映画の感想、スクリーン以外で鑑賞 2012年 2012/02/12 更新




採点基準
  ★★★★ :人類の宝(最高)
  ★★★☆ :絶対必見
  ★★★ :観るべき映画
  ★★☆ :観ても良い
  ★★ :中間
  ★☆ :観なくてもいい
  ★ :観る価値はほとんどない
  ☆ :作者もろともこの世から消えてなくなれ(最低)
  なし :あえて採点せず

ストーリーは、基本的にすべて書いています。当然、ネタバレの可能性あり。

文章などの内容には、時々変更や追加が入ることがあります。

タイトル・邦題 (原題) 採点 スタッフ/キャスト 製作年/国/カラー/縦横比 視聴日 メディア 作品の分類 更新日
エル・ドラド (原題:El Dorado、舞台の町の名前) ★★☆ 監督:ハワード・ホークス 1966 米 カラー 1:1.78 2011/04/05(木) 携帯電話←HDDレコーダー(NHK-BS2) ドラマ系 2012/04/07
 ハワード・ホークス監督&ジョン・ウェイン主演による、『リオ・ブラボー』タイプの西部劇。
 男たち女たちの心意気を明るく描いた感じはコンビならではで、類似作品とは一味違う。
舞妓Haaaan!!! 2007 日(東宝) カラー 1:1.78 2011/04/05(木) 携帯電話&PC←HDDレコーダー(WOWOW) お笑い系 2012/04/07
 始まって1分も経たないうちに、この映画の作り手たちは、この企画にも、物語にも、登場人物にも、ひいては映画にも人間にも、何の愛情も嫌悪感もなく、監督っぽい仕事をして映画っぼいものを完成させて、ある程度の数の勘違いしやすい人たちに面白いと錯覚させればいいと思っている感じ。
 思い入れのない映画なんて観る価値ゼロだから、15分観て中断。
 残りは流し見で、結果的にはそれで十分だった。
17歳のカルテ 原題:Girl, Interrupted ★★☆ 1999 米 カラー 1:1.78 2011/03/02(木) 携帯電話&PC←HDDレコーダー(WOWOW) ドラマ系 2012/04/08
 キング牧師が暗殺された頃のアメリカで、高校を卒業したばかりの作家志望のウィノナ・ライダーが、精神的に不安定になって酒とアスピリンを大量服用し、精神病院に入院する話。
 彼女は本当に病気なのか?病院は理不尽に患者を退院させないのか?きちんと診察して適時退院させてくれるのか?何もかもが曖昧な状況で、登場人物たちの心の不安定さが生々しく感じ取れる繊細で微妙な芝居がすばらしい。
渚にて (原題:On the Beach) ★★☆ 監督:スタンリー・クレイマー 1959 米 モノクロ 1:2.35 2012/02/07(火) 携帯電話←HDDレコーダー(NHK-BS2) ドラマ系 2012/02/12
ストーリー 感想
 1964年、全面核戦争が起き、北半球の人類は放射能で全滅。
 浮上出来る場所を求めて南下したアメリカの原子力潜水艦はオーストラリアのメルボルンにたどり着いたが、そこも放射能の危機が迫っていた。
 ストーリーだけ見れば近未来SFっぽいけど、実質的には複数の男女カップルによるメロドラマで、過酷な状況下で愛し合う男女の結び付きをしっとりと描いているということで良い映画。
 メロドラマ狙いのせいかどうかは判らないが、美的センスの妨げになるような、平常心を失った人間の醜い言動は一切登場せず、人々はみな滅亡を前にしてその運命を受け入れ、その時が来るまでは日常通りの生活をし、最後は穏やかな薬物自殺を選択する。
 現実に人々がこのような行動をするかといえば、原発事故後のうろたえぶりを見れば全く逆で、自称正義の人がアジってつられた人たち共々エゴ丸出しで騒いだり、変な宗教やニセ科学が乱発して放射能以外の原因で先に死んだり等々、とにかく醜態をさらしまくることは確実だろう。
 そんな感じで、シミュレーション映画としては全く役に立たない純粋ファンタジー映画で、他にも全滅したサンフランシスコが単に無人になっただけのクリーンな状態で、人間はもちろん動物の死骸が1つもないのはおかしいとか、放射能汚染が広がるイメージがバッタの大群みたいで、そんな濃い塊がゆっくり動いて到達後すぐに全員死ぬなんてことはありえない等、とにかく現実に照らし合わせてはいけないタイプの映画。
 (実際に全人類が死ぬような大量の放射性物資が撒き散らされたとしても、地球上ほぼ一様に素早く広がり、それでも爆心地近くじゃない人は数年間は生きていられるだろう。)
ヒズ・ガール・フライデー (原題:His Girl Friday) ★★☆ 監督:ハワード・ホークス 1940 米 モノクロ 1:1.33 2011/02/02(木) 携帯電話←HDDレコーダー(WOWOW) ドラマ系 2012/02/05
グーグーだって猫である ★☆ 監督:犬堂一心 2008 日 カラー 1:1.85 2011/02/02(木) 携帯電話←HDDレコーダー(WOWOW) ドラマ系 2012/02/05
 上野樹里が小泉今日子演じる主人公を中心に展開するエピソードを語ったり、マーティ・フリードマンがキャンペーン映画さながらに舞台の吉祥寺について解説したりのナレーションを多用してるのだが、その結果人間どうしの距離が妙に離れた、よそよそしい感じの映画になってしまった。
 まるで、猫はそのままでも完璧に可愛いからカメラが寄っていけばいいのに、ナレーションで猫の習性を語って可愛さを言葉で理解させようとする猫映画を作っちゃった感じ。

映画のページ
    ┣ 映画の感想、スクリーン以外で視聴 2012年
    ┣ 映画の感想 2012年
    ┃
    ┣ 2012年に観た映画
    ┃
    ┗ 掲示板

メール

Copyright (C) SALVAGE, 2012, All rights reserved

Since 2012/02/05