第ニ章 プレミアムな物語 シャトー・モンテリーナ編 |
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シャトー・モンテリーナ Chateau Montelena Cabernet Sauvinion 1997 11,200円 ここのワイナリーのワインメーカー、ボー・バレット氏はのたまう。「インパクトの強い、評論家受けするワインは私達の本筋ではない。エレガントなワインを目指している。」確かにこのワインを飲めばわかる。インパクトの希薄は謙遜で、ナパ・カベルネの明るい素養を充分に持ち合わせている。その上にエレガントさを感じる。通常ワインを飲みつけたものにとって、カリフォルニアのヘヴィーなワインは、その後ボルドーワインが欲しくなる。そうヘヴィーさが過ぎるから。このワインにはそれを欲求するスタイルではない。それをボーは言っていたのだろう。 価格:輸入業者カルピスさんはプリムール買いにてこの価格が実現しています。正に現地より安い価格です。それもさすがに無理が生じたか、この在庫以降は価格は普通の上代に戻ります。 価格は普通の上代(14,000円)にもどってしまいました。ただ、これが在庫の最後となります。 1996年:この価格差は、輸入時の為替の相場。今年中に飲むのならこちらの方が美味しいかも。 1997年:もちろんカリフォルニアのいい年、長く置いておくにはいいかも知れない。 御注文はこちらへ 公式HPへ→ |
シャトー・モンテリーナが創設されたのは、1882年、アルフレッド・ツゥブスによってである。この本による物語は、1972年からである。 その弁護士の名前はジム・バレットだった。彼は自分の職業は、冷凍のチョコレートバナナを売っているような売っているような物で、業界は頭でっかちの愚か者たちばかりだと考えていた。 そして幽霊が出そうなほど荒れ放題のワイナリーを100万ドルを投じて、この世界に入ってきた。ロバート・モンダヴィに居た、ユーゴスラヴィアからの移民、マイク・グルギッチを誘った。 |
1976年5月24日パリ・テースティング事件 ここでフランスのワイン達が評価負けした模様が克明に書かれている。「口に含んでみる必要も無い、一度嗅げば十分さ。これを嗅いでみよう。なんの香りもしない。味も無い。カリフォルニアに間違い無いね」このコメントに代表される様に、カリフォルニアは偏見に満ちて見られていた。しかしカリフォルニアは勝った。その後の結果については色々論争されたが、そのまま現在に至る。皮肉にもジムはその結果をメドックのマルゴー村、Ch.ラスコンブでランチの時に聞いた。しかしそのワインは200箱しか作っておらず。ほとんど売り切れの状態だった。1973年シャルドネの話しである。 |
第一話 | シュラムズ・バーグ J.シュラム ナパでのスパークリングの始まり |
第五話 | レイル・ヴィンヤード 細腕繁盛記、ここに彼女の熱意が |
第二話 | オーパス・ワン 外国資本との提携での出会い |
第六話 | ニーバム・コッポラ ボルドーのようなワインを造りたい! |
第三話 | シャトー・モンテリーナ 古参ワイナリーの移り変わり |
第七話 | ウッドブリッジ 成功の一つの形。 |
第四話 | スタッグス・リープ・ワインセラー カリフォルニア、ボルドーに勝つ? |