雑データ集 2009/03/10 更新





国内主要映画賞

(以下を見ればわかるように、賞とかベストテンって当てにならないでしょ? 良い子は信用しないでね。)
  ★★★★ :絶対的権威の賞 (最高)
  ★★★☆ :素晴らしい賞
  ★★★ :参考にすべき賞
  ★★☆ :選考はまずまず公正。参考にしても良い
  ★★ :中間レベル
  ★☆ :選考がなんか変。参考にしなくてもいい
  ★ :選考が完全におかしい。価値はほとんどない
  ☆ :映画の敵。さっさとやめてしまえ (最低)
  なし :採点できない (最低ではない)
<注意> 記載内容の中には、結果の発信元を直接参照できずに、その転載されたものを参照している場合があり、情報の確度が低いものが含まれます。 従って、情報には間違いがあるかもしれず、間違いの責任は負いかねることをおことわりしておきます。正しい情報が必要な場合は他の情報も参照することを勧めます。


2008年度映画賞&ベストテン 2009/03/10

2008年度各映画賞主要部門受賞リスト (結果発表が新しい順番) 2009/03/08

 今年からは、それぞれの賞の結果についてコメントするのではなく、賞の選考の過程や背景についてコメントすることを目的とします。
 その理由は、今やどの映画祭についても、邦画の作品数が年間200〜400本ぐらいあると思われる状況では選者が観てなくて賞に引っかからない傑作もあるだろうし、それどころか選者にふさわしい鑑賞本数(ざっと100本以上)に達していないような選者が選んでいるという疑いもあったりするので、満足な結果など出るはずもないから。
作品賞 監督賞 主演女優賞 主演男優賞 助演女優賞 助演男優賞 新人賞 外国映画賞
東京スポーツ映画大賞
(2008/01〜2008/12公開作品対象、1/23ノミネート発表(1/24付新聞)、?/??発表(?/??付新聞)、3/22授賞式予定)

ノミネート

<ノミネート審査に参加した映画祭> @ffあおもり映画祭、あきる野映画祭、伊参(いさま)スタジオ映画祭、うえだ城下町映画祭、小田原映画祭、しまね映画祭、しものせき映画祭、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、TAMA CINEMA FORUM、とよはしまちなかスロータウン映画祭、長岡アジア映画祭、西東京市民映画祭、花の街ふかや映画祭、福井映画祭、三重映画フェスティバル 2009/02/15
歩いても 歩いても(★★★) 北野武
『アキレスと亀』(★★)
木村多江
ぐるりのこと。』(★★★☆)
本木雅弘
おくりびと』(★★)
樹木希林
歩いても 歩いても』(★★★)
山崎努
おくりびと』(★★)『クライマーズ・ハイ』
三又又三
お宮の松
アル北郷

『アキレスと亀』(★★)
ノーカントリー(★★★☆)
【ノミネート(得票数順)】
(1)『歩いても 歩いても』(★★★)

(2)『おくりびと』(★★)
(3)『アキレスと亀』(★★)
 『トウキョウソナタ』(★★★)
(5)『ぐるりのこと。』(★★★☆)
【ノミネート(得票数順)】
(1)北野武『アキレスと亀』(★★)
 若松孝二『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(★★☆)
 滝田洋二郎『おくりびと』(★★)
(4〜6)阪本順治『闇の子供たち』(★★☆)
 橋口亮輔『ぐるりのこと。』(★★★☆)
 是枝裕和『歩いても 歩いても』(★★★)
【ノミネート(得票数順)】
(1)木村多江『ぐるりのこと。』(★★★☆)
 小泉今日子『トウキョウソナタ』(★★★)『グーグーだって猫である』
(3)小池栄子『接吻』(★★★)
(4〜9)蒼井優『百万円と苦虫女』(★★★)
 永作博美『人のセックスを笑うな』(★★☆)『同窓会』『その日のまえに』(★★★☆)
 樋口可南子『アキレスと亀』(★★)
 ミムラ『落語娘』
 サチ・パーカー『西の魔女が死んだ』(★★☆)
 夏川結衣『歩いても 歩いても』(★★★)
【ノミネート(得票数順)】
(1)本木雅弘『おくりびと』(★★)
(2)堤真一『クライマーズ・ハイ』
 松山ケンイチ『デトロイト・メタル・シティ』
(4〜5)リリー・フランキー『ぐるりのこと。』(★★★☆)
 ビートたけし『アキレスと亀』(★★)
【ノミネート(得票数順)】
(1)樹木希林『歩いても 歩いても』(★★★)
(2)余貴美子『おくりびと』(★★)
(3〜8)安藤玉恵『ぐるりのこと。』(★★★☆)
 広末涼子『おくりびと』(★★)
 夏川結衣『歩いても 歩いても』(★★★)
 田畑智子『ハッピーフライト』(★★★☆)
 麻生久美子『純喫茶磯辺』(★★☆)『アキレスと亀』(★★)『たみおのしあわせ』(★★)
 YOU『歩いても 歩いても』(★★★)
【ノミネート(得票数順)】
(1)山崎努『おくりびと』(★★)『クライマーズ・ハイ』
(2)堺雅人『クライマーズ・ハイ』『アフタースクール』(★★)
 原田芳雄『歩いても 歩いても』(★★★)『たみおのしあわせ』(★★)
(4〜7)笑福亭鶴瓶『母べえ』(★★★)『奈緒子』(★★★)
 堤真一『容疑者Xの献身』
 山田辰夫『おくりびと』(★★)
 豊川悦司『犬と私の10の約束』『石内尋常高等小学校 花は散れども』(★★☆)
【ノミネート(得票数順)】
(1)長渕文音『三本木農業高校、馬術部〜盲目の馬と少女の実話〜』
(2〜5)アヤカ・ウィルソン『パコと魔法の絵本』(★★★)
 夏帆『うた魂♪』『東京少女』
 柄本時生『俺たちに明日はないッス』(★★★)
 リリー・フランキー『ぐるりのこと。』(★★★☆)
【ノミネート(得票数順)】
(1)『ラスト、コーション』(★★★)
 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(★★☆)
(3〜7)『ノーカントリー』(★★★☆)
 『ダークナイト』(★★★)
 『魔法にかけられて』
 『シークレット・サンシャイン』(★★★☆)
 『モンゴル』(★★)
 2008年度のたけし審査委員長の選考は、ノミネートで票がばらついた新人賞と、唯一最後まで観れた外国映画が『ノーカントリー』(★★★☆)だけだったという理由で選んだ外国作品賞だけがノミネートの票の結果と違っていて、それ以外はノミネートの投票を尊重して1位だったものをそのままえらんだという結果。
 こうなると、やる気が無いのかな?とも思ってしまう。

 東スポ映画大賞の特長を挙げると、
  (1)賞の権威の自画自賛ぶりと選考の実態のギャップが少ない。他の賞は選考に問題があっても公正な賞であるかのように振舞っているのに対し、東スポは独断で選んでいるということが明らか。
  (2)選考にからんでの日本映画全体に対する総評が、東スポのたけし審査委員長のそれは日本映画が抱える質的な問題をきちんと指摘しているのに対し、他の賞はそんなマイナスイメージには触れずにきれいごとで通すものが多い。
 以上のことより、東スポ映画大賞はジョークだと思ってまともに相手にしない人も多いのだが、実は特筆すべき点もある。
 というより、どの賞だって権威が本物かが怪しいわけで、それらに対しても東スポ映画大賞のように「賞に権威なんてない」という認識で接する方が正しいだろう。 2009/01/26
ブルーリボン賞(★)
(2008/01〜2008/12
公開作品対象)
2009/01/14決定
2009/01/21
『クライマーズ・ハイ』

【決選投票の相手】
アフタースクール』(★★)

【他の健闘作】
おくりびと』(★★)
闇の子供たち』(★★☆)
歩いても 歩いても』(★★★)
ぐるりのこと。』(★★★☆)
是枝裕和
歩いても 歩いても』(★★★)

【決選投票の相手】
滝田洋二郎『おくりびと』(★★)


【他の健闘候補者】
内田けんじ『アフタースクール』(★★)
木村多江
ぐるりのこと。』(★★★☆)

【決選投票の相手】
綾瀬はるか「ICHI」「ハッピーフライト」(★★★☆)
本木雅弘
おくりびと』(★★)
樹木希林
歩いても 歩いても』(★★★)

【他の健闘候補者】
余貴美子『おくりびと』(★★)
夏川結衣『歩いても 歩いても』(★★★)
上野樹里「グーグーだって猫である」
堺雅人
「クライマーズ・ハイ」『アフタースクール』(★★)
吉高由里子
『蛇にピアス』
リリー・フランキー
ぐるりのこと。』(★★★☆)
『ダークナイト』(★★★)

【決選投票の相手】
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(★★☆)

【他の健闘作】
ノーカントリー』(★★★☆)
その他のノミネート
2008/12/19決定
2009/01/18
相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』(★★)
「アキレスと亀」(★★)
明日への遺言」(★★)
母べえ』(★★★)
「ガチ☆ボーイ」
崖の上のポニョ』(★★★☆)
ザ・マジックアワー』(★★)
「チーム・バチスタの栄光」
トウキョウソナタ』(★★★)
パコと魔法の絵本』(★★★)
ハッピーフライト」(★★★☆)
「山桜」
闇の子供たち』(★★☆)
「容疑者Xの献身」
「ラストゲーム 最後の早慶戦」
「私は貝になりたい」
橋口亮輔 『ぐるりのこと。』(★★★☆)
原田眞人「クライマーズ・ハイ」
小泉今日子「グーグーだって猫である」 『トウキョウソナタ』(★★★)
永作博美『人のセックスを笑うな』(★★★)
吉永小百合『母べえ』(★★★)「まぼろしの邪馬台国」
阿部寛 『歩いても 歩いても』(★★★)
堤真一「クライマーズ・ハイ」
藤田まこと「明日への遺言」(★★)
松山ケンイチ「デトロイト・メタル・シティ」
田畑智子『アフタースクール』(★★)
松雪泰子「容疑者Xの献身」
浅野忠信『母べえ』(★★★)
佐々木蔵之介『アフタースクール』(★★)
豊川悦司『石内尋常高等小学校 花は散れども』(★★☆)
山崎努『おくりびと』(★★)
アヤカ・ウィルソン『パコと魔法の絵本』(★★★)
石橋杏奈『きみの友だち』(★★☆)
長渕文音「三本木農業高校、馬術部〜盲目の馬と少女の実話〜」
「アイアンマン」
「アース」
「アメリカン・ギャングスター」
「カンフー・パンダ」
「最高の人生の見つけ方」
「12人の怒れる男」
「JUNO/ジュノ」(★★☆)
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(★★☆)
潜水服は蝶の夢を見る」(★★)
「ダークナイト」(★★★)
つぐない」(★★☆)
トロピック・サンダー 史上最低の作戦」(★★)
フィクサー」(★★)
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
「魔法にかけられて」
ミラクル7号」(★★☆)
「4ケ月、3週と2日」
ラスト、コーション」(★★★)
「ラスベガスをぶっつぶせ」
レッドクリフ Part I」(★★)
 作品賞の決選投票の2作品を差し置いて『歩いても 歩いても』の是枝裕和が監督賞で、監督賞では有力候補でもなかったらしい原田眞人が監督した『クライマーズ・ハイ』が作品賞という、両賞があまりにもかけ離れた結果は「報知映画賞」と一緒だけど、これって不思議ですねぇ。
 『クライマーズ・ハイ』や『アフタースクール』の演出よりも『歩いても 歩いても』の演出の評価が上なのに作品の評価が下だということは、『歩いても 歩いても』は演出以外にどこか劣っていたので作品賞を獲れなかったのだろうか?
 原田眞人よりも評価の高い監督が少なくとも3人もいたのに『クライマーズ・ハイ』が作品賞を獲り、内田けんじよりも評価の高かった監督が2人もいたのに、それらを差し置いて『アフタースクール』が次点になるなんて、それら2作品は演出以外に何が決め手で高評価だったんだろう?
 後者の疑問については『クライマーズ・ハイ』の選考理由としてシネマ報知に明記されていて、「『新聞記者が選ぶにふさわしい』との意見が多数を占め、決選投票では『クライマーズ・ハイ』が圧勝」、つまり、選者が新聞記者だから記者たちが主役の映画を選んだんだって!
 
へぇー、マスメディアって仮にも公平な立場をとるものだと思っていたけど、最近はあからさまに自分勝手な主張を平気でするようになったんだ! 2009/01/21
キネマ旬報ベストテン(★★) 2008/01〜2008/12公開作品対象、2009/01/08発表) 2009/01/12
毎日映画コンクール(★☆) 2008/01〜2008/12公開作品対象、2008/12/19作品賞ノミネート発表、1/22最終発表) 2009/01/24 ノミネート 12 おくりびと(★★)

【日本映画優秀賞】
ぐるりのこと。』(★★★☆)


【その他のノミネート】
闇の子供たち』(★★☆)
接吻』(★★★)
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(★★☆)

【作品賞審査員】
淡島千景
岡本みね子
川本三郎
品田雄吉
松浦寿輝
若松孝二
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(★★☆)
小池栄子
接吻』(★★★)
阿部寛
『青い鳥』
歩いても 歩いても』(★★★)
松坂慶子
『火垂るの墓』
堺雅人
アフタースクール』(★★)、『クライマーズ・ハイ』、『ジャージの二人』(★★☆)
三浦春馬
奈緒子』(★★★)

仲里依紗
純喫茶磯辺』(★★☆)
『ダークナイト』(★★★)
 他の映画賞で作品賞と監督賞の結果が食い違いすぎるのはおかしいと書いたが、毎日映画コンクールでは部門ごとに審査員が違うので(特に作品賞だけはやけに高齢の審査員が5人だけで決めている)、毎日映画コンクールの選考がおかしいとは言えない。
 でも、やっぱり堺雅人は『ジャージの二人』では助演じゃなくて主演だぞ。 2009/01/26
日本アカデミー賞
(☆)
(2007/12/01
〜2008/11/28
公開作品対象、
2008/12/18優秀賞発表
2009/02/23最優秀賞発表)
2009/03/08
おくりびと(★★)

【優秀作品賞】
▼『母べえ』(★★★)
▼『クライマーズ・ハイ』
▼『ザ・マジックアワー』(★★)
▼『容疑者Xの献身』
滝田洋二郎
おくりびと』(★★)


【優秀監督賞】
▼中島哲也「パコと魔法の絵本」(★★★)
▼原田眞人「クライマーズ・ハイ」
▼三谷幸喜「ザ・マジックアワー」(★★)
▼山田洋次「母べえ」(★★★)
木村多江
ぐるりのこと。」(★★★☆)

【優秀主演女優賞】
▼仲間由紀恵「私は貝になりたい」
▼広末涼子「おくりびと」(★★)
▼吉永小百合「母べえ」(★★★)
▼吉永小百合「まぼろしの邪馬台国」
本木雅弘
おくりびと」(★★)


【優秀主演男優賞】
▼佐藤浩市「ザ・マジックアワー」(★★)
▼堤真一「クライマーズ・ハイ」
▼松山ケンイチ「デトロイト・メタル・シティ」
▼役所広司「パコと魔法の絵本」(★★★)
余貴美子
おくりびと」(★★)

【優秀助演女優賞】
▼樹木希林「歩いても 歩いても」(★★★)
▼壇れい「母べえ」(★★★)
▼松雪泰子「デトロイト・メタル・シティ」
▼松雪泰子「容疑者Xの献身」
山崎努
おくりびと」(★★)

【優秀助演男優賞】
▼浅野忠信「母べえ」(★★★)
▼堺雅人「クライマーズ・ハイ」
▼堤真一「容疑者Xの献身」
▼寺脇博文「相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン」(★★)
小池徹平
「ホームレス中学生」(★★★)
松田翔太
「イキガミ」
アヤカ・ウィルソン
パコと魔法の絵本」(★★★)
長渕文音
『三本木農業高校、馬術部』
福田沙紀
「櫻の園-さくらのその-」
吉高由里子
「蛇にピアス」
ダークナイト(★★★)

【優秀外国作品賞】
▼最高の人生の見つけ方
ノーカントリー(★★★☆)
ラスト、コーション(★★★)
レッドクリフ Part I(★★)
 キネ旬の12月下旬号での亀山千広×奥山和由の対談で、フジテレビの亀山氏が
「映画をヒットさせている人たちもそうでない人たちも、今の日本映画は危ないと思っている。テレビの宣伝力などを利用して映画をヒットさせる方向性がやばいところにきている。人材を育てたり、若い人に門戸を広げたり、映画監督たちとぶつかり合って映画を作っていかなければいけないと思っている。」
といった意味のことを語っていた。
 亀山氏といえば、ザックリと言えば映画の出来を良くすることによってではなく、テレビなどの宣伝力を利用したプロモーションによって大衆を動かして(=いいようにだまくらかして)ヒットを作り出してきた人。
 そんな、日本映画界で一番ウハウハで調子に乗ってもいいような人ですら、今の日本映画には危機感を感じている。
 さらに映画の将来の危機を示す客観的な数字として、映画館1館当たりの動員数が落ちているとか、若い人たちの映画離れとかが指摘されているし、違法アップロードや海賊版の問題もある。
 そんな状況だというのに…、なんだなんだ、この危機感の感じられない選考は!
 日本アカデミー賞を選んでいるのは映画産業に携わっている人たちで、日本映画の危機を一番深刻に感じなければいけない人たちのはずなのに、自分たちの商売の鍵を握っている大衆に対して、映画人からのメッセージを放つ絶好の機会であるはずの日本アカデミー賞に、何のメッセージも込めてない、何の変化の意志も示せないなんて
 この選考結果から感じられるメッセージは、2008年の日本映画は優秀作品賞などに選ばれた、既にある程度名の知れた5、6作品程度で代表されるような、こじんまりとした何の新しさも感じられないということになると思うけど、それでいいのか?
 むしろ『ぐるりのこと。』、『歩いても 歩いても』のような作品を優秀作品賞に選んで、日本映画にはまだまだ隠れた傑作があって、層が厚いことをアピールすべきではないのか?
 『ぐるりのこと。』なんか、30秒ほど映像を流すだけで、映画がテレビドラマなんかよりはるかに画面の発する力が強いことをまざまざと見せつける映画だというのに。
 新たな映画ファンの掘り起こしに真剣にならなくちゃいけないんじゃないのか?
 映画人口が減って映画産業がダメになったら、今映画で儲けて調子に乗って映画を量産しているような映画会社から真っ先に傾くことになるんだからね!
 こんな選考をこれからも続けるのなら、日本の映画人は映画産業がこのまま衰退していっても構わない、つまり自分たちの仕事が無くなって家族もろとも野垂れ死にたいってことなんだろうと思うことにします。 2009/01/01
ヨコハマ映画祭(★★) (2007/12/01〜2008/11/30公開作品対象) 2008/12/12発表 2008/12/12
個人賞の結果に対して特にコメントがないので、結果は省略。
日刊スポーツ映画大賞(★☆)(2007/12/01
〜2008/11/30
公開作品対象
2008/12/03決定)
2008/12/06
おくりびと(★★)
【石原裕次郎賞】
『クライマーズ・ハイ』
滝田洋二郎
おくりびと』(★★)
綾瀬はるか
『ICHI』『僕の彼女はサイボーグ』『ハッピーフライト』(★★★☆)
中居正広
『私は貝になりたい』
夏川結衣
歩いても 歩いても』(★★★)
堺雅人
アフタースクール』(★★)、『クライマーズ・ハイ』
夏帆
『うた魂♪』『東京少女』他
【石原裕次郎新人賞】
松田翔太
『イキガミ』他
ノーカントリー(★★★☆)
 中居正広の主演男優賞を伝える記事(www.nikkansports.com/entertainment/cinema/news/p-et-tp1-20081204-436460.html)で、『私は貝になりたい』が11月22日に公開されたばかりなのに受賞できたのは「異例」って書いているけど、これっておかしいよね?
 日刊スポーツ映画大賞が、前年12月から今年11月までの映画を対象にすると決めておきながら、その期間終了間際に公開される映画は「まず受賞されない」から、受賞されたのは「異例」だと書いたんだよね?
 ということは、公開時期によって審査が不利になったりするような不公平な賞だと自分たちで言ってるってことだよね?
 賞の決定直前に公開される映画に対して不利な賞だと自覚しているのなら、例えば賞の決定の日程を遅らせてその影響を無くしようとすればいいのに、実際には問題を自覚しながら何もしないで不公平な選考を続けているということだよね?
 でも、選考日の12月3日までに11月29日初日の映画ももらさず観るということは、一般人ならとても大変だけど、実際には選考委員のような人たちは公開日よりずっと前にタダで試写を観ることが出来るから、本当は何も問題ないはずなんだけどね。
 ということは、例えば『私は貝になりたい』を作品賞に選ぼうとしたとき、公開まもないころだと世間の評価が定まってなく、選考後に受賞作品が世間で総スカンだった場合に日刊スポーツ映画大賞が恥をかく危険性があるので、そんな公開間もない作品を賞に選べないといった及び腰の選考をしている、なぁんてことがあったりして…

 あと、たいしたことない疑問点としては「報知映画賞」と同様、映画初出演が数年前の夏帆が新人賞の対象になっていること。 2008/12/12
報知映画賞(★☆)
(2007/12/01
〜2008/11/30
公開作品対象)
2008/12/06
おくりびと(★★)

【対立候補】
  『歩いても 歩いても』(★★★)
 「クライマーズ・ハイ」
 『トウキョウソナタ』(★★★)、他
橋口亮輔
ぐるりのこと。』(★★★☆)

【対立候補】
 滝田洋二郎『おくりびと』(★★)
 黒沢清『トウキョウソナタ』(★★★)
小泉今日子
『グーグーだって猫である』『トウキョウソナタ』(★★★)

【対立候補】
 蒼井優「百万円と苦虫女」(★★★)
 吉永小百合『母べえ』(★★★)他
堤真一
『クライマーズ・ハイ』『容疑者Xの献身』

【対立候補】
 本木雅弘「おくりびと」(★★)
 藤田まこと「明日への遺言」(★★)
 香川照之『トウキョウソナタ』(★★★)
樹木希林
歩いても 歩いても』(★★★)

【対立候補】
 夏川結衣「歩いても 歩いても」(★★★)
 余貴美子「おくりびと」(★★)ほか
堺雅人
アフタースクール』(★★)、『クライマーズ・ハイ』、『ジャージの二人』(★★☆)

【対立候補】
 津川雅彦「落語娘」
 他
長渕文音
『三本木農業高校、馬術部』

【対立候補】
 綾瀬はるか「僕の彼女はサイボーグ」ほか
 吉高由里子「蛇にピアス」ほか
 リリー・フランキー「ぐるりのこと。」(★★★☆)
『ダークナイト』(★★★)

【対立候補】
 「ノーカントリー」(★★★☆)
 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(★★☆)
 ノミネート
 (上記以外)
(2008/11/12決定
、読者投票の結果を参考にして選考)
 アキレスと亀(★★)
 あの空をおぼえてる(★★★)
 アフタースクール(★★)
 母べえ(★★★)
 崖の上のポニョ(★★★☆)
 銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜
 グーグーだって猫である
 クライマーズ・ハイ
 ぐるりのこと。(★★★☆)
 ザ・マジックアワー(★★)
 『パコと魔法の絵本』(★★★)
 『ハッピーフライト』(★★★☆)
 花より男子ファイナル
 ブタがいた教室
 まぼろしの邪馬台国
 容疑者Xの献身
 私は貝になりたい
 内田けんじ「アフタースクール」(★★)
 堤幸彦「まぼろしの邪馬台国」ほか
 中島哲也『パコと魔法の絵本』(★★★)
 原田眞人「クライマーズ・ハイ」ほか
 宮崎駿『崖の上のポニョ』(★★★☆)
 矢口史靖「ハッピーフライト」(★★★☆)
 山田洋次『母べえ』(★★★)
 綾瀬はるか「ICHI」ほか
 井上真央「花より男子ファイナル」
 木村多江「ぐるりのこと。」(★★★☆)
 竹内結子「チーム・バチスタの栄光」
 田中麗奈「犬と私の10の約束」ほか
 永作博美『人のセックスを笑うな』(★★★)ほか
 仲間由紀恵「私は貝になりたい」
 阿部寛「歩いても 歩いても」(★★★)
 柄本明「石内尋常小学校 花は散れども」(★★☆)ほか
 大泉洋「アフタースクール」(★★)
 中居正広「私は貝になりたい」
 松本潤「花より男子ファイナル」ほか
 松山ケンイチ「デトロイト・メタル・シティ」ほか
 蒼井優『人のセックスを笑うな』(★★★)ほか
 上野樹里「グーグーだって猫である」ほか
 常盤貴子「アフタースクール」(★★)ほか
 広末涼子「おくりびと」(★★)
 深津絵里『ザ・マジックアワー』(★★)
 松雪泰子「容疑者Xの献身」ほか
 宮アあおい『闇の子供たち』(★★☆))ほか
 浅野忠信『母べえ』(★★★)
 小栗旬「花より男子ファイナル」
 佐々木蔵之介「アフタースクール」(★★)ほか
 笑福亭鶴瓶『母べえ』(★★★)ほか
 竹中直人「まぼろしの邪馬台国」ほか
 津川雅彦「落語娘」
 堤真一「容疑者Xの献身」
 豊川悦司「椿三十郎」ほか
 山崎努「おくりびと」(★★)ほか
 アヤカ・ウィルソン『パコと魔法の絵本』(★★★)
 石橋杏奈「きみの友だち」(★★☆)
 小池徹平「ホームレス中学生」(★★★)
 谷村美月「リアル鬼ごっこ」ほか
 福田麻由子「L change the WorLd」ほか
 山下智久「映画 クロサギ」
 アイアンマン
 イースタン・プロミス(★★☆)
 「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(★★☆)
 イントゥ・ザ・ワイルド(★★★)
 ウォンテッド(★★☆)
 奇跡のシンフォニー
 最高の人生の見つけ方
 JUNO/ジュノ(★★☆)
 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
 セックス・アンド・ ザ・シティ
 潜水服は蝶の夢を見る(★★)
 ハンコック
 P.S.アイラヴユー(★★)
 ベガスの恋に勝つルール
 魔法にかけられて
 ラスト、コーション(★★★)
 レッドクリフ Part I(★★)
 まず一番解らないのが、作品賞の有力候補でもなかったらしい『ぐるりのこと。』(★★★☆)の橋口監督がなぜ監督賞なのかということで、これほど両賞が一致しない結果って普通は考えられない
 本当は『ぐるりのこと。』が作品賞ふさわしいと思っていても賞をあげたくない(例えば、『おくりびと』(★★)のような有名作品を選んだ方が、賞に対する注目度が上がるから、とか。)という思惑が働いているのでは?と勘ぐってしまう。

 それから、去年までは行っていなかったノミネートの選考をして、その際に一般読者の投票を参考にすることで、一般人の意見をより重視するようにしたらしい。
 でも、それによって
  映画や俳優の実際の出来よりも、人気芸能人のファンの組織票を重視するようないい加減な賞だと思われる
  有名な映画がより選ばれることで、それらを実際に観て否定的に感じた人が、賞自体を否定的に思うということが多くなることが考えられる。
 そんなことなら、一般の意見を重視して有名な映画を選ぼうとするより、有名でない映画ばかりになってもいいからしっかりと選ぼうとした方がいいんじゃないの?
 誰でも知っている映画に改めてスポットを当てるより、無名な映画にスポットを当てる方が、受賞をきっかけに注目を浴びて、ひいては映画全体に対する興味を引くようになることも考えられるから、なおさら。

 あと、細かい部分では、
  『容疑者Xの献身』の堤真一は主演じゃなくて助演じゃないの?
  『ジャージの二人』の堺雅人は絶対助演じゃなくて主演。
  綾瀬はるか、吉高由里子って映画デビューは数年前だから新人賞の対象にはならないんじゃないの?
など。 2008/12/06


2008年度邦画各ベストテン (左から、基本的に結果発表が新しい順番) 2009/03/10

順位 映画芸術ベストテン(☆) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/16発表、2009/03/10 ブルーリボン賞(★☆) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/14決定、2009/01/18 キネ旬ベストテン(★★) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/08発表、2009/01/12 ヨコハマ映画祭(★★) (2007/12〜2008/11公開作品対象) 2008/12/12発表、2008/12/31 シネサルベストテン(単なる参考です) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/18
1 ノン子36歳(家事手伝い) 明日への遺言(★★)
アフタースクール(★★)
歩いても 歩いても(★★★)
おくりびと(★★)
母べえ(★★★)
崖の上のポニョ(★★★☆)
▼クライマーズ・ハイ
ぐるりのこと。(★★★☆)
トウキョウソナタ(★★★)
闇の子供たち(★★☆)
おくりびと(★★) (松竹) おくりびと(★★) 崖の上のポニョ(★★★☆)
2 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(★★☆) ぐるりのこと。(★★★☆) ぐるりのこと。(★★★☆) ぐるりのこと。(★★★☆)
3 接吻(★★★) 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(★★☆) 歩いても 歩いても(★★★) ハッピーフライト(★★★☆)
4 トウキョウソナタ(★★★) トウキョウソナタ(★★★) 闇の子供たち(★★☆) GSワンダーランド(★★★☆)
5 人のセックスを笑うな(★★☆) PASSION 歩いても 歩いても(★★★) 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(★★☆) その日のまえに(★★★☆)
6 闇の子供たち(★★☆) 接吻(★★★) トウキョウソナタ(★★★)
7 闇の子供たち(★★☆) 母べえ(★★★) (松竹) トウキョウソナタ(★★★) 歩いても 歩いても(★★★)
8 カメレオン(★☆) クライマーズ・ハイ (東映) クライマーズ・ハイ 俺たちに明日はないッス(★★★)
9 石内尋常高等小学校 花は散れども(★★☆) 接吻(★★★) きみの友だち(★★☆) 接吻(★★★)
10 きみの友だち(★★☆) アフタースクール(★★) 休暇 悪夢探偵2(★★★)
次点 百万円と苦虫女(★★★) 百万円と苦虫女(★★★) 母べえ(★★★)
ひとこと  既に何人かが2008年の映芸ベストテンの結果に対して否定的なコメントをしているのを目にした。
 その問題点は、2006年に既にコメントした通りなのだが、さらに今年行われた決定的な問題点として、ベストテンがベスト票からワースト票を引く2006年までの集計方式が、2007年にはワースト票を差し引くのをやめたのにもかかわらず、2008年に復活していて、そのように集計方式を変える理由というのが、荒井晴彦氏にとって都合のいいベストテンとワーストテンになるような集計方法を、投票が行われた後に決めていると思われること
 つまりは、実態は個人の独断で決めているベストテンで、「東スポ映画大賞」(や「シネサルベストテン」)なんてのと同じなのにもかかわらず、独断ではないように見せかけるために、多数の人間で公正なルールに則って決めた「映芸ベストテン」という体裁をとっているという、潔くないことをしているのである。
 なぜ(東スポ映画大賞のように)堂々と「独断」として出来ないのか?
 こうして、映芸ベストテンの信頼を無くするようなことは、ベストテンにランクされた作品や選考委員、そして欺かれていることになる読者に対してとても失礼だと思う。
 一番気になるのは、数十名もいる選考委員がそれぞれどう思っているのか?ということ。
 本意なのか不本意なのか?本意といいうことは、共犯者呼ばわりされても構わないということか?不本意ならば、何故選考委員であり続けるのか?ぜひとも言い分(言い訳?)を聞いてみたいもんだ。 2009/02/05作成、2009/03/10更新
 ヨコハマ映画祭と似た結果。
 コメントは洋画ベストテンに対するものと一緒。
 ベストテンに上がっている映画の特徴を挙げると
 <1>拡大公開作品(選考委員は400本近くある邦画の半分も観ているか怪しいので、メジャーな作品は押さえて、マイナーな映画はパスされやすいから、拡大公開作品が有利?)
 <2>有名監督作品(<1>と同じ理由で、有名監督作品は押さえて、そうでない監督の作品はパスされるから?)
 以上、<1><2>の特徴に合ってないのは厳密には0本で、無理に例外を選べば(9)(10)ぐらい。
 そんな理由で、作品によって有利不利のばらつきがあって、作品の出来の良し悪しだけで順位が決まってるとは言いがたいのでは?
 そうなると問題なのは、ベストテンに入ってしかるべき傑作であるにもかかわらず、選考委員が注目してなくて観ている人が少なくて、ベストテンに入れなかったという作品が11位以下にいくつかあるかもしれないこと。
 だから、ベストテンだけでなく、11位以下にも注目すべきだろう。 2009/01/12
 ずいぶん堅苦しくて重くて真面目な映画ばかりのベストテンだなぁ。
 もちろん、複数の審査員の投票を集計しただけの結果だから、誰かの特別な意図が働いているわけではなく、純粋に映画の出来不出来だけで選んだ結果だと言えることは判っているけど。
 新しい面白さを感じさせる映画が1本も入っていないなんて。
 まるで、日本料理ベストテンを選んだら、寿司、天ぷら、すき焼きみたいな、いかにもな料理が並んだようなベストテンで、それらだけで日本料理を総括できるかといえば、トン汁とかカツ丼とかカレーうどんとかポテトコロッケみたいなものだってあってこその日本料理だろうと言いたくなる。
 もしある1人の人間がこんなベストテンを選んだとしたら、その人に対して「大丈夫?映画を楽しんでる?頭固すぎない?」と思ってしまう。 2008/12/31


2008年度洋画各ベストテン (左から、基本的に結果発表が新しい順番) 2009/01/18

順位 ブルーリボン賞(★☆) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/14決定、2009/01/18 キネ旬ベストテン(★★) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/08発表、2009/01/12 シネサルベストテン(単なる参考です) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/18
1 ▼アイアンマン
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(★★☆)
▼JUNO/ジュノ(★★☆)
▼ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(★★☆)
潜水服は蝶の夢を見る(★★)
▼ダークナイト(★★★)
ノーカントリー(★★★☆)
ラスト、コーション(★★★)
▼ラスベガスをぶっつぶせ
レッドクリフ Part I(★★)
ノーカントリー(★★★☆) (米) シークレット・サンシャイン(★★★☆) (韓国)
2 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(★★☆) (米) 天安門、恋人たち(★★★☆) (中国=仏)
3 ダークナイト(★★★) (米) エグザイル/絆★★★☆) (香港)
4 イントゥ・ザ・ワイルド(★★★) (米) ラスト、コーション(★★★) (米=中国=台湾=香港) ノーカントリー(★★★☆) (米)
5 シューテム・アップ(★★★) (米)
6 イースタン・プロミス(★★☆) (加=米=英) イントゥ・ザ・ワイルド(★★★) (米)
7 その土曜日、7時58分(★★★) (米) 片腕マシンガール(★★★) (米)
8 エグザイル/絆(★★★☆) (香港) デス・レース(★★★) (米)
9 つぐない(★★☆) (英) ダークナイト(★★★) (米)
10 チェチェンへ アレクサンドラの旅 (露=仏) クローバーフィールド HAKAISHA (★★★)
次点 12人の怒れる男(★★) (露) ラスト、コーション(★★★) (米=中国=台湾=香港)
ひとこと  まあ、一言で言うとミーハーっぽい。 2009/01/18  コメントは邦画ベストテンに対するものと一緒。
 ベストテンに上がっている映画の特徴を挙げると
 <1>拡大公開作品。となると、アメリカ映画が強い。(選考委員は400本近くある邦画の半分も観ているか怪しいので、メジャーな作品は押さえて、マイナーな映画はパスされやすい、拡大公開作品が有利?)
 <2>有名監督作品(<1>と同じ理由で、有名監督作品は押さえて、そうでない監督の作品はパスされるから?)
 以上、<1><2>の特徴に合ってないのは厳密には0本で、無理に例外を選べば(8)(9)ぐらい。
 そんな理由で、作品によって有利不利のばらつきがあって、作品の出来の良し悪しだけで順位が決まってるとは言いがたいのでは?
 そうなると問題なのは、ベストテンに入ってしかるべき傑作であるにもかかわらず、選考委員が注目してなくて観ている人が少なくて、ベストテンに入れなかったという作品が11位以下にいくつかあるかもしれないこと。
 だから、ベストテンだけでなく、11位以下にも注目すべきだろう。 2009/01/12


2008年度邦画+洋画各ベストテン (左から、基本的に結果発表が新しい順番) 2009/01/24

順位 映画秘宝ベストテン(★★) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/20発表、2009/01/24
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
次点
ひとこと  結果は特にコメントすることが無いので省略。
 それぞれの選考委員の選んだ作品がバラバラなので、それらを合計して順位をつけることは意味が無いと言っていい。
 事実、各人の選考理由を読むとそれぞれ面白いのだが、ベストテンの形にすると面白くなくなる。


2008年度ワースト映画賞 (結果発表が新しい順番) 2009/01/24

第2回はくさい映画賞 (★★)
2008/01〜2008/12公開作品対象、12/23ノミネート発表、1/20「映画秘宝」誌上で発表予定 2009/01/24
最低作品賞 最低監督賞 最低主演女優賞 最低主演男優賞 最低助演女優賞 最低助演男優賞
『少林少女』

<ノミネート>
『隠し砦の三悪人』
『ICHI』
『252 生存者あり』
『まぼろしの邪馬台国』
樋口真嗣
 『隠し砦の三悪人』

<ノミネート>
堤幸彦
 『20世紀少年』
 『まぼろしの邪馬台国』
 『銀幕版スシ王子!ニューヨークへ行く』
本広克行
 『少林少女』
マキノ雅彦
 『次郎長三国志』(★)
曽利文彦
 『ICHI』
田中麗奈
 『犬と私の10の約束』
 『銀色のシーズン』
 『築地魚河岸三代目』
 『山桜』

<ノミネート>
吉永小百合
 『母べえ』(★★★)
 『まぼろしの邪馬台国』
柴咲コウ
 『少林少女』
綾瀬はるか
 『ICHI』
 『僕の彼女はサイボーグ』
 『ハッピーフライト』(★★★☆)
高山侑子
 『空へ−救いの翼』
大沢たかお
 『築地魚河岸三代目』
 『ICHI』

<ノミネート>
金城武
 『Sweet Rain死神の精度』
竹中直人
 『まぼろしの邪馬台国』
草g(なぎ)剛
 『山のあなた 徳市の恋』
長嶋一茂
 『ポストマン』
香椎由宇
 『252 生存者あり』

<ノミネート>
桜井幸子
 『252 生存者あり』
 『ラブファイト』
DJ KAORI
 『R246 Story』
福田麻由子
 『L Change the WorLd』
 『犬と私の10の約束』
真由子
 『次郎長三国志』(★)
南原清隆
 『L Change the WorLd』

<ノミネート>
堺雅人
 『クライマーズ・ハイ』
中村獅童
 『ICHI』
窪塚洋介
 『ICHI』
 『まぼろしの邪馬台国』
大沢たかお
 『ラブファイト』
 下の「蛇いちご賞」のところで書いた「ワースト賞を選定する資格」に関しては、リンク先の柳下さんのブログで公開中の映画の批判をしているのでクリア。
 さらに、あえて見るからに駄作の映画でも確認するために(仕事として)わざわざ観ているとのこと。
 私の場合、ここに出てきた作品で観たものは『次郎長三国志』(★)、『母べえ』(★★★)、『ハッピーフライト』(★★★☆)のみで、さらにお金を払ったのは『ハッピーフライト』のみ。
 つまり、観ない方がいいだろうといういやな予感がして観なかった映画でほとんど占められているわけで、この中の作品を観て「ひどかった」などといって怒っている人は、私に言わせれば「映画を語っちゃうほど通ぶっているくせに、駄作をかぎ分けることも出来ないなんて。悪いのは駄作じゃなくて本人の方。」だと思う。 2009/01/01
第5回蛇いちご賞 (☆)
(12/16発表、スポーツ報知映画担当記者(5人)選出) 2009/01/01
あまりにも賞の内容がひどいため、選ばれた人や作品に同情して、選出結果はここには載せません。
【作品賞】 【男優賞】 【女優賞】 【監督賞】
 コメントは去年と同じ。
 改めて要点を述べると、映画の悪口を言い合っているネットの掲示板を見ているのと変わらないレベルの低さ。
 それから、駄作に対しては公開が終わって数ヶ月経ってからこういうワースト映画賞を選定することより、公開中に批判的な評を書いて読者に無駄な出費をさせないことの方がはるかに重要なので、後者を実行しない限り前者を行う資格が無いと言っていい。
 その点、スポーツ報知はWebサイト内に「シネマ報知」というページを設けて、公開中の作品を記者が採点するようになったので、ぜひとも蛇いちご賞なんかより、そのレビューを充実させてそこで忌憚無く駄作を批判することに力を入れて欲しい。 2009/01/01


2008年度邦画各ワーストテン (左から、基本的に結果発表が新しい順番) 2009/02/05

順位 映画芸術ワーストテン(☆) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/16発表、2009/02/05
1 おくりびと(★★) (松竹)
2 少林少女 (東宝)
3 ザ・マジックアワー(★★) (東宝) 私は貝になりたい (東宝)
4
5 トウキョウソナタ(★★★)
6 アキレスと亀(★★) 七夜待(★★)
7
8 歩いても 歩いても(★★★) クライマーズ・ハイ (東映)
9
10 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(★★☆)
次点
ひとこと  映芸ベストテンでコメントした理由で、ワーストテンも合わせてもうやめちゃった方がいいと思う。
 誰のためにも良くないというのもさることながら、何より恥をさらしているだけの荒井氏にとって良くないから。
 でも、このワーストテンの結果については、これはこれで意義があると思う。
 「ワーストテンは『駄作ランキング』であるべきで、その点では(誰もほめている人がいない)『少林少女』のワーストテン入りは妥当だが、大半の作品が他のベストテンにランクインされている作品なのは、『やっかみ』『へそまがり』でしかなく、おかしい。」と思っている人もいるだろう。
 でも、『少林少女』のように駄作として評価が定まっているような作品を並べて改めてワーストテンを選んだところで(評判が悪い映画は観に行く人が少ないこともあるので)ほとんど何の意味もなく、それよりは世評で高評価な作品に異議を唱えるようなワーストテンの方が意味があると思う。
 例えば、絶賛一色のような『おくりびと』は、私の感想でも述べているように、死が身近だったかつての日本では納棺は近親者自ら行っていたことで、納棺師がそれをするというのは死を忌み嫌った結果他人にやらせるようになったからだと言っている人もいるし、あれは(供養というより)「芸能」だと言っている人もいるのである。 2009/02/05


2008年度邦画+洋画各ワーストテン (左から、基本的に結果発表が新しい順番) 2009/01/24

順位 映画秘宝トホホテン(★★) (2008/01〜2008/12公開作品対象) 2009/01/20発表、2009/01/24
1 少林少女
2
3
4
5
6
7
8
9
10
次点
ひとこと  コメントはほとんどベストテンと同じで、結果は特にコメントすることが無いので一部を除いて省略。
 それぞれの選考委員の選んだ作品がバラバラなので、それらを合計して順位をつけることは意味が無いと言っていい。
 さらに、選考理由を見ると、単純にひどいと思った映画を選んだ人や、叱咤激励する意味で惜しい作品を選んだ人もいたりで、基準がバラバラだから尚更。
 事実、各人の選考理由を読むとそれぞれ面白いのが、ワーストテンの形にすると面白くなくなる。



2007年度映画賞&ベストテン 2008/02/28

2007年度各映画賞主要部門受賞リスト (結果発表が新しい順番) 2008/02/16

作品賞 監督賞 主演女優賞 主演男優賞 助演女優賞 助演男優賞 新人賞 外国映画賞
日本アカデミー賞
(2006/12/02
〜2006/11/30
公開作品対象)
2008/02/16
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

(優秀作品賞)
▼『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼『キサラギ』
▼『それでもボクはやってない』
▼『眉山』
松岡錠司
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

(優秀監督賞)
▼犬童一心
『眉山』
▼佐藤祐市
『キサラギ』
▼周防正行
『それでもボクはやってない』
▼山崎貴
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
樹木希林
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

(優秀主演女優賞)
▼寺島しのぶ
『愛の流刑地』
▼中谷美紀
『自虐の詩』
▼仲間由紀恵
『大奥』
▼宮沢りえ
『オリヲン座からの招待状』
吉岡秀隆
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

(優秀主演男優賞)
▼阿部サダヲ
『舞妓Haaaan!!!』
▼オダギリジョー
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼加瀬亮
『それでもボクはやってない』
▼役所広司
『象の背中』
もたいまさこ
『それでもボクはやってない』

(優秀監助演女優賞)
▼堀北真希
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼松たか子
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼宮本信子
『眉山』
▼薬師丸ひろ子
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
小林薫
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

(優秀助演男優賞)
▼柄本明
『やじきた道中 てれすこ』
▼香川照之
『キサラギ』
▼堤真一
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼堤真一
『舞妓Haaaan!!!』
ウエンツ瑛士
『ゲゲゲの鬼太郎』
林遣都
『バッテリー』
三浦春馬
『恋空』
新垣結衣
『恋空』
内田也哉子
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
夏帆
天然コケッコー
北乃きい
幸福な食卓
『硫黄島からの手紙』

(優秀外国作品賞)
▼『ドリームガールズ』
▼『バベル』
▼『ヘアスプレー』
▼『ボーン・アルティメイタム』
ブルーリボン賞
(2007/01〜2007/12公開作品対象) 2008/01/27
『キサラギ』 周防正行
『それでもボクはやってない』
麻生久美子
『夕凪の街 桜の国』
加瀬亮
『それでもボクはやってない』
永作博美
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
三浦友和
転々
『松ヶ根乱射事件』
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
新垣結衣
『恋するマドリ』
『ワルボロ』
『恋空』
『ドリームガールズ』
東スポ映画大賞
(2007/01〜2007/12公開作品対象) 2006/01/27
該当なし 周防正行
『それでもボクはやってない』
風吹ジュン
魂萌え!
オダギリジョー
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
加藤治子
魂萌え!
正名僕蔵
『それでもボクはやってない』
北乃きい
幸福な食卓
『ドリームガールズ』
毎日映画コンクール
(2007/01〜2007/12公開作品対象) 2008/01/19
『それでもボクはやってない』

【日本映画優秀賞】天然コケッコー
周防正行
『それでもボクはやってない』
麻生久美子
『夕凪の街 桜の国』
国分太一
しゃべれども しゃべれども
高橋恵子
『ふみ子の海』
松重豊
しゃべれども しゃべれども
成海璃子
『あしたの私のつくり方』
『神童』

松田翔太
『ワルボロ』
長江哀歌
キネ旬ベストテン
(2007/01〜2007/12公開作品対象) 2008/01/12
『それでもボクはやってない』 周防正行
『それでもボクはやってない』
竹内結子
『サイドカーに犬』
『クローズド・ノート』
『ミッドナイトイーグル』
加瀬亮
『それでもボクはやってない』
『オリヲン座からの招待状』
永作博美
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
三浦友和
転々
『松ヶ根乱射事件』
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
蓮佛美沙子
転校生 さよならあなた
『バッテリー』

林遣都
『バッテリー』
長江哀歌
ヨコハマ映画祭
(2006/12〜2007/11公開作品対象) 2007/12/16
『それでもボクはやってない』 周防正行
『それでもボクはやってない』
佐藤江梨子
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
加瀬亮
『それでもボクはやってない』
永作博美
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
永瀬正敏
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
新垣結衣
『ワルボロ』
『恋空』

夏帆
天然コケッコー
北乃きい
幸福な食卓
-
日刊スポーツ映画大賞
(2006/12〜2007/11公開作品対象) 2007/12/14
『それでもボクはやってない』 周防正行
『それでもボクはやってない』
竹内結子
『サイドカーに犬』
木村拓哉
『武士の一分』
樹木希林
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
笹野高史
『武士の一分』
新垣結衣
『ワルボロ』
『恋空』
『硫黄島からの手紙』
 採点:★
<ひとこと>  新垣結衣の対象作品から『恋するマドリ』だけが外れているのはなぜだろう? 日本アカデミー賞のように、作品差別でもあるのだろうか?
 全体的に面白くもない結果なのは、審査員がおざなりで今の邦画の状況に対する目的意識もなしに選んでいるからだろうか?
 『武士の一分』を多く選んでいるのが公正な審査によるものだとしても、このように何のメッセージも発していない賞でしかないのなら、やめちゃった方がいいと思うけど。
 それとも2007年度は不作で、誰がどう選んでもこんな印象の結果になるのだろうか? 2007/12/16
第32回報知映画賞
(2006/12〜2007/11公開作品対象、11/27発表、12/17表彰) 2007/11/29
『それでもボクはやってない』 山下敦弘
天然コケッコー
『松ヶ根乱射事件』
麻生久美子
『夕凪の街 桜の国』
加瀬亮
『それでもボクはやってない』
永作博美
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
伊東四朗
しゃべれども しゃべれども
『舞妓Haaaan!!!』
夏帆
天然コケッコー
『今宵、フィッツジェラルド劇場で』
 採点:★☆
<ひとこと> 未見が多い(『それでもボクは…』は観たかった)のと、全体的にずば抜けた人がいなかったので、コメントといえば、助女、助男、新人の結果に関しては正直「それでいいのか?でも、対抗馬が弱いからしょうがないかもなぁ…。」という気持ち。 2007/11/29
シネマ・サルベージ賞
(単なる参考です)
(2007/01〜2007/12公開作品対象)
2008/01/19
監督・ばんざい! 山下敦弘
天然コケッコー
竹内結子
『サイドカーに犬』
廣末哲万
14歳
つぐみ
エクステ
小林薫
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
山入端佳美
『恋しくて』
インランド・エンパイア
<ひとこと> (今月あたりから「報知映画賞」を皮切りに発表される映画賞の数々を、勝手に一方的にけん制する意味で、早々と決めてしまいました。といっても、まだ暫定もいいところだけど。)
 ベストテン同様、個人賞も2007年はダントツで抜きんでた人がいなかったので、決めるのが大変。自信が無いので、思い直して変えるかも。 2007/11/28


2007年度映画賞、上記以外 (結果発表が新しい順番) 2008/02/16

第17回 東京スポーツ映画大賞
(2007/01〜2007/12公開作品対象、1/??ノミネート決定、1/10新聞ノミネート発表、1/20決定、1/21付新聞発表、3/02授賞式予定)
<審査に参加した映画祭> あおもり映画祭、あきる野映画祭、伊参(いさま)スタジオ映画祭、うえだ城下町映画祭、小田原映画祭、しまね映画祭、しものせき映画祭、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、TAMA CINEMA FORUM長岡アジア映画祭、西東京市民映画祭、函館港イルミナシオン映画祭、花の街ふかや映画祭、福井映画祭、三重映画フェスティバル 2008/01/27
【特別作品賞(珍作・迷作に贈られる)】『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』『監督・ばんざい!』【監督・ばんざい!賞】ビートたけし、石橋冠「点と線」(テレビ朝日)
<第8回ビートたけしのエンターテインメント賞> 【話題賞】松本人志【日本芸能大賞】タカアンドトシ、柳原可奈子、楳図かずお、ムーディ勝山【主演AV女優賞】該当なし【主演AV男優賞】該当なし【タイトル賞】該当なし【特別賞】湯木佐和子(船場吉兆社長)、姫井由美子(参議院議員)【カムバック賞】長井秀和
作品賞ノミネート 監督賞ノミネート 主演女優賞ノミネート 主演男優賞ノミネート 助演女優ノミネート 助演男優賞ノミネート 新人賞ノミネート 外国作品賞ノミネート
▼『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼『サッド ヴァケイション』
▼『それでもボクはやってない』
▼『天然コケッコー』
▼『夕凪の街 桜の国』
▼大林宣彦
『転校生 さよならあなた』
『22才の別れ』
▼北野武
『監督・ばんざい!』
▼佐々部清
『夕凪の街 桜の国』
▼周防正行
『それでもボクはやってない』
▼山下敦弘
『松ヶ根乱射事件』
『天然コケッコー』
▼内田有紀
『クワイエットルームにようこそ』
▼樹木希林
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
▼佐藤江梨子
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
▼竹内結子
『サイドカーに犬』
▼風吹ジュン
『魂萌え!』
▼オダギリジョー
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
▼加瀬亮
『それでもボクはやってない』
▼国分太一
『しゃべれども しゃべれども』
▼ビートたけし
『監督・ばんざい!』
▼役所広司
『象の背中』
『叫』
▼永作博美
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
▼三田佳子
『魂萌え!』
『幽閉者』
▼もたいまさこ
『それでもボクはやってない』
『めがね』
▼桃井かおり
『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』
▼薬師丸ひろ子『
バブルでGO!』
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼伊東四朗
『しゃべれども しゃべれども』
▼柄本明
『やじきた道中 てれすこ』
▼松重豊
『しゃべれども しゃべれども』
『やじきた道中 てれすこ』
▼三浦友和
『転々』
▼光石研
『それでもボクはやってない』
『サッド ヴァケイション』
『めがね』
▼新垣結衣
『恋空』
『恋するマドリ』
▼内田也哉子
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
▼夏帆
『天然コケッコー』
▼北乃きい
『幸福の食卓』
▼林遣都
『バッテリー』
▼『長江哀歌』
▼『ドリームガールズ』
▼『不都合な真実』
▼『バベル』
▼『善き人のためのソナタ』
第62回 毎日映画コンクール
(2007/01〜2007/12公開作品対象、12/25作品賞候補発表、1/17発表、2/表彰式) 2008/01/19
【日本映画大賞候補作品】『しゃべれども しゃべれども』『サッド ヴァケイション』『それでもボクはやってない』『天然コケッコー』『夕凪の街 桜の国』【脚本賞】渡辺あや天然コケッコー』【撮影賞】中野英世『殯の森』【美術賞】佐々木尚スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』【音楽賞】レイ・ハラカミ天然コケッコー』【録音賞】小松将人しゃべれども しゃべれども』【技術賞】北村道子スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ=衣装』【ドキュメンタリー映画賞】『バックドロップ クルディスタン』【アニメーション映画賞】河童のクゥと夏休み【大藤信郎賞】『カフカ 田舎医者』【YSUTAYA映画ファン賞日本映画部門】『恋空』【同外国映画部門】『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』【特別賞】故・熊井啓、故・犬塚稔
第81回 キネマ旬報ベストテン
(2007/01〜2007/12公開作品対象、1/10発表、2/05表彰式予定) 2008/01/12
【日本映画脚本賞】周防正行『それでもボクはやってない』【外国映画監督賞】ジャ・ジャンクー長江哀歌』【文化映画作品賞】『ひめゆり』【文化映画ベスト・テン】2位「やーさん ひーさん しからーさん ―集団疎開学童の証言―」、3位「未来世紀ニシナリ」、4位「いのち耕す人々」、5位「終りよければすべてよし」、5位「出草之歌 台湾原住民の吶喊 背山一戦」、7位「有明海に生きて 100人に聞く、海と漁と歴史の証言」、7位「カフカ 田舎医者」、9位「花の夢 ―ある中国残留婦人―」、10位「靖国」
第50回 ブルーリボン賞
(2007/01〜2007/12公開作品対象、/ノミネート決定、1/22発表、2/12表彰式) 東京映画記者会(在京スポーツ新聞7紙の映画担当記者で構成) 2008/01/27
【特別賞】故 植木等
作品賞ノミネート 監督賞ノミネート 主演女優賞ノミネート 主演男優賞ノミネート 助演女優ノミネート 助演男優賞ノミネート 新人賞ノミネート 外国作品賞ノミネート
▼『アヒルと鴨のコインロッカー』
▼『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼『キサラギ』
▼『クローズZERO』
▼『クワイエットルームにようこそ』
▼『サイドカーに犬』
▼『さくらん』
▼『しゃべれども しゃべれども
▼『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ
▼『それでもボクはやってない』
▼『魂萌え!
▼『天然コケッコー
▼『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼『バッテリー』
▼『眉山−びざん−』
▼『HERO』
▼『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
▼『包帯クラブ』
▼『舞妓Haaaan!!!』
▼『めがね』
▼『夕凪の街 桜の国』
▼佐藤祐市
『キサラギ』
▼周防正行
『それでもボクはやってない』
▼堤幸彦
『包帯クラブ』
▼三池崇史
スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ
▼山下敦弘
『松ケ根乱射事件』
天然コケッコー
▼麻生久美子
『夕凪の街 桜の国』
▼内田有紀
『クワイエットルームにようこそ』
▼佐藤江梨子
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
▼沢尻エリカ
『クローズド・ノート』
▼竹内結子
『サイドカーに犬』
▼阿部サダヲ
『舞妓Haaaan!!!』
▼小栗旬
『クローズZERO』
▼オダギリジョー
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼加瀬亮
『それでもボクはやってない』
▼国分太一
しゃべれども しゃべれども
▼蒼井優
『クワイエットルームにようこそ』
▼樹木希林
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼佐津川愛美
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
▼永作博美
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
▼宮本信子
『眉山−びざん−』
▼もたいまさこ
『めがね』
▼伊東四朗
しゃべれども しゃべれども
『舞妓Haaaan!!!』
▼香川照之
『キサラギ』
▼三浦友和
『松ケ根乱射事件』
▼光石研
『めがね』
▼山田孝之
『クローズZERO』
▼新垣結衣
『恋空』
▼夏帆
天然コケッコー
▼北乃きい
幸福な食卓
▼佐津川愛美
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
▼林遣都
『バッテリー』
▼『アポカリプト』
▼『クィーン』
▼『グッド・シェパード』
▼『再会の街で』
▼『シッコ』
▼『世界最速のインディアン』
▼『ダイ・ハード4.0』
▼『長江哀歌
▼『ディパーテッド』
▼『トランスフォーマー』
▼『ドリームガールズ』
▼『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
▼『バベル』
▼『パンズ・ラビリンス』
▼『ブラックブック』
▼『ブラッド・ダイヤモンド』
▼『ヘアスプレー』
▼『ボルベール<帰郷>
▼『ボーン・アルティメイタム』
▼『ラストキング・オブ・スコットランド』
▼『レミーのおいしいレストラン』
第31回 日本アカデミー賞
(2006/12/02〜2007/11/30公開作品対象、12/18優秀賞発表、2/15授賞式) 2008/02/16
優秀脚本賞 優秀音楽賞 優秀撮影賞 優秀照明賞 優秀美術賞 優秀録音賞 優秀編集賞 優秀アニメーション作品賞
【最優秀脚本賞】
松尾スズキ
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

▼宮藤官九郎
『舞妓Haaaan!!!』
▼古沢良太
『キサラギ』
▼周防正行
『それでもボクはやってない』
▼山崎貴・古沢良太
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼佐藤直紀
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼柴崎幸三
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼水野研一
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼上條安里
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
【最優秀録音賞】
鶴巻仁

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
▼宮島竜治
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
【最優秀アニメーション作品賞】
『鉄コン筋クリート』

▼『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版‥序』
▼『河童とクゥと夏休み』
▼『ピアノの森』
▼『名探偵コナン 紺碧(こんぺき)の棺(ジョリー・ロジャー)』
▼周防義和
『それでもボクはやってない』
▼栢野直樹
『それでもボクはやってない』
▼長田達也
『それでもボクはやってない』
【最優秀美術賞】
部谷京子
『それでもボクはやってない』
▼阿部茂・郡弘道・米山靖
『それでもボクはやってない』
【最優秀編集賞】
菊池純一
『それでもボクはやってない』
▼上田禎
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼笠松則通
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼水野研一
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼原田満生
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼柿澤潔
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
▼普嶋信一
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
【最優秀音楽賞】
大島ミチル
『眉山』
【最優秀撮影賞】
蔦井孝洋
『眉山』
【最優秀照明賞】
疋田ヨシタケ
『眉山』
▼志満順一
『眉山』
▼上野聡一
『眉山』
▼木村大作
『憑神』
▼杉本崇
『憑神』
▼松陰信彦
『憑神』
▼椎名林檎
『さくらん』
▼岩城南海子
『さくらん』
▼吉田孝
『大奥』
▼平澤政吾
『舞妓Haaaan!!!』
【会長特別賞】故 植木等(俳優)、故 熊井啓(監督)【協会特別賞】柴崎憲治(音響効果)【話題賞 俳優部門】新垣結衣【俳優賞 作品部門】『キサラギ』
第29回 ヨコハマ映画祭
(2006/12〜2007/11公開作品対象、12/14発表) 2007/12/16
【新人監督賞】吉田大八腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』【脚本賞】奥寺佐渡子しゃべれども しゃべれども』『怪談』【撮影賞】阿藤正一腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』【特別大賞】藤村志保
第20回 日刊スポーツ映画大賞
(2006/12〜2007/11公開作品対象、12/04発表、12/28表彰) 2007/12/14
【石原裕次郎賞】『武士の一分』【石原裕次郎新人賞】該当者なし


2007年度邦画各ベストテン (左から、基本的に結果発表が新しい順番) 2008/02/06


映画芸術ベストテン
(2007/01〜2007/12公開作品対象、1/15発表) 2008/02/06
ブルーリボン賞
(2007/01〜2007/12公開作品対象) 2008/01/27
キネ旬ベスト・テン
(2007/01〜2007/12公開作品対象) 2008/02/06

キネ旬読者のベスト・テン
(2007/01〜2007/12公開作品対象、2/05発表) 2008/02/06
得点 ヨコハマ映画祭
(2006/12〜2007/11公開作品対象) 2007/12/16
第50回朝日ベストテン
(2006/12〜2007/12前半公開作品対象、12/12発表) 2007/12/17
シネサルベストテン
(暫定)(単なる参考です) (2007/01〜2007/12公開作品対象) 2007/11/28
1 サッド ヴァケイション ▼アヒルと鴨のコインロッカー
▼キサラギ
▼しゃべれども しゃべれども
▼それでもボクはやってない
▼天然コケッコー
▼包帯クラブ
▼腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
▼舞妓Haaaan!!!
▼めがね
▼夕凪の街 桜の国
それでもボクはやってない 323 それでもボクはやってない 15065 それでもボクはやってない 天然コケッコー 監督・ばんざい!
2 それでもボクはやってない 天然コケッコー 172 天然コケッコー 11019 天然コケッコー 河童のクゥと夏休み 14歳
3 天然コケッコー しゃべれども しゃべれども 153 キサラギ 9247 しゃべれども しゃべれども それでもボクはやってない 天然コケッコー
4 魂萌え! サッド ヴァケイション 146 夕凪の街 桜の国 8953 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 松ヶ根乱射事件 転校生 さよならあなた
5 松ヶ根乱射事件 河童のクゥと夏休み 125 ALWAYS 続・三丁目の夕日 7805 河童のクゥと夏休み 市川崑物語 恋しくて
6 サイドカーに犬 118 しゃべれども しゃべれども 6720 魂萌え! サイドカーに犬 しゃべれども しゃべれども
7 しゃべれども しゃべれども 松ヶ根乱射事件 108 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 5677 サイドカーに犬 サッド ヴァケイション エクステ
8 サイドカーに犬 魂萌え! 106 河童のクゥと夏休み 4550 人が人を愛することのどうしようもなさ 転々 僕は妹に恋をする
9 国道20号線 夕凪の街 桜の国 103 サイドカーに犬 3906 自虐の詩 赤い文化住宅の初子 サイドカーに犬
10 ジャーマン+雨 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 93 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 3535 夕凪の街 桜の国 人が人を愛することのどうしようもなさ 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

愛の予感 90 サッド ヴァケイション 3444 スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ クワイエットルームにようこそ しゃべれども しゃべれども パッチギ! LOVE&PEACE
ひとこと <ひとこと> (映画ベストテンの数々を、勝手に一方的にけん制する意味で、早々と決めてしまいました。といっても、まだ暫定もいいところだけど。)
 2007年はハズレに当たることも少なく平均的に良かったと思うが、文句なくいいと思ったものもなく、ベストテンはまあまあ良かったものが順不同で並んでいる感じ。
 『監督・ばんざい!』については、これは「A級人間」「A級映画」のうそ臭い品行方正ぶりが大嫌いで、自ら「B級人間」を名乗ることを誇りにしている人のための映画で、当然(自称)A級人間の(うそ臭い)人たちには理解すらできないだろう。
 だからB級らしくベストテンの下位がしっくりくるはずなのだが、上位に来ちゃってることが今年の不作ぶりを象徴しているかも。
 未見の作品で気になるのはなんといっても『それでもボクはやってない』で、なんとか今年中に観るように努力しようかな? 2007/12/14


2007年度洋画各ベストテン (左から、基本的に結果発表が新しい順番) 2008/02/06


ブルーリボン賞
(2007/01〜2007/12公開作品対象) 2008/01/27
キネ旬ベスト・テン
(2007/01〜2007/12公開作品対象) 2008/02/06

キネ旬読者のベストテン
(2007/01〜2007/12公開作品対象、2/05発表) 2008/02/26
得点 第50回朝日ベストテン
(2006/12〜2007/12前半公開作品対象、12/12発表) 2007/12/17
シネサルベストテン
(単なる参考です) (2007/01〜2007/12公開作品対象) 2007/11/28
1

▼クィーン
▼グッド・シェパード
▼シッコ
▼ディパーテッド
▼ドリームガールズ
▼バベル
▼ブラッド・ダイヤモンド
▼ヘアスプレー
▼ボルベール<帰郷>
▼ボーン・アルティメイタム

長江哀歌 168 善き人のためのソナタ 10766 長江哀歌 インランド・エンパイア
2 善き人のためのソナタ 141 バベル 9021 孔雀 我が家の風景 マリー・アントワネット
3 今宵、フィッツジェラルド劇場で 128 パンズ・ラビリンス 7741 ゾディアック デス・プルーフ in グラインドハウス
4 クィーン 98 ドリームガールズ 6601 パンズ・ラビリンス ブレイブ ワン
5 バベル 91 ボルベール<帰郷> 6029 善き人のためのソナタ 善き人のためのソナタ
6 やわらかい手 88 クィーン 5040 ボーン・アルティメイタム バベル
7 ドリームガールズ 83 ヘアスプレー 4715 呉清源 極みの棋譜 パンズ・ラビリンス
8 ボルベール<帰郷> 81 ボーン・アルティメイタム 4617 バベル プロジェクトBB
9 ゾディアック 71 世界最速のインディアン 4062 ドリームガールズ 不完全なふたり
10 パンズ・ラビリンス 64 ブラックブック 3966 デス・プルーフ in グラインドハウス 守護神

デス・プルーフ in グラインドハウス 63 ブラッド・ダイヤモンド 3493 シッコ
その他
ひとこと <ひとこと> (映画ベストテンの数々を、勝手に一方的にけん制する意味で、早々と決めてしまいました。といっても、まだ暫定もいいところだけど。)
 2007年は洋画も邦画と同様、文句なくいいと思ったものもなく、ベストテンはまあまあ良かったものが順不同で並んでいる感じ。
 洋画も邦画と同様、『インランド・エンパイア』なんてベストテンの下位にある方がしっくりくる作品が、上位にきてしまっていることがなんか気持ち悪い。 2007/12/14


2007年度邦画&洋画ベストテン 2007/01/22

順位 シネサルベストテン
(単なる参考です)(2007/01〜2007/12公開作品対象) //
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
次点


2007年度ワースト映画賞 (結果発表が新しい順番) 2008/01/10

第1回はくさい映画賞
2007/01〜2007/12公開作品対象、1/21「映画秘宝」誌上で発表 2008/01/10
最低作品賞 最低監督賞 最低主演女優賞 最低主演男優賞 最低助演女優賞 最低助演男優賞

<ノミネート>
▼『大日本人』
▼『ミッドナイト イーグル』
▼『どろろ』
▼『恋空』
▼『ラストラブ』

<ノミネート>
▼原田眞人
『伝染歌』
『魍魎の匣』
▼行定勲
『遠くの空に消えた』
『クローズド・ノート』
▼塩田明彦
『どろろ』
▼グ・スーヨン
『THE 焼肉 MOVIE プルコギ』
▼北野武
『監督・ばんざい!』

<ノミネート>
▼伊東美咲
『ラストラブ』
『Life〜天国で君に逢えたら』
▼竹内結子
『ミッドナイト イーグル』
『クローズド・ノート』
『サイドカーに犬』
▼柴咲コウ
『どろろ』
『舞妓Haaaan!!!』
▼黒木瞳
『怪談』
『魍魎の匣』
▼安藤サクラ
『風の外側』

<ノミネート>
▼大沢たかお
『ミッドナイト イーグル』
『Life〜天国で君に逢えたら』
▼田村正和
『ラストラブ』
▼織田裕二
『椿三十郎』
▼堤真一
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
『魍魎の匣』
▼松田龍平
『THE 焼肉 MOVIE プルコギ』
『伝染歌』

<ノミネート>
▼もたいまさこ
『めがね』
▼木村佳乃
スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ
『伝染歌』
▼桃井かおり
スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ
▼長谷川京子
『愛の流刑地』
▼鈴木杏
『監督・ばんざい!』
『椿三十郎』

<ノミネート>
▼高橋ジョージ
『恋空』
▼石黒賢
『未来予想図』
『ミッドナイト イーグル』
▼伊勢谷友介
『伝染歌』
スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ
▼チャン・チェン
『遠くの空に消えた』
▼津川雅彦
『蒼き狼 地果て海尽きるまで』
第4回蛇いちご賞
(11/13発表、スポーツ報知映画担当記者(5人)選出) 2007/12/16
あまりにも賞の内容がひどいため、選ばれた人や作品に肩入れして、選出結果はここには載せません。
【作品賞】 【男優賞】 【女優賞】 【新人賞】 【監督賞】 【特別賞】
 採点:☆
<ひとこと> 名前からして「ゴールデンラズベリー賞」にあやかっているという安直さで、しかもラズベリーの直訳の「文春きいちご賞」の二番煎じで「蛇いちご」だから、ますますもって恥ずかしい。
 そんな安いネーミングをしてまでこんな賞(ていうか、実際は記者5人の雑談でしかない)の企画を4回も続けているということは、よっぽど映画の悪口を言って自分が偉くなった気になりたいのだろう。
 こういうワーストの賞って、例えば「駄作撲滅」とか「駄作に携わった人々への叱咤激励」といった公的な意義があって初めて「批判」といえるのであって、それがなければ単なる「悪口」でしかないのだが、この賞は"http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20071116-OHT1T00177.htm"にあるようにまさに「悪口」、しかもそこいらの映画愛に欠けたエセ映画ファン程度で、マスメディアに乗せてお金を取れるもんじゃない。
 しかも、"http://hochi.yomiuri.co.jp/column/enta/news/20071113-OHT1T00186.htm"には、いかにも「駄作を仕事で見せられる記者は被害者」みたいな感じで書いているが、それなら被害の広がりを食い止めるために、「この映画は観ない方がいいですよ」って記事を「公開中に」書くことがマスメディアとしての大衆に対する誠意ある態度だと思うけど、そんなことしてるようには見えないぞ。
 知らせるべき事実を隠しているんだったら、映画の観客にしてみれば駄作映画関係者と同罪じゃん。
 しかも、「ただで試写を見せてもらっている手前」なのか、「公開中ではなく数ヶ月後の安全期間に入ってから」、「匿名で」悪口を言うなんて卑怯者もいいところで、直接批判の矢面に立たされる映画関係者よりもむしろ罪深いだろう。
 まさに、日本の芸能には何も貢献せずに食い物にしかしていない、日本の芸能メディアの最低ぶりを象徴するようなだろう。 2007/12/16


2007年度邦画各ワーストテン 2008/02/06


映画芸術ワーストテン
(2007/01〜2007/12公開作品対象、1/15発表) 2008/02/06
シネサルワーストテン
(単なる参考です)
(2007/01〜2007/12公開作品対象)
//
1 大日本人
2 俺は、君のためにこそ死ににいく
3 監督・ばんざい!
4 恋空
5 さくらん
6 オリヲン座からの招待状
7 スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
8 遠くの空に消えた どろろ
9
10 蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜
次点
ひとこと


2007年度邦画&洋画ワーストテン 2008/02/28

順位 第4回文春きいちご賞
(2007/01〜2007/12公開作品対象、2/21発表) 2008/02/28
1 蒼き狼
2 恋空
3 ラストラブ
4 愛の流刑地
5 監督・ばんざい!
6 どろろ
7 西遊記
8 俺は、君のためにこそ死ににいく HERO
10 インランド・エンパイア 殯の森
次点
ひとこと



2006年度映画賞&ベストテン 2007/03/30

2006年度各映画賞主要部門受賞リスト (結果発表が新しい順番) 2007/03/30

作品賞 監督賞 主演女優賞 主演男優賞 助演女優賞 助演男優賞 新人賞 外国映画賞
日本映画批評家大賞
2006/03/30
博士の愛した数式 奥田瑛二
『長い散歩』
深津絵里
『博士の愛した数式』
沢田研二
『幸福のスイッチ』

(審査員特別主演男優賞)
緒形拳
『長い散歩』
樹木希林

フラガールズ15人全員
壇れい
『武士の一分』

松田翔太
東スポ映画大賞
(2006/01〜2006/12公開作品対象) 2006/02/03
ゆれる 西川美和
ゆれる
蒼井優
フラガール
木村拓哉
『武士の一分』
富司純子
フラガール
香川照之
ゆれる
木村祐一
ゆれる
父親たちの星条旗
<ひとこと> またも賞発表の東スポを買うのを忘れてしまった。正式なコメントは、紙面を読んでからにします。 2006/02/03
ブルーリボン賞
(2006/01〜2006/12公開作品対象)2007/01/26
フラガール 西川美和
ゆれる
蒼井優
フラガール
ハチミツとクローバー
渡辺謙
『明日の記憶』
富司純子
フラガール
寝ずの番
『犬神家の一族』
香川照之
ゆれる
『出口のない海』
『明日の記憶』
壇れい
『武士の一分』

塚地武雅
『間宮兄弟』
父親たちの星条旗
<ひとこと> デイリースポーツなどによると、「ジャニーズ事務所から、ノミネート発表した1月4日、記者会にFAXで『お世話になった俳優との争いもさることながら、同じ事務所内のタレント同士で賞を争うのは本意ではない。日本国内の賞レースには今後も参加する可能性は極めて低い』と、木村拓哉、岡田准一2人のノミネート・受賞を辞退したいとの申し入れがあったが、東京映画記者会はこの2人を含む当初ノミネートの5人を対象に、通常通り選考した。」だそうです。普通の対応ですね。
 それにしても、俳優同士の争いが嫌だったら、an・anの「抱かれたい男ランキング」も辞退すればいいのにね。しかもあっちは下ネタだし。 2007/01/26
高崎映画祭
(2005/12〜2006/11公開作品対象) 2007/01/22
花よりもなほ 李相日
フラガール

西川美和
ゆれる
蒼井優
フラガール
オダギリジョー
ゆれる

香川照之
ゆれる
永作博美
好きだ、

本上まなみ
『紙屋悦子の青春』
加瀬亮
『花よりもなほ』
多部未華子
ルート225

【最優秀男優新人賞】該当者なし
-
<ひとこと> まあ、高崎映画祭は賞を選んでいるとはいえ、映画賞というよりは映画祭、厳密な賞の選考より表彰式のイベントを楽しむものといった感じで、他の賞とは分けて考えた方がいいしょう。名前は最優秀○○賞なのに、2人選んでいる部門が多いことだし。だから、結果に対してうるさく言うこともないでしょう。 2007/01/22
毎日映画コンクール
(2006/01〜2006/12公開作品対象) 2007/01/19
ゆれる

【日本映画優秀賞】『フラガール
根岸吉太郎
雪に願うこと
中谷美紀
嫌われ松子の一生
佐藤浩市
雪に願うこと
蒼井優
フラガール
ハチミツとクローバー
虹の女神 Rainbow Song
笹野高史
『武士の一分』
寝ずの番
壇れい
『武士の一分』

塚地武雅
『間宮兄弟』
父親たちの星条旗
<ひとこと> 結果に対する文句じゃないけど、素朴な疑問。選考理由で『ゆれる』の作品賞は「演出力が高く評価された」となっているのに、なんで監督賞は西川美和じゃないの? 逆に、そんな演出力の高い西川監督を抑えて監督賞を受賞した根岸監督の『雪に願うこと』が、作品賞はおろか日本映画優秀賞も受賞できなかったのは、なんで? 2007/01/27
キネ旬ベストテン
(2006/01〜2006/12公開作品対象) 2007/02/06
フラガール 根岸吉太郎
雪に願うこと
中谷美紀
嫌われ松子の一生
『LOFT』
7月24日通りのクリスマス
渡辺謙
『明日の記憶』
蒼井優
フラガール
ハチミツとクローバー
虹の女神 Rainbow Song
香川照之
ゆれる』 他

笹野高史
『武士の一分』
寝ずの番
壇れい
『武士の一分』

塚地武雅
『間宮兄弟』
父親たちの星条旗
<ひとこと> 結果が報知映画賞とほとんど一緒だなぁ。それ以外の人々も他の賞を受賞済みの人たちばかりで、キネ旬ならではの通をうならせるような結果を期待してたのに。 公開本数が多いから、キネ旬の選考委員もメジャーな作品ばかり観てマイナー作品まで手が回らないので、このようにメジャー寄りの結果になってしまうのか? それにしても、『フラガール』は作品賞では強いのに李監督は監督賞とれないなぁ。 あの映画、ストーリーは定番だから一番評価される点はまさに「演出」だと思うのに。 キネ旬の監督賞の李監督への票はなんとたったの1票なのだが、その理由は『フラガール』が作品賞の1位に押した人が少なく、投票した人の数が多いことによってベストワンになったからだった。1位の投票数だけで比べると、『フラガール』2人、『ゆれる』7人、『雪に願うこと』6人、『紙屋悦子の青春』7人、『武士の一分』6人、『嫌われ松子の一生』5人、『博士の愛した数式』3人。まあ、キネ旬は数十人による一発投票方式なので、このように作品賞と監督賞が分かれるのは理解できるのだが、上の毎日映画コンクールなどの新聞系の賞では数人の合議制なので、作品賞と監督賞が一致する方が自然だと思うのに、なんで分かれてるのばかりなの? 2007/02/12
日本アカデミー賞
(2005/12/03
〜2006/12/01
公開作品対象)
2007/02/20
フラガール


(優秀作品賞)
『明日の記憶』
『男たちの大和 YAMATO』
『THE 有頂天ホテル』
『武士の一分』
李相日
フラガール


(優秀監督賞)
佐藤純彌
 『男たちの大和 YAMATO』
中島哲也
 『嫌われ松子の一生
三谷幸喜
 『THE 有頂天ホテル』
山田洋次
 『武士の一分』
中谷美紀
嫌われ松子の一生


(優秀主演女優賞)
壇れい
 『武士の一分』
長澤まさみ
 『涙そうそう』
樋口可南子
 『明日の記憶』
松雪泰子
 『フラガール
渡辺謙
『明日の記憶』


(優秀主演男優賞)
オダギリジョー
 『ゆれる
妻夫木聡
 『涙そうそう』
寺尾聰
 『博士の愛した数式』
役所広司
 『THE 有頂天ホテル』
蒼井優
フラガール


(優秀監助演女優賞)
蒼井優
 『男たちの大和 YAMATO』
富司純子
 『フラガール
もたいまさこ
 『かもめ食堂』
桃井かおり
 『武士の一分』
笹野高史
『武士の一分』


(優秀助演男優賞)
大沢たかお
 『地下鉄に乗って
香川照之
 『ゆれる
佐藤浩市
 『THE 有頂天ホテル』
松山ケンイチ
 『デスノート 前編』
須賀健太
 『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』
塚地武雅
 『間宮兄弟』
速水もこみち
 『ラフ』
松山ケンイチ
 『男たちの大和 YAMATO』
蒼井優
 『フラガール
壇れい
 『武士の一分』
山崎静代
 『フラガール
YUI
 『タイヨウのうた』
父親たちの星条旗


(優秀外国作品賞)
『クラッシュ』
『ダ・ヴィンチ・コード』
『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』
『ホテル・ルワンダ』
日本アカデミー賞は、結果に対してコメントする意味の無い賞だというのが、過去30年の結果の積み重ねから常識になっているので、今回も無し。今更真剣にあーだこーだコメントしている人の気が知れない。東宝、東映、松竹作品しか作品賞を獲れないと言われている中で、シネカノンの『フラガール』が獲ったからといって、信頼は失われるのは一瞬で取り戻すには長い時間がかかるものだから、最低5年は様子を見ないと「日本アカデミー賞は変わった」なんて言えるもんじゃないし、まず変わることはないだろう。それに、今まで異常だったのが当たり前になったからといって持ち上げる必要もないだろう。なにしろ当たり前なんだから。ついでに、テレビ番組の出来としても、コメントするに値しない。恐らく、長年映画に下に見られていたテレビ人による映画への嫌がらせだろうが、視聴者軽視もはなはだしい。あ、山ちゃんは被害者だから可哀相とだけ言っておきます。(日テレ系作品:『デスノート』『ゲド戦記』『かもめ食堂』) 2007/02/20
ヨコハマ映画祭
(2005/12
〜2006/11
公開作品対象)
2006/12/13
ゆれる 西川美和
ゆれる
蒼井優
フラガール
ハチミツとクローバー
香川照之
ゆれる
吹石一恵
雪に願うこと
手紙
『明日の記憶』


中村優子
『ストロベリーショートケイクス』
笹野高史
寝ずの番
『釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ!』
『アダン』
地下鉄に乗って
松山ケンイチ
デスノート 前編
デスノート the Last name

『男たちの大和 YAMATO』
『親指さがし』


吉高由里子
紀子の食卓
-
<ひとこと> 蒼井優ちゃんが報知映画賞の助演女優賞、日刊スポーツ映画大賞の新人賞に続いて、この主演女優賞で三冠制覇。(そんなのアリか?) この3つの賞の中でどれが一番妥当かといえば、『フラガール』なら主演、『ハチミツとクローバー』なら助演かな? 負けじと、香川照之も助演男優賞に続いて主演男優賞も獲得で、三冠にはあと新人賞を残すのみ。(獲れるか!) でも、『ゆれる』の彼は助演だったと思うけど。 『ストロベリーショートケイクス』は4人が主役の映画といっていいから、中村優子も助演じゃないだろう。 笹野高史は、どの作品が事実上の対象作品なんだろう? 『寝ずの番』かな? まさか本当は来年度作品の『武士の一分』で、無理矢理今年あげちゃうことにしたってことないよね? 2007/01/06
日刊スポーツ映画大賞
(2005/12
〜2006/11
公開作品対象)
2006/12/06
フラガール 根岸吉太郎
雪に願うこと
松雪泰子
フラガール
渡辺謙
『明日の記憶』
富司純子
フラガール
大沢たかお
地下鉄に乗って
7月24日通りのクリスマス
蒼井優
フラガール
『男たちの大和 YAMATO』
ハチミツとクローバー
虹の女神 Rainbow Song
ブロークバック・マウンテン
<ひとこと> 下の報知映画賞のコメントで、今年は受賞者並びに受賞作品とも横並びで、誰が選ばれても文句はつけにくいと書いたけど……。蒼井優が新人賞に選ばれたということは、『花とアリス』(2004)『害虫』(2003)『リリイ・シュシュのすべて』(2001)などの彼女はまだ目立ったものでもなく、デビュー6年目の今年が実質的にスタートの年だって選考委員が言い張っているということなのだろうから、まあそういうことなんでしょう? それって失礼な気もするけど。 富司純子は『フラガール』も悪くなかったけど、あの映画の彼女に賞をあげるならもっとふさわしい彼女の出演作が過去にいくらでもあったと思うけど。 さらに大沢たかおの受賞は、彼本来の資質はともかく、映画自体も彼が演じた役のキャラもたいしたことなかった『地下鉄に乗って』なんかで賞をあげることもないのにと思ったのと、『7月24日通りのクリスマス』の方は、実質的には彼は助演とはいえ、クレジットでは1番目で主役扱いなのに助演男優賞の対象になるなんて変だなぁと思ったけど、まさかこういう訳なのか?⇒ (日刊=朝日系作品:『男たちの大和』『地下鉄に乗って』『7月24日通りのクリスマス』) 2006/12/09
報知映画賞
(2005/12
〜2006/11
公開作品対象)
2006/11/28
フラガール 根岸吉太郎
雪に願うこと
中谷美紀
嫌われ松子の一生
『LOFT』
渡辺謙
『明日の記憶』
蒼井優
フラガール
ハチミツとクローバー
香川照之
ゆれる
『明日の記憶』
松山ケンイチ
『男たちの大和 YAMATO』
デスノート 前編
デスノート the Last name
父親たちの星条旗
<ひとこと> 無難な結果ですねぇ。今年は特に俳優部門は去年の田中裕子のようにダントツだった人がいないので、よほど見当違いの人が選ばれない限り納得してしまいそうな気がする。根岸監督の『雪に願うこと』は、ストーリーは納得できないものがあったけど、演出はしっかりしていたのでこれもセーフ。中谷美紀の受賞対象作に『7月24日通りのクリスマス』(クレジットでは2番目だけど、実質的には文句なく主役)が、蒼井優の対象作に『男たちの大和』が含まれていないけど、まさかその2作がテレビ朝日製作だからってこと? (報知=日テレ系作品:『デスノート』『LOFT』) 2006/12/09
シネマ・サルベージ賞
(単なる参考です)
(2006/01〜2006/12公開作品対象) 2006/12/08
嫌われ松子の一生

フラガール
中島哲也
嫌われ松子の一生

(李相日)
フラガール
上野樹里
虹の女神 Rainbow Song

(吹石一恵)
紀子の食卓
(宮崎あおい)
好きだ、

光石研
紀子の食卓
つぐみ
紀子の食卓

(真木よう子)
ゆれる

光石研
紀子の食卓
北川景子
間宮兄弟

(吉高由里子)
紀子の食卓
うつせみ
今月あたりから「報知映画賞」を皮切りに発表される映画賞の数々を、勝手に一方的にけん制する意味で、早々と決めてしまいました。といっても、まだ暫定もいいところだけど。 2006/11/01


2006年度映画賞、上記以外 (結果発表が新しい順番) 2007/03/30

第16回 日本映画批評家大賞
(3/27表彰式) 2006/03/30
【国際協力賞】キム・ヘスク 【エメラルド大賞】萩本欽一
第21回 高崎映画祭
(2005/12〜2006/12公開作品対象、1/20発表、3/25授賞式) 2007/01/22
【若手監督グランプリ】唯野未歩子『三年身籠る』 【特別賞】『花よりもなほ』キャスト一同
<ひとこと> 特別賞の1人、上島竜兵を授賞式に呼べるのかが気になるなぁ。 2007/01/22
第16回 東京スポーツ映画大賞
(2006/01〜2006/12公開作品対象、1/17ノミネート決定、1/18新聞ノミネート発表、1/29決定、1/31付新聞発表、3/01授賞式予定)

<ノミネート審査に参加した映画祭>
あおもり映画祭、あきる野映画祭、伊参(いさま)スタジオ映画祭、イメージフォーラム・フェスティバル、うえだ城下町映画祭、しまね映画祭、しものせき映画祭、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2007、TAMA CINEMA FORUM、とよはしまちなかスロータウン映画祭、中津川映画祭シネマジャンボリー、長岡アジア映画祭、古湯映画祭、三重映画フェスティバル、湯布院映画祭
2007/02/18
作品賞ノミネート 監督賞ノミネート 主演女優賞ノミネート 主演男優賞ノミネート 助演女優賞ノミネート 助演男優賞ノミネート 新人賞ノミネート 外国作品賞ノミネート
ゆれる
フラガール
雪に願うこと
『武士の一分』
嫌われ松子の一生
 (票数順)
黒木和雄 (同票首位)
 『紙屋悦子の青春』
西川美和 (同票首位)
 『ゆれる
李相日
 『フラガール
根岸吉太郎
 『雪に願うこと
中島哲也
 『嫌われ松子の一生
 (票数順)
小林聡美 (同票首位)
 『かもめ食堂』
中谷美紀 (同票首位)
 『嫌われ松子の一生
宮崎あおい
 『好きだ、』
 『初恋』
蒼井優
 『フラガール
松坂慶子
 『るにん』
 (票数順)
オダギリジョー
 『ゆれる
渡辺謙
 『明日の記憶』
寺尾聰
 『博士の愛した数式』
木村拓哉
 『武士の一分』
塚本高史
 『TAKI1183』
 (票数順)
蒼井優
 『フラガール
 『虹の女神 Rainbow Song
本上まなみ
 『幸福のスイッチ』
 『紙屋悦子の青春』
小泉今日子
 『雪に願うこと
山崎静代
 『フラガール
富司純子
 『フラガール
 『寝ずの番』
 (票数順)
香川照之
 『ゆれる
笹野高史
 『武士の一分』
岸部一徳
 『寝ずの番』
 『フラガール
古田新太
 『花よりもなほ』
豊川悦司
 『やわらかい生活』
 『フラガール
 (票数順)
山崎静代 (同票首位)
 『フラガール
壇れい (同票首位)
 『武士の一分』
塚地武雅
 『間宮兄弟』
松山ケンイチ
 『デスノート 前編
 『デスノート the Last name
多部未華子
 『夜のピクニック』
 『ルート225』
 (票数順)
『硫黄島からの手紙』
『グエムル 漢江の怪物』
『父親たちの星条旗』
『クラッシュ』
『ナイロビの蜂』
 (票数順)
【特別作品賞】(迷作に与える賞))『日本沈没』 【読者賞】
<第7回ビートたけしのエンターテインメント賞>
(話題賞)山本モナ (日本芸能大賞)春風亭昇太 (主演AV女優賞)青木りん (主演AV男優賞)該当なし (タイトル賞)該当なし (特別賞)石原真理子、そのまんま東
<ひとこと> しまった! 最近東スポの記事は映画大賞のために毎日チェックしていたのに、たまたまチェックし忘れた18日の新聞で発表されていて、翌日に気がついたらもうどこにも売ってなかった。その日だけは買うようにしてるのだから、前もって予告してくれたら買い逃すことがないのに>東スポ。 とにかく、なんとかして記事の内容を探さなくては…。 正式なコメントは、紙面を読んでからにします。 2007/02/03
第80回 キネマ旬報ベストテン
(2006/01〜2006/12公開作品対象、1/09発表、2/10表彰式予定) 2007/02/08
【脚本賞】西川美和『ゆれる』 【外国映画監督賞】クリント・イーストウッド 【読者選出日本映画監督賞】李相日『フラガール』 【読者選出外国映画監督賞】クリント・イーストウッド『硫黄島からの手紙』 【文化映画ベストワン】『あの鷹巣町のその後』
第49回 ブルーリボン賞
(2006/01〜2006/12公開作品対象、1/03ノミネート決定、1/24発表、2/13表彰式) 東京映画記者会(在京スポーツ新聞7紙の映画担当記者で構成) 2007/01/26
作品賞ノミネート 監督賞ノミネート 主演女優賞ノミネート 主演男優賞ノミネート 助演女優賞ノミネート 助演男優賞ノミネート 新人賞ノミネート 外国作品賞ノミネート
『明日の記憶』
『犬神家の一族』
『紙屋悦子の青春』
『かもめ食堂』
『嫌われ松子の一生』
『THE有頂天ホテル』
『佐賀のがばいばあちゃん』
『手紙』
『デスノート』
『涙そうそう』
『日本沈没』
『寝ずの番』
『博士の愛した数式』
『ハチミツとクローバー』
『花よりもなほ』
『武士の一分』
フラガール
『待合室』
『間宮兄弟』
雪に願うこと
『ゆれる』
荻上直子
 『かもめ食堂』
中島哲也
 『嫌われ松子の一生』
西川美和
 『ゆれる』
根岸吉太郎
 『雪に願うこと
李相日
 『フラガール
蒼井優
 『フラガール
 『ハチミツとクローバー』
小林聡美
 『かもめ食堂』
中谷美紀
 『嫌われ松子の一生』
 『7月24日通りのクリスマス』
松雪泰子
 『フラガール
宮崎あおい
 『初恋』
 『ただ、君を愛してる』
岡田准一
 『花よりもなほ』
 『木更津キャッツアイワールドシリーズ』
オダギリジョー
 『ゆれる』
 『パビリオン山椒魚』
木村拓哉
 『武士の一分』
佐藤浩市
 『雪に願うこと
渡辺謙
 『明日の記憶』
蒼井優
 『フラガール
 『ハチミツとクローバー』
 『虹の女神』
小泉今日子
 『涙そうそう』
 『雪に願うこと
篠原涼子
 『THE有頂天ホテル』
 『花田少年史』
樋口可南子
 『明日の記憶』
富司純子
 『フラガール
 『犬神家の一族』
 『寝ずの番』
伊勢谷友介
 『雪に願うこと
 『ハチミツとクローバー』
香川照之
 『ゆれる』
 『出口のない海』
 『明日の記憶』
 『嫌われ松子の一生』
笹野高史
 『武士の一分』
 『寝ずの番』
 『釣りバカ日誌17あとは能登なれハマとなれ!』
玉山鉄二
 『手紙』
 『チェケラッチョ!!』
 『NANA2』
豊川悦司
 『フラガール
 『日本沈没』
松山ケンイチ
 『デスノート』
 『親指さがし』
市川海老蔵
 『出口のない海』
檀れい
 『武士の一分』
塚地武雅
 『間宮兄弟』
松山ケンイチ
 『デスノート』
 『親指さがし』
山崎静代
 『フラガール
『硫黄島からの手紙』
『王の男』
『カポーティ』
『グエムル 漢江の怪物』
『グッドナイト&グッドラック』
『クラッシュ』
『007/カジノロワイヤル』
『ダ・ヴィンチ・コード』
『太陽』
『単騎、千里を走る。』
『父親たちの星条旗』
『ナイロビの蜂』
『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』
『プラダを着た悪魔』
『ブロークバック・マウンテン』
『ホテル・ルワンダ』
『M:i:3』
『麦の穂を揺らす風』
『ユナイテッド93』
『ワールド・トレード・センター』
【特別賞】故・今村昌平
<ひとこと> 先日、木村拓哉が日本アカデミー賞を辞退したおかげで、今年のブルーリボン賞は彼がノミネートされたのを受けて辞退するかしないかが注目されるようになった。
 でも、各スポーツ新聞はキムタクのことだけ書いているけど、同じジャニーズ事務所の岡田准一が辞退するか?とは書かないのはなんで?
 そもそも、2人もノミネートして2人とも辞退されたら、ブルーリボン賞自体の盛り上がりに水をさすことになるかもしれず、そんなノミネートして大丈夫か?とも思われるが、ブルーリボン賞はスポーツ新聞社主催なので、このノミネートはむしろタテマエは木村と岡田を称えておいて、実際にはノミネートはジャニーズ事務所に対する挑発もしくは嫌がらせであり、ひと悶着あればそれを記事にして新聞の売り上げ増になることを狙って決めたのでは?
 さらにそもそも、ブルーリボン賞は在京スポーツ新聞7紙の映画担当記者で決めているので、どう見積もっても100人以下で決めていると思われるから、日本アカデミー賞のように何千人もの投票で選んでいるならいざしらず、100人程度ならノミネートと本選と2回に分けずに1回で決めてしまえばよさそうだが、つまりはこれも、ノミネートと最終結果発表と表彰式と、記事にできる回数を3回に増やすためだろう。
 そのくせ、蒼井優ちゃんのノミネートが、
  主演女優賞の対象作品:『フラガール』『ハチミツとクローバー』
  助演女優賞の対象作品:『フラガール』『ハチミツとクローバー』『虹の女神』
ってなってるけど、ブルーリボン賞は『フラガール』と『ハチミツとクローバー』の彼女を主演と助演どっちだと思ってるんだ?
 本選をスムーズに行うためのノミネートなんだから、こういうところをはっきりさせないなんて、ホントにいいかげんな賞だ。去年の選考もいい加減だった。)
 それ以外のノミネートの選考結果に対するコメントは、選ばれた映画が『待合室』『パビリオン山椒魚』『親指さがし』などを除けば、どれもこれもそれなりに芸能ニュースなどで話題になったものばかりで、スポーツ新聞の記者にとっては、芸能記事にならないような映画ははなから基本的に観ようともしていないのでは? 2007/01/06
第61回 毎日映画コンクール
(2006/01〜2006/12公開作品対象、12/22作品賞候補発表、1/18決定&発表、2/06表彰式、1次選考:映画評論家ら80人、2時選考:吉田喜重、桐野夏生、ドナルド・リチー、新井満、品田雄吉) 2007/01/19
日本映画大賞候補作】 『ゆれる』『嫌われ松子の一生』『紙屋悦子の青春』『雪に願うこと』『フラガール』 【外国映画ベストワン賞候補作】 『麦の穂を揺らす風』『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』『ブラック・ダリア』『太陽』『ブロークバック・マウンテン』『カポーティ』 【脚本賞】加藤正人雪に願うこと』 【撮影賞】川上皓市『紙屋悦子の青春』 【美術賞】種田陽平『THE有頂天ホテル』『フラガール』 【音楽賞】加古隆『博士の愛した数式』 【録音賞】白取貢『フラガール』『ゆれる』、小野寺修『雪に願うこと』 【技術賞】小池義幸『嫌われ松子の一生』(編集) 【ドキュメンタリー映画賞】『エドワード・サイード OUT OF PLACE』 【アニメーション映画賞】『時をかける少女』 【大藤信郎賞】『鉄コン筋クリート』 【TSUTAYA映画ファン賞日本映画部門】『デスノート』 【TSUTAYA映画ファン賞外国映画部門】『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』 【特別賞】故・今村昌平風見章子 【田中絹代賞】草笛光子
<ひとこと> 念のため。特別賞に選ばれたとはいえ、風見章子さんは存命中です。
 『雪に願うこと』の主演男優賞と脚本賞について。
 佐藤浩市があの映画の主役にふさわしいと私も思うが、実際の映画の作りは伊勢谷友介の目線で描かれているので、主役は伊勢谷で佐藤は助演で出演シーンも伊勢谷より少ない。
 佐藤を主役とするのなら、伊勢谷のシーンは減らして佐藤の比重を増やすべきで、完成作品がそうなってないのは脚本の不備を意味するんじゃないの? 2007/01/20
第30回 日本アカデミー賞
(2005/12/03〜2006/12/01公開作品対象、12/19優秀賞発表、2/16授賞式) 2007/02/20
優秀脚本賞 優秀音楽賞 優秀撮影賞 優秀照明賞 優秀美術賞 優秀録音賞 優秀編集賞 優秀アニメーション作品賞
砂本量、三浦有為子
 『明日の記憶』
中島哲也
 『嫌われ松子の一生
三谷幸喜
 『THE 有頂天ホテル』
山田洋次、平松恵美子、山本一郎
 『武士の一分』
【最優秀脚本賞】李相日、羽原大介
 『フラガール
大島ミチル
 『明日の記憶』
【最優秀音楽賞】ガブリエル・ロベルト、渋谷毅
 『嫌われ松子の一生
冨田勲
 『武士の一分』
久石譲
 『男たちの大和 YAMATO』
本間勇輔
 『THE 有頂天ホテル』
阪本善尚
 『男たちの大和 YAMATO』
阿藤正一
 『嫌われ松子の一生
山本英夫
 『THE 有頂天ホテル』
【最優秀撮影賞】長沼六男
 『武士の一分』
山本英夫
 『フラガール
大久保武志
 『男たちの大和 YAMATO』
木村太朗
 『嫌われ松子の一生
小野晃
 『THE 有頂天ホテル』
【最優秀照明賞】中須岳士
 『武士の一分』
小野晃
 『フラガール
【最優秀美術賞】松宮敏之、近藤成之
 『男たちの大和 YAMATO』
桑島十和子
 『嫌われ松子の一生
種田陽平
 『THE 有頂天ホテル』
出川三男
 『武士の一分』
種田陽平
 『フラガール
【最優秀録音賞】松陰信彦、瀬川徹夫
 『男たちの大和 YAMATO』
志満順一、太斉唯夫
 『嫌われ松子の一生
瀬川徹夫
 『THE 有頂天ホテル』
岸田和美
 『武士の一分』
白取貢
 『フラガール
米田武朗
 『男たちの大和 YAMATO』
【最優秀編集賞】小池義幸
 『嫌われ松子の一生
上野聡一
 『THE 有頂天ホテル』
石井巌
 『武士の一分』
今井剛
 『フラガール
『あらしのよるに』
『ゲド戦記』
【最優秀アニメーション作品賞】『時をかける少女』
『ブレイブ ストーリー』
『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』
【会長特別賞】故 伊福部昭<音楽> 故 今村昌平<監督> 故 田村高廣<俳優> 故 丹波哲郎<俳優> 故 永山武臣<松竹> 【岡田茂賞】株式会社ロボット 【協会特別賞】鈴木和幸<映画美術特殊工作> 【会長功労賞】『LIMIT IF LOVE 海猿』企画チーム 【話題賞 俳優部門】塚地武雅 【話題賞 作品部門】『フラガール』
<ひとこと> 木村拓哉が優秀主演男優賞を受賞したにも関わらず辞退した件に関してのコメントは後回し。
 で、その記事を読んでもっと驚いたのは、過去の辞退の例として、
  「『影武者』の黒澤明監督がスケジュールの都合を理由に(辞退した)」(サンケイスポーツ)(夕刊フジ)
  「事務局長、富山省吾氏(東宝映画社長)は『過去にスケジュールの都合で辞退というケースはあったが…』」(デイリースポーツ)
  「高倉以外にも、授賞式の日程の都合などで受賞を辞退した例はある。しかし、ほとんどが水面下で処理され、公表されることはなかった。」(日刊スポーツ)
  「日本アカデミー賞協会によると、『本人のスケジュールの都合以外での辞退は初めて』」(中日スポーツ)
  「事務局によると(表彰式の)スケジュールの都合以外での辞退は前例がないという。」(スポーツ報知)
  「これまで“授賞式に出られず申し訳ない”などの理由で辞退した人はいたが、…」(スポニチ)
 上の記事でまず『影武者』に関して明らかにしなければならないのは、受賞しなかったのは黒澤監督だけでなく、『影武者』では全部の部門、『乱』では俳優部門が受賞者無しなので、これらは明らかに日本アカデミー賞を否定した黒澤監督に出演者やスタッフも同調して辞退したのであり、決して黒澤監督のスケジュールの都合ではなく、サンスポの記事は誤報かタテマエを真に受けてしまったことによるもの。
 (私の記憶では、黒澤監督の辞退の理由は「アカデミー」という外国を真似た名称などに表されるように、誇りも権威も無く賞としてなっていないから欲しくないということだと聞いた覚えがある。)
 結局、表彰式に参加できない理由で辞退したというのはどの映画(複数)を指しているのかは不明だが、それはさておき重要なのは、「表彰式に出席しなければ、それを理由とした辞退は基本的に受け入れて受賞は取り消す」という意味のことを日本アカデミー賞の事務局長が明言していること。(出席しなくても受賞者がテレビ中継で出演して受賞したケースがある)
 しかも、記事の中には
  「日本アカデミーの事務局によると、木村の所属事務所とは先週から今週にかけ主演男優賞の受賞について協議を重ねていたが、…」(サンケイスポーツ)
  「同事務局では作品担当者を通じて、先週、受賞を伝えたが、ジャニーズ事務所は…」(デイリースポーツ)
とあるので、優秀賞の受賞者が決まったら発表前に受賞者に伝え、辞退したり授賞式に出席できないとの回答があれば、「水面下で処理され…」(日刊スポーツ)て、受賞を取り消して代わりの者に与えるということをしているということなのだろう。
 ここで疑問なのは、「授賞式に出席できないことは、賞を取り消す程のことなのか?」ということで、例えば受賞者が交通も通信も不便な場所でロケしていたり、入院などで公衆の面前に出られないなど、不可抗力によって出席もテレビ中継による出演もできない事態などいくらでも考えられるのに、たとえそれを理由に受賞者が辞退したとしても、アカデミー賞側が「代理人を出席させてもいいし、授与は後日でもいいですよ。あなたが受賞に値すると我々が認めたのだから、辞退なんて言わないでどうか受け取ってください。」とするのが道理だと思うが。
 ていうか、そもそも「授賞式に出席できなくても賞を辞退する必要は無い」方が世界中の賞の常識であり、「出席できない場合は辞退する」ことになっている日本アカデミー賞のような例は他に思い当たらないので、これは受賞者の意思で辞退しているのではなく、「欠席は辞退とみなす」という特殊ルールを日本アカデミー賞側が決めていると考えて間違いないだろう
 なぜ出席できないというたったそれだけのことで受賞を取り消さなければならないのだろうか?
 これの理由として考えられることはただ1つ、日本アカデミー賞の目的が「映画人のいい仕事を称える」ことではなく、「映画俳優や監督を多くテレビに出演させること」であり、このことは映画ファンの間でまことしやかに言われている、「『日本アカデミー賞』は賞ではなくテレビ番組で、実は『日本テレビアカデミー賞』」だということを実証する有力な状況証拠の1つだと言えるのではないだろうか?

 次に選考結果について。俳優部門とアニメ部門を除くと、選ばれたのは『男たちの大和 YAMATO』『THE 有頂天ホテル』『武士の一分』『フラガール』『明日の記憶』『嫌われ松子の一生』の6作品のみで占められ、撮影、照明、美術、録音、編集の5部門にいたっては、これら6作品から『明日の記憶』を除いた5作品のみできれいに揃っている。
 これは既に去年指摘したとおり、個人の仕事を正当に評価して選んだら、作品がバラケて6作品以上になることが自然で、それなのに5作品で揃っているということは、偶然というにはあまりにも偶然過ぎる。
 これはむしろ、日本アカデミー賞は個人賞の選考であってもまず作品単位で5作品なり6作品に絞り、その後でそれぞれのスタッフに個人賞を割り振っているというのがかなり濃厚である。
 これこそ、日本アカデミー賞の選考がいい加減なことを示す状況証拠その2である。

 最後にキムタクの辞退に関しては、事務所の説明では「(数ヶ月に渡る)賞レースには参加しない」ということだそうだが、つまりは賞レースに参加することはデメリットと考え、それと賞を辞退することのデメリットとを天秤にかけて判断した結果だろう。
 これに関して、同じジャニーズ事務所所属の二宮和也が米アカデミー賞にノミネートされたら、この原則に従って辞退するのか?ということも焦点になっているが、「原則に従う」かではなく「天秤にかけて」日本アカデミー賞よりも貰う価値がはるかに高い米アカデミー賞は当然辞退しないだろう。
 悪いのは日本アカデミー賞が貰う価値が無いことであって、悔しかったら万人に認められるような権威のある賞にしようと努力すること、せめて映画人自身がが真に誇りが持てる賞にしなければならないだろう。
 (日テレ系作品:『デスノート』『ゲド戦記』『かもめ食堂』) (2006/12/25)
第28回 ヨコハマ映画祭
(2005/12〜2006/11公開作品対象、12/12発表) 2006/12/13
【脚本賞】西川美和ゆれる』 【撮影賞】石井勲『ストロベリーショートケイクス』 【新人監督賞】中村高寛『ヨコハマメリー』 【審査員特別賞】『ヨコハマメリー』
第19回 日刊スポーツ映画大賞
(2005/12〜2006/11公開作品対象、12/04決定、12/05発表)
 2006/12/06
【石原裕次郎賞】『男たちの大和 YAMATO』 【石原裕次郎新人賞】岡田准一『花よりもなほ』『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』 【特別賞】故 今村昌平
<ひとこと> 岡田准一の石原裕次郎新人賞受賞も、新人賞の蒼井優同様、『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』(2003)『東京タワー』(2004)『フライ、ダディ、フライ』(2005)などの彼の出演は下積み同然で、今年になってやっと新人扱いしてるってことなんでしょうねぇ…。  (日刊=朝日系作品:『男たちの大和』『地下鉄に乗って』『7月24日通りのクリスマス』) 2006/12/06
第31回 報知映画賞 (2005/12〜2006/11公開作品対象、11/27決定、11/28発表、12/21表彰式) 2006/12/28
【特別賞】『紙屋悦子の青春』 【特別賞(ブロガー選出)】『時をかける少女』


2006年度邦画各ベストテン (左から、基本的に結果発表が新しい順番) 2007/02/08

順位 映画芸術ベストテン
(2005/12〜2006/11公開作品対象)
2006/02/05
ブルーリボン賞
(2006/01〜2006/12公開作品対象) 2007/01/26
キネ旬ベスト・テン
(2006/01〜2006/12公開作品対象) 2007/02/06
キネ旬読者のベスト・テン
(2006/01〜2006/12公開作品対象) 2007/02/06
ヨコハマ映画祭
(2005/12〜2006/11公開作品対象) 2006/12/13
第49回朝日ベストテン
(2005/12〜2006/11公開作品対象) 〈審査委員〉浅野潜(映画評論家) 浅野宗祐(ぴあ編集部) 笹井弘順(映画ライター) 服部香穂里(映画ライター) 春岡勇二(映画評論家) 森川みどり(シネマコミュニケーター) 柳博子(映画ライター) 長谷川千尋(朝日新聞記者) 2006/12/06
シネサルベストテン
(暫定)(単なる参考です) (2006/01〜2006/12公開作品対象) 2007/02/06


得点
1 やわらかい生活 117 ▼明日の記憶
▼紙屋悦子の青春
▼かもめ食堂
嫌われ松子の一生
▼佐賀のがばいばあちゃん
▼博士の愛した数式
▼武士の一分
フラガール
雪に願うこと
ゆれる
(順不同)
フラガール 264 フラガール 19894 ゆれる ゆれる 嫌われ松子の一生
2 雪に願うこと 104 ゆれる 243 ゆれる 14819 フラガール 紙屋悦子の青春 フラガール
3 ストロベリーショートケイクス 100 雪に願うこと 213 武士の一分 13951 嫌われ松子の一生 時をかける少女 市川崑物語
4 時をかける少女 77 紙屋悦子の青春 209 かもめ食堂 10850 雪に願うこと フラガール ゆれる
5 嫌われ松子の一生 76 武士の一分 195 嫌われ松子の一生 10024 かもめ食堂 ストロベリーショートケイクス 紀子の食卓
6 フラガール 73 嫌われ松子の一生 179 博士の愛した数式 8421 ヨコハマメリー 博士の愛した数式 あおげば尊し
7 紀子の食卓 70 博士の愛した数式 161 紙屋悦子の青春 7903 ストロベリーショートケイクス 蟻の兵隊 HAZE
8 LOFT 51 明日の記憶 112 雪に願うこと 7637 やわらかい生活 花よりもなほ 好きだ、
9 ゲルマニウムの夜 41 かもめ食堂 106 THE 有頂天ホテル 7217 博士の愛した数式 雪に願うこと やわらかい生活
10 間宮兄弟 38 カミュなんて知らない 101 明日の記憶 6209 時をかける少女 かもめ食堂 輪廻
次点 おじさん天国、ヨコハマメリー 37 ストロベリーショートケイクス 79 手紙 4816 紙屋悦子の青春 パプリカ
ひとこと 結果発表された2007年冬号の表紙に「次々と送り出された2006年の日本映画をもはや誰も網羅することはできない。何を称賛し何を唾棄するのかもいよいよ迷妄となった。…ここに称賛と唾棄の日本映画群が列挙されている。(要約)」と書かれている通り、網羅できないので総評も無く、選考委員の長めの選評が羅列してあるだけ。まあ、この表紙の一分は正論だと思うから、どのベストテンも絶対ではなく、それなら似たり寄ったりの結果になるより、『紀子の食卓』『LOFT』『間宮兄弟』といった他のベストテンからこぼれ作品をランクインさせることで救済する意味が、映芸のベストテンにはあると言える。キネ旬ベストテンのところに書いたけど、加点法+減点法の独自の集計方法の有効性が認められる。と、ここまではいいのだが、映芸の問題はワーストの扱い方の方にあるんだよなぁ。 2007/02/08 個人賞もそうだったけど、他の賞の結果と同じような作品で占められ、かろうじて10位に『カミュなんて知らない』が入っているのが独自の結果。しかも、ランクインしたのは全国拡大公開作品、単館ヒット作品、有名ベテラン監督作品の、いかにも選考委員が見逃しそうにないものばかりで、この3つのどれにも当てはまらない、『ストロベリーショートケイクス』『やわらかい生活』『紀子の食卓』などが次点に回る結果になったのは、公開本数が多くてマイナーな作品が見逃されやすいという不利な状況によるのでは? 作品のカバレッジが他の賞に比べて大きいと思われるキネ旬ですらこんな状況なのだから、マイナー映画もランクインできるようにするには、映画芸術のように加点法+減点法にするしかないのかも。 2007/02/08 めずらしいことに、上位3作品がシネサルベストテンの4位までの3本と一致していて、この3つの争いになったのには納得。でも、それに続く『紀子の食卓』が新人賞には選ばれたから選考委員が観てないわけではないのに、ベストテンには入ってこれないのかぁ。あの映画がダーク過ぎて毛嫌いされたのか? 2007/02/06 シネサルベストテンとかぶっているのがたったの2本で、代わりに私が観ていてベストテンに入れなかったものは、『紙屋〜』『ストロベリー〜』『博士の〜』『花よりも〜』『雪に〜』の5作品もある。まあ、これらはいわゆる「人間ドラマ」と言えるような作品なので、そういう映画を評価したがる人って多そうだからなぁ、といった感想。これらを選んだ審査委員の皆さんは温かい心の持ち主なんでしょう。私は心が冷たいから、『紀子の食卓』とか『あおげば尊し』みたいなダークな作品をフォローするんだけど。 (朝日系作品:『紙屋悦子の青春』) 2006/12/09


2006年度洋画各ベストテン (左から、基本的に結果発表が新しい順番) 2007/02/06

順位 ブルーリボン賞
(2006/01〜2006/12公開作品対象)
2007/01/26
ROADSHOWベストテン
(2006/01〜2006/12公開作品対象、
1/??発表)
2007/01/22
SCREENベストテン
(2006/01〜2006/12公開作品対象、
1/12発表)
2007/01/22
キネ旬ベスト・テン
(2006/01〜2006/12公開作品対象)
2007/02/06
キネ旬読者のベスト・テン
(2006/01〜2006/12公開作品対象)
2007/02/06
第49回朝日ベストテン
(2005/12〜2006/11公開作品対象) 〈審査委員〉浅野潜(映画評論家) 浅野宗祐(ぴあ編集部) 笹井弘順(映画ライター) 服部香穂里(映画ライター) 春岡勇二(映画評論家) 森川みどり(シネマコミュニケーター) 柳博子(映画ライター) 長谷川千尋(朝日新聞記者) 2006/12/06
シネサルベストテン
(単なる参考です)
(2006/01〜2006/12公開作品対象)
2007/01/04
得点 得点
1 ▼硫黄島からの手紙
▼王の男
▼カポーティ
グエムル 漢江の怪物
▼グッドナイト&グッドラック
▼太陽
父親たちの星条旗
ブロークバック・マウンテン
ホテル・ルワンダ
▼麦の穂をゆらす風
▼ユナイテッド93
(順不同)
ブロークバック・マウンテン ブロークバック・マウンテン 父親たちの星条旗 252 硫黄島からの手紙 15876 グエムル 漢江の怪物 うつせみ
2 クラッシュ カポーティ 硫黄島からの手紙 220 父親たちの星条旗 10654 クラッシュ ミュンヘン
3 父親たちの星条旗 父親たちの星条旗 グエムル 漢江の怪物 158 クラッシュ 10283 父親たちの星条旗 ホテル・ルワンダ
4 カポーティ グッドナイト&グッドラック ブロークバック・マウンテン 154 ブロークバック・マウンテン 7252 クライング・フィスト ローズ・イン・タイドランド
5 硫黄島からの手紙 クラッシュ 麦の穂をゆらす風 142 ホテル・ルワンダ 7007 ブロークバック・マウンテン 父親たちの星条旗
6 グエムル 漢江の怪物 ユナイテッド93 太陽 131 グエムル 漢江の怪物 5719 麦の穂を揺らす風 ニュー・ワールド
7 ナイロビの蜂 麦の穂をゆらす風 カポーティ 120 ユナイテッド93 5530 ココシリ 硫黄島からの手紙
8 ユナイテッド93 硫黄島からの手紙 グッドナイト&グッドラック クラッシュ 90 ミュンヘン 5383 マッチポイント 麦の穂をゆらす風
9 マッチポイント プロデューサーズ ナイロビの蜂 5012 グッドナイト&グッドラック 緑茶
10 麦の穂をゆらす風 ナイロビの蜂 マッチポイント 84 麦の穂をゆらす風 4620 キング・コング ダーウィンの悪夢
次点 ユナイテッド93 62 マッチポイント 4109 ブロークバック・マウンテン
その他 【ベスト男優】フィリップ・シーモア・ホフマン『カポーティ』 【ベスト女優】メリル・ストリープ『プラダを着た悪魔』、レイチェル・ワイズ『ナイロビの蜂』
ひとこと キネ旬、スクリーン、ロードショーのベストテンは、選考方法が同じで、選考委員の構成(と、二股三股をかけている各人の、雑誌のカラーに合わせて変える投票)の違いによって異なる結果になる。でも、今年は全部にランクインしているのが6本もあるので、違いは少ない。 2007/01/25 『麦の穂をゆらす風』以外はアメリカ映画で占められたけど、「スクリーン」ってアメリカ映画中心の雑誌だったっけ? ヨーロッパ映画は扱いが小さい? さらに、アジア映画などははなから対象外? 2007/01/22 洋画のベストテンも邦画と同様に、(公開本数が多くて全部の映画に手が回らないせいか)マイナーな映画に不利でメジャー作品で占められているのと、上位に票が集中せずに、30位ぐらいまでわずかの差で並んでいるような結果だと思われるので、ここに入ってなくてベストテン入りしても不思議ではない作品が10本も20本もありそうだから、「こんなのが入っている。」「あれが入っていない。」などと、いちいち気にすることもないだろう。 2007/01/12 洋画もシネサルベストテンとかぶっているのがたったの2本で、私が観ていてベストテンに入れなかったものは、『グエムル〜』『クラッシュ〜』『グッドナイト〜』の3作品、さらに『クライング〜』『ココシリ』なんて存在すら忘れてた。 それにしても、『グエムル』に対するコメントはリンク先にあるように「いろいろ盛り込んであるから良い」というものが多いけど、「いろいろ盛り込んでいるのでどっちつかず」ってこともあるから、理由がそれだけじゃよく解らないなぁ。(実際には、この映画は「いろいろ盛り込んだりすることによってつかみどころのない映画を作ろうとした結果、つかみどころががなくて手ごたえもない映画になった」ということだと思う。) 2006/12/09


2006年度邦画&洋画ベストテン 2007/01/22

順位 映画秘宝ベスト10
(1/20発表) 2007/01/22
この映画がすごい!ホントにおもしろかった映画ベスト30
(2005/12〜2006/11公開作品対象) 2007/01/19
シネサルベストテン
(単なる参考です)(2006/01〜2006/12公開作品対象) 2007/01/15
1 グエムル 漢江の怪物 嫌われ松子の一生 嫌われ松子の一生
2 硫黄島からの手紙 グエムル 漢江の怪物 うつせみ
3 トゥモロー・ワールド プラダを着た悪魔 フラガール
4 ヒストリー・オブ・バイオレンス ブロークバック・マウンテン ミュンヘン
5 007/カジノ・ロワイヤル フラガール ホテル・ルワンダ
6 デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2 キング・コング ゆれる
7 ホステル 父親たちの星条旗 紀子の食卓
8 父親たちの星条旗 ゆれる ローズ・イン・タイドランド
9 ユナイテッド93 ヒストリー・オブ・バイオレンス 父親たちの星条旗
10 The Hills Have Eyes ミュンヘン あおげば尊し
次点 【11】スーパーマン・リターンズ、ミュンヘン【13】スネーク・フライト【14】ディセント【15】レディ・イン・ザ・ウォーター【16】スキャナー・ダークリー【17】ホテル・ルワンダ【18】ブラック・ダリア【19】時をかける少女【20】40歳の童貞男【21】サイレントヒル【22】2番目のキス【23】クラッシュ【24】嫌われ松子の一生【25】テキサス・チェーンソー・ビギニング【26】悪魔とダニエル・ジョンストン、ナイロビの蜂【28】カーズ【29】太陽、16ブロック 【11】『メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬』【12】『時をかける少女』『ナイロビの蜂』『ヨコハマメリー』【15】『スーパーマン・リターンズ』【16】『ニュー・ワールド』【17】『うつせみ』【18】『2番目のキス』【19】『ホステル』【20】『クラッシュ』【21】『ユナイテッド93』【22】『カポーティ』『Vフォー・ヴェンデッタ』『トランスアメリカ』【25】『隠された記憶』『グッドナイト&グッドラック』『ココシリ』【28】『M:i:3』『紙屋悦子の青春』『プライドと偏見』『マッチポイント』 ニュー・ワールド
その他 【最優秀男優賞】ジェイク・ギレンホール『ブロークバック・マウンテン』 【最優秀女優賞】フェリシティ・ハフマン『トランスアメリカ』 【最優秀監督賞】井口昇『猫目小僧』『卍』『おいら女蛮(スケバン)』
ひとこと 映画秘宝ベストテンは、規定の違いにより日本未公開の作品がランクインしたりするので、その点で他のベストテンと毛色が違う。 でも、そのこととは別に、まあなんとなくコメントする気にならないベストテン。 理由はよく解らないというか、考えるのもめんどくさいというか。 一言で言うと「無邪気なベストテンだなぁ。まあ放っておこう」といった感じか? 2007/01/22 ライター達の投票で選んでいるようなのだが、「この映画がすごい!」2月号を見るかぎりでは、どこのどいつがどうやって選んだかわからないようにしかみえず、まるで「サルなんとか」っていうどこぞの映画サイトオーナーが「○○サルベストテン」なんてたいそうな名前で自分勝手なベストテンを発表しているような適当なランキングと思われても平気なのか? その程度の姿勢で発表されるベスト30なんかまともに相手する気にならないし、まして出版の商売のネタにするなんて。ワースト5も発表してたけど、映画へ賛辞は言えないくせに、悪口となると嬉々としてしゃべる編集部員のコメントが、映画ジャーナリズムが映画を食い物にしかしてないことを象徴するようなアホ丸出しぶりだったので、そっちはやめ。 2007/01/19


2006年度邦画各ワーストテン 2007/02/08

順位 映画芸術ワーストテン (2005/12〜2006/11公開作品対象) 2007/02/06 シネサルワーストテン
(単なる参考です)
(2006/01〜2006/12公開作品対象)
2006/12/21
【正式】ワースト加点法 ワーストの得点 【参考】ベストの順位と得点 (【参考】(ワースト)-(ベスト)、加点法+減点法)
1 ゲド戦記 -60 なし ゲド戦記 -60 手紙
2 ゆれる -45 8点50位 THE 有頂天ホテル -34 バックダンサーズ
3 THE 有頂天ホテル -44 -34点134位 UDON -32 地下鉄に乗って
4 UDON -32 なし 日本沈没 LIMIT OF LOVE 海猿 -31 THE 有頂天ホテル
5 日本沈没 LIMIT OF LOVE 海猿 -31 なし
6 男たちのYAMATO -21
7 男たちのYAMATO -30 -21点133位 ベロニカは死ぬことにした -20
8 武士の一分 -29 5点71位 出口のない海 地下鉄に乗って -17
9 バッシング -25 -9点129位
10 寝ずの番 -23 -4点125位 パビリオン山椒魚 -15 ギミー・ヘブン
次点 紙屋悦子の青春 (20位 16点)、HAZARD (57位 7点)、花よりもなほ (123位 -3点)、ベロニカは死ぬことにした -20 オトシモノ
ひとこと 映芸のワーストテンは、結論から言えば「駄作の順位づけ」というより、「ベストテンから引きずりおろす目的で投じられた減点のランキング」という意味合いが強い。ワーストテンの上位にベストテンに入りそうな作品が並んでいること、ワーストの点数の多い作品はベストの点数も多いことからもそのことが解る。それならば、そんな点数を単純な加点法で順位づけしてワーストテンとして発表することに、何の意味があるのだろう? 表紙に「網羅できない」「(評価は)迷妄となった」と、集計することに疑問をはさんだベストテンですら減点法を採用して偏りをなくそうとしているのに、もともと偏った減点票を、さらに偏りやすい加点法で集計してワーストにするなんて。具体的に言うと、『ゆれる』はベストの得点が53点でワーストが45点だから、もし映芸ベストテンが他のベストテンのように加点法だとしたら9位に入るはずの得点なのに、減点票を考慮して結果的には「賛否両論」ということでベストテンには入らなかった。この次点でワースト票の役割は果たしているはずだが、映芸ではさらにワースト票だけ加点法で集計して『ゆれる』はワースト2位としている。ベストテンとワーストテンのランキング結果だけ見れば、映芸の集計結果からは「賛否両論」であるべき『ゆれる』が「駄作」扱いになり、これは「操作」であると言わざるをえない。ワーストテンの集計方法としては、現状の加点のみの方法より、ベストテン同様の減点法も取り入れる方がより公正だろう。そのように集計した結果が右の「【参考】(ワースト)-(ベスト)、加点法+減点法」であり、こうすれば『ゆれる』『武士の一分』といった賛成票の方が多い作品はワーストテンからはずれることになる。
とまあ、文句は書いたものの、そんなことはおそらく荒井映芸編集長は百も承知。彼の編集後記のコメント「『ゆれる』が映芸のベストワンになったらどうしよう」「(『ゆれる』の1位を阻止するために)『硫黄島からの手紙』を日本映画にしちゃうというのはどうですかと言われて妙案だなあ」「自分の雑誌で自分の映画をベストワンにするなんてよくやるよかお手盛りとかまた言われるんだろうけど、俺は素直に喜んでいる。『ゆれる』がテンに入らなかったことに喜んでいる。」に見られるように、映芸ベストテンの目的は明確で、つまり、
 (1) ベストテン、ワーストテンのランキングを自分に都合のいい順位でつけちゃえば、じきにその背景の細かいことは語られず、順位だけが自分に都合のいいように一人歩きすることを期待している。
 (2) 自分に都合のいい順位にするためには、選考方法を変えるなどのあらゆる手段を講じるつもりでいる。
であり、お手盛りと言われかねないと解っていても、「蟷螂の斧」に過ぎないと自覚しながらも、とにかくやってしまおうということなのだろう。まあ、映芸ベストテンへのひとことのところでも書いたように、「日本映画をもはや誰も網羅できない」と私も思うから、「厳正かつ公正なベストテンなど決められるはずがない」ので、だったら「好き勝手なベストテンが多数存在しても構わないし、むしろ多様性で全体像を網羅できる」と思うから、映芸の集計方法が自分勝手だからといって問題視することでもなく、「映芸はそんなもんだ。」って流せばいいだけだと思う。でも、
 (1)『ゆれる』などにベスト票を入れた人は、ベストテン入りできなかっただけではなくワーストテン入り阻止を阻まれたことで、結果的に自分の票が踏みにじられた形になり、そういう人たちに愛想をつかされて離れられることにはならないのか?
 (2)自分勝手なベストテンという印象が、私も素晴らしい映画だと思う『やわらかい生活』に泥を塗る結果にならないか? 『ゆれる』なんかを目の敵にしていて、その結果自分の映画が不当に非難されても構わないのか。荒井編集長が自作に投票しなかったことで公正さを十分示せているというほど世間の認識は甘くないと思うが。
…と苦言を呈しておこう。 2007/02/08
 単にお金などの数字だけしか見てないようなニュースでは、今年になって邦画のシェアが洋画を上回ったことで邦画が好調との論調が目に付くが、実際には邦画の質的な低下がますますあからさまになってきた。
 具体的には、悲しい場面で悲しい音楽をこれ見よがしに流すような「ベタベタ甘ちゃん演出」、役者に適当に動いてもらって適当に台詞を言わせてそれを適当に撮る「やっつけ仕事演出」、ろくに役者に芝居をさせずにカメラを振り回したりカット割りを細かくしたり画調を加工することが演出だと思っている「めくらまし映画」、小ネタ小細工ばかりこだわって本筋はサッパリだったり、観るものを楽しませようとせずに作っている方が楽しんじゃってる「オタク自己満足映画」などが目に余るようになってきた。
 しかも、こんな映画に対して世間の風当たりが強ければまだましなのだが、これといった抵抗も無くすんなり受け止められることが多いばかりか、中には「泣けるストーリー」ってだけで感動作扱いされているものも。
 つまりは、駄作がまかり通るのは大衆の見る目が落ちてきてるからか?作り手が「本物」を作ろうとしないから大衆の見る目が育たないのか?ニワトリが先か卵が先かみたいなことだと思うが、こうなったらこの悪循環を断ち切るためにも、「ダメなものはダメ」だともっと頻繁に訴えていかないとだめだと思う。
 そういう訳で、本来ならば駄作なんてすぐに忘れて無かったことにして、映画の良い面を語るほうに時間を割いたほうが良いとはおもうのだが、ここはワーストテンを挙げることにも意味を感じて選んでみた。
 よって私のワーストテンは、1位が一番出来が悪いという意味ではなく、ワーストだと指摘することにより意味のある作品が上位にくる順番で、だから誰が観ても酷いことが明らかで改めて駄作だと指摘する必要もないような映画が逆に10位だったりする。
 次点の作品は、ギリギリ「ワースト」と指摘するほどでもない作品。 2006/12/21


2006年度邦画&洋画ワーストテン 2007/01/25

順位 映画秘宝トホホ大賞
(200?/??〜2006/1?公開作品対象、1/20発表)
2007/01/22
第三回 文春きいちご賞
(200?/??〜2006/1?公開作品対象、1/18発表)
〈審査委員:記者、ライターなど32人) 2007/01/22
1 日本沈没 ゲド戦記
2 ポセイドン 日本沈没
3 レディ・イン・ザ・ウォーター ダ・ヴィンチ・コード
4 ダ・ヴィンチ・コード 涙そうそう
5 イーオン・フラックス PROMISE
6 Vフォー・ヴェンデッタ LIMIT OF LOVE 海猿
7 ウルトラ・ヴァイオレット 連理の枝
8 オーメン ナチョ・リブレ 覆面の神様 アンジェラ ラフ
9
10 ゲド戦記 7月24日通りのクリスマス
次点
ひとこと 映画をけなすときは褒めるときよりも真剣でなければならないと思うのだが、つまりけなす理由をキッチリ挙げてはじめて「批判」と呼べるものになるのであって、そうでない無責任な言いっ放しは「悪口」でしかない。で、このワーストテンの結果からは、どこに向けて何を批判しているのかがさっぱり解らず、つまりは批判になっていない。悪口を言いやすい映画を選んだだけといった感じ。週刊文春誌上の2ページの記事を読むと、「テレビが映画に進出するようになって、作りが安直になった」といった批判らしいものも少しは見られたのだが、記事の大半はそれぞれの作品に対して悪口を言っているだけ。中でも、選考委員が『PROMISE』を観た直後に顔を合わせて、「今年のきいちご賞はこれに決まったな」なんて話をしたと書かれていたが、あんたらどこぞの掲示板で揚げ足取りにうつつを抜かしているような映画ファンか? まあ、この程度の会話ぐらいは挨拶代わりとして許されるかもしれないが、こんなことをいちいち紹介する編集者の志の低さにあきれる。素人レベルの与太話を恥知らずにさらしている、プロのライターやマスメディアの名折れのような賞。
さて、ここで私から改善案。きいちご賞の名前の元になったゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)はワーストテンではなくワースト映画を1本だけ選ぶ賞だから、きいちご賞も名前だけでなくそれもパクッて、1本だけ選んでそれに対するコメントをしっかり載せることで批判精神を示してみてはどうだろう。例えば、ワーストワンは『LIMIT OF LOVE 海猿』で、(未見なので世間で言われているような映画だと仮定すると)「くどい泣かせ演出で映画音痴を増やした。ただでさえ邦画の地盤沈下につながる映画音痴の増加が問題視されている中、逆にバカを伝染させることに一役買ったこの映画の罪は重い。」といった具合(あくまでも仮定ですよー念のため。)。このくらい具体的なメッセージを発せられれば、本家のラジー賞も悪口の域を出ていない腰砕けの賞なので、それを超えることが出来るのだが。 2007/01/25



2005年度映画賞&ベストテン 2006/06/23

2005年度各映画賞主要部門受賞リスト (結果発表が新しい順番) 2006/06/23

作品賞 監督賞 主演女優賞 主演男優賞 助演女優賞 助演男優賞 新人賞 外国映画賞
日本映画プロフェッショナル大賞

2006/06/23
いつか読書する日 山下敦弘
『リンダ リンダ リンダ』
田中裕子
『いつか読書する日』
『火火』

小泉今日子
『空中庭園』
オダギリジョー
『メゾン・ド・ヒミコ』
『スクラップ・ヘブン』

西島秀俊
『帰郷』
『さよならみどりちゃん』
『雨よりせつなく』
- - - -
日本映画批評家大賞

2006/06/23
カーテンコール 黒土三男
『蝉しぐれ』
田中裕子
『いつか読書する日』
市川染五郎
『蝉しぐれ』
片岡愛之助
『シベリア超特急5』
井川遥
『樹の海』
笹野高史
『パッチギ!』
塩見三省
『樹の海』
多部未華子
『HINOKIO』
大後寿々花
『SAYURI』
藤井隆
『カーテンコール』
石田卓也
『蝉しぐれ』
-
<ひとこと> 実はおそらく日本で一番胡散臭い映画賞。身内にのみあげている、狭い世界の賞のようなのは、上の結果を見ての通り。なので、無視して結構。
日本アカデミー賞
(2004/12/04
〜 2005/12/02
公開作品対象)
2006/03/05
ALWAYS 三丁目の夕日

(優秀作品賞)
『北の零年』
『蝉しぐれ』
『パッチギ!』
『亡国のイージス』
山崎貴
『ALWAYS 三丁目の夕日』

(優秀監督賞)
井筒和幸
 『パッチギ!』
黒土三男
 『蝉しぐれ』
阪本順治
 『亡国のイージス』
行定勲
 『北の零年』
吉永小百合
『北の零年』

(優秀主演女優賞)
木村佳乃
 『蝉しぐれ』
小雪
 『ALWAYS 三丁目の夕日』
竹内結子
 『春の雪』
中島美嘉
 『NANA』
吉岡秀隆
『ALWAYS 三丁目の夕日』

(優秀主演男優賞)
市川染五郎
 『蝉しぐれ』
真田広之
 『亡国のイージス』
妻夫木聡
 『春の雪』
ユースケ・サンタマリア
 『交渉人・真下正義』
薬師丸ひろ子
『ALWAYS 三丁目の夕日』

(優秀助演女優賞)
石田ゆり子
 『北の零年』
石原さとみ
 『北の零年』
大楠道代
 『春の雪』
寺島しのぶ
 『東京タワー』
堤真一
『ALWAYS 三丁目の夕日』

(優秀助演男優賞)
香川照之
 『北の零年』
寺島進
 『交渉人・真下正義』
豊川悦司
 『北の零年』
中井貴一
 『亡国のイージス』
勝地涼
『亡国のイージス』
神木隆之介
『妖怪大戦争』
塩谷瞬
『パッチギ!』
沢尻エリカ
『パッチギ!』
中島美嘉
『NANA』
堀北真希
『ALWAYS 三丁目の夕日』
ミリオンダラー・ベイビー

(優秀外国作品賞)
『オペラ座の怪人』
『シンデレラマン』
『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』
『チャーリーとチョコレート工場』
<ひとこと> 作品賞は、東宝(『ALWAYS…』『蝉しぐれ』)、東映(『北の零年』)、角川ヘラルド=松竹(『亡国のイージス』)の四社が抜けることのない例年通りの選別。ただし、今年はこれにシネカノン(『パッチギ!』)が入っているのは、これまでの三社以外締め出しの方針を変えて、本気でアカデミー賞を変えようとしているのか?それとも単なるポーズか? それでも、演出に難のある作品に監督賞をあげたりなど、もっと真面目に選べ!と言いたくなる。
日本インターネット映画大賞 (2005/01
〜2005/12
公開作品が主な対象)
2006/03/07
ALWAYS 三丁目の夕日 井筒和幸
『パッチギ!』
山崎貴
『ALWAYS 三丁目の夕日』
中島美嘉
『NANA』
オダギリジョー
『メゾン・ド・ヒミコ』
『スクラップ・ヘブン』
『イン・ザ・プール』
『オペレッタ狸御殿』
『忍 SHINOBI』
薬師丸ひろ子
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『オペレッタ狸御殿』
『レイクサイド マーダーケース』
『鉄人28号』
堤真一
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『ローレライ』
『フライ、ダディ、フライ』
堀北真希
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『逆境ナイン』
『HINOKIO』
『深紅』
ミリオンダラー・ベイビー
<ひとこと> ブロガーなどの一般人の投票による賞なので、小規模で公開された映画に分が悪く、ミーハー寄りの結果になっているので、まあ結果は参考程度ということで。
ブルーリボン賞
(2005/01
〜2005/12
公開作品対象)
2006/01/11
パッチギ! 佐藤純彌
『男たちの大和 YAMATO』
小泉今日子
『空中庭園』
真田広之
『亡国のイージス』
薬師丸ひろ子
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『オペレッタ狸御殿』
『レイクサイド マーダーケース』
堤真一
『フライ ダディ フライ』
『ALWAYS 三丁目の夕日』
多部未華子
『HINOKIO』
『青空のゆくえ』
ミリオンダラー・ベイビー
毎日映画コンクール
2004/12
〜2005/11
公開作品対象2005/12/22
パッチギ!

(日本映画優秀賞)
オペレッタ狸御殿
緒方明
『いつか読書する日』
田中裕子
『いつか読書する日』
『火火』
浅野忠信
『誰がために』
『乱歩地獄』
板谷由夏
『運命じゃない人』
山下規介
『運命じゃない人』
関めぐみ
『恋は五・七・五!』
『8月のクリスマス』

石田法嗣
『カナリア』
-
東スポ映画大賞
(2005/01
〜2005/12
公開作品対象)

2006/01/19
該当なし 該当なし 小泉今日子
『空中庭園』
ビートたけし
『TAKESHIS'』
該当なし 寺島進
『疾走』
『TAKESHIS'』
沢尻エリカ
『SHINOBI』
『パッチギ!』
ミリオンダラー・ベイビー
<ひとこと> 作品賞などの該当なしは厳しいなぁ。純粋にたけちゃん1人で選んだベストテンとか見てみたい。ちなみに、たけちゃんは『ALWAYS…』を、時代考証にリアリティが無いと評価していない。助演男優賞をノミネート外から選んだのは、真面目に選んだ結果のか?それとも誰も授賞式に来てくれないからか?
キネ旬ベストテン
(2005/01
〜2005/12
公開作品対象) 2006/01/14
パッチギ! 井筒和幸
『パッチギ!』
田中裕子
『いつか読書する日』
『火火』
オダギリジョー
『メゾン・ド・ヒミコ』
『オペレッタ狸御殿』
『忍 SHINOBI』
『スクラップ・ヘブン』
薬師丸ひろ子
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『オペレッタ狸御殿』
『レイクサイド マーダーケース』
『鉄人28号』
堤真一
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『フライ、ダディ、フライ』
沢尻エリカ
『パッチギ!』
『阿修羅城の瞳』
『忍 SHUNOBI』

石田卓也
『蝉しぐれ』
ミリオンダラー・ベイビー
高崎映画祭
(2004/12
〜2005/12
公開作品対象)
2006/01/11
トニー滝谷 井筒和幸
『パッチギ!』
豊田利晃
『空中庭園』
小泉今日子
『空中庭園』
西島秀俊
『帰郷』
堤真一
『フライ、ダディ、フライ』
片岡礼子
『帰郷』
井川遥
『樹の海』
田中泯
『メゾン・ド・ヒミコ』
英由佳
『DV ドメスティックバイオレンス』
谷村美月
『カナリア』
高岡蒼佑
『パッチギ!』
田辺季正
『メゾン・ド・ヒミコ』
<ひとこと> 高崎映画祭って、授賞式に来てくれる人を選んでるのかと思ったけど、まず来てくれそうにない豊田監督を選んでるから、違ったんですね。
ヨコハマ映画祭
(2004/12
〜2005/11
公開作品対象)

2005/12/20
パッチギ! 井筒和幸
『パッチギ!』
田中裕子
『いつか読書する日』
『火火』
オダギリジョー
『メゾン・ド・ヒミコ』
『スクラップ・ヘブン』
『忍 SHINOBI』
『オペレッタ狸御殿』
薬師丸ひろ子
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『オペレッタ狸御殿』
『レイクサイド マーダーケース』
『鉄人28号』
岸部一徳
『いつか読書する日』
『火火』
『亡国のイージス』
『ヴィタール』
沢尻エリカ
『パッチギ!』
『阿修羅城の瞳』
『忍 SHUNOBI』

塩谷瞬
『パッチギ!』
堀北真希
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『逆境ナイン』
『HINOKIO』
『深紅』
日刊スポーツ映画大賞
(2004/12
〜2005/11
公開作品対象)
2005/12/02
パッチギ! 犬童一心
『メゾン・ド・ヒミコ』
『タッチ』
小泉今日子
『空中庭園』
市川染五郎
『阿修羅城の瞳』
『蝉しぐれ』
薬師丸ひろ子
『ALWAYS 三丁目の夕日』
堤真一
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『フライ、ダディ、フライ』
沢尻エリカ
『パッチギ!』
ミリオンダラー・ベイビー
報知映画賞
(2004/12
〜2005/11
公開作品対象)
2005/12/02
ALWAYS 三丁目の夕日 内田けんじ
『運命じゃない人』
田中裕子
『火火』
『いつか読書する日』
市川染五郎
『阿修羅城の瞳』
『蝉しぐれ』
薬師丸ひろ子
『ALWAYS 三丁目の夕日』
堤真一
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『フライ、ダディ、フライ』
沢尻エリカ
『パッチギ!』
シンデレラマン
<ひとこと> 関係あるとは言えないけど、『ALWAYS…』は、日テレがからんでるんだよなぁ。
シネマ・サルベージ賞
(単なる参考です。)
(2005/01
〜2005/12
公開作品対象)
2006/02/13
空中庭園 高橋伴明
『火火』
田中裕子
『火火』
『いつか読書する日』
山田孝之
『電車男』
大楠道代
『空中庭園』
『春の雪』
西島秀俊
『さよならみどりちゃん』
『カナリア』
『メゾン・ド・ヒミコ』
多部未華子
『HINOKIO』
『青空のゆくえ』
香港国際警察 NEW POLICE STORY

2005年度映画賞、上記以外 (結果発表が新しい順番) 2006/06/23

第15回 日本映画プロフェッショナル大賞 2006/06/23
(新人監督賞)大森立嗣『ゲルマニウムの夜』、 内田けんじ『運命じゃない人』
第15回 日本映画批評家大賞 (2006/06/02 授賞式) 2006/06/23
(富士フイルム奨励賞)釘宮慎二『蝉しぐれ』 (特別賞“国際協力賞”「田山力哉賞」)ブロークバック・マウンテン (特別賞「増淵健賞」)五十嵐真『木下恵介 DVD-BOX 第1集〜第6集』 (ミュージカル大賞「西條笑児賞」) 山本耕史、上原多香子『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』 (国際活動賞)早田英志 (ゴールデン・グローリー賞)千葉真一、加山雄三、里見浩太朗、倍賞千恵子 (プラチナ大賞)村山新治、田原総一朗
<ひとこと> 2006年日本上映作品の『ブロークバック・マウンテン』が入っていたりで、気まぐれか作為的に選んでるとしか思えない。
第29回 日本アカデミー賞 (2004/12/04〜2005/12/02公開作品対象、12/21 優秀賞発表、03/03受賞式) 2006/03/05
(最優秀脚本賞) 山崎貴・古沢良太『ALWAYS 三丁目の夕日』 (優秀脚本賞) 黒土三男『蝉しぐれ』 那須真知子『北の零年』 長谷川康夫・飯田健三郎『亡国のイージス』 羽原大介・井筒和幸『パッチギ!』
(最優秀音楽賞) 佐藤直紀『ALWAYS 三丁目の夕日』 (優秀音楽賞) 岩代太郎『蝉しぐれ』 岩代太郎『春の雪』 大島ミチル『北の零年』 トレヴァー・ジョーンズ『亡国のイージス』
(最優秀撮影賞) 柴崎幸三『ALWAYS 三丁目の夕日』 (優秀撮影賞) 笠松則通『亡国のイージス』 北信康『北の零年』 釘宮慎治『蝉しぐれ』 李屏賓『春の雪』
(最優秀照明賞) 水野研一『ALWAYS 三丁目の夕日』 (優秀照明賞) 石田健司『亡国のイージス』 中村裕樹『北の零年』 吉角荘介『蝉しぐれ』 中村裕樹『春の雪』
(最優秀美術賞) 上條安里『ALWAYS 三丁目の夕日』 (優秀美術賞) 櫻木晶『蝉しぐれ』 原田満生『亡国のイージス』 部谷京子『北の零年』 山口修『春の雪』
(最優秀録音賞) 鶴巻仁『ALWAYS 三丁目の夕日』 (優秀録音賞) 伊藤裕規『北の零年』 伊藤裕規『春の雪』 橋本文雄『亡国のイージス』 橋本泰夫『蝉しぐれ』
(最優秀編集賞) 宮島竜治『ALWAYS 三丁目の夕日』 (優秀編集賞) 今井剛『北の零年』 今井剛『春の雪』 ウィリアム・アンダーソン『亡国のイージス』 奥田浩史『蝉しぐれ』
(協会栄誉賞) 森光子(俳優)
(会長特別賞) 故 石井輝男(監督)(2005.8.12) 故 岡本喜八(監督)(2005.2.19) 故 野村芳太郎(監督)(2005.4.8) 故 松村達雄(俳優)
<ひとこと>
 技術部門で優秀賞を受賞した作品は、『ALWAYS 三丁目の夕日』(東宝=日テレ)、『蝉しぐれ』(東宝)、『春の雪』(東宝)、『北の零年』(東映)、『亡国のイージス』(角川ヘラルド=松竹)の5作品のみで占められていて、こんな偶然って考えられないですよね? つまりは、何十本もの対象作品から優れた個人の仕事を選べば、当然作品数はんだのではなく、最初に作品を5本選んで、それぞれのスタッフを受賞者に決めたってことですよね? さらに、最優秀賞が『ALWAYS〜』独占になったのは、こうした技術部門の投票は、専門外の人は棄権するのが道理だと思うが、それに反して投票資格のある東宝や日テレの映画素人社員が組織的に票を集中させたってことですよね?
第48回 ブルーリボン賞
(2005/01〜2005/12公開作品対象、1/03ノミネート決定、1/23発表、2/07表彰式) 2006/02/13
作品賞ノミネート 監督賞ノミネート 主演女優賞ノミネート 主演男優賞ノミネート 助演女優賞ノミネート 助演男優賞ノミネート 新人賞ノミネート 外国作品賞ノミネート
『阿修羅城の瞳』
『運命じゃない人』
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『男たちの大和 YAMATO』
『北の零年』
『空中庭園』
『交渉人 真下正義』
『七人の弔』
『蝉しぐれ』
『TAKESHIS'』
『大停電の夜』に
『電車男』
『トニー滝谷』
『NANA』
『春の雪』
『HINOKIO』
『フライ、ダディ、フライ』
『亡国のイージス』
真夜中の弥次さん喜多さん』
『メゾン・ド・ヒミコ』
『妖怪大戦争』
『リンダ リンダ リンダ』
井筒和幸
 『パッチギ!』
犬童一心
 『タッチ』
 『メゾン・ド・ヒミコ』 『いぬのえいが』
内田けんじ
 『運命じゃない人』
山崎貴
 『ALWAYS 三丁目の夕日』
田中裕子
 『火火』
 『いつか読書する日』
中島美嘉
 『NANA』
宮崎あおい
 『NANA』
宮沢りえ
 『阿修羅城の瞳』
 『トニー滝谷』
吉永小百合
 『北の零年』
市川染五郎
 『阿修羅城の瞳』
 『蝉しぐれ』
岡田准一
 『東京タワー』
 『フライ、ダディ、フライ』
 『ホールドアップダウン』
ビートたけし
 『TAKESHIS'』
吉岡秀隆
 『ALWAYS 三丁目の夕日』
 『四日間の奇蹟』
蒼井優
 『男たちの大和 YAMATO』
 『亀は意外と速く泳ぐ』
 『鉄人28号』
 『変身』
 『星になった少年』
大楠道代
 『空中庭園』
 『春の雪』
佐津川愛美
 『蝉しぐれ』
堀北真希
 『ALWAYS 三丁目の夕日』
 『逆境ナイン』
 『深紅』
 『HINOKIO』
緒形拳
 『蝉しぐれ』
高岡蒼佑
 『春の雪』
 『パッチギ!』
寺島進
 『北の零年』
 『交渉人 真下正義』
 『TAKESHIS'』
 『タナカヒロシのすべて』
 『真夜中の弥次さん喜多さん』
豊川悦司
 『北の零年』
 『疾走』
 『妖怪大戦争』
 『レイクサイド マーダーケース』
石田卓也
 『蝉しぐれ』
勝地涼
 『空中庭園』
 『この胸いっぱいの愛を』
 『亡国のイージス』
香椎由宇
 『リンダ リンダ リンダ』
 『ローレライ』
 『ホールドアップタウン』
沢尻エリカ
 『パッチギ!』
『イン・ハー・シューズ』
『オペラ座の怪人』
『カンフーハッスル』
『皇帝ペンギン』
『サイドウェイ』
『四月の雪』
『Shall we Dance?』
『SAYURI』
『親切なクムジャさん』
『シンデレラマン』
『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』
『大統領の理髪師

『チーム★アメリカ ワールドポリス』
『チャーリーとチョコレート工場』
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
『ヒトラー 最期の12日間』
『Ray(レイ)』
『私の頭の中の消しゴム』
(特別賞)故 岡本喜八監督 (スタッフ賞)内田けんじ監督(「運命じゃない人」の脚本)
<ひとこと> 在京スポーツ7紙の芸能記者が選んだプルーリボン賞は、相変わらず芸能ネタになりそうな話題作しか観ないで選んでいることがまる判りの結果。もっと観ろよ!
 ていうか、映画の記事といえば舞台挨拶の俳優のプライベートばかりで、映画評すらろくに載せないスポーツ新聞の記者が選ぶ賞なんか、まともじゃなくたって不思議でもないが。
 それに、サンスポのサイトによると、トヨエツの対象作品して2004年の『丹下左繕』が入っていたり、沢尻エリカが『阿修羅城の瞳』と『忍 SHINOBI』が対象に含まれてなかったりと、本当にいいかげん。
第60回 毎日映画コンクール (Link1, Link2, 2004/12〜2005/11公開作品対象、1/18決定、1/19発表、2/08表彰式) 2006/02/13
(作品賞候補作) 『いつか読書する日』 『ALWAYS 三丁目の夕日』 『空中庭園』 (脚本賞)内田けんじ『運命じゃない人』 (撮影賞)柴崎幸三『ALWAYS 三丁目の夕日』 (美術賞)上條安里『ALWAYS 三丁目の夕日』 (音楽賞)加藤和彦『パッチギ!』 (録音賞)横溝正俊『いつか読書する日』 (技術賞)『ALWAYS 三丁目の夕日』VFXスタッフ谷口登司夫(編集)『二人日和』 (ドキュメンタリー映画賞)『Little Birds〜イラク戦火の家族たち』安岡卓治 (TSUTAYAファン賞)(日本映画)『ALWAYS 三丁目の夕日』(外国映画)『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』 (アニメーション映画賞)『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』 (大藤信郎賞)『tough guy!2005』岸本真太郎 (田中絹代賞)若尾文子
第15回 東京スポーツ映画大賞
(2005/01〜2005/12公開作品対象、1/04ノミネート決定、1/05付新聞ノミネート発表、1/17旬決定、1/19付新聞発表、2/09授賞式)
2006/01/19

<ノミネート審査に参加した映画祭>
あおもり映画祭、あきる野映画祭、伊参(いさま)スタジオ映画祭、うえだ城下町映画祭、小田原映画祭、KAWASAKI しんゆり映画祭、神戸100年映画祭、しまね映画祭、TAMA CINEMA FORUM、とよはしまちなかスロータウン映画祭、長岡アジア映画祭ぴあフィルムフェスティバル、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、湯布院映画祭
作品賞ノミネート 監督賞ノミネート 主演女優賞ノミネート 主演男優賞ノミネート 助演女優賞ノミネート 助演男優賞ノミネート 新人賞ノミネート 外国作品賞ノミネート
『いつか読書する日』
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『TAKESHIS'』
『パッチギ!』
『火火』
緒方明
 『いつか読書する日』
北野武
 『TAKESHIS'』
鈴木清順
 『オペレッタ狸御殿』
高橋伴明
 『火火』
山崎貴
 『ALWAYS 三丁目の夕日』
小泉今日子
 『空中庭園』
田中裕子
 『いつか読書する日』
 『火火』
原田知世
 『さよならCOLOR』
宮沢りえ
 『阿修羅城の瞳』
 『トニー滝谷』
吉永小百合
 『北の零年』
岡田准一
 『フライ、ダディ、フライ』
岸部一徳
 『いつか読書する日』
ビートたけし
 『TAKESHIS'』
藤竜也
 『村の写真集』
吉岡秀隆
 『ALWAYS 三丁目の夕日』
大楠道代
 『空中庭園』
 『春の雪』
小雪
 『ALWAYS 三丁目の夕日』
岸本加世子
 『TAKESHIS'』
藤村志保
 『カーテンコール』
薬師丸ひろ子
 『ALWAYS 三丁目の夕日』
 『オペレッタ狸御殿』
板尾創路
 『空中庭園』
井上堯之
 『カーテンコール』
岸部一徳
 『埋もれ木』
 『火火』
田中泯
 『メゾン・ド・ヒミコ』
堤真一
 『フライ、ダディ、フライ』
神木隆之介
 『妖怪大戦争』
沢尻エリカ
 『パッチギ!』
夏蓮
 『埋もれ木』
堀北真希
 『ALWAYS 三丁目の夕日』
 『逆境ナイン』
松山ケンイチ
 『男たちの大和 YAMATO』
 『NANA』
『海を飛ぶ夢』
『亀も空を飛ぶ』
『故郷の香り』
『SIN CITY』
『ミリオンダラー・ベイビー』
(特別作品賞(駄作に与える賞))『宇宙戦争』 (読者賞)『ALWAYS 三丁目の夕日』
<第6回ビートたけしのエンターテインメント賞>
(話題賞)レイザーラモンHG (日本芸能大賞)ヒロシ (主演AV女優賞)デヴィ (主演AV男優賞)該当なし (タイトル賞)「液ジュポ2005マン国博覧会」 (特別賞)島田洋七
<ひとこと>
第79回 キネマ旬報ベストテン
(2005/01〜2005/12公開作品対象、1/10発表、2/11表彰式予定) 2006/01/14
(脚本賞)内田けんじ『運命じゃない人』 (外国映画監督賞)クリント・イーストウッド『ミリオンダラー・ベイビー』 (読者選出日本映画監督賞)山崎貴『ALWAYS 三丁目の夕日』 (読者選出外国映画監督賞)クリント・イーストウッド『ミリオンダラー・ベイビー』 (文化映画ベストワン)『映画 日本国憲法』
第20回 高崎映画祭 (2004/12〜2005/12公開作品対象、12/22発表) 2006/01/11
(若手監督グランプリ)成島出『フライ、ダディ、フライ』 萩生田宏治『帰郷』 (特別賞)羽田澄子『山中常盤』
第27回 ヨコハマ映画祭 (2004/12〜2005/11 公開作品対象、12/17発表) 2005/12/20
(脚本賞)青木研次『いつか読書する日』 (撮影賞)山本英夫『パッチギ!』『妖怪大戦争』『鉄人28号』 (技術賞)山崎貴『ALWAYS 三丁目の夕日』のVFXに対して) (審査員特別賞)『運命じゃない人』
<ひとこと>
第18回 日刊スポーツ映画大賞 (2004/12〜2005/11公開作品対象、12/01発表) 2005/12/02
(石原裕次郎賞)『ALWAYS 三丁目の夕日』、(石原裕次郎新人賞)該当者なし

2005年度邦画各ベストテン 2006/06/23

順位 第27回ヨコハマ映画祭
(2004/12〜2005/11公開作品対象)
2005/12/20
第48回朝日ベストテン映画祭
(2004/12〜2005/11関西公開作品対象 12/06発表)
2005/12/17
第79回キネ旬ベストテン
(2005/01〜2005/12公開作品対象)
2006/02/13
キネ旬読者のベストテン
(2005/01〜2005/12公開作品対象)
2006/03/07
映画芸術ベストテン
(2004/12〜2005/11公開作品対象)
2006/02/13
日本インターネット映画大賞
(2005/01〜2005/12公開作品が主な対象)
2006/03/07
日本映画プロフェッショナル大賞

2006/06/23
シネサルベストテン
(単なる参考です)
(2005/01〜2005/12公開作品対象)
2005/12/02
  得点   得点   得点   得点
1 パッチギ! パッチギ! パッチギ! 258 ALWAYS 三丁目の夕日 17965 リンダ リンダ リンダ 130 ALWAYS 三丁目の夕日 296 いつか読書する日 空中庭園
2 いつか読書する日 メゾン・ド・ヒミコ ALWAYS 三丁目の夕日 214 パッチギ! 12064 パッチギ! 127 パッチギ! 190 リンダ リンダ リンダ 火火
3 ALWAYS 三丁目の夕日 リンダ リンダ リンダ いつか読書する日 175 リンダ リンダ リンダ 11050 いつか読書する日 84 NANA 175 パッチギ! 春の雪
4 運命じゃない人 カナリア メゾン・ド・ヒミコ 135 いつか読書する日 10030 カナリア 75 リンダ リンダ リンダ 145 空中庭園 カナリア
5 リンダ リンダ リンダ いつか読書する日 運命じゃない人 118 メゾン・ド・ヒミコ 9871 空中庭園 58 運命じゃない人 121 運命じゃない人 PEEP"TV"SHOW
6 NANA 亡国のイージズ リンダ リンダ リンダ 103 蝉しぐれ 9205 レイクサイド マーダーケース 55 サマータイムマシン・ブルース 106 カーテンコール female
7 火火 ニワトリはハダシだ カナリア 91 運命じゃない人 8813 運命じゃない人 47 メゾン・ド・ヒミコ 97 ゲルマニウムの夜 埋もれ木
8 空中庭園 理由 男たちの大和 YAMATO 79 カーテンコール 8412 火火 41 フライ、ダディ、フライ 81 レイクサイド マーダーケース HINOKIO
9 メゾン・ド・ヒミコ 空中庭園 空中庭園 73 亡国のイージス 7611 せかいのおわり 35 交渉人 真下正義 78 メゾン・ド・ヒミコ スクラップ・ヘブン
10 さよならみどりちゃん 運命じゃない人 ゲルマニウムの夜 65 男たちの大和 YAMATO 7210 17歳の風景 少年は何を見たのか 33 男たちの大和 YAMATO 76 カナリア パッチギ!
次点 樹の海 埋もれ木 62 NANA 6653 さよならみどりちゃん 30 空中庭園 68   トニー滝谷
ひとこと 多くの映画ファンが選んでいるはずだが、気のせいか少数の人が選んだかのような偏りを感じる。 キネ旬の結果って、『ALWAYS…』『いつか…』『運命じゃ…』なんか入ったりして、年々オタクっぽいセレクションになってるなぁ。 こんな結果にな結果になっちゃうのは、やっぱりキネ旬読者って年寄りくさいからかなぁ? ブロガーなどの一般人の投票による賞なので、小規模で公開された映画に分が悪く、ミーハー寄りの結果になっているので、まあ結果は参考程度ということで。 大手作品は除外している賞だが、キネ旬ですら傑作でも超マイナー作品は上位になれない傾向があるから、こんな賞があってもいいだろう。それに、他のベストテンと大きな違いが無いから、最近の邦画は大手作品はヒットはしても出来はマイナー作品に劣るということだろう。 邦画は、次点がまだまだ続いていて、泣く泣く落とした。

2005年度洋画各ベストテン 2006/03/07

順位 第48回朝日ベストテン映画祭
(2004/12〜2005/11関西公開作品対象 12/06発表)

2005/12/17
第79回キネ旬ベストテン
(2005/01〜2005/12公開作品対象)
2006/02/13
キネ旬読者のベストテン
(2005/01〜2005/12公開作品対象)
2006/02/13
SCREEN
ベストテン

2006/02/13
ROADSHOW
ベストテン

(2005/01〜2005/12公開作品対象)
2006/02/13
日本インターネット映画大賞
(2005/01〜2005/12公開作品が主な対象)
2006/03/07
シネサルベストテン
(単なる参考です。)
2005/01〜2005/12公開作品対象)
2005/12/02
得点 得点 得点
1 エレニの旅 ミリオンダラー・ベイビー 336 ミリオンダラー・ベイビー 18063 ミリオンダラー・ベイビー ミリオンダラー・ベイビー ミリオンダラー・ベイビー 224 香港国際警察 NEW POLICE STORY
2 エターナル・サンシャイン エレニの旅 167 シンデレラマン 10894 海を飛ぶ夢 海を飛ぶ夢 チャーリーとチョコレート工場 166 ミリオンダラー・ベイビー
3 ミリオンダラー・ベイビー 亀も空を飛ぶ 150 エレニの旅 9778 エレニの旅 エターナル・サンシャイン オペラ座の怪人 147 シンデレラマン
4 海を飛ぶ夢 ある子供 115 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 9414 ネバーランド サイドウェイ バタフライ・エフェクト 119 サイドウェイ
5 酔画仙 海を飛ぶ夢 95 チャーリーとチョコレート工場 8851 アビエイター エレニの旅 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 116 クローサー
6 サマリア 大統領の理髪師 90 海を飛ぶ夢 8512 シンデレラマン ネバーランド キング・コング 104 アビエイター
7 輝ける青春 ウィスキー 88 オペラ座の怪人 8150 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 キング・コング 私の頭の中の消しゴム 102 宇宙戦争
8 サイドウェイ スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 78 ヒトラー〜最期の12日〜 7815 エターナル・サンシャイン チャーリーとチョコレート工場 エターナル・サンシャイン 90 サハラ 死の砂漠を脱出せよ
9 世界 キング・コング 75 Ray/レイ 7402 亀も空を飛ぶ RAY/レイ スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 シン・シティ 72 THE JUON / 呪怨
10 ウィスキー ヒトラー〜最期の12日〜 70 サイドウェイ 7215 そして、ひと粒のひかり ネバーランド 67
次点 ヴェラ・ドレイク シンデレラマン 69 キング・コング 6912 シンデレラマン 58
その他 (ベスト女優)ヒラリー・スワンク『ミリオンダラー・ベイビー』
(ベスト男優)ジョニー・デップ『ネバーランド』『チャーリーとチョコレート工場』
ひとこと キネ旬の洋画は、邦画よりさらにオタク系選考員拡大の影響なのか? 洋画のベストテンは、邦画に輪をかけてミーハー寄りの結果になっているが、これって月2本ぐらいヒット作を観てる程度で投票した人が多いからかなぁ? あと、韓流女のにわか映画ファンとか? まあ、自称映画ファンなら投票は構わないんだけど。だから繰り返すけど、結果はあくまで「参考」であって、決して妥当なものではないってことで…。 洋画は、上位3、4本までが文句なしで、10本そろえるのが大変。


2005年度邦画各ワーストテン //

順位 映画芸術ワーストテン
(2004/12〜2005/11公開作品対象) 2006/02/14
シネサルワーストテン
(単なる参考です)
(2005/01〜2005/12公開作品対象) 2006/02/14
  得点
1 ALWAYS 三丁目の夕日 36 ALWAYS 三丁目の夕日
2 オペレッタ狸御殿 TAKESHIS' ローレライ 35 いつか読書する日
3 蝉しぐれ
4 またの日の知華
5 またの日の知華 34
6 北の零年 容疑者 室井慎次 26
7
8 NANA 25
9 鉄人28号 23
10 阿修羅城の瞳 22
次点 恋は五・七・五! 21
ひとこと



2004年度映画賞&ベストテン 2005/03/17

2004年度各映画賞主要部門受賞リスト 2005/02/19

作品賞 監督賞 主演女優賞 主演男優賞 助演女優賞 助演男優賞 新人賞 外国映画賞
日本アカデミー賞 2005/02/19 半落ち 崔洋一
 『血と骨』
鈴木京香
 『血と骨』
寺尾聰
 『半落ち』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
オダギリジョー
 『血と骨』
平岡祐太
 『スウィングガールズ』
森山未來
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
伊東美咲
 『海猫』
上野樹里
 『スウィングガールズ』
土屋アンナ
 『下妻物語』
一青窈
 『珈琲時光』
ラスト・サムライ
ブルーリボン賞 2005/02/03 誰も知らない 是枝裕和
 『誰も知らない』
宮沢りえ
 『父と暮せば』
寺尾聰
 『半落ち』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
 『深呼吸の必要』
オダギリジョ−
 『血と骨』
 『この世の外へ クラブ進駐軍』
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』
森山未來
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
ミスティック・リバー
高崎映画祭 2005/02/04 ヴィタール 是枝裕和
 『誰も知らない』
倍賞美津子
 『ニワトリはハダシだ』
中谷美紀
 『約三十の嘘』
浅野忠信
 『ヴィタール』
唐沢寿明
 『CASSHERN』
南果歩
 『お父さんのバックドロップ』
柴田恭兵
 『69 Sixty nine』
生瀬勝久
 『お父さんのバックドロップ』
北浦愛
 『誰も知らない』
浜上竜也
 『ニワトリはハダシだ』
柳楽優弥
 『誰も知らない』
-
東京スポーツ映画大賞 2005/02/12 誰も知らない 崔洋一
 『血と骨』
深田恭子
 『下妻物語』
ビートたけし
 『血と骨』
田畑智子
 『血と骨』
オダギリジョー
 『血と骨』
柳楽優弥
 『誰も知らない』
オールド・ボーイ
毎日映画コンクール 2005/01/19 血と骨 黒木和雄
 『美しい夏キリシマ』
 『父と暮せば』
深田恭子
 『下妻物語』
ビートたけし
 『血と骨』
田畑智子
 『隠し剣 鬼の爪』
 『血と骨』
オダギリジョー
 『血と骨』
 『この世の外へ クラブ進駐軍』
上野樹里
 『チルソクの夏』
 『スウィングガールズ』

土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』

柳楽優弥
 『誰も知らない』
ミスティック・リバー
キネマ旬報ベストテン 2005/01/13 誰も知らない 崔洋一
 『血と骨』
 『クイール』
宮沢りえ
 『父と暮せば』
ビートたけし
 『血と骨』
YOU
 『誰も知らない』
オダギリジョー
 『血と骨』
(女優)
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』

(男優)
柳楽優弥
 『誰も知らない』
ミスティック・リバー
ヨコハマ映画祭 2004/12/12 下妻物語 中島哲也
 『下妻物語』
深田恭子
 『下妻物語』
役所広司
 『油断大敵』
 『東京原発』
 『笑の大学』
樹木希林
 『下妻物語』
 『半落ち』
 『ほたるの星』
柄本明
 『油断大敵』
 『ニワトリはハダシだ』
 『タカダワタル的』
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』

柳楽優弥
 『誰も知らない』
上野樹里
 『スウィングガールズ』
 『ジョゼと虎と魚たち』
 『チルソクの夏』
日刊スポーツ映画大賞 2004/12/05 血と骨 黒木和雄
 『美しい夏キリシマ』
 『父と暮せば』
小雪
 『嗤う伊右衛門』
ビートたけし
 『血と骨』
鈴木京香
 『血と骨』
中村獅童
 『いま、会いにゆきます』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
ラスト サムライ
報知映画賞 2004/12/12 誰も知らない 崔洋一
 『クイール』
 『血と骨』
松たか子
 『隠し剣 鬼の爪』
妻夫木聡
 『ジョゼと虎と魚たち』
 『きょうのできごと』
 『69 sixty nine』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
 『深呼吸の必要』
原田芳雄
 『美しい夏キリシマ』
 『父と暮せば』
 『ニワトリはハダシだ』
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』
シー・ビスケット
シネマ・サルベージ賞(単なる参考です)2005/02/06 下妻物語 岩井俊二
 『花とアリス』
深田恭子
 『下妻物語』
ビートたけし
 『血と骨』
市川実日子
 『キューティーハニー』
及川光博
 『キューティーハニー』
(女優)
上野樹里
 『スウィングガールズ』
 『チルソクの夏』
(男優)

オダギリジョー
 『血と骨』
ラブ・アクチュアリー

2004年度各映画賞 2005/02/19

作品賞 監督賞 主演女優賞 主演男優賞 助演女優賞 助演男優賞 新人賞 外国映画賞
第28回 日本アカデミー賞 (2003/12/06-2004/12/03公開作品対象、12/22優秀賞発表、2/18(金)受賞式) 2005/02/19
半落ち

(優秀作品賞)
 隠し剣 鬼の爪
 スウィングガールズ
 世界の中心で、愛をさけぶ
 血と骨
崔洋一
 『血と骨』

(優秀監督賞)
佐々部清
 『半落ち』
矢口史靖
 『スウィングガールズ』
山田洋次
 『隠し剣 鬼の爪
行定勲
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
鈴木京香
 『血と骨』

(優秀主演女優賞)
竹内結子
 『いま、会いにゆきます』
常盤貴子
 『赤い月』
深田恭子
 『下妻物語』
松たか子
 『隠し剣 鬼の爪』
寺尾聰
 『半落ち』

(優秀主演男優賞)
哀川翔
 『ゼブラーマン』
大沢たかお
 『解夏』
永瀬正敏
 『隠し剣 鬼の爪』
役所広司 
 『笑の大学』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』

(優秀助演女優賞)
樹木希林
 『半落ち』
田畑智子
 『血と骨』
土屋アンナ
 『下妻物語』
YOU
 『誰も知らない』
オダギリジョー
 『血と骨』

(優秀助演男優賞)
香川照之
 『赤い月』
柴田恭平
 『半落ち』
森山未來
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
吉岡秀隆
 『隠し剣 鬼の爪』
平岡祐太
 『スウィングガールズ』
森山未來
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
伊東美咲
 『海猫』
上野樹里
 『スウィングガールズ』
土屋アンナ
 『下妻物語』
一青窈
 『珈琲時光』
ラスト・サムライ

(優秀外国作品賞)
 シービスケット
 トロイ
 ミスティック・リバー
 ロード・オブ・ザ・リング王の帰還
(最優秀脚本賞)矢口史靖『スウィングガールズ』 (優秀脚本賞)崔洋一・鄭義信『血と骨』、田部俊行・佐々部清『半落ち』、三谷幸喜『笑の大学』、山田洋次・朝間義隆『隠し剣 鬼の爪』
(最優秀音楽賞)ミッキー吉野・岸本ひろし『スウィングガールズ』 (優秀音楽賞)岩代太郎『血と骨』、寺嶋民哉『半落ち』、冨田勲『隠し剣 鬼の爪』、めいなCo.『世界の中心で、愛をさけぶ』
(最優秀撮影賞)篠田昇『世界の中心で、愛をさけぶ』 (優秀撮影賞)木村大作『赤い月』、長沼六男『隠し剣 鬼の爪』、長沼六男『半落ち』、浜田毅『血と骨』
(最優秀照明賞)中村祐樹『世界の中心で、愛をさけぶ』 (優秀照明賞)渡辺三雄『赤い月』、中岡源権『隠し剣 鬼の爪』、吉角荘介『半落ち』、高屋齋『血と骨』
(最優秀美術賞)出川三男・西岡善信『隠し剣 鬼の爪』 (優秀美術賞)磯見俊裕『血と骨』、福澤勝広『赤い月』、山口修『世界の中心で、愛をさけぶ』、山ア秀満『半落ち』
(最優秀録音賞)郡弘道『スウィングガールズ』 (優秀録音賞)伊藤裕規『世界の中心で、愛をさけぶ』、岸田和美『隠し剣 鬼の爪』、高野泰雄『半落ち』、武進・小野寺修『血と骨』
(最優秀編集賞)宮島竜治『スウィングガールズ』 (優秀編集賞)石井巌『隠し剣 鬼の爪』、今井剛『世界の中心で、愛をさけぶ』、大畑英亮『半落ち』、奥原好幸『血と骨』
(会長特別賞)三橋達也(俳優) (会長功労賞)『世界の中心で、愛をさけぶ』企画チーム (話題賞、俳優部門)長澤まさみ (話題賞、作品部門)スウィングガールズ (協会特別賞)伊地知啓(プロデューサー)、斎藤昌利とそのスタッフ(音響効果)、ゴジラ
<ひとこと> 日本アカデミー賞の結果に対して、何故あれが獲ったのか?といった詮索は無意味なことは皆さんご承知の通りだけど、それにしても『半落ち』はこちらに罵倒したとおりなので、てっきり東宝、松竹だけで優秀作品賞を独占しないように、東映に用意された一枠を埋めただけだと思ったのに…、まあいいや、勝手にしろ! 日本アカデミー賞を批判しているたけちゃんなんかには、去年の優秀監督賞に続いて今年も優秀主演男優賞を意地でもやらないということだろう。ケツの穴が小さいなぁ。日本アカデミー賞は、日本では数少ないスタッフも対象になっている賞なので、そっちも注目したい。遺作の『世界の中心で、愛をさけぶ』が、病に冒されていたとは思えないほど素晴らしかった篠田昇(撮影)と照明のダブル受賞は、無内容な話をあそこまで見られる映画にレベアップさせたスタッフの功績の好例。
第47回 ブルーリボン賞
(2004/01-2004/12公開作品対象、1/03ノミネート発表、2/01発表、2/14表彰式予定) 2005/02/03
誰も知らない

(ベストテン)
 隠し剣 鬼の爪
 69 sixty nine
 下妻物語
 スウィングガールズ
 世界の中心で、愛をさけぶ
 父と暮せば
 血と骨
 半落ち
 笑の大学

(ノミネート)
 イノセンス
 いま、会いにゆきます
 お父さんのバックドロップ
 きょうのできごと a day on the planet
 解夏
 ゼブラーマン
 ハウルの動く城
 花とアリス
 ホテル ビーナス
 約三十の嘘
 油断大敵
 レディ・ジョーカー
是枝裕和
 『誰も知らない』

(ノミネート)
李相日
 『69 sixty nine』
黒木和雄
 『父と暮せば』
崔洋一
 『クイール』
 『血と骨』
行定勲
 『きょうのできごと a day on the planet』
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
宮沢りえ
 『父と暮せば』

(ノミネート)
蒼井優
 『花とアリス』
杉本彩
 『花と蛇』
竹内結子
 『天国の本屋〜恋火』
 『いま、会いにゆきます』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
深田恭子
 『下妻物語』
松たか子
 『隠し剣鬼の爪』
寺尾聰
 『半落ち』

(ノミネート)
妻夫木聡
 『きょうのできごと a day on the planet』
 『69 sixty nine』
永瀬正敏
 『隠し剣 鬼の爪』
 『ラブドガン』
ビートたけし
 『血と骨』
役所広司
 『油断大敵』
 『東京原発』
 『笑の大学』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
 『深呼吸の必要』

(ノミネート)
樹木希林
 『半落ち』
 『下妻物語』
鈴木京香
 『ゼブラーマン』
 『血と骨』
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』
YOU
 『誰も知らない』
オダギリジョ−
 『血と骨』
 『この世の外へ クラブ進駐軍』


(ノミネート)
吉川晃司
 『レディ・ジョーカー』
中村獅童
 『恋人はスナイパー 劇場版』
 『いま、会いにゆきます』
原田芳雄
 『天国の本屋〜恋火』
 『父と暮せば』
 『IZO』
 『ニワトリはハダシだ』
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』
森山未來
 『世界の中心で、愛をさけぶ』

(ノミネート)
香里奈
 『深呼吸の必要』
 『天国の本屋〜恋火』
 『海猿 UMIZARU』
紀里谷和明
 『CASSHERN』
柳楽優弥
 『誰も知らない』
ミスティック・リバー

(ベストテン)
 インファナル・アフェア 無間序曲
 オールド・ボーイ
 グッバイ、レーニン!
 殺人の追憶
 シービスケット
 シルミド
 ビッグ・フィッシュ
 モーターサイクル・ダイアリーズ
 ラブ・アクチュアリー

(ノミネート)
 華氏911
 コールド マウンテン
 シュレック2
 スパイダーマン2
 ターミナル
 ブラザーフッド
 Mr.インクレディブル
 恋愛適齢期
 ロスト・イン・トランスレーション
 ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
<ひとこと> 選定作品が話題作しかないのは、記者が映画をろくに観てないからだろうな。
第19回 高崎映画祭 (2003/12-2004/12公開作品対象、1/31発表) 2005/02/04
ヴィタール 是枝裕和
 『誰も知らない』
倍賞美津子
 『ニワトリはハダシだ』
中谷美紀
 『約三十の嘘』
浅野忠信
 『ヴィタール』
唐沢寿明
 『CASSHERN』
南果歩
 『お父さんのバックドロップ』
柴田恭兵
 『69 Sixty nine』
生瀬勝久
 『お父さんのバックドロップ』
北浦愛
 『誰も知らない』
浜上竜也
 『ニワトリはハダシだ』
柳楽優弥
 『誰も知らない』
-
(若手監督グランプリ)紀里谷和明『CASSHERN』井口奈己『犬猫』
第14回 東京スポーツ映画大賞
(2004/01-2004/12公開作品対象、12/23ノミネート決定、12/24付新聞ノミネート発表、1/17決定、1/19付新聞発表、2/06授賞式予定、カッコ内はノミネートの支持率、上から概ね支持率の高い順)
2005/02/12

<ノミネート審査に参加した映画祭>
あおもり映画祭、あきた十文字映画祭、あきる野映画祭、伊参(いさま)スタジオ映画祭、イメージフォーラムフェスティバル、うえだ城下町映画祭、小田原市映画祭シネマトピア2005、しまね映画祭、しんゆり映画祭高崎映画祭TAMA CINEMA FORUM、とよはしまちなかスロータウン映画祭、長岡アジア映画祭ぴあフィルムフェスティバル、富士町古湯映画祭、湯布院映画祭
誰も知らない

(ノミネート)
 誰も知らない
 血と骨
 油断大敵
 下妻物語
 ヴィタール
崔洋一
 『血と骨』

(ノミネート)
崔洋一
 『血と骨』
是枝裕和
 『誰も知らない』
三池崇史
 『IZO』
行定勲
 『世界の中心で、愛をさけぶ
深田恭子
 『下妻物語』

(ノミネート)
深田恭子 (50%)
 『下妻物語』
鈴木京香
 『血と骨』
宮沢りえ
 『父と暮せば』
松たか子
 『隠し剣、鬼の爪』
竹内結子
 『いま、会いにゆきます』
ビートたけし
 『血と骨』

(ノミネート)
ビートたけし
 『血と骨』
役所広司
 『油断大敵』
哀川翔
 『ゼブラーマン』
大沢たかお
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
田口トモロヲ
 『MASK DE 41』
田畑智子
 『血と骨』

(ノミネート)
YOU

 『誰も知らない』
鈴木京香
 『血と骨』など
田畑智子
 『血と骨』
濱田マリ
 『血と骨』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
オダギリジョー
 『血と骨』

(ノミネート)
オダギリジョー
 『血と骨』
浅野忠信
 『茶の味』など
新井浩文
 『血と骨』
原田芳雄
 『父と暮せば』
柳楽優弥
 『誰も知らない』

(ノミネート)
柳楽優弥 (75%)
 『誰も知らない』
上野樹里
 『スウィングガールズ』
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』
一青窈
 『珈琲時光』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
オールド・ボーイ

(ノミネート)
 ミスティック・リバー
 華氏911
 オールド・ボーイ
 殺人の追憶
(特別作品賞)デビルマン

(第5回ビートたけしのエンターテイメント賞)
(話題賞)ザ・ゴールデン・カップス 『ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム』 (日本芸能大賞)陣内智則、ヒロシ、波田陽区(欠席のため剥奪) (主演AV女優賞)夏目ナナ (主演AV男優賞)なし (タイトル賞)忠犬サセ公
<ひとこと>助演女優賞と外国作品賞以外、ノミネート審査員の意見を尊重して票が多かったものを賞に選んだそうです。
第59回 毎日映画コンクール (2003/12-2004/11公開作品対象、1/17決定) 2005/01/19
血と骨

(日本映画ファン賞)
ハウルの動く城
黒木和雄
 『美しい夏キリシマ』
 『父と暮せば』
深田恭子
 『下妻物語』
ビートたけし
 『血と骨』
田畑智子
 『隠し剣 鬼の爪』
 『血と骨』
オダギリジョー
 『血と骨』
 『この世の外へ クラブ進駐軍』
上野樹里
 『チルソクの夏』
 『スウィングガールズ』

土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』

柳楽優弥
 『誰も知らない』
ミスティック・リバー

(外国映画ファン賞)
2046
(脚本賞)荒井晴彦『ヴァイブレータ』 (撮影賞)鈴木一博『ヴァイブレータ』『機関車先生』『ガールフレンド』『ココロとカラダ』 (美術賞)桑島十和子『下妻物語』 (音楽賞)日野皓正『透光の樹』 (録音賞)弦巻裕『誰も知らない』 (技術賞)(照明)熊谷秀夫『透光の樹』 (記録文化映画賞 長編)『螺鈿―北村昭斎のわざ―』 (記録文化映画賞 短編)『わたしの季節』 (アニメーション映画賞)『雲のむこう、約束の場所』 (大藤信郎賞)『マインドゲーム』 (田中絹代賞)淡路恵子 (特別賞)三橋達也双葉十三郎 (宣伝賞・最優秀賞)UIP『シービスケット』 (宣伝賞・優秀賞)ワーナー・ブラザーズ映画『ラストサムライ』20世紀FOX『デイ・アフター・トゥモロー』
第78回 キネマ旬報ベストテン (2004/01-2004/12公開作品対象、1/06発表、2/11表彰式予定) 2005/01/13
誰も知らない

2)血と骨 3)下妻物語 4)父と暮せば 5)隠し剣 鬼の爪 6)理由 7)スウィングガールズ 8)ニワトリはハダシだ 9)チルソクの夏 10)透光の樹 11)深呼吸の必要
崔洋一
 『血と骨』
 『クイール』
宮沢りえ
 『父と暮せば』
ビートたけし
 『血と骨』
YOU
 『誰も知らない』
オダギリジョー
 『血と骨』
(女優)
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』

(男優)
柳楽優弥
 『誰も知らない』
ミスティック・リバー

2)殺人の追憶 3)父、帰る 4)オアシス 5)ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 6)オールド・ボーイ 7)モーターサイクル・ダイアリーズ 8)シー・ビスケット 9)春夏秋冬そして春 10)ビッグ・フィッシュ 11)ロスト・イン・トランスレーション
(脚本賞) 崔洋一、鄭義信 『血と骨』 (外国映画監督賞) クリント・イーストウッド 『ミスティック・リバー』 (文化映画ベストワン)海女のリャンさん
<ひとこと> 邦画も洋画も、「それはないだろう」と言いたくなる作品がベストテンの中にいくつか混じってるな。キネ旬のベストテンは、本当にちゃんと映画を観て選んでいるのか?選考委員なら試写に招待されて年間200本以上は当然観ているはずのところ、50本ぐらいしか観てないんじゃの?と言いたくなる人が含まれている気が最近なんとなくしています。
第26回 ヨコハマ映画祭 (2003/12-2004/11公開作品対象、12/10頃発表) 2004/12/12
下妻物語

2)血と骨 3)誰も知らない 4)スウィングガールズ 5)ジョゼと虎と魚たち 6)父と暮せば 7)油断大敵 8)ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム 9)深呼吸の必要 10)花とアリス 11)ニワトリはハダシだ
中島哲也
 『下妻物語』
深田恭子
 『下妻物語』
役所広司
 『油断大敵』
 『東京原発』
 『笑の大学』
樹木希林
 『下妻物語』
 『半落ち』
 『ほたるの星』
柄本明
 『油断大敵』
 『ニワトリはハダシだ』
 『タカダワタル的』
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』

柳楽優弥
 『誰も知らない』
上野樹里
 『スウィングガールズ』
 『ジョゼと虎と魚たち』
 『チルソクの夏』
脚本賞:矢口史靖『スウィングガールズ』、撮影賞:柴主高秀『スウィングガールズ』『深呼吸の必要』『解夏』他、審査員特別賞 :『ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム』(アルタミラピクチャーズ)、特別大賞:黒木和雄『美しい夏キリシマ』『父と暮せば』
<ひとこと> 例によって、観ていない映画が多いのでほとんどコメントできないけど、私の選んだ3賞中2つもダブっていて、いいんでねべが。
第17回 日刊スポーツ映画大賞 (2003/12-2004/11公開作品対象、12/03決定、12/04発表) 2004/12/05
血と骨 黒木和雄
 『美しい夏キリシマ』
 『父と暮せば』
小雪
 『嗤う伊右衛門』
ビートたけし
 『血と骨』
鈴木京香
 『血と骨』
中村獅童
 『いま、会いにゆきます』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
ラスト サムライ
(石原裕次郎賞)半落ち、(石原裕次郎新人賞)オダギリジョー『血と骨』
<ひとこと> 今年は選ぶのに苦労しそうだとの私の予感通り、早くも「報知映画賞」と全くダブらない結果になってしまいました。これが豊作によるものか不作によるものかは、まだよく解らないのですが…。
第29回 報知映画賞 (2003/12-2004/11公開作品対象、11/30決定、12/01発表) 2004/12/12
誰も知らない 崔洋一
 『クイール』
 『血と骨』
松たか子
 『隠し剣 鬼の爪』
妻夫木聡
 『ジョゼと虎と魚たち』
 『きょうのできごと』
 『69 sixty nine』
長澤まさみ
 『世界の中心で、愛をさけぶ』
 『深呼吸の必要』
原田芳雄
 『美しい夏キリシマ』
 『父と暮せば』
 『ニワトリはハダシだ』
土屋アンナ
 『下妻物語』
 『茶の味』
シー・ビスケット
<ひとこと> 取り得は発表が早いことぐらいしか思いつかない報知映画賞。今年は未見の映画が多くてコメントできない。でも『シー・ビスケット』はないよなぁ。
シネマ・サルベージ賞(単なる参考です) (2004/01-2004/12公開作品対象) 2005/02/06
下妻物語

2)ヴィタール 3)イノセンス 4)花とアリス 5)誰も知らない 6)スウィングガールズ 7)血と骨 8)ふくろう 9)ハウルの動く城 10)父と暮せば
岩井俊二
 『花とアリス』
深田恭子
 『下妻物語』
ビートたけし
 『血と骨』
市川実日子
 『キューティーハニー』
及川光博
 『キューティーハニー』
(女優)
上野樹里
 『スウィングガールズ』
 『チルソクの夏』
(男優)

オダギリジョー
 『血と骨』
ラブ・アクチュアリー

2)箪笥 3)華氏911 4)ドッグヴィル 5)ミスティック・リバー 6)21グラム 7)オアシス 8)スクール・オブ・ロック 9)LOVERS 10)ターミナル
<ひとこと> 年が明けて後追いで観た結果、2004年は思い入れのある映画が洋画ベストテンにはほとんどなかったのに対し、邦画の方は誉めがいのあるものばかりで、監督賞なんか7位までの監督の誰でもいいほどの充実ぶり。この邦画のバラエティに富んだ充実ぶりが一般には伝わってないのって何が悪いんだろ? みんな目が節穴! 助演女優賞、今年も実日子でゴメンネ。

2004年度邦画各ベストテン 2005/02/06

順位 第26回ヨコハマ映画祭 (2003/12-2004/11公開作品対象) 2004/12/12 第47回朝日ベストテン映画祭 (2002/12-2003/11関西公開作品対象 12/10発表) 2005/01/05 第78回キネマ旬報ベストテン (2004/01-2004/12公開作品対象) 2005/02/06 キネマ旬報 読者のベストテン (2004/01-2004/12公開作品対象) 2005/02/06 第47回ブルーリボン賞 (2004/01-2004/12公開作品対象) 2005/02/04 シネサルベストテン(単なる参考です) (2004/01-2004/12公開作品対象) 2005/02/06
得点 得点
1 下妻物語 誰も知らない 誰も知らない 323 誰も知らない 18970 誰も知らない 下妻物語
2 血と骨 父と暮せば 血と骨 316 スウィングガールズ 13195  隠し剣 鬼の爪
 69 sixty nine
 下妻物語
 スウィングガールズ
 世界の中心で、愛をさけぶ
 父と暮せば
 血と骨
 半落ち
 笑の大学
ヴィタール
3 誰も知らない ヴァイブレータ 下妻物語 229 血と骨 12138 イノセンス
4 スウィングガールズ 血と骨 父と暮せば 197 下妻物語 11816 花とアリス
5 ジョゼと虎と魚たち ジョゼと虎と魚たち 隠し剣 鬼の爪 144 隠し剣 鬼の爪 11746 誰も知らない
6 父と暮せば ふくろう 理由 97 父と暮せば 8442 スウィングガールズ
7 油断大敵 隠し剣 鬼の爪 スウィングガールズ 91 花とアリス 7581 血と骨
8 ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム 花とアリス ニワトリはハダシだ 79 ハウルの動く城 7028 ふくろう
9 深呼吸の必要 リアリズムの宿 チルソクの夏 78 半落ち 6468 ハウルの動く城
10 花とアリス 下妻物語 透光の樹 70 チルソクの夏 6118 父と暮せば
次点 ニワトリはハダシだ - 深呼吸の必要 66 深呼吸の必要 5733 - -
ひとこと            

2004年度洋画各ベストテン 2005/02/06

順位 第47回朝日ベストテン映画祭 (2002/12-2003/11関西公開作品対象 12/10発表) 2005/01/05 第78回キネマ旬報ベストテン (2004/01-2004/12公開作品対象) 2005/02/06 キネマ旬報 読者のベストテン (2004/01-2004/12公開作品対象) 2005/02/06 SCREEN ベストテン 2005/01/14 ROADSHOW ベストテン 2005/01/14 第47回ブルーリボン賞 (2004/01-2004/12公開作品対象) 2005/02/04 シネサルベストテン(単なる参考です) (2004/01-2004/12公開作品対象) 2005/02/06
得点 得点
1 オアシス ミスティック・リバー 224 ミスティック・リバー 13083 ミスティック・リバー ミスティック・リバー ミスティック・リバー ラブ・アクチュアリー
2 ミスティック・リバー 殺人の追憶 222 殺人の追憶 11984 モーターサイクル・ダイアリーズ ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還  インファナル・アフェア 無間序曲
 オールド・ボーイ
 グッバイ、レーニン!
 殺人の追憶
 シービスケット
 シルミド
 ビッグ・フィッシュ
 モーターサイクル・ダイアリーズ
 ラブ・アクチュアリー
箪笥
3 殺人の追憶 父、帰る 182 ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 7567 ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 モーターサイクル・ダイアリーズ 華氏911
4 グッバイ、レーニン! オアシス 106 オールド・ボーイ 7476 殺人の追憶 ビッグ・フィッシュ ドッグヴィル
5 モーターサイクル・ダイアリーズ ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 101 シービスケット 5915 父、帰る 父、帰る ミスティック・リバー
6 モンスター オールド・ボーイ 90 父、帰る 5810 ビッグ・フィッシュ スパイダーマン2 21グラム
7 ニューオーリンズ・トライアル モーターサイクル・ダイアリーズ 76 ビッグ・フィッシュ 5439 シービスケット ラブ・アクチュアリー オアシス
8 スクール・オブ・ロック シー・ビスケット 73 ブラザーフッド 4935 ラブ・アクチュアリー スクール・オブ・ロック スクール・オブ・ロック
9 真実のマレーネ・デートリッヒ イン・アメリカ 三つの小さな願い事 春夏秋冬そして春 70 インファナル・アフェア/無間序曲 4858 スクール・オブ・ロック インファナル・アフェア/無間序曲 LOVERS
10 ビッグ・フィッシュ 69 オアシス 4312 グッバイ・レーニン! ロスト・イン・トランスレーション ターミナル
次点 ラスト サムライ ロスト・イン・トランスレーション 68 スパイダーマン2 4284 - - - -
ひとこと              

2003年度映画賞&ベストテン 2004/02/21

2003年度各映画賞 2004/02/07

作品賞 監督賞 主演女優賞 主演男優賞 助演女優賞 助演男優賞 新人賞 外国映画賞
第28回 報知映画賞 (2002/12-2003/11 対象) 2003/12/11
刑務所の中 恩地日出夫

 蕨野行
寺島しのぶ

 赤目四十八瀧心中未遂
西田敏行

 ゲロッパ!
 釣りバカ日誌14
深津絵理

 踊る大捜査線 THE MOVIE2
 阿修羅のごとく
宮迫博之

 13階段
 蛇イチゴ
石原さとみ

 わたしのグランパ
猟奇的な彼女
<ひとこと> 西田敏行、『ゲロッパ!』では元気なかった。宮迫は思い切った選択。
第16回 日刊スポーツ映画大賞 (2002/12-2003/11 対象) 2003/12/10
阿修羅のごとく 北野武

 座頭市
寺島しのぶ

 赤目四十八瀧心中未遂
中井貴一

 壬生義士伝
八千草薫

 阿修羅のごとく
菅原文太

 わたしのグランパ
石原さとみ

 わたしのグランパ
戦場のピアニスト
(石原裕次郎賞) 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! (石原裕次郎新人賞) 該当者なし
<ひとこと> 寺島しのぶ、『ヴァイブレータ』はとてもよかったけど、『赤目〜』は別に…。実質、来年度対象の『ヴァイブ〜』での受賞なんじゃないの?
第25回 ヨコハマ映画祭 (2002/12-2003/11 対象) 2003/12/09
ヴァイブレータ

  2.刑務所の中
  3.座頭市
  4.赤目四十八瀧心中未遂
  5.六月の蛇
  6.ぼくんち
  7.阿修羅のごとく
  8.さよなら、クロ
  9.ロボコン
 10.蛇イチゴ
 次点.ホテル・ハイビスカス
廣木隆一

 ヴァイブレータ
寺島しのぶ

 ヴァイブレータ
 赤目四十八瀧心中未遂
妻夫木聡

 さよなら、クロ
 ドラゴンヘッド
余貴美子

 ホテル・ハイビスカス
 さよなら、クロ
 偶然にも最悪な少年
大森南朋

 ヴァイブレータ
 赤目四十八瀧心中未遂
(監督)
西川美和
 蛇イチゴ

(俳優)
宮迫博之
 蛇イチゴ
 13階段


石原さとみ
 わたしのグランパ

長澤まさみ
 ロボコン
 阿修羅のごとく
(脚本) 荒井晴彦 ヴァイブレータ (撮影) 笠松則通 赤目四十八瀧心中未遂 / ぼくんち / さよなら、クロ (美術) 木村威夫 蒸発旅日記 (特別大賞) 恩地日出夫 蕨野行
<ひとこと> 去年12月公開の『刑務所の中』がはいっているから、今年12月公開の『ヴァイブ〜』は来年度対象のはず。こんな特別扱いは許されるの?
第77回 キネマ旬報ベストテン (1/08発表) (2003/01-2003/12 対象) 2004/02/07
美しい夏キリシマ

 2.赤目四十八瀧心中未遂
 3.ヴァイブレータ
 4.ジョゼと虎と魚たち
 5.阿修羅のごとく
 6.鏡の女たち
 7.座頭市
 8.蕨野行
 9.ドッペルゲンガー
 10.ぼくんち

(読者のベストテン)
 1.座頭市
 2.阿修羅のごとく
 3.東京ゴッドファーザーズ
 4.ロボコン
 5.黄泉がえり
 6.六月の蛇
 7.壬生義士伝
 8.さよなら、クロ
 9.踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
 10.ゲロッパ!
黒木和雄

 美しい夏キリシマ
寺島しのぶ

 ヴァイブレータ
 赤目四十八瀧心中未遂
妻夫木聡

 さよなら、クロ
 ドラゴンヘッド
 ジョゼと虎と魚たち
大楠道代

 座頭市
 赤目四十八瀧心中未遂
大森南朋

 ヴァイブレータ
 赤目四十八瀧心中未遂
 アイデン&ティティ
 サル
寺島しのぶ

 ヴァイブレータ
 赤目四十八瀧心中未遂


柄本佑

 美しい夏キリシマ
戦場のピアニスト

 2.トーク・トゥ・ハー
 3.めぐりあう時間たち
 4.ボウリング・フォー・コロンバイン
 5.ラスト・サムライ
 6.シティ・オブ・ゴッド
 7.過去のない男
 8.シカゴ
 9.インファナル・アフェア
 10.キル・ビル

(読者のベストテン)
 1.戦場のピアニスト
 2.ラスト・サムライ
 3.トーク・トゥ・ハー
 4.シカゴ
 5.めぐりあう時間たち
 6.HERO
 7.インファナル・アフェア
 8.猟奇的な彼女
 9.ボウリング・フォー・コロンバイン
 10.キル・ビル
(脚本賞) 荒井晴彦 ヴァイブレータ (外国映画監督賞) マイケル・ムーア ボウリング・フォー・コロンバイン
<ひとこと> 結果を細かく見ると、邦画の1位と2位が223点と220点の3点差。洋画は166点と161点の5点差と、わずかの差で決まった。大森南朋は主演男優賞の1点差の次点で、主演と助演を同じ役でダブル受賞なんてことになったらどうなったんだ?。助演男優勝も、次点の浅野忠信と1点差。新人賞は、女優は石原さとみとの一騎打ちで2点差、男優は、大西滝次郎とオダギリジョーとの3人の争いを2点差で破った結果。
第58回 毎日映画コンクール (1/19決定) (2002/12-2003/11 対象) 2004/01/20
赤目四十八瀧心中未遂

(日本映画優秀賞)
 阿修羅のごとく
 座頭市
 スパイ・ゾルゲ
 ドッペルゲンガー

(日本映画ファン賞)
 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
崔洋一

 刑務所の中
寺島しのぶ

 赤目四十八瀧心中未遂
西田敏行

 ゲロッパ!
 釣りバカ日誌14
大楠道代

 赤目四十八瀧心中未遂
 座頭市
柄本明

 花
 ドッペルゲンガー
 座頭市
 他
(俳優)
大西滝次郎
 赤目四十八瀧心中未遂

宮迫博之
 蛇イチゴ

(監督)
西川美和
 蛇イチゴ
戦場のピアニスト

(外国映画ファン賞)
 戦場のピアニスト
(脚本賞) 西川美和 蛇イチゴ 深作健太、木田紀生 バトル・ロワイアルII【鎮魂歌】レクイエム (撮影賞) 笠松則通 さよなら、クロ / 赤目四十八瀧心中未遂 / ぼくんち (美術賞) 磯見俊裕 刑務所の中 / バトル・ロワイアルII【鎮魂歌】レクイエム (音楽賞) 磯田健一郎 ホテル・ハイビスカス (録音賞) 白取貢 ホテル・ハイビスカス / ゲロッパ! (技術賞) 渡邊孝一(照明) 阿修羅のごとく (アニメーション映画賞) 東京ゴッドファーザーズ (大藤信郎賞) 『冬の日』における川本喜八郎の企画および総合演出 (田中絹代賞) 八千草薫 (特別賞) 故深作欣ニ監督 『仁義なき戦い』シリーズをはじめ、躍動感あふれる日本映画の数々を監督するなど、長年にわたり、映画業界に貢献した業績に対して 故笠原和夫氏 脚本家として『仁義なき戦い』シリーズをはじめ、日本映画業界のために尽くした功績に対して (宣伝賞・最優秀賞) ワーナー・ブラザース映画 マトリックス リローデッド (宣伝賞・優秀賞) ブエナビスタ・インターナショナル・ジャパン オールド・ルーキー
<ひとこと> 何より、『赤目〜』が作品賞というのが気に入らない。
第13回 東京スポーツ映画大賞 (1/09ノミネート決定、1/11付新聞発表、1/19決定、1/21付新聞発表、2/19授賞式) (2003/01-2003/12 対象) 2004/02/21
(カッコ内は、ノミネートの支持率)

<ノミネート審査に参加した映画祭>
あおもり映画祭、あきた十文字映画祭、あきる野映画祭、伊参(いさま)スタジオ映画祭、イメージフォーラムフェスティバル、うえだ城下町映画祭、岐阜アジア映画祭しんゆり映画祭、しまね映画祭、TAMA CINEMA FORUM、調布映画祭、とよはしまちなかスロータウン映画祭、長岡アジア映画祭、にいがた国際映画祭、松山映画祭、宮崎映画祭、山梨自主映画祭、湯布院映画祭
座頭市 (67%)

(ノミネート)
阿修羅のごとく (28%)
さよなら、クロ (22%)
ヴァイブレータ (17%)
六月の蛇 (11%)
アイデン&ティティ (11%)
北野武 (44%)
 座頭市

(ノミネート)
井筒和幸 (22%)
 ゲロッパ!
塚本晋也 (17%)
 六月の蛇
廣木隆一 (17%)
 ヴァイブレータ
蜷川幸雄 (11%)
 青の炎
黒沢あすか (17%)
 六月の蛇

(特別女優賞)
三田佳子 (5%)
 シベリア超特急3

(ノミネート)
寺島しのぶ (28%)
 ヴァイブレータ
市川実日子 (17%)
 blue
大竹しのぶ (17%)
 阿修羅のごとく
ビートたけし (50%)
 座頭市

(ノミネート)
西田敏行 (22%)
 ゲロッパ!
妻夫木聡 (22%)
 さよなら、クロ
中井貴一 (17%)
 壬生義士伝
織田裕二 (11%)
 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
大楠道代 (39%)
 座頭市

(ノミネート)
深津絵里 (28%)
 阿修羅のごとく
 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

八千草薫 (17%)
 阿修羅のごとく
桃井かおり (17%)
 阿修羅のごとく
岸部一徳 (28%)
 座頭市
 ゲロッパ!


(ノミネート)
ガダルカナル・タカ (22%)
 座頭市
浅野忠信 (17%)
 座頭市
山本寛斎 (17%)
 青の炎
小林薫 (17%)
 阿修羅のごとく
山本寛斎 (ノミネート外)
 青の炎

(ノミネート)
石原さとみ (44%)
 わたしのグランパ
松浦亜弥 (33%)
 青の炎
上戸彩 (28%)
 あずみ
長澤まさみ (22%)
 ロボコン
キル・ビル (28%)

(ノミネート)
猟奇的な彼女 (28%)
ボウリング・フォー・コロンバイン (22%)
シカゴ (17%)
インファナル・アフェア (17%)
戦場のピアニスト (5%)
(特別賞(振付賞)) ザ・ストライプス 座頭市

(第4回ビートたけしのエンターテイメント賞)
(話題賞) 石田純一(辞退)、エスパー伊東 ニセ有栖川宮披露宴 (日本芸能大賞) 橘大五郎、早乙女太一 座頭市 (主演AV女優賞) 春菜まい (主演AV男優賞) なし (タイトル賞) 前戯なき戦い〜即入かましてヨカですか〜
<ひとこと> 今年もタケちゃんの映画が独占。これは愛嬌としても、ノミネートはまずまずまともな結果。
第46回 ブルーリボン賞 (1/03ノミネート発表、1/11賞決定予定、1/21発表) (2003/01-2003/12 対象) 2004/01/23
赤目四十八瀧心中未遂

(日本映画ベストテン)
 阿修羅のごとく
 ヴァイブレータ
 美しい夏キリシマ
 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
 ゲロッパ!
 座頭市
 さよなら、クロ
 ジョゼと虎と魚たち
 わたしのグランパ


(ノミネート)
 青の炎
 13階段
 ドッペルゲンガー
 ナイン・ソウルズ
 蛇イチゴ
 ぼくんち
 壬生義士伝
 黄泉がえり
 六月の蛇
 ロボコン
 蕨野行
森田芳光
 阿修羅のごとく

(ノミネート)
井筒和幸

 ゲロッパ!
北野武
 座頭市
阪本順治
 ぼくんち
蜷川幸雄
 青の炎
寺島しのぶ
 赤目四十八瀧心中未遂
 ヴァイブレータ


(ノミネート)
池脇千鶴

 ジョゼと虎と魚たち
市原悦子
 蕨野行
竹内結子
 星に願いを
 黄泉がえり
常盤貴子
 ゲロッパ!
観月ありさ
 ぼくんち
西田敏行
 ゲロッパ!
 釣りバカ日誌14


(ノミネート)
織田裕二

 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
 T.R.Y.

菅原文太
 わたしのグランパ
妻夫木聡
 さよなら、クロ
 ドラゴンヘッド
 ジョゼと虎と魚たち
ビートたけし

 座頭市
大楠道代
 赤目四十八瀧心中未遂
 座頭市

(ノミネート)
麻生久美子

 魔界転生
鳳蘭
 ぼくんち
鈴木杏
 青の炎
 MOON CHILD

深津絵里
 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
 阿修羅のごとく

真矢みき
 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
桃井かおり
 阿修羅のごとく
八千草薫
 阿修羅のごとく
山本太郎
 ゲロッパ!
 MOON CHILD
 精霊流し


(ノミネート)
岸部一徳

 ぼくんち
 座頭市
 ゲロッパ!

佐藤浩市
 壬生義士伝
 魔界転生

宮迫博之
 13階段
 蛇イチゴ
柳葉敏郎
 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
石原さとみ
 わたしのグランパ

(ノミネート)
伊勢谷友介

 カクト(監督)
大西滝次郎
 赤目四十八瀧心中未遂
SAYAKA
 ドラゴンヘッド
真矢みき
 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
インファナル・アフェア

(外国映画ベストテン)
 8Mile
 キル・ビル
 シカゴ
 戦場のピアニスト
 デブラ・ウィンガーを探して
 ファインディング・ニモ
 ボウリング・フォー・コロンバイン
 ラスト・サムライ
 猟奇的な彼女

(ノミネート)
 おばあちゃんの家
 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
 少女の髪どめ
 トーク・トゥ・ハー
 パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
 HERO
 北京ヴァイオリン
 マイ・ビッグ・ファット・ウェディング
 マトリックス リローデッド
 めぐりあう時間たち
 ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
 WATARIDORI
(特別賞) 渡辺謙 ラスト・サムライ
<ひとこと> 多くの新人監督の中から何故か伊勢谷クンだけとか、外国映画は対象外なのに渡辺謙とか、ただの人気取りだろう。いいかげんな賞だ。
第18回 高崎映画祭 (1/21発表) (2003/01-2003/12 対象) 2004/01/24
アカルイミライ 犬童一心
 ジョゼと虎と魚たち

廣木隆一
 ヴァイブレータ
池脇千鶴
 ジョゼと虎と魚たち
オダギリジョー
 アカルイミライ

妻夫木聡
 ジョゼと虎と魚たち
余貴美子
 ホテル・ハイビスカス

大谷直子
 蛇イチゴ
浅野忠信
 アカルイミライ

藤竜也
 アカルイミライ
松浦亜弥
 青の炎

兵頭祐香
 沙羅双樹

宮迫博之
 蛇イチゴ

金井勇太
 さよなら、クロ
-
(若手監督グランプリ) 西川美和 蛇イチゴ
<ひとこと> アマチュアが選んだ賞のはずなのでうるさくは言いたくないけど、受賞者はなぜ2人以上になっちゃうの?
第13回 日本映画批評家大賞 (2003/01-2003/12 対象) 2004/02/01
蕨野行 荒木とよひさ
 いつかA列車に乗って
寺島しのぶ
 ヴァイブレータ

竹内結子
 黄泉がえり
津川雅彦
 いつかA列車に乗って
中原ひとみ
 蕨野行
渡辺謙
 ラスト・サムライ

香川照之
 美しい夏キリシマ
石原さとみ
 わたしのグランパ

上戸彩
 あずみ

大塚ちひろ
 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS
 シベリア超特急3


柄本佑
 美しい夏キリシマ

大西滝次郎
 赤目四十八瀧心中未遂

田中丈資
 バトルロワイアルU 鎮魂歌
 シベリア超特急3
-
(特別賞) 窪寺洋一(熊本Denkikan) 古湯映画祭実行委員会(古湯映画祭20周年) 山城新伍(「カポネ」) / (ベストパーソナリティ賞) 哀川翔 『ゼブラーマン』(映画主演100作目) / (富士写真フイルム奨励賞) 新藤兼人 / (ミュージカル大賞) 大浦みずき「イーストウィックの魔女たち」 涼風真世「イーストウィックの魔女たち」 / (田山力哉賞) アスミック・エース エンタテイメント 女はみんな生きている / (増淵健賞) 東芝エンタテイメント くたばれ!ハリウッド / (西條笑児賞) 潟Mャガ・コミュニケーションズ シカゴ / (功労賞) 松竹株式会社 ビデオ事業部 「小津安二郎DVD-BOX」 東宝株式会社 映像事業部 「黒澤明 THE MASTERWORKS」 / (プラチナ大賞) 黒木和雄 美しい夏キリシマ 篠田正浩 スパイ・ソルゲ MIKE MIZNO シベリア超特急3 吉田喜重 鏡の女たち / (エメラルド大賞) 池上金男 野上龍雄 / (ゴールデン・グローリー賞) 千原しのぶ 雪代敬子 植木等 岡田眞澄 佐藤允 / (ダイアモンド大賞) 三國連太郎
<ひとこと> 『いつかA列車に乗って』は観てないからわからないけど、他の賞では名前も出ない作品が監督賞というのは妙だ。『シベ超3』のみなさんの受賞は、この賞の世話人の水野晴郎氏に気を遣った?
第27回 日本アカデミー賞 (12/24発表、2/20最優秀賞発表) (2003/01-2003/12 対象) 2004/02/21
壬生義士伝

(優秀作品賞)

阿修羅のごとく

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

座頭市

スパイ・ゾルゲ
森田芳光
 阿修羅のごとく

(優秀監督賞)

塩田明彦
 黄泉がえり

篠田正浩
 スパイ・ゾルゲ

滝田洋二郎
 壬生義士伝

本広克行
 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
寺島しのぶ
 赤目四十八瀧心中未遂

(優秀主演女優賞)

上戸彩
 あずみ

大竹しのぶ
 阿修羅のごとく

竹内結子
 黄泉がえり

観月ありさ
 ぼくんち
中井貴一
 壬生義士伝

(優秀主演男優賞)

織田裕二
 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

西田敏行
 ゲロッパ!

藤原竜也
 バトル・ロワイアルII 鎮魂歌<レクイエム>
深津絵里
 阿修羅のごとく

(優秀助演女優賞)

大楠道代
 座頭市

中谷美紀
 壬生義士伝

深津絵里
 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

八千草薫
 阿修羅のごとく
佐藤浩市
 壬生義士伝

(優秀助演女優賞)

浅野忠信
 座頭市

中村獅童
 阿修羅のごとく

三宅裕司
 壬生義士伝

柳葉敏郎
 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
市原隼人
 偶然にも最悪な少年

オダギリジョー
 あずみ

藤木直人
 g@me

石原さとみ
 わたしのグランパ

上戸彩
 あずみ

長澤まさみ
 ロボコン
戦場のピアニスト

(優秀外国作品賞)

シカゴ

めぐりあう時間たち

猟奇的な彼女

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
(最優秀脚本賞) 筒井 ともみ 阿修羅のごとく (優秀脚本賞) 犬童 一心・斉藤 ひろし・塩田 明彦 黄泉<よみ>がえり 君塚 良一 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 篠田 正浩 ・ ロバート・マンディ スパイ・ゾルゲ 古厩 智之 ロボコン
(最優秀音楽賞) 鈴木慶一 座頭市 (優秀音楽賞) 池辺晋一郎 スパイ・ゾルゲ 大島ミチル 阿修羅のごとく 千住明 黄泉がえり 松本晃彦 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
(最優秀撮影賞) 柳島克己 座頭市 (優秀撮影賞) 北信康 阿修羅のごとく 鈴木達夫 スパイ・ゾルゲ 浜田毅 壬生義士伝 藤石修 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
(最優秀照明賞) 高屋齋 座頭市 (優秀照明賞) 渡邊孝一 阿修羅のごとく 三上日出志 スパイ・ゾルゲ 長田達也 壬生義士伝 加瀬弘行 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
(最優秀美術賞) 及川一 スパイ・ゾルゲ (優秀美術賞) 磯田典宏 座頭市 部谷京子 陰陽師U 部谷京子 壬生義士伝 山ア秀満 阿修羅のごとく
(最優秀録音賞) 堀内戦治 座頭市 (優秀録音賞) 芦原邦雄 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 小野寺修 壬生義士伝 瀬川徹夫 スパイ・ゾルゲ 橋本文雄 阿修羅のごとく
(最優秀編集賞) 北野武 ・太田義則 座頭市 (優秀編集賞) 奥田浩史 スパイ・ゾルゲ 田口拓也 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 田中愼二 阿修羅のごとく 冨田功 ・冨田伸子 壬生義士伝
(協会特別賞) (プロデューサー) 佐々木史朗 (タイミング) 福島宥行 (俳優) 福本清三
(話題賞) (俳優) 上戸彩 (作品) 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
<ひとこと> 東宝、東映、松竹作品しか選ばれないと言われているけど、数年前から既に、作品賞以外の個人賞は独立系の作品も選ばれるようになってます。でも、アカデミー賞の人気とりだけのために賞に選ばれたとおぼしき人が混じってるんだよなぁ。
日本アカデミー賞は、主な賞の中では一番最後の発表ということもあって、他の賞の結果を多数決をとって選び直したような結果が多かったのだが、今年はかなり独自路線。
でも『壬生義士伝』かぁ…。去年の『たそがれ清兵衛』や『ラスト サムライ』に合わせて、時代劇ブームでも作りたいのかな?
シネマ・サルベージ賞 (ぼちぼち確定) (2003/01-2003/12 対象) 2004/02/05
ロボコン 澤井信一郎

 17才 旅立ちのふたり
麻生祐未

 BORDER LINE
妻夫木聡

 ジョゼと虎と魚たち
 さよなら、クロ
市川実日子

 ラヴァーズ・キス
 ぷりてぃ・ウーマン
 DEAD END RUN
浅野忠信

 アカルイミライ
 わたしのグランパ
 座頭市
 DEAD END RUN
成宮寛貴

 ラヴァーズ・キス
名もなきアフリカの地で


2003年度邦画各ベストテン 2004/02/07

順位 ヨコハマ映画祭 (2002/12-2003/11 対象) 2003/12/09 朝日ベストテン映画祭 (2002/12-2003/11 対象) 2003/12/15 キネマ旬報ベストテン (2003/01-2003/12 対象) 2004/01/08 キネマ旬報読者選出ベストテン (2003/01-2003/12 対象) 2004/02/07 ブルーリボン賞 (2003/01-2003/12 対象) 2004/01/23 シネサルベストテン(ばちぼち確定) (2003/01-2003/12 対象) 2004/02/05
1 ヴァイブレータ 鏡の女たち 美しい夏キリシマ 223点 座頭市 9737点 赤目四十八瀧心中未遂 ロボコン
2 刑務所の中 阿修羅のごとく 赤目四十八瀧心中未遂 220点 阿修羅のごとく 9051点  阿修羅のごとく
 ヴァイブレータ
 美しい夏キリシマ
 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
 ゲロッパ!
 座頭市
 さよなら、クロ
 ジョゼと虎と魚たち
 わたしのグランパ
ラヴァーズ・キス
3 座頭市 ドッペルゲンガー ヴァイブレータ 212点 東京ゴッドファーザーズ 5264点 13階段
4 赤目四十八瀧心中未遂 ロボコン ジョゼと虎と魚たち 165点 ロボコン 5257点 さよなら、クロ
5 六月の蛇 座頭市 阿修羅のごとく 143点 黄泉がえり 4648点 ヴァイブレータ
6 ぼくんち AIKI 鏡の女たち 123点 六月の蛇 4473点 17才 旅立ちのふたり
7 阿修羅のごとく 赤目四十八瀧心中未遂 座頭市 119点 壬生義士伝 4235点 美しい夏キリシマ
8 さよなら、クロ ナイン・ソウルズ 蕨野行 114点 さよなら、クロ 4039点 アイデン&ティティ
9 ロボコン ばかのハコ船 ドッペルゲンガー 101点 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 3983点 BORDER LINE
10 蛇イチゴ 蛇イチゴ ぼくんち 79点 ゲロッパ! 3892点 ホテル・ハイビスカス
次点 ホテル・ハイビスカス ぼくんち 六月の蛇 78点 青の炎 3605点 - -
ワースト - - - - 黄泉がえり
ひとこと     ベストテンは、思いのほかバラエティに富んだ偏りのない結果。10位が79点だけど、11位の『六月の蛇』が1点差の78点で、以下12位『ゲロッパ!』(76点)、13位『ロボコン』(75点)、14位『蛇イチゴ』(72点)、15位『アカルイミライ』(70点)、16位『わたしのグランパ』(68点)までわずかの差。 ベストテンと読者ベストテンと2本しかダブっていない。公開規模が小さかったり、内容が前衛的だったりなどの理由からだろう。    

2003年度洋画各ベストテン 2004/02/07

順位 朝日ベストテン映画祭 (2002/12-2002/11 対象) 2003/12/15 キネマ旬報ベストテン (2003/01-2003/12 対象) 2004/01/08 キネマ旬報読者選出ベストテン (2003/01-2003/12 対象) 2004/02/07 ブルーリボン賞 (2003/01-2003/12 対象) 2004/01/23 シネサルベストテン(ぼちぼち確定) (2003/01-2003/12 対象) 2004/02/05
1 戦場のピアニスト 戦場のピアニスト 166点 戦場のピアニスト 12215点 インファナル・アフェア 名もなきアフリカの地で
2 HERO トーク・トゥ・ハー 161点 ラスト サムライ 7938点  8Mile
 キル・ビル
 シカゴ
 戦場のピアニスト
 デブラ・ウィンガーを探して
 ファインディング・ニモ
 ボウリング・フォー・コロンバイン
 ラスト・サムライ
 猟奇的な彼女
シティ・オブ・ゴッド
3 春の惑い めぐりあう時間たち 149点 トーク・トゥ・ハー 7791点 ラスト・サムライ
4 めぐりあう時間たち ボウリング・フォー・コロンバイン 144点 シカゴ 7406点 ゲアトルーズ
5 ボウリング・フォー・コロンバイン ラスト サムライ 142点 めぐりあう時間たち 7119点 リベリオン
6 アララトの聖母 シティ・オブ・ゴッド 131点 HERO 6118点 ボウリング・フォー・コロンバイン
7 ヘヴン 過去のない男 93点 インファナル・アフェア 6104点 春の惑い
8 過去のない男 シカゴ 92点 猟奇的な彼女 5341点 マトリックス リローデッド
9 猟奇的な彼女 インファナル・アフェア 75点 ボウリング・フォー・コロンバイン 5187点 戦場のピアニスト
10 キリクと魔女 キル・ビル 67点 キル・ビル 4732点 HERO
次点 インファナル・アフェア HERO 66点 過去のない男 3976点 - -
ワースト - - - おばあちゃんの家
ひとこと   ベストテンは、思いのほかバラエティに富んだ偏りのない結果。10位が67点で、11位『HERO』(66点)と1点差。 洋画は邦画と違って読者ベストテンと9本もダブっている。でも、だからどうした?    

2002年度映画賞 2003/03/21

作品賞 監督賞 主演女優賞 主演男優賞 助演女優賞 助演男優賞 新人賞 外国映画賞 その他
日本アカデミー賞
たそがれ清兵衛

(優秀作品賞)
 阿弥陀堂だより
 たそがれ清兵衛
 突入せよ!『あさま山荘』事件
 陽はまた昇る
 ピンポン
山田洋次
 たそがれ清兵衛

(優秀監督賞)
小泉堯史
 阿弥陀堂だより
曽利文彦
 ピンポン
原田眞人
 突入せよ!『あさま山荘』事件
平山秀幸
 OUT
宮沢りえ
 たそがれ清兵衛

(優秀主演女優賞)
江角マキコ
 命
鈴木京香
 竜馬の妻とその夫と愛人
原田美枝子
 OUT
樋口可南子
 阿弥陀堂だより
真田広之
 たそがれ清兵衛

(優秀主演男優賞)
寺尾聰
 阿弥陀堂だより
豊川悦司
 命
西田敏行
 陽はまた昇る
役所広司
 突入せよ!『あさま山荘』事件
北林谷栄
 阿弥陀堂だより

(優秀助演女優賞)
樹木希林
 リターナー
岸惠子
 たそがれ清兵衛
夏木マリ
 ピンポン
倍賞美津子
 OUT
田中泯
 たそがれ清兵衛

(優秀助演男優賞)
岸谷五朗
 リターナー
小林稔侍
 たそがれ清兵衛
山崎努
 模倣犯
渡辺謙
 陽はまた昇る
田中泯
 たそがれ清兵衛
長嶋一茂
 ミスター・ルーキー
中村獅童
 ピンポン
小西真奈美
 阿弥陀堂だより
鈴木杏
 リターナー
優香
 恋に唄えば!
チョコレート  
日本映画批評家大賞
KT 崔洋一
 刑務所の中
宮沢りえ
 たそがれ清兵衛
佐藤浩市
 KT
加藤雅也
 荒ぶる魂たち
香川京子
 阿弥陀堂だより
石橋稜
 AIKI
キネマ旬報ベストテン
たそがれ清兵衛

(ベストテン)
 1.たそがれ清兵衛
 2.刑務所の中
 3.KT
 4.OUT
 5.AIKI
 6.笑う蛙
 7.阿弥陀堂だより
 7.ごめん
 9.ピンポン
10.とらばいゆ


(読者のベストテン)
 1.たそがれ清兵衛
 2.OUT
 3.阿弥陀堂だより
 4.ピンポン
 5.KT
 6.突入せよ!『あさま山荘』事件
 7.ハッシュ!
 8.なごり雪
 9.Dolls
10.海は見ていた
山田洋次
 たそがれ清兵衛
宮沢りえ
 たそがれ清兵衛
 うつつ
真田広之
 たそがれ清兵衛
 助太刀屋助六
北林谷栄
 阿弥陀堂だより
香川照之
 OUT
 KT
 刑務所の中
 ピーピー兄弟
 歩く、人
 竜二 Forever
小西真奈美
 阿弥陀堂だより
 うつつ
 クロエ

田中泯
 たそがれ清兵衛
ロード・トゥ・パーディション

(ベストテン)
 1.ロード・トゥ・パーディション
 2.ノー・マンズ・ランド
 3.鬼が来た!
 4.マルホランド・ドライブ
 5.まぼろし
 6.酔っぱらった馬の時間
 7.ゴスフォード・パーク
 8.チョコレート
 9.息子の部屋
10.アモーレス・ペロス


(読者のベストテン)
 1.ロード・トゥ・パーディション
 2.少林サッカー
 3.チョコレート
 4.活きる
 5.鬼が来た!
 6.マルホランド・ドライブ
 7.ビューティフル・マインド
 8.ノー・マンズ・ランド
 9.モンスターズ・インク
10.ロード・オブ・ザ・リング
(外国映画監督賞)
姜文
 鬼が来た!
高崎映画祭
ハッシュ! 平山秀幸
 OUT
原田美枝子
 OUT
真田広之
 たそがれ清兵衛
田辺誠一
 ハッシュ!
倍賞美津子
 OUT
室井滋
 OUT
西田尚美
 OUT
石橋凌
 AIKI
ARATA
 ピンポン
(俳優)
UA
 水の女
新井浩文
 青い春
長塚圭史
 tokyo.sora
(若手監督グランプリ)
万田邦敏
 UNLOVED
天願大介
 AIKI
 
ブルーリボン賞
たそがれ清兵衛

(ベストテン)
 たそがれ清兵衛

 ハッシュ!
 KT
 ピンポン
 AIKI
 刑務所の中
 突入せよ!『あさま山荘』事件
 阿弥陀堂だより
 命
 笑う蛙


(ノミネート)
 OUT
 凶気の桜
 化粧師
 ゴジラ×メカゴジラ
 ごめん
 助太刀屋助六
 Dolls(ドールズ)
 陽はまた昇る
 夜を賭けて
 竜馬の妻とその夫と愛人
崔洋一
 刑務所の中

(ノミネート)
阪本順治
 KT
篠原哲雄
 命
曽利文彦
 ピンポン
平山秀幸
 OUT
 笑う蛙

山田洋次
 たそがれ清兵衛
片岡礼子
 ハッシュ!

(ノミネート)
江角マキコ
 命
菅野美穂
 Dolls(ドールズ)
鈴木京香
 竜馬の妻とその夫と愛人
 助太刀屋助六

宮沢りえ
 たそがれ清兵衛
佐藤浩市
 KT

(ノミネート)
窪塚洋介
 凶気の桜、など
真田広之
 たそがれ清兵衛
豊川悦司
 命
役所広司
 突入せよ!『あさま山荘』事件
宮沢りえ
 たそがれ清兵衛

(ノミネート)
池脇千鶴
 化粧師
北林谷栄
 阿弥陀堂だより
菅野美穂
 化粧師
 Dolls(ドールズ)

樹木希林
 リターナー
 命

鈴木杏
 リターナー
津田寛治
 模倣犯、など

(ノミネート)
石橋凌
 AIKI
香川照之
 OUT
 KT、など

原田芳雄
 凶気の桜、など
渡辺謙
 陽はまた昇る、など
田中泯
 たそがれ清兵衛
小西真奈美
 阿弥陀堂だより
中村獅童
 ピンポン

(ノミネート)
田中泯
 たそがれ清兵衛
長嶋一茂
 ミスター・ルーキー
井川遥
 フィラメント
 ドッグ・スター
少林サッカー

(ベストテン)
 少林サッカー
 モンスターズ・インク
 ギャング・オブ・ニューヨーク
 アイ・アム・サム
 友へ チング
 ロード・オブ・ザ・リング
 ロード・トゥ・パーディション
 息子の部屋
 ビューティフル・マインド
 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃

(ノミネート)
 アリ
 海辺の家
 ゴスフォード・パーク
 ジョンQ 最後の決断
 スパイダーマン
 チョコレート
 ノー・マンズ・ランド
 ハリー・ポッターと秘密の部屋
 ブラッド・ワーク
 マイノリティ・リポート
 
東スポ映画大賞
Dolls (特別監督賞)
深作欣二
宮沢りえ
 たそがれ清兵衛
該当者なし 菅野美穂
 Dolls
小林稔侍
 たそがれ清兵衛
武重勉
 Dolls
少林サッカー (撮影)
柳島克己
 Dolls
(照明)
高屋齋
 Dolls
(衣装)
山本耀司
 Dolls
毎日映画コンクール
たそがれ清兵衛

(日本映画優秀賞)
 OUT
 阿弥陀堂だより
 KT
 ハッシュ!
平山秀幸
 OUT
 笑う蛙
大塚寧々
 笑う蛙
 うつつ
 歩く、人
真田広之
 たそがれ清兵衛
 助太刀屋助六
宮沢りえ
 たそがれ清兵衛
 うつつ
塚本晋也
 とらばいゆ
 殺し屋1
 クロエ
 溺れる人
(俳優)
中村獅童
 ピンポン
市川実日子
 とらばいゆ
(監督)
金守珍
 夜を賭けて
鬼が来た! (アニメーション映画賞)
クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶアッパレ!戦国大作戦
ヨコハマ映画祭
ハッシュ!

(ベストテン)
 1.ハッシュ!
 2.OUT
 3.たそがれ清兵衛
 4.KT
 5.とらばいゆ
 6.ごめん
 7.笑う蛙
 8.ピンポン
 9.害虫
10.光の雨
次点:殺し屋1
平山秀幸
 OUT
 笑う蛙
橋口亮輔
 ハッシュ!
瀬戸朝香
 とらばいゆ
長塚京三
 笑う蛙
田辺誠一

 ハッシュ!
大塚寧々
 笑う蛙
 うつつ
塚本晋也
 とらばいゆ
 殺し屋1
 クロエ
(俳優)
市川実日子
 とらばいゆ
久野雅弘

 ごめん
櫻谷由貴花

 ごめん
(監督)

曽利文彦
 ピンポン
 
日刊スポーツ映画大賞
たそがれ清兵衛 山田洋次
 たそがれ清兵衛
鈴木京香
 竜馬の妻とその夫と愛人
真田広之
 たそがれ清兵衛
宮沢りえ
 たそがれ清兵衛
香川照之
 KT
 OUT
宮崎あおい
 害虫
息子の部屋  
報知映画賞
たそがれ清兵衛 山田洋次
 たそがれ清兵衛
宮沢りえ
 たそがれ清兵衛
田辺誠一
 ハッシュ!
 害虫
菅野美穂
 化粧師
 Dolls
石橋稜
 AIKI
 DOG STAR
長嶋一茂
 ミスター・ルーキー
モンスターズ・インク  
シネマ・サルベージ賞 (暫定)
なごり雪 大林宣彦
 なごり雪
樋口可南子
 阿弥陀堂だより
窪塚洋介
 Laundry
小雪
 Laundry
村上淳
 とらばいゆ
小西真奈美
 阿弥陀堂だより
春の日は過ぎゆく  

2001年度映画賞

作品賞 監督賞 主演女優賞 主演男優賞 助演女優賞 助演男優賞 新人賞 外国映画賞
高崎映画祭 EUREKA
ディスタンス
竹中直人
-連弾
瀬々敬久
田中麗奈
-東京マリーゴールド
麻生久美子
窪塚洋介
-GO
夏川結衣
-ディスタンス
光石研遠藤憲一 柴咲コウ
-GO
宮崎あおい
-EUREKA
沖津和
-まぶだち
-
日本アカデミー賞 千と千尋の神隠し 行定勲
-GO
岸恵子
-かあちゃん
窪塚洋介
-GO
柴咲コウ
-GO
山崎努
-GO
窪塚洋介
-GO
-溺れる魚
真中瞳
-ココニイルコト
 
東スポ映画大賞 BROTHER 行定勲
-GO
小泉今日子
-風花
窪塚洋介
-GO
大竹しのぶ
-GO
寺島進
-BROTHER
柴咲コウ
-GO
トラフィック
ブルーリボン賞 千と千尋の神隠し
<ベストテン>
-赤い橋の下のぬるい水
-ウォーターボーイズ
-陰陽師
-風花
-GO
-ココニイルコト
-ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃
-日本の黒い夏−冤罪−
-ホタル

行定勲
-GO
天海祐希
-狗神
-連弾
-千年の恋 ひかる源氏物語
野村萬斎
-陰陽師
奈良岡朋子
-ホタル
山崎努
-GO
柴咲コウ
-GO
JSA
<ベストテン>
-アメリ
-ジュラシックパークIII
-シュレック
-スターリングラード
-トラフィック
-ブリジット・ジョーンズの日記
-マレーナ
-山の郵便配達
-リトル・ダンサー
毎日映画コンクール 千と千尋の神隠し 宮崎駿
-千と千尋の神隠し
牧瀬里穂
-ターン
三橋達也
-忘れられぬ人々
荻野目慶子
-三文役者
寺島進 窪塚洋介
-GO
柴咲コウ
-GO
-バトル・ロワイアル
長澤雅彦監督
-ココニイルコト
山の郵便配達
キネマ旬報 GO
<ベストテン>
2. ハッシュ!
3. 千と千尋の神隠し
4. EUREKA
5. 風花
6. まぶだち
7. リリイ・シュシュのすべて
8. ウォーターボーイズ
9. 光の雨
10.赤い橋の下のぬるい水
行定勲
-GO
-贅沢な骨
片岡礼子
-ハッシュ!
窪塚洋介
-GO
-溺れる魚
柴咲コウ
-GO
-案山子
山崎努
-GO
-女学生の友
-天国から来た男たち
-Go!
窪塚洋介
-GO
-溺れる魚
真中瞳
-ココニイルコト
トラフィック
<ベストテン>
2. 花様年華
3. リトル・ダンサー
4. 山の郵便配達
5. JSA
6. アメリ
7. 蝶の舌
7. プラットホーム
9. ゴースワールド
10.あの頃ペニー・レインと
ヨコハマ映画祭 GO
<ベストテン>
2. ウォーターボーイズ
3. バトル・ロワイアル
4. 千と千尋の神隠し
5. リリイ・シュシュのすべて
6. 風花
7. EUREKA
8. 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
9. 連弾
10.ココニイルコト
10.非・バランス
10.ターン
行定勲
-GO
天海祐希
-狗神
-連弾
窪塚洋介
-GO
-溺れる魚
柴咲コウ
-GO
-バトル・ロワイアル
山崎努
-GO
-天国から来た男たち
-Go!
-女学生の友
真中瞳
-ココニイルコト
派谷恵美
-非・バランス
細山田隆人
-GO
-リリィ・シュシュのすべて
日刊スポーツ映画大賞 千と千尋の神隠し 行定勲
-GO
岸恵子
-かあちゃん
竹中直人
-三文役者
-連弾
天海祐希
-連弾
山崎努
-GO
柴咲コウ
-バトル・ロワイアル
-GO
リトル・ダンサー
報知映画賞 GO 宮崎駿
-千と千尋の神隠し
小泉今日子
-風花
窪塚洋介
-GO
柴咲コウ
-GO
-バトル・ロワイアル
-案山子
山崎努
-GO
-天国から来た男たち
真中瞳
-ココニイルコト
ギャラクシー・クエスト



今日のヨン様 2004/11/27


 トイレに急いでいる途中でも、ファンに呼び止められると足を止めて笑顔で応対するヨン様…

 足裏マッサージで痛いツボを押されても、顔をしかめずに笑顔を保ち続けるヨン様…。

 ラーメン屋で、注文したものが後の客に先に出されても、黙って自分のを待つヨン様……

 サインをせがまれたブロマイドがスマイリーキクチの偽ヨン様のものだと気付いても、黙ってサインをして本物のスマイルを投げかけるヨン様……。 

タンスのかどに足の小指をぶつけても、涙ひとつ見せずに照れ笑いで押し通すヨン様……。 

定食屋でしょうゆとソースを間違えてかけてしまっても、嫌な顔ひとつせずに、はにかみながら食べきるヨン様……。

 路上でバナナの皮で滑ってしりもちをついてしまっても、照れ笑いで起き上がり、くずかごに捨てることを忘れないヨン様……。

 トイレに入ろうとしたときに、中から出てきて鉢合わせになったオバサンに握手をせがまれても、ためらわずに笑顔で応じるヨン様……。 

 カップめんを食べようとしたのに表面のセロハンをはがすことが出来ず、それでも決してカリカリせずに静かに微笑んで食べるのをあきらめるヨン様……。 

 演技に熱中するあまり自分からテイクを重ね、何本も飲んだオロナミンCの炭酸が胃の中で溜まってしまっても、人前でゲップなど決してすることのないヨン様……。 

 トライアスロン大会のスターターになって、渡されたピストルが不発であっても、とっさに「どーん!」と口で言って選手たちをスタートさせて事なきを得て、不備をフォローしてもらった主催者に、「本当にいい人だ」と涙ながらに感謝されるヨン様……。 
 (すみません、ウソでした。これは長嶋茂雄さんの実話です。)

 ロケ先のホテルでファンからもらったテトリスにはまって寝坊して遅刻してしまっても、現れたときの笑顔でおとがめなしにしてしまうヨン様……。 

 多くの日本のファンからペヤングソース焼きそばが送られて来る理由がわからずにとまどいながらも、主食をぺヤングに変えてまで残さず食べ、ファンの誠意を無駄にしないヨン様……。 

 風邪をひいてマスクをして人前に出なければならないときでも、絶対にバレないほど精巧な笑った口元のマスクをわざわざ特注で作ってまで、ファンのイメージを壊さないヨン様……。 

 「ロッテ免税店に言ったのにヨン様がいない!」という日本人からの無茶なクレームに対しても、自分のそっくりさんを何人も日本から呼び寄せて、顔面を完璧に仕上げた後に各店舗に送り込み、ファンの要望にしっかり応えるヨン様……。 

 東京で散歩していたら、黄色い声の追っかけおばさんたちが自分に向って突進してきたので、手を上げて微笑みかけると、わきを通り過ぎて偶然近くにいた氷川きよしを取り囲むといった事態にあっても、絶妙の動作でゆっくりと上げた手を下ろし、周りに気づかれずに平常状態に戻って事なきを得るヨン様……。 

「真実」のニュース パパパ、パッション・にゅ〜〜す (怒っちゃやーよ。) 2004/08/29

2004/08/29(月) アテネ五輪公式映画は史上最長の100時間に
 終了したアテネ五輪の公式記録映画は、ギリシャを代表する映画監督のテオ・アンゲロプロスによって製作されるが、監督がここでも長回しやワンカット・ワンシーンの手法を貫いたために、全50部に渡る合計約100時間もの映画になる。
 中でも最長なのは50キロ競歩の部で、休憩なしの4時間半の上映中は、監督の意向で一時退場も禁止され、仮説トイレが客席内に設置されるとのこと。
2004/08/07(土) 『スター・ウォーズ』の次回作は、エピソード3ではなく「2.5」
 『スター・ウォーズ』シリーズの次回作のタイトルが「Revenge of the Sith(シスの復讐)」に決まったと先日発表されたが、シリーズ最終作となる「エピソード3」ではなく、「エピソード2.5」としてシリーズが今後も継続することが明らかになった。
 予定が変わったことの直接的な原因は、ジョージ・ルーカスがシリーズを行き当たりバッタリの思いつきで進めてきたことのつけが回ってきて、エピソード2からエピソード4につながるストーリーを作ることが出来ずに、結論を先送りしたことによる。
 さらに別の要因として、ハリウッドの企画不足が深刻になってきたことで、映画会社各社が安定した興行収入を期待できるシリーズを製作することに対する要望が強くなったことを受けて、今後スター・ウォーズ・シリーズはこれまでのFOXにソニー、ディズニー、ドリーム・ワークス各社が加わった製作委員会が、ルーカスを総監督の指揮の元でそれぞれのスタジオで製作して、正月とお盆の年2回ずつ「2.6」「2.7」…と新作を公開することになり、ついでに『男はつらいよ』の48作の世界記録を超えることを目指すという。
 ちなみに「エピソード2.9」の次は「2.91」になる予定で、正真正銘の最終作になるまでには「3」に限りなく近づくが「3」にはしないとのこと。
 なお、ハリウッドで唯一参加していないワーナーも、今後は『スクービー・ドゥー』などの外国では当たらない映画の製作はやめ、『ハリポタ』を集中的に製作して、正月とお盆とゴールデンウィークの年3回の公開を目指すとのことで、傾向はスター・ウォーズと同様である。
 スター・ウォーズの新作が短い間隔で公開されることで、「新鮮味がなくならないか?」「クォリティが下がらないか?」との質問に対し、ルーカスフィルム側は、
 「『スター・ウォーズ』のブランド力は絶大で、どうしようもない出来だったエピソード1、2でもヒットしたから、次回作も安心して手抜き製作ができる。
 出来るだけ手間をかけずに、騙されている人はとことん騙し、搾れるところから搾り切るのが我々の狙いだ。
 それでも何年後かには感づかれたり飽きられるかもしれないが、その時はその時でエピソード4に話をつなげるという難題をうやむやにしても問題にならないから、どっちに転んでも我々にとっては好都合だ。」
とコメントした。
2004/07/30(金) 窪塚、転落の真相が明らかに
 俳優の窪塚洋介が自宅のマンションから転落した原因が取り沙汰されていたが、彼の次の出演作のためだということがわかった。
 その次回作とは、1979年に公開された長谷川和彦監督の『太陽を盗んだ男』の、同監督自身による25年ぶりのリメイクで、前作で沢田研二が演じた主役の教師役に抜擢された窪塚自身が、クライマックスのアクションシーンでの転落をスタントなしで演じたことによる。
 前作は、沢田演じる教師が自宅で原爆を作って日本政府を脅迫する物語だったが、今回はタイトルの「太陽」を韓国の太陽政策と金正日の名前に引っ掛けて、舞台を朝鮮半島まで広げている。
 さらに、かつてないほどのリアリティを追求した映画作りになっていて、窪塚は転落だけでなく実際に北朝鮮の核施設から濃縮ウランを盗み出しており、原爆の製作過程で実際に被爆して頭髪が抜け落ちてしまったのだった。
 撮影はほとんど終わっていて、前作で菅原文太が演じた刑事を今回演じる渡辺謙が、北朝鮮から日本にいる窪塚を追うために、発射されたテポドンにまたがって日本上空で飛び降りざまに地上の窪塚に向けて銃を乱射するシーンを残すのみとなっている。
 今年の東京国際映画祭での上映がワールドプレミアになり、そこでは命がけの役作りをした窪塚と、25年ぶりに待望の新作を発表する長谷川監督の2人の復活が高らかに謳い上げられることになるであろう。
 <ストーリー>
 「ヨン様に会えるツアー」で韓国に来ていた500人の日本人が、会えないことが判って暴徒と化し、ソウル市内で銃撃戦を起こし、日本から修学旅行で来ていた中学生のバスに立てこもって、ヨン様に会わせろと要求するが、交渉に当たったソウル市警の刑事(渡辺)率いる警官隊は犯人全員を射殺し、人質たちは無事救出される。
 人質の1人だった引率の教師(窪塚)は、38度線を越えて北朝鮮の核施設から濃縮ウランを盗み出して原爆を自作し、それをネタに日本と南北朝鮮を脅迫し、交渉相手に渡辺を指名して、両者の死闘が繰り広げられることになる。
2004/07/23(金) ヨン様サギにご用心
 「オレオレ詐欺」に似た手口で、電話をかけて俳優のペ・ヨンジュンの名を語り、お金を振り込ませる詐欺が発生している。
 その手口は、かかってきた電話に出ると、「冬のソナタ」のテーマ曲が流れ出し、続いてヨン様になりすました男の声で、「あ、オレオレ! オレ様はヨン様です。今度「冬のソナタ」シリーズの新作で、舞台を韓国のスキー場から日本の温泉地に移した「お湯のソナタ」が作られることになりました。ぜひ番組の特別ファンクラブに入ってください。入会すると、私のプロデュースするロケ地の白歯温泉で、エキストラとして参加できるなど特典満載です。先着100人で締め切られますので、私の郵便貯金の口座XXXXXXに入会金4万円を振り込んで下さい。あと、NHKの受信料を払っていることが参加資格となるので、未払いの人は特別会員価格で1年分の受信料4千円を上乗せして下さい。では、あなたの参加を待ってます。再見!」といった内容のことを日本語で話すというもの。
 この事件に対し、ペ・ヨンジュンの代理人は「事件とは無関係」、NHKは「受信料を払ってないことの後ろめたさを突かれたのは、被害者の自己責任。」、白歯温泉の組合長は「うちは入浴剤を入れていない。」と関与を否定するコメントをそれぞれ出した。
 現在のところ被害届けを出したのは100人ぐらいだが、政府関係者は、「これは氷山の一角で、実際の被害者数を発表すると、わが国の国民の知的レベルが低く、詐欺テロリストたちの格好の標的となることが海外にバレバレになるので、国家機密とする。」と語った。
2004/07/14(水) ヨン様になれる入れ歯、大好評
 これまで、マフラー、めがね、かつら等、ヨン様になりきるためのグッズが人気を博してきたが、新たにヨン様の美しい歯並びを再現した入れ歯も発売され、大好評のため品薄で入手が困難になっている。
 この入れ歯の特徴は、まずビクター純白カラーテレビの白よりもさらに白く表面が仕上げられており、しかも蛍光剤を含せることにより、ブラックライトを当てれば暗闇でも白く光輝くようになっている。
 また、ヨン様にちなんで上下合わせて40本の歯すべてが、ミクロン単位の精度で幅4ミリで1本1本精密に加工されている。
 さらに、顔面の筋肉が鍛えられているヨン様のようなプロの俳優でなければ、あの笑顔を長時間維持することは出来なかったのだが、この入れ歯には笑顔の状態で口角を固定するフックも装備されているので、誰でも半永久的に笑顔のままでいられることができるという優れものである。
 値段は44444円。
2004/07/06(火) 「新選組!」の最終回の一部が、事件の影響でカットに
 今年の大河ドラマ「新選組!」の最終回のラスト部分がカットされることがわかった。
 「新選組!」の最終回は、香取慎吾演じる近藤勇が処刑され、彼の切られた首が獄門台にさらされるシーンで終わることになっているのだが、これが     の事件を連想する人がいるとかいないとか絶対いないとかクレームつける奴は馬鹿だろうとの理由により、首が切られる直前で予定より5分早くプッツリと唐突に終わることにしたというもの。
 この異例とも思えるドラマの終わり方に対しNHKは、香取慎吾のアップを「冬のソナタ」のペ・ヨンジュンのアップでつなぎ、引き続き「冬のソナタ」のヨン様の出演シーンだけを編集した特別番組「不意にそうなった」で5分間の穴を埋める処置をするので、苦情はないだろうと予想している。
2004/07/03(土) フィリピンのはりつけの儀式、「『パッション』は無かったことに…」
 フィリピンでは、4月の聖金曜日に、人が掌や足の甲を十字架に釘で打ちつけられ、磔の刑を受けたキリストの苦難を再現する祭りが開かれる。
 ところが、そんな年中行事に今年は例年と違った事態が起きた。
 それは、キリストの処刑をリアルに再現したとの触れ込みの『パッション』が前もって公開されたことで、映画の中ではキリストが鞭打ちや十字架に釘で打ち付けられるシーンがあり、それと同じようなことをすることが求められる恐れがあった。
 しかしこの儀式を行っている者は、釘で十字架から吊るされることは、掌が裂ける等のことが起こるので、儀式では釘で打ち付けられはするものの、十字架には腕や腰を縛っているひもで吊るされるなど、実際に映画のようなことは出来ないことはわかっていたのだった。
 この事態に祭りの前日まで対策に苦慮していた関係者は、結局「しらんぷり作戦」を取り、観客から『パッション』のことを問われても、みんなで口笛を吹きながらとぼけ通すという、古典的な方法でなんとか乗り切ったのだった。
 「来年、もっと『パッション』のことが知れ渡って、指摘が激しくなったらどうするのか?」との質問には、「いやぁ、その頃には『スパイダーマン2』や『ハウルの動く城』なんかが話題で、誰も『パッション』のことなんか覚えちゃいないさ。」と答えていた。
2004/06/19(土) メル・ギブソン監督の次回作、五右衛門の最後の12時間
 キリストの処刑を描いた『パッション』が公開中のメル・ギブソン監督の次回作が、石川五右衛門の処刑を忠実に再現する『五右衛門のパッション(仮題)』であることが、わかった。
 「残酷な映画を作りたいだけなのでは?」との質問に、「彼が味わった苦しみを見ることで、彼のお陰で今の我々が五右衛門風呂を堪能できる喜びをもっと感じて欲しい」との製作理由を述べた。
 五右衛門が熱湯でゆでられたとの誤解を解き、実際のもっと悲惨な死に方を史実に基づいて余すところなく見せるとのこと。
 主役の五右衛門には、パパイヤ鈴木が抜擢された。
 さらにこの次回作に続いて、ジャンヌ・ダルク、八百屋お七も企画に上がっていると発表した。
 なお、この発表を聞いた空き巣の常習犯が、東京の西部署に自首してきたとの発表があった。

映画ニュース 2004/12/18

日付 内容
2004/12/18(土) ぺ・ヨンジュンが、来日時に怪我をした追っかけオバサンに直筆メッセージとブロマイドを送った。(サンケイスポーツ)

・・・これで次の来日時には、空港でオバサンがいっせいにコケることになるだろう。ヨン様、対応間違ってるぞ!
それから、受け取ったオバサン。唯でさえ恥さらしなことをしたんだから、またノコノコと出て来るな!
2004/04/22(土) 2004年カンヌ映画祭、上映作品発表
 主な作品
  オープニング
    "LA MALA EDUCACION" ペドロ・アルモドバル監督
  コンペティション
     『2046』 ウォン・カーウァイ監督
     『華氏911』 マイケル・ムーア監督
     『イノセンス』 押井守監督
     "LA FEMME EST L’AVENIR DE L’HOMME" ホン・サンス監督 
     『誰も知らない』 是枝裕和監督
     『レディ・キラーズ』 ジョエル・コーエン監督
     "ZIVOT JE CUDO" エミール・クストリッツァ監督
  コンペティション外
     "FIVE" アッバス・キアロスタミ監督
     "FLYING DAGGERS" チャン・イーモウ監督
     『キル・ビル Vol.2』 クウェンティン・タランティーノ監督
     "NOTRE MUSIQUE" ジャン=リュック・ゴダール監督
     『トロイ』 ウォルフガング・ペーターゼン監督
  ある視点
     "10 ON TEN" アッバス・キアロスタミ監督
  監督週間
     『茶の味』 石井克人監督
2004/01/25(日) 青木富夫さん(80歳)、死去 (共同=Yahoo!、1/24)
 「突貫小僧」の芸名で、小津安二郎監督作品の常連の子役だった氏が、24日午前8時12分に肺がんで世田谷区の病院でなくなったそうです。
 青木さんは『忘れられぬ人々』(2000)に出演していた頃もがんを患っていて、その後手術で完治したと聞いていました。
 遺作は、今年公開予定の『犬と歩けば〜チロリとタムラ』。
 去年、レニ・リーフェンシュタール監督が亡くなったときに、「これでサイレント映画時代の生き証人はいなくなってしまっただろう。」と早まったことを書いてしまいましたが、今度こそ最後の人が亡くなったのではないでしょうか。
2004/01/18(日) ヒロシマ版タイタニック『A Thousand of Cranes (千羽鶴)』(仮題)製作 (スポーツ報知、1/18)
 米デジタルドメイン社と松竹が制作費1億ドルで、ソ連人になりすまして日本に来たCIA(1945年にはまだ無いぞ!)のスパイが、恋に落ちた日本人女性を追って、原爆が落とされようとしている広島に行くというラブストーリーだそうな。
 しかし、こんなものよりも、新藤兼人監督が20億円かけて作ろうとしている、原爆による被害をCGで忠実に再現した(つまり、映画史上かつてないほどの悲惨な映像が映し出されるはずの)新作の方をなんとかしないのか!>松竹
2004/01/15(木) TBCのCM、小津のパロディとしては史上最高かもしれないけど・・・
 今年の1月9日(金)から放映中の、デヴィッド&ヴィクトリアのベッカム夫妻によるCM「ジャパニーズモダン」篇は、見てわかるように小津安二郎監督の映画のパロディで、カット割りと台詞のタイミング、それに構図はほぼ完璧。
 ただ、残念なのは、ベッカムが西欧人丸出しの余計な手振りをしていることで、それさえなければ文句なしだったのに。
2004/01/12(月) 加瀬亮にアドバイスしたのは、誰? (シネ・アミューズ、1/10(土))
 『アンテナ』の舞台挨拶より。主演の加瀬亮が演技に行き詰ったとき、彼に「考えるな、感じろ!」のアドバイスをしたのは・・・、
   日刊スポーツによると・・・寺島しのぶ?
   スポーツ報知によると・・・寺島進?
   それとも、やっぱりこの文句といえば・・・ブルース・リー?
2003/10/29(水) 水野晴郎、ロリコンをカミングアウト? (スポーツ報知日刊スポーツサンスポ、10/28)
 彼が山下泰文陸軍大将役でゲスト出演する、「ケータイ刑事 銭形舞」(11/02(日)、BS-i)の記者会見で、同席した主演の堀北真希ちゃん(15)を前にして告白? ついでに、『シベ超』の新作に出演要請。

 確かに『シベ超3』には、かわいい女の子が複数出ていた。水野先生、どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、謎のキャラクターとして益々まい進中
2003/10/11(土) 『ジョニー・イングリッシュ』、フィルム不備のためTOHOシネマズのインターネットチケット販売中止
 どうやら、冒頭部分の映像がブレるらしいのだが、そのせいでインターネットのチケット販売を中止するなどと意味不明のことを言っているTOHOシネマズの真意は果たして何か?
2003/10/08(水) 「東京国際映画祭」、チケット残席情報発表 公式サイト

 既に売り出された「ニッポン・シネマ・フォーラム」や「特別招待作品」の前売り券は、半数以上の作品が完売。 
 当日券もあるが、どのくらい残っているかは不明。
2003/09/29(月) 「東京国際映画祭」のチラシの配布はまだ。入荷日未定。 (9/29、文化村)
2003/09/24(水) 『サンダーパンツ!』の試写会、ガスホールにて開催 (CinemaFlip!
 何が面白いかというと、『サンダーパンツ!』は強烈なオナラをする少年が、宇宙ロケットのエンジンとなって活躍する映画だということ。
 この調子で、『花』は草月ホールで、『油断大敵』は安田生命ホールか朝日生命ホールでお願いします。
2003/09/18(木) 今年の東京国際映画祭の上映作品等の詳細を発表 (公式サイト
 コンペは、どうやら去年までの「監督の3作目までの作品に限る」という、新人監督に的を絞るための縛りはなくなった模様。
2003/09/16(火) 浜村淳、『サハラに舞う羽根』の1分間CMのナレーション担当 (9/13、デイリースポーツ
 このCMが見られるのは、9/15(月)、9/17(水)、9/19(金)の「きょうの出来事&SPORTS MAX」(日本テレビ系)の終了後。
 映画ファンにはウケが良くない浜村氏であるが、映画を語らせたらおすぎなど到底及ばない名調子には、ついつい観たくなる、そして、だまされて実際に観てしまってショボい映画だと思っても、自分の映画を見る目が無いと錯覚すること受けあいである。
2003/09/11(木) 謎の映画『シモーヌ』、13日に公開
 何が謎かというと、
  - 3週間限定公開 (そんなこと言ったら、テアトル池袋なんか1週間限定映画をバンバン上映してるぞ)
  - それなのに、大量のテレビスポットを流して、全国拡大公開 (やる気があるのか?ないのか?)
  - 公開後も、試写会を数回開催予定 (去年、上映が急遽1週間繰り上げられて、試写会が初日の後になった『タイムマシン』みたいだけど、初日の2週間後という時期のずれも開催回数もそれを上回る。)
 予想としては、ギャガ=HUMAXの何かの公開予定が急に変わって、その穴埋めに『シモーヌ』をあてがったいうことなのではないだろうか? 穴埋めとしても、大量のCMはヒットを狙ってるということなのか?
2003/09/10(水) 『わたしのグランパ』、モントリオール映画祭、最優秀アジア映画賞受賞 (9/07、公式サイト
 ちなみに、主な敗れたアジア映画は、
  『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心監督)
  『クラシック』(クァク・ジェヨン監督、『猟奇的な彼女』)
  『壬生義士伝』(滝田洋二郎監督)
  『ミラーを拭く男』(梶田征則監督)
  『美しい夏キリシマ』(黒木和男監督)

   私的には、悪い映画じゃないけど、受賞は「?」。映画の評価は観る人や国によってまちまちということですね。
2003/09/08(月) 第60回ヴェネチア国際映画祭、コンペの主な結果 (9/07、東京中日スポーツ公式サイトロイター
 金獅子賞:『The Return』(ロシア、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督)
 監督賞:北野武(『座頭市』)
 男優賞:ショーン・ペン(『21 grams』、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)
 女優賞:カーチャ・リーマン(『Rosenstrasse』)
 コントロコレンテ部門、男優賞:浅野忠信(『ラスト・ライフ・イン・ザ・ユニバース』、ペンエーグ・ラッタナルアーン監督)
 コントロコレンテ部門、女優賞:スカーレット・ヨハンソン(『Lost in Translation』、ソフィア・コッポラ監督)
 デジタル・アワード:『座頭市』
 観客賞:『座頭市』
 オープンプライズ2003:『座頭市』

   でも、賞は北野監督の言うとおり「オマケみたいなもの」でしょう。
2003/09/03(水) 大林宣彦、ブロンソンとの思い出を語る (ザ!情報ツウ(?)、サンケイスポーツマンダム、9/02)
 8月30日に亡くなったチャールズ・ブロンソンが出演した「マンダム」のCM撮影時のエピソードが、CMを監督した大林宣彦監督らから紹介された。
 - ロケ中のミーティングで、あごひげをなでながら「う〜ん」と演技について考え込むブロンソンの姿を見た大林監督が「それでいこう!」とひらめいたのが、「う〜ん、マンダム」の誕生。
 - 撮影の合間に、渋い顔でカレーを食べていたので、「美味しくない?」と訊いたら、「俺はこの渋い顔のイメージだから。」と言った。
 - 撮影は9時から夕方5時までと契約で決まっていて、残り30分で「あと1時間あればいい画が撮れる」と監督が言ったところ、時計の針を1時間戻して「俺の時計じゃまだ3時半だ」と言って撮影が続けられた。

マシュー南、ソフィア・コッポラ監督の新作に出演
 (スポーツ報知、9/02)
 毎週水曜日23:15からのテレビ番組「Matthew's Best Hit TV」(テレビ朝日系)の謎の司会者マシュー南が、ソフィア・コッポラ監督の2作目「ロスト・イン・トランスレーション」に出演した。この作品は昨年9月に日本で約40日間撮影され、ヴェネチア映画祭に出品された。主役のビル・マーレーがマシューの番組に出演するシーンがある。
2003/09/02(火) スタローン、高齢の記者を殴ったボディガードを関西弁で怒鳴りつける? (サンケイスポーツ、9/01)
 最新作『スパイキッズ3-D ゲームオーバー』のキャンペーンでヴェネチア映画祭を訪れていたスタローンに、ホテル前で張り込んでいた高齢の記者がインタビューを試みようと近寄ったところ、ボディガードが彼を殴った。スタローンは記者のもとに駆け寄り気遣う一方、ボディガードに
 「お前、何しとんねん。相手はお年寄りやないか。」
と怒鳴ったという、とのこと。
 でも、これを伝えたサンスポの記者も、現場に居たわけでなく伝聞のようなので、この関西弁が記者の創作なのか? 何かの訛りを意味するのか? 本当に関西弁で怒鳴ったのか? 実はスタローンではなくスティーブン・セガールだったのか? 詳細は全く不明。
2003/08/23(土) レニ・リーフェンシュタール、101歳の誕生日
 1902年8月22日生まれの彼女が、101回目の誕生日を迎えました。
 それに合わせたかのように、今日8月23日からシネセゾン渋谷で、"Tiefland"(独、英語名"Lowlands"、1954)以来48年ぶりの監督作品『ワンダー・アンダー・ウォーター/原色の海』(2002)が公開されます。

   サイレントのころから映画にかかわっている人って、彼女以外にはもういないのかなあ・・・?
2003/08/02(土) しんゆり映画祭、『猟奇的な彼女』の吹替声優を募集 (31日、SlowTrain
 お世話になりました。
 資格は、プロアマ不問。ただし、あくまでボランティア。

銀座シネパトスの夜の顔(!?) 十八番の特集上映がこの夏アツイ!
 (1日、SlowTrain
 レイトショー作品選びの舞台裏。
 「シネパトスの夏の夜は暑い」でも、ある意味正解。
2003/08/01(金) 今年のベネチア映画祭(8/27〜9/06)、日本からの出品作決まる (31日、共同、yahoo日刊スポーツ
 『座頭市』(監督:北野武)、メーンコンペティション部門
 『アンテナ』(監督:熊切和嘉)、コントロコレンテ部門(革新的な映画)
 『ヴァイブレータ』(監督:広木隆一)、ニュー・テリトリー部門(非コンペ)
2003/07/28(月) 『シベ超5、6』、来年撮影を目指す (27日、サンケイスポーツ
 『シベリア超特急3、4』のDVD発売イベントで、水野晴郎監督が公表。
 出演者については、「加藤雅也から『続編に出たい』と言われたけどギャラがねえ・・・。台詞が大阪弁なら出るって言ったスティーブン・セガールは日本滞在費が3000万円ぐらいかかるって。』」

 ・・・ということは、この2人とは具体的に出演交渉があったのか? こりゃ、ビックリ!
 『シベ超3』に三田佳子や宇津井健が出ていたけど、加藤雅也のギャラはそれより高いのか?
2003/07/20(日) 『地獄甲子園』、シネクイントにて、野球ユニフォーム着用の9人組は1人1000円に割引
『あじまぁのウタ/上原知子・天上の歌声』、テアトルタイムズスクエアにて、沖縄伝統衣裳(琉装)を着用の人は1000円に割引
2003/07/18(金) 『キル・ビル』、2部構成の分割公開へ (ロイター、7/16)
 上映時間が3時間になるため、2分割によって短くして、1日の上映回数を増やすためとのこと。
 第1部は10月10日公開予定。第2部は未定。

 「いいニュースと悪いニュースがある。」(←一度言ってみたかったフレーズ)
 いいニュースは、公開日が予定通りで確定したこと。
 悪いニュースは、こんなに予定が変わって、まともな仕上がりになるのか不安なこと。
2003/07/15(火) Logitech Europe、PC周辺の整頓ぶりから、社員の性格を5人の俳優のタイプに分類 (ZDNet、7/11)
 その5つのタイプとは、
  1.仕事と生活をやりくりする「ケビン・コスナー」タイプ
  2.整理整とんの行き届いた「ケビン・スペイシー」タイプ
  3.職場の活性剤、「ジム・キャリー/ロビン・ウィリアムズ」タイプ
  4.トレンディーエグゼクティブ、「マイケル・ダグラス」タイプ
  5.雑然と散らかし放題の「ウディ・アレン」タイプ
2003/07/10(木) 『ハリウッド★ホンコン』シアター・イメージフォーラムで初日7月12日に、先着50名にジョウ・シュンの激レア生写真プレゼント
 なぁ〜んて、ごく普通の生写真だと思うので、「激レア」ってのは大げさ過ぎる?
2003/07/07(月) アカデミー賞獲得合戦禁止の違反者には、アカデミー会員資格の剥奪も (ロイター他、6/02)
 しかし、会員が投票する際に、キャンペーンなんかに影響されずに投票できてさえいれば、こんなことに目くじら立てる必要はないわけで、つまりアカデミー賞の選考する人も彼らの投票による結果も、客観性に乏しいいい加減なものだって言ってるようなものじゃないの?
 どうりで、白人が大多数の会員の中で黒人が受賞したりするだけで大騒ぎするわけだ!
2003/06/29(日) 『えびボクサー』の拡大公開が決定 (SlowTrain、6/23)
 7月26日からシネセゾン渋谷で独占レイトショーの予定が、池袋のテアトルダイヤでも同日からレイトショーされることになった。
 妙な盛り上がり方が、同じアルバトロス・フィルム配給で2001年に公開され、結局コケた『クィーン・コング』と酷似しているのに、拡大公開に勝算があるのかには触れられていない。
2003/06/21(土) 三輪明日美さん入籍&オメデタ (スポーツニッポン (6/20)、他)
 「21歳年上の喫茶店のオーナーと5月5日に入籍し、11月には子供が生まれる予定。」ということを19日に発表するなんて、出演作の『17才』の初日21日の前日にニュースになることを狙ったんでしょうねぇ。さすが主演&企画。
 ひとみ姉さんも、「先を越されただけでなく、伯母さんだなんて。」とコメント。

春風亭柳昇さん死去
 (スポーツ報知 (6/17)、他)
 16日午前02:10に、82歳で胃がんで亡くなった。
 「大きなことを言うようですが、今や春風亭柳昇といえば、我が国では私一人であります。」の口上を言う人は、今や文字通りいなくなってしまった。
 映画俳優としての遺作は『かあちゃん』(2001)。
2003/06/10(火) 『テハンノで・・・』『アンダー・サスピション』お役立ち情報
 『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』 新宿武蔵野館にて、窓口でタイトルを3回間違えず連呼した方は、一般200円引き
 『アンダー・サスピション』 6月14日(土)の初日に、銀座シネパトス新宿ジョイシネマ3にて、先着200人に育毛剤をプレゼント(提供:アートネイチャー)。また、新宿ジョイシネマ3にて6月14日(土)16:20の回の上映前に、「和製モニカ・ベルッチ」叶美香さんの舞台挨拶。
2003/06/07(土) 『バトル・ロワイアル2』の過激看板がPTAの抗議で張り替え (日刊スポーツ、他、6/06)
 首都圏、名古屋市、関西地方の中学・高校前にある看板100枚に、「『殺しに行け』と先生が言った」「戦死者すべて中学生」とのコピーが入った広告(縦1メートル、横3メートル)が今月1日から掲示されだしたが、抗議を受けて東映は150万円かけて今月中旬をめどに別のものに変えることにした。
2003/06/03(火) 「ダンディ2 華麗なる冒険」テレビ放映&DVD BOX第1弾&第2弾発売
 トニー・カーティスとロジャー・ムーアが主演の往年のテレビシリーズが、デジタルリマスター、日本初放映時にカットされた部分が復元された完全版で甦る。テレビでは、スーパーチャンネルにて6月10日(火)から。DVD BOXは第1弾が7月27日発売予定。どちらももちろん広川太一郎の日本語吹替えで。
2003/05/23(金) 『発禁本 SADE』の初日5月24日(土)はスゴイ! (Slow Trainサンケイスポーツ他)
 銀座シネパトスで5月24日(土)から上映の『発禁本 SADE』の初日イベントは、
 - 初回前10:30より、先着50名を対象に、SMの女王様の愛のムチ(1人1回)。
 - 21:20より、数多くのヌード写真集を出版している「毛の商人」こと高須基仁と嘉門洋子のトークショー「女が脱ぎたくなるとき、男が脱がせたくなるとき」と、<『発禁本 SADE』公開記念 高須基仁セレクション 発禁処分オールナイト>(『白い指の戯れ』『花と蛇』『完全なる飼育』『発禁本 SADE』)。先着50名に“淫らなフィルム”進呈。
2003/05/16(金) 劇場公開前の「マトリックス」ネットに流出? (ZDNet、5/15)
 『マトリックス リローデッド』のコピーが5月15日の米国での劇場公開の前日にネットで公開されたとの噂があるとのこと。
2003/05/13(火) 菊川怜、サラマンダーにサラワレター?
 今週末公開の『サラマンダー』のテレビCMは、先週までは菊川怜が出演していたものだったが、今週から普通の映画のシーンを編集したものになったのは何故か? 東宝東和のサイトでの菊川怜救出の企画で、彼女がさらわれたという設定になっているからか? (そんな告知は無いぞ。)
2003/04/30(水) 来年のアカデミー賞の授賞式は、1ヶ月早い2月29日 (産経新聞、大阪夕刊、4/28)
 理由は、視聴率の頭打ちの打開など、とのこと。
 これによる多方面への影響は、
  - オスカー前哨戦と言われている、他のアメリカの映画賞や英アカデミー賞、グラミー賞などの授賞式の日程も早くなる。
  - 年末に滑り込みで公開される賞狙いの作品も、公開の日程が早くなる。
  - 8月末のベネチアと9月初めのトロント両国際映画祭の重要性が増し、出品が混み合う。(ここでの受賞が年末公開のはずみになりやすくなるから?)
  - 日本アカデミー賞も、米アカデミーの後に外国映画賞を発表するのは気まずいから日程が早くなる?
  - 作品を観もしないで結果を予想をする行為が、ますます雲をつかむようなものになる。(もちろん日本の話)
  - 映画の宣伝文句の「アカデミー賞ノミネート」の有効期間が短くなる。(「アカデミー賞最有力」には影響しないけど。)
2003/04/24(木) 興収ランキング(9大都市、4/19(土)-20(日)、興行通信社調べ)より

  1位 名探偵コナン 迷宮の十字路 (東宝)
    :
  6位 MOON CHILD (松竹)
  7位 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード (東宝)

 東宝洋画系の『コナン』が邦画系の『クレしん』より上、というのはちょっと異常事態か? もっとも、シネコンではどっちも上映しているので、邦画系と洋画系の区別は一般のお客さんにとっては無いに等しい。
 『MOON CHILD』は、初日に松竹が「興収20億円は見込める出足」(スポニチ)と言っていたが、あくまで「見込める」「出足」ということで嘘ではないのは、「大ヒット上映中」と同様。もしくは0を1つ付けて言ってもいいという慣習があるのかも。どうせなら、「20億…ウォン」とすればよいかも。
2003/04/19(土) 『the EYE』に本物の幽霊の映像? (スポニチ)
日本の現像所のスタッフが気づいたもので、監督のパン兄弟に問い合わせたところ、「意図して写したものではない」とのこと。
この心霊映像の影響か(?)、『the EYE』を観たお客さんの中から、怖さのあまり途中退出者が続出しているとか。
現在、シネクイントで単館上映の『the EYE』は、26日から拡大公開される
2003/04/18(金) 子供に見せたくない番組、トップは「クレヨンしんちゃん」 (サンケイスポーツ)
日本PTA全国協議会(日P)は、言葉遣いなどの問題で「クレヨンしんちゃん」をトップに挙げた。
ただし、文化庁は昨年末、メディア芸術祭大賞に映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を選んでいる。
2003/04/16(水) 『シカゴ』のロブ・マーシャル監督、新型肺炎(SARS)を理由に来日中止 (4/16) (スポーツ報知)
4月19日(土)からの『シカゴ』の公開にあわせて、キャンペーンで23日から5日間の来日の予定だった。『ダブル・ビジョン』のレオン・カーファイに続く、SARSによる来日中止。
2003/04/13(日) 『カルマ』追悼再上映
レスリー・チャンの追悼ということで、今年公開された『カルマ』を、4月19日(土)から新宿武蔵野館で朝の9:50から1回のみ上映されます。
2003/04/03(木) ベニシオ・デル・トロ、来日中止 (4/02) (スポニチ)
『ハンテッド』のプロモーションで今月9日に初来日の予定だったが、テロを危惧して中止になった。日本で花見と寿司屋で「トロ」を食べるのを楽しみにしていたのに、と残念そう。
2003/04/02(水) ハリポタ第3弾、2004年夏に日本公開 (サンケイスポーツ)
2003/03/29(土) 西田敏行さん退院 (共同)
急性心筋こうそくのため3月3日から入院していたが、28日午後に退院。
体重も9キロ減って82キロになってすっきり。
『釣りバカ日誌14』も予定通り9月に公開される模様。
2003/03/25(火)
(2003/03/28(金)追記)
古尾谷雅人さん(45歳)、自宅で首吊り自殺 (サンケイスポーツ)
25日の午後に家族が発見したそうです。遺作は、まもなく公開の『人斬り銀次』。
2003/03/23(日) 天本英世さん(77歳)、死去 (毎日新聞)
23日の午前7時38分に、急性肺炎のため亡くなったそうです。
去年の5月に脳いっ血で北九州に帰郷し、回復後にNHK福岡のドラマに出演した直後に頭を打って体が不自由になり、病院でリハビリをしていたそうです。
遺作は去年の『龍虎兄弟』。
2003/03/21(金=祝) アキ・カウリスマキ、アカデミー賞をボイコット (共同)
監督作品の『過去のない男』がアカデミー外国語映画賞にノミネートされているアキ・カウリスマキが「米国が恥ずべき経済的な理由から人間に対する罪を犯そうとしている時期に、授賞式に参加することはできない」という理由で授賞式をボイコット。
2003/03/18(火) メリル・ストリープが批判「米アカデミー賞は金次第」 (ロイター
彼女自身は、見苦しいので金銭工作はしたことがないそうです。
2003/03/13(木) 北村一輝、みすず学苑CMに出演中
最近、柴咲コウ先生のカラリオのおかげでクッキリした荒川良々や、菊川怜との関係が謎な水橋研二など、映画ではおなじみの俳優たちが続々とCMに出演しているが、関羽とヤマトタケルと聖徳太子の1人三役で、砕ける荒波をクロマキー合成した背景がまるで地方のかまぼこ製造会社のCMのような「みすず学園」のCMに出ている北村一輝が、ひときわ異彩を放っている。
2003/03/11(火) 小嶺麗奈映画祭、4/12に開催
 『小嶺麗奈映画祭』(主催:映画バカ一代+池袋シネマ・ロサ)と題されたオールナイトショーが、4月12日(土)の23:30から池袋シネマ・ロサで開かれる。
 当日は『ユメノ銀河』『みすゞ』『LADY PLASTIC』の3本の出演作の上映の他に、『水の中の八月』『ユメノ銀河』でコンビを組んだ石井聰亙監督と小嶺さんとの対談も予定されている。
2003/03/08(土) 心中サイトは『自殺サークル』と無関係
 心中サイトを訪れた人たちによる心中が続いたが、それが不特定多数の人々が次々と自殺する自殺ブームを描いた映画『自殺サークル』と何か関係あるのか?といわれれば、全く関係ないのは『自殺サークル』を観れば明らか。ついでに、自殺サイトが諸悪の根源でないのも明らか。
2003/03/02(日) 『青の炎』初日舞台挨拶
『青の炎』の初日舞台挨拶が、3月15日に下記の予定で行われる。主演俳優が目当ての人は、くれぐれもくれぐれも映画館を間違えないように。あややのファンは、間違っても地下に下りて行かないように。それから、3月15日から日比谷映画で上映の『タキシード』を観に行く人は、くれぐれも時間に注意して、あややのファンに囲まれて『青の炎』を観るという目に遭わないように。
 日比谷みゆき座 8:00の回上映終了後 二宮和也さん、蜷川監督、貴志祐介さん(原作者)の舞台あいさつ
 日比谷映画 8:30の回上映終了後 松浦亜弥さん、蜷川監督、貴志祐介さんの舞台あいさつ
 日比谷みゆき座 10:40の回上映前 二宮和也さんの舞台あいさつ
2003/02/28(金) 東スポ映画大賞授賞式 (26日)
外国作品賞の『少林サッカー』の周星馳監督からは、「数ある外国映画の中で、世界の北野武監督に選んでいただいてありがたい。これからも『考えるな! 感じろ!』の精神で笑いを追及していく。」のコメントが。(代読:クロックワークス副社長)
作品賞の『Dolls』の受賞理由として審査委員長のビートたけしは、「本当は『たそがれ清兵衛』だと思ったんだけど、あっちはほかの映画賞も取ってるから。」、「(たけしの独断で『BROTHER』に決めた)去年で懲りて、今年は(審査員である全国の映画祭の主催者たちの審査に)口出しをしなかった。」とコメント。
主な出席者は、宮沢りえ、小林稔侍、中原早苗(深作欣二氏の代理)。 (以上、東京スポーツより)
2003/02/26(水) 東宝、ヴァージン・シネマズ・ジャパンを買収(25日)
東宝は3月末までにヴァージン・シネマズ・ジャパンの全株式を取得し、六本木を除く全国のヴァージンシネマズは「東宝プレックス」になるが、一般の人にとって一番気がかりな、マイレージがどうなるなるかについては、言及されてない模様。
2003/02/24(月) 釈由美子「スカイハイ」収録
複数の映画監督を起用している「スカイハイ」(テレビ朝日系、金曜23:15〜)の、釈由美子演じるイズコが現世に下りて来たシーンの収録が、テレビ朝日新社屋で22日に行われた。釈ちゃんはマスコミ撮影向けに笑顔を振りまいているが、この寒い最中に役柄どおりしっかり素足なのだった。(スポーツニッポン スポーツ報知 デイリースポーツ
2003/02/22(土) 上映延長のお知らせ。
 『呪怨』のヴァージンシネマズ海老名での上映はまだまだ続く。
 『黄泉がえり』と『ストーカー』も、各地で上映延長。
 代わりに打ち切りになったものの1本は、どうやら『オールド・ルーキー』らしい。
2003/02/19(水) 『呪怨』のヒットにあやかってか、『インプラント−呪刻−』『呪霊 THE MOVIE』などが近日公開。
2003/02/16(日) 現地時間15日にベルリン映画祭結果が発表。金熊賞は『In This World』(マイケル・ウィンターボトム監督)、銀熊賞は『アダプテーション』(スパイク・ジョーンズ監督)、女優賞はメリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア(『めぐりあう時間たち』)。『たそがれ清兵衛』は受賞なし。
2003/02/14(金) 10日、ラジー賞ノミネート作品(『The Adventures of Pluto Nash』、『ノット・ア・ガール』、『ピノッキオ』、『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃』、『Swept Away』)が発表。(産経新聞
 表彰式は日本時間の3月23日午前3時。
2003/02/13(木) 『ボーリング・フォー・コロンバイン』、大ヒットにつき2月22日から首都圏のシネコンで急遽拡大公開
ヴァージンシネマズ海老名のプレミアスクリーンでの本日(13日)のモーニングショー(11:00〜12:50)は、『源氏九郎颯爽記 秘剣揚羽の蝶』。
2003/02/12(水) 『千と千尋の神隠し』が、アカデミー賞長編アニメ賞にノミネート。
2003/02/11(火) キネ旬決算号の今年の新作映画ラインナップの中で、画的に一番インパクトがあるのは『魔界転生』。天草四郎役の窪塚クンのメーク、『ブレードランナー』のダリル・ハンナかと思った・・・。
2003/02/09(日) <特集:キネ旬ベストテン> さて、個人賞を獲れなかった中で注目は、作品賞では15位だった『UNLOVED』が脚本賞(万田珠実&万田邦敏)では5票で3位(オメデトウ)、12位の『Dolls』が監督賞(北野武)では3票で4位(オメデトウ)、主演女優賞は落選組に受賞してもよさそうな人たちがゾロゾロ。(次ガンバッテ)
2003/02/08(土) <特集:キネ旬ベストテン> 惜しくもベストテンに漏れた中で注目は、『青い春』が91点でわずか1点差で11位。さらに『Dolls』(12位81点)、『害虫』(14位76点)、『UNLOVED』(15位70点)、『なごり雪』(18位51点)と、ベストテンではなく20位で区切ってほしい。洋画は10位が72点なのに対し、『活きる』(11位65点)、『ピアニスト』(14位63点)、『少林サッカー』(18位53点)と、こちらも20位で区切った方がしっくり。「なんであの映画がベストテンに入っていない?」と思う前に、20位までに入っていたら立派なものと思った方がよいのでは?
2003/02/07(金) 『スター・ウォーズ エピソード2』の上映の際、20世紀FOXの日本支社が劇場に入場料の割引の妨害をした疑いで、公正取引委員会が6日、同社に立ち入り検査を行った。
2003/02/06(木) <特集:キネ旬ベストテン> 2002年の決算号が発売されたので、その内容を独自の視点から解説。まず、多くの人が「オヤ?」と思った洋画1位の結果について。166点は63人中23人の投票で、2位とは16点差。10位の72点以上でベストテン入り。というわけで、2000年の『スペース・カウボーイ』ほどではないが、票がちらばって他に強い映画がなかったからと思われる。一方、邦画は2位とは146点差の345点でダントツの1位。
2003/02/04(火) オーストラリア映画『裸足の1500マイル』のテレビCMを注意して聞くと、映画の中では話されているはずのない日本語で(吹き替え版は無い)、
   「・・・かあさん・・・。」
と言っている女の子の声がかすかに聞こえる。
2003/02/03(月) 最近は上映スケジュールの変更が目まぐるしく、常にチェックが必要。
   『猟奇的な彼女』 ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘での上映はなし
   『刑事まつり』 シネマ下北沢で2月15日から1週間アンコール上映
   『アカルイミライ』 ヴァージンシネマズ海老名での上映は2月7日までの2週間
2003/02/02(日) 1月25日から公開された映画の中で、『猟奇的な彼女』『ボーリング・フォー・コロンバイン』『呪怨』はいずれもどうやら凄いお客の入りのようで、一方拡大公開の『イナフ』は興収ベストテンのランク外と、予想通りの結果になった。
2003/01/28(火) 現在、『レッド・ドラゴン』のエドワード・ノートン、『007 ダイ・アナザー・デイ』のハル・ベリーらがキャンペーンで来日中だが、ヴァンサン・カッセルとギャスパー・ノエ監督に加えて、勝手に「日本のモニカ・ベルッチ」と称した小池栄子を仕込んだ『アレックス』が一番の注目の的か?
2003/01/25(土) プロモーションビデオの監督も手がける紀里谷和明氏が、70年代に作られたテレビアニメ『新造人間キャシャーン』の実写版(松竹)で映画監督デビュー。(1/21)
2003/01/23(木) 神奈川ならびに世田谷あたりの方に朗報。『猟奇的な彼女』が2月8日からワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘で上映。
2003/01/21(火) 『ブラッド・ワーク』『刑事まつり』に続き、『カンパニー・マン』もたった2週間の公開。ただし、この期間を逃しても、2月1日からは、銀座シネパトスでのみの上映が始まります。
2003/01/19(日) 18日、『壬生義士伝』の初日の舞台挨拶で、監督とメインキャストが勢ぞろい (サンスポより)・・・と言いたいところだけど、中谷美紀はなぜ一度も顔を出さない?
2003/01/18(土) 深作監督の死に、数多くの方が哀悼の意を表しました。変わったところでは、忍成修吾(通夜参列)、加藤夏希、酒井彩名、竹内力、前田愛、行定勲(以上、告別式参列)、ジョン・ウー、森繁久彌(以上、弔電)、クエンティン・タランティーノ(生花)
2003/01/18(土) 『タキシード』の日本語吹替え版で、「ジャッキー・チェン(石丸博也)」と、声優の名前を堂々と明示。
2003/01/15(水) シネマ下北沢で2週間公開の『刑事まつり』、初日の11日と12日両日ともに全回満席。
2003/01/13(月/祝) 深作欣二監督が12日の午前1時に前立腺ガンのため亡くなりました。
2003/01/12(日) 神奈川県の方に朗報。単館公開作品の『呪怨』『アカルイミライ』がヴァージンシネマズ海老名ヴァージンシネマズ小田原(呪怨のみ)でも上映。
2003/01/11(土) 9日(木)の夜、丸の内東映に「T.R.Y.」の11日(土)の初日待ちと思われる5、6人の列が出来ていた。
毎回週替わりで映画監督が演出する「濱マイク」方式のテレビドラマシリーズ「スカイハイ」(1/17から 金曜23:15〜24:10 テレビ朝日系)のCMは、主役の釈由美子が凛々しい顔で画面のこちらを指差しながら、
   「(天国へ)お行きなさい」
   「(あの世へ)お逝きなさい」
と言う2パターンがある。(といっても、字幕が違うだけ。)

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