ジィス(JIS) |
Japanese Industrial Standard |
日本工業規格の略称。工業製品の規格を標準化するために、工業標準化法によって制定された鉱工業品の規格。 |
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シェルビング・タイプ |
shelving type |
イコライザー(→イコライザー)のレベルの変化のさせ方で、フィルターの特性のひとつ。ある周波数を境に、それ以上またはそれ以下の帯域を調整する形のもの。これに対して、ある周波数帯域だけを調整する形のものをピーキング・タイプという。【参照】→ピーキング・タイプ |
図 |
シーがた(C型)コネクター |
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照明用コネクターのひとつ。A型(→A型コネクター)の改良型で安全性を高めた設計。コンセントの両極の間に突起があり、接合時に極性が固定される。C型のプラグはA型コンセントに差し込めるが、この逆はできない。現在、現場ではほとんどこのC型が使われている。定格はA型と同じく大型は60A、小型は30Aの2種類。 |
写真 |
しこうせい(指向性) |
directional characteristic |
音の到来方向によるマイクロフォンの感度の違いを指向性という。どの方向からの音も一様な感度の無指向性(→無指向性マイクロフォン)、一方向からの音に対して感度が高い単一指向性(→単一指向性マイクロフォン)、前後の二方向からの音に対して感度が高い双指向性(→双指向性)がある。この様子をいくつかの周波数について図に示したものを指向特性という。単一指向性には、いくつかの種類がある。 |
図 |
しこうとくせい(指向特性) |
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スピーカーから出た音の方向によるレベルの違いをグラフにしたものを指向特性という。音の広がり具合を示す。一般的に、再生周波数が高くなるにつれて指向性が狭くなる傾向がある。 |
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じっこうしゅつりょく(実効出力) |
root mean square power output |
RMS出力とも呼ばれる。アンプの実際の能力を表している。パワーアンプの出力に負荷(スピーカー)をつなぎ、それに連続的に供給できる出力のこと。ワット(W)で表す。【同義】→定格出力【参照】→ミュージックパワー |
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シーディー(CD)ホーン |
constant directivity horn |
定指向性ホーン(→定指向性ホーン)のこと。 |
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ジャスラック(JASRAC) |
Japan Society of Right of Aufhors and Composers |
日本音楽著作権協会のことで、通称「ジャスラック」という。協会会員の作詞、作曲など音楽作品の演奏権、録音頒布権の行使を代行、管理する機関。 |
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ジャック |
jack |
機器の入力や出力の接続端子のこと。他の機器と接続するために、コードに取り付けられたプラグを接続する差し込み口。 |
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しゅうどうざつおん(しゅう動雑音) |
slider contact noise |
ボリュームコントロールやフェーダーを動かすとガリガリという雑音が出る場合がある。この雑音をしゅう動雑音という。原因は抵抗体とスライダーの接触不良によるものと、直流電位の変動によるものとがある。【同義】→ガリ |
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しゅうはすう(周波数) |
frequency |
音に関していえば、音波が1秒間に何回振動するかを示す単位のこと。ヘルツ(Hz)で表す。1,000Hzの信号は1秒間に1,000回の振動をしていることになる。振動数が多いほど音は高くなる。【同義】→音波 |
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しゅうはすうとくせい(周波数特性) |
frequency response |
機器や回路の入力を一定にした状態で周波数を変化させたとき、出力がどのように変化するかを表したもの。縦軸に出力レベル、横軸に周波数の目盛りを取ったグラフに描いた曲線。スピーカーやマイクロフォンの周波数特性は、機械的振動と電気的信号の変換効率を周波数の変化に対して測定したもの。f特、f特性ともいう。 |
図 |
しゅうへんきき(周辺機器) |
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エコーマシンやコンプレッサーなどのエフェクター、および分岐ボックスやフェーダーユニットなど、各種付属機器の総称。 |
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しゅちょうせいしつ(主調整室) |
master control room |
放送局で番組製作をするスタジオの副調整室に対して、番組を受信者に向けて送出する部屋のことをいう。番組を時刻で切り替え、映像や音声の監視をする。略してマスターと呼ぶことが多い。 |
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しゅつりょく(出力)インピーダンス |
output impedance |
機器の出力端子から、その機器の内側をみた場合の内部インピーダンス(→インピーダンス)のこと。【参照】→入力インピーダンス |
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しゅつりょくおんあつしゅうはすうとくせい(出力音圧周波数特性) |
frequency response |
スピーカーの性能を示す最も基本的な特性で、周波数に対する音圧レベルの変化を表したもの。一般的に、1Wの正弦波を加えたとき、スピーカーの正面から1m離れた点における、周波数に対する音圧変化をグラフにしたもの。この特性で再生周波数帯域を判断できる。 |
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しゅつりょくおんあつれべる(出力音圧レベル) |
rated sensitivity |
スピーカーの能率を表す値で、出力音圧周波数特性から求める。すなわち、1Wの入力を加えたとき、スピーカーから1m離れた点で何dBの音圧レベル(0dB=0.00002Pa)が得られるかを表している。 |
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じゅんおん(純音) |
pure tone/single tone |
【同義】シングルトーン |
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しょきはんしゃおん(初期反射音) |
early reflect sound |
音源からの直接音が到達して直後に到来する反射音のこと。ほとんどの場合、天井または側壁から到来する。この初期反射音は、残響の印象や音質に大きな影響を及ぼすため、遅れ時間、到来方向、レベルなどについて建築音響の分野で多くの研究が行われている。 |
図 |
シリーズせつぞく(接続) |
series connection |
直列接続のことで、ひとつの線になるようにつなぐこと。極性のあるものは、陽極(+)と陰極(-)を交互につなぐこと。直列抵抗や直列インピーダンスは、それぞれの抵抗値を加えたものとなる。 |
図 |
シーリングスピーカー |
ceiling loudspeaker |
天井に埋め込まれたスピーカーシステム。劇場では客席天井やバルコニー下の天井にスピーカーを埋め込み、効果音の再生、残響付加、補助用SRに使用する。【参照】→ウォールスピーカー、→プロセニアムスピーカー |
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シールド |
shield |
防護用の囲いの意。電気的には遮へいの意。電波や磁気を遮へいすることにより雑音の混入を防止すること。マイクロフォンケーブルなどは、信号線を網状のシールド線を被っている。スタジオでは、外部からの電波がスタジオ機器に混入するのを防ぐために、部屋全体をシールドすることがある。 |
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しろみ(白味) |
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オープンテープの編集材料でタイミングテープ(→タイミングテープ)、リーダーテープ(→リーダーテープ)のこと。白色テープなのでこのようにいう。,時間を調節するために挿入したり、音の頭の部分に付けたり、曲と曲の間に挿入して曲の名称を書き込むなどの使用法がある。 |
写真 |
シングルトーン |
single tone |
単一周波数の正弦波のこと。音響機器の測定には、このシングルトーンがよく使われる。【同義】純音 |
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シンクロナイズド・レコーディング |
synchronized recording |
マルチトラックレコーダーを使用して、録音ヘッドと再生ヘッドの間隔による時間差が生じないように、録音ヘッドの任意のトラックを再生ヘッドに切り替えて、再生音を聞きながら別のトラックに録音すること。オーバーダビング(→オーバーダビング)ともいう。 |
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シンセサイザー |
synthesizer |
合成器の意。周波数シンセサイザーなどの測定器もあるが、一般的には電子楽器のひとつであるミュージックシンセサイザーを指す。基本的には、音の3要素を電圧の高低により変化させる方式。略してシンセという。 |
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シンセサイザードラム |
synthesizer drum |
一般のミュージックシンセサイザーはキーボードでコントロールされるのに対して、シンセサイザードラムはドラムヘッドの振動によってコントロールされる。略してシンドラ。 |
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