拡大 | 2012/04/08 | 10 |
人に降りかかる不幸は、同時多発テロのようなものから、ニュースにもならないような個人的なものまで千差万別。 そして、それを受けとめる人間も、精神の強さや不幸とどう向き合うかも人それぞれ。 ドラマとしての映画は、しょせんは特定の属性の人間やその人生、それに世の中の1つの「断片」しか描けないのが当たり前なのだから、オールマイティーな映画を期待するのが間違いだろう。 しかし、この映画は最後に答えを提示することありきで作られたような感じで、そこに至るまでのプロセスがもったいぶった狙いを見せられているようで、いい気分がしなかった。 |
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おとなのけんか 原題:Carnage | ★★☆ | ドラマ系 | 2011 仏=独=ポーランド | ミニシアター | 2012/04/08 | 9 |
トロール・ハンター | ★☆ | 感覚系、フェイクドキュメンタリー | 2010 ノルウェー | ミニチェーン | 2012/12/30 | 8 |
クライマックスで、映像的に「オオッ」と思ったところが唯一の見どころかな? フェイクドキュメンタリーとしては、面白くない。 |
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メランコリア | ★★ | 感覚系、象徴系 | 2011 デンマーク=スウェーデン=仏=独 | ミニチェーン | 2012/12/30 | 7 |
前半では、キルスティン・ダンストが自分の結婚式の最中に目覚めた虚しさや絶望。 後半は、彼女の姉のシャルロット・ゲンズブールが地球が惑星と衝突することによる絶望とを重ねて描いている。 絶望は、その人にとっては世界の滅亡と等価ということなのだろう。 で、それが何か?というと……。 まあ、とりあえず、ものすごく美しい映像のシーンがいくつかあった。 |
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明日 | ★〜★★☆ | オムニバス | 2011 日 | ミニシアター | 2012/03/20 | 6 |
哀しき獣 | ★★★ | 感覚系 | 2010 韓国 | ミニシアター | 2012/12/30 | 5 |
中国の朝鮮族のタクシードライバーの男が、借金返済のために韓国に密入国して人を殺すことを請け負うことになり、また、韓国へ出稼ぎに行って音信不通になった妻を探し始めるという話。 まるで、初期の北野武監督作品のよう。 計算とか洗練といったことより、表現(主にアクションやバイオレンス)の感覚的な鋭さで突き進むことを最優先で作っているような感じ。 |
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ヒミズ | ★★☆ | 感覚系 | 2011 日 | ミニチェーン | 2012/12/30 | 4 |
前後の脈絡なしで、暴力的でアクの強いシーンの連続で展開する。 それは、場当たり的な考えで作った雑な映画なのか?小さくまとまるより濃い映画を堪能してもらおうというサービス精神なのか? 言えるのは、テレビあたりでは目にすることができない描写で、充実感を感じながら観ることが出来たということ。 |
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逆転裁判 | ★☆ | 感覚系、ドラマ系 | 2012 日(東宝) | ミニチェーン | 2012/02/12 | 3 |
ビデオゲームが原作とのことで、そのベースの設定さえ守れば、あとは面白おかしいことを好き勝手に盛り込めるとふんだのだろうか?2 三池作品の中では『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』(★☆)に近いパターンか? そしてその結果は、面白さのピークが鮎川誠の「レモンティ」のギャグ止まりで、量も質も全然盛り込めなかったという、『ジャンゴ』の二の舞になってしまった。 これといった欠点がないとはいえ、最善でも「そこそこ面白い」程度の目標しか期待できないような映画は、今では一番「作られる意味を感じられない映画」ということなのだろう。 最近の日本の映画興行の状況を見ても、年にせいぜい数本ぐらいしか大ヒットせずそれ以外は軒並み期待以下の結果に終わっていることからも、お客さんの要求がものすごく高いことが想像できる。 今「作られる意味がある映画」とは、「かつてないような映画」か「桁違いに面白い映画」、あるいは「ビジネスを度外視しても作り手の製作意欲の強い映画」のいずれかしかないだろう。 |
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ロボジー | ★★ | ドラマ系 | 2011 日(東宝) | 拡大 | 2012/02/05 | 2 |
観終わってまず思ったことは、矢口作品は毎回ヒロインがやたらと可愛いということ。 今回も、吉高由里子の役に関しては、キャスティングの段階から何から何まで決まり過ぎ。 そうした勘どころは、チャンカワイの起用という、意表をついたキャスティングや、ロボットの外見などのセンスにも表れている 。 作品の内容は、やる気のない主人公が、頑張らなければならない状況に陥って頑張るというストーリーをゆるい感じで展開していくことが、これまでの矢口作品と同じ。 一方、高校の部活などと違って、社会的な影響がある仕事が対象であること、行動の方向が何かを成し遂げようとするプラス方向ではなく、現状を維持するために嘘をついて隠し通そうとする「マイナス方向」であることが以前の作品と違う。 これらの違いに対して、例えば良心の呵責にさいなまれるとか解雇の恐怖脅えるなどのよりシリアスな路線にしたり、嘘がバレそうになるのをスリル満点に描いたりして、より身につまされる映画にして観客の心を引き付ける手もあっただろう。 しかし、実際にはこれまで同様のユル路線で、その結果は、作品の引力強化不足を他の要素でカバーできなかった感じ。 |
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ペントハウス (原題:Tower Heist、意味「タワー窃盗」) | ★★☆ | ドラマ系 | 2011 米 | ミニチェーン | 2012/02/12 | 1 |
まず素直に、面白かった。 映画としての出来の良さというアカデミックな観点で見れば色々問題がありそうだけど、深く考えなければ観てる間だけは楽しめる。 警戒厳重なビルの最上階に忍び込むという、定番の展開の本筋もしっかり楽しめて、加えて二転三転するストーリーとか、ベン・スティーラとエディ・マーフィのギャグを絡めた早口の掛け合いとか。 さらには、投資家の破産はなんとかなっているのに、庶民のそれは命取りで誰も救ってくれないという、去年アメリカで発生した反格差デモの一端もちゃっかり反映している。 |
タイトル | 採点 | 上映形態 | 製作年 国 | 分類 | 更新日 | 累計 |
タイトル | 採点 | 分類 | 更新日 | 累計 |
タイトル | 採点 | 製作年 国 | 分類 | 上映形態 | 更新日 | 累計 |
特急三百哩 | 1928 日(日活) | ★☆ | フィルムセンター | 初 | ドラマ系 | |
妖婆 | ★☆ | 1976 日 | ドラマ系 | フィルムセンター(35mm上映) | 2012/08/12 | 1 |
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