〜ひ〜

ピーエー(PA) public address アドレスとは演説という意。拡声装置を用いて大勢の人たちに情報を伝えることをPAという。宣伝カーや案内放送から、ホールや劇場における電気音響による音の拡大に至まで、広い意味での拡声技術のこと。【参照】→拡声 .
ピーキングタイプ peaking type イコライザーのレベル変化の形で、ある周波数帯域だけを調整する特性のもの。【参照】→シェルビングタイプ

ピークファクター peak factor 【同義】→ダイナミックマージン .
ピークレベルメーター peak level meter 入力信号の波高値を指示するメーター。打楽器など立ち上がりの速い音のとき、VUメーターでピーク値は指示されないが、ピークレベルメーターを使用するとピーク値が読め、電気的に無理のないレベルの設定ができる。正しくはピークプログラムメーターという。【参照】→VUメーター .
ビージー(BG)レベル . 台詞やナレーションが立つように、音楽や効果音をやや小さく聞かせる音量。 .
ピーシーエム(PCM) pulse code modulation 音をデジタル化する場合にさまざまな方式が考えられるが、「記録、伝送、処理」などを行う場合に最も信号の劣化が少ない方法としてPCM方式が使われる。 .
ビージーエム(BGM) background music 背景音楽のこと。
1.演劇の台詞やナレーションの背景に流し、心理描写などに用いる音楽。
2.職場などで仕事の能率を高めたり、気持ちを落ち着かせるなどの目的で用いられる音楽。
.
ヒスノイズ hiss noise 磁気録音テープを再生したときに生じる「サー」という連続的な雑音のこと。【参照】→テープヒス .
ピー・ズィ(ゼット)・エム(PZM) pressure zone microphone アメリカのクラウン社の製品名。音を反射するプレートの上に、マイクロフォンユニットを密着させて収音する方式でバウンダリーマイク(→バウンダリーマイクロフォン)の原形である。

写真
ひずみ(歪み) . アンプ、スピーカー、テープレコーダーなどに加えられた入力信号は、それらを通過することによって少しずつ変化する。これが「ひずみ」で、もとの波形に対する変化の度合いを%で表したものを「ひずみ率」という。ひずみには高調波ひずみ、混変調ひずみなどがある。

ビーティーエル(BTL) balanced transformer less 比較的低い電源電圧で、大出力のアンプを作る場合に用いられる出力回路の方式。二組の回路を互いに逆相で駆動し、それぞれの出力端子にスピーカーを接続する。ステレオアンプをBTL接続して、大出力のモノラルアンプとして使用できる機種もある。 .
ピックアップ pick up 楽器音を電気的に増幅するときに用いるもので、楽器の発音体の振動を電気信号に変えるもの。 .
ピッチシフター pitch shifter アナログのテープレコーダーは再生の時のテープ速度を変えると、音のピッチ(音程)が変化するがテンポも変化する。これをデジタル信号で処理してテンポを変えずにピッチを変換する装置がピッチシフターである。デジタルディレイの応用で、音の信号を記憶するスピードと、記憶された信号を読み出すスピードを変えることで、ピッチを変化させる。一般的にいわれているハーモナイザーは商品名。 .
ひゃくとうごう(110号)プラグ(ジャック) . 110号とは型番で、本来は電話局で用いられていたプラグ(ジャック)。音響用設備では、パッチング用(→パッチング)として使われている。110(ひゃくとう)と略して呼ぶことが多い。

写真
ピンクノイズ pink noise ホワイトノイズは高域になるほどレベルが高くなっているが、これをオクターブ単位ごとに-3dBのローパスフィルター(→ハイカット・フィルター)を通すことで、聴感上平坦にしたものがピンクノイズである。測定用信号として用いられる。【参照】→ホワイトノイズ .
ピンマイク . タイピンマイク(→タイピンマイク)のこと。ネクタイピン形のクリップに取り付けた超小型のマイクロフォン。衣服の襟やネクタイに付けて収録する。

写真