第ニ章 プレミアムな物語 スタッグス・リープ・ワインセラー編 |
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Stag's Leap Wine Cellars スタッグス・リープ・ワインセラー ↑HPへ ←【私の宝物】 この古ぼけたカスク23(1994)の空き瓶は、現オーナーで創始者のウォーレン・ウィニアスキーが一緒に飲んだボトルにサインしてくれた。ワインへの夢が掻き立てられはじめた、98年のことであった。 |
Stag's Leap Wine Cellars スタッグス・リープ・ワインセラー CASK23 1998 \22,500 だれが言ったの?1998年が弱い年だなんて、そんなコメントで始まる。 当ワイナリーの看板ワイン。 FAY 1997 \12,000 1986に買収したS.L.Vの隣りにある畑。 S.L.V 1997 \12,000 スタッグス・リープ・ヴィンヤードの略。 同じ価格、味わいに違いを見つけるのは難しい。 御注文はこちらへ |
驚嘆の若木から シカゴ大学の政治学の教授であったウォーレン・ウィニアスキーはその重責をすててシカゴを去り、1960年代中頃にナパに移り住んできた。二人の子供と、ほぼ同い年の妻が居た。既に35歳になっていた。スーブレイン・セラー、ロバート・モンダヴィを経て、1970年、リア王の嵐の場面を思わせるような岩肌が見える場所に、カベルネ・ソーヴィニオンを100エーカー植えた。子供たちは、害虫駆除の為に買ってきたテントウムシをバケツ一杯持って行き、ばら撒いた。 この事実で驚くののは、パリ・テースティングにおいて世界一を取ったワインが1973年である、この畑からとれたワイン樹齢3年であったことである。 そのパリのテイスティング会場ではフランス人が「優しく、凝縮され、バランスがとれ、将来が(熟成)楽しみなワイン」と評した。 本文では、なぜそんな若木が優れているのか、テロワールについても触れられている。 |
スタッグス・リープは地区名である。 ここで話しをまとめよう。 Stag's Leap=地区名 Stag's Leap Wine Cellars=今回紹介のワイナリー Stags' Leap Winery=1971年レストラン・オーナーの カール・ドマーニが設立したワイナリー。 この地名をワイナリー名にするため、両者は10年以上の渡り、10万ドルの費用を掛けたそうです。原産地呼称の関連も出てきて、非常に注目された訴訟でした。 「ナパ・ヴァレー」という原産地呼称を法律化したのは1981年の事でした。 |
第一話 | シュラムズ・バーグ J.シュラム ナパでのスパークリングの始まり |
第五話 | レイル・ヴィンヤード 細腕繁盛記、ここに彼女の熱意が |
第二話 | オーパス・ワン 外国資本との提携での出会い |
第六話 | ニーバム・コッポラ ボルドーのようなワインを造りたい! |
第三話 | シャトー・モンテリーナ 古参ワイナリーの移り変わり |
第七話 | ウッドブリッジ 成功の一つの形。 |
第四話 | スタッグス・リープ・ワインセラー カリフォルニア、ボルドーに勝つ? |