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イーエヌジー(ENG) electronic news gathering 小型テレビカメラと小型VTR、またはVTR一体型カメラによるニュースの取材方法。速報性に優れ、生中継に切り換えて放送することもある。また、1〜2名の人員で運用でき、テレビ中継車を用いないため取材費を軽減できるのが利点。ニュース以外の局外の番組制作にも使われている。 .
いかす(生かす) . 音響では、機器の電源やマイクスイッチなどを入れる、または作動させる。 .
イコライザー equalizer 等しくするという意。周波数特性を変化させて、音色を補正する回路。(EQ・イーキュウーと略)

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いそう(位相) phase 交流波形の位置を表す言葉。一周期を360度として表したとき、基準点からの位置を位相角という。同一周波数の波を合成する場合は、位相関係により合成波形は全然違った波形になる。位相が180度違った(逆相)同一波形を合成すると合成波はゼロ(信号が無くなる)となる。スピーカーを2台並べ、同じ信号を入れて鳴らす場合、同相の信号であれば互いに増強しあうが、どちらかに逆相の信号を入れると再生された音は互いに打ち消される。したがって、スピーカーを接続する場合、極性(+-)に注意する。同様に、2本以上のマイクをミキシングするときも位相関係に注意。

インターカム intercommunication system 各部署への指令、相互連絡のための通信装置。略してインカム。

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インダクションノイズ induction noise 電気(磁気)誘導雑音。モータやAC電源(→AC)、SCR(→SCRノイズ)調光器などからの磁気誘導によって生じる雑音。 .
イントレ . 照明器具、スピーカーシステム、テレビカメラ等を乗せるヤグラ、鉄塔のこと。イントレの語源は映画の題名「イントレランス」からきている。この作品の中で初めて高い撮影台を使い、画期的な大ロングショットや壮大な群衆場面の撮影に成功した。このことから、ヤグラ式撮影塔のことを「イントレ」と呼ぶようになった。

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インパルスノイズ impulse noise 衝撃電流のことで、理論的には幅がゼロで高さが無限大の波形だが、現実にはない。実際には雷、蛍光灯の点滅、自動車のプラグ、モータなどから発生する瞬間的な雑音をいう。 .
インピーダンス impedance 電気回路に交流を流したときに生じる抵抗成分。普通の抵抗と同じ単位のオーム(Ω)で表す。抵抗器は直流、交流の別なく一定の抵抗値を示す。コイルは直流をよく通し、交流に対しては周波数が高くなるにつれて抵抗分が大きくなる。コンデンサーは直流を全く通さず、交流に対しては周波数が低いほど抵抗が大きい。インピーダンスは、これらの抵抗分を合わせたもので、周波数によって値が変化する。記号は「Z」で表示。 .
インピーダンスマッチング impedance matching 機器を接続するとき送り出し側の機器の出力インピーダンス(交流を流したときに生じる抵抗成分)と、受ける側の機器の入力インピーダンスを等しくすること。マッチングをとることで、効率良く電力を伝送できる。 .
インプット input 入力の意。アンプなどの機器に電気的信号(入力信号)を送り込むこと。入力信号を受け入れるために設けられた端子のこと。【反対】→アウトプット .