ここではＳＦＣ用ＲＰＧゲーム、“Romancing Sa-Ga 3”中のイベントについて、発生地域別に項目分けして解説しています。各地域への交通に関する一覧も添付しました。

　イベントコード内の英字は、その解説が含まれている場所に対応していますので目次代りにご利用ください。
　地名についた英字は、大文字が町・村、小文字がダンジョン扱いのそれを示しています。一部例外もあります。

　地域別イベント解説においては、町・村に関して、簡単な利用インデックスをつけてあります。
　パーティが休息できる場所があれば『宿』、道具屋が存在すれば『店』、そして術法が買える場合は『術』にその種類を表記しました。
　その他、人探しの手引きとして、該当者の所在。さらに観光案内的な概要コメントも、要所に添付しました。

　新たなる旅のお供に、そして経験した物語を振り返る手だてとして、どうぞご活用ください。

• ロアーヌ→（マップ）ミュルス→（船）ツヴァイク→（マップ）キドラント→（船）ユーステルム→（マップ）ランス
  
• ランス→（依頼により徒歩）ヤーマス
  
• ミュルス→（船）ピドナ→（マップ）スタンレー→（マップ）ファルス
  
• ピドナ→（船／有料）リブロフ→（ナジュ砂漠経由）神王の塔
  
• ピドナ→（船／有料）バンガード→（マップ）小さな村およびモウゼス
  
• ピドナ→（船／有料）ウィルミントン
  
• ピドナ→（船／有料）グレートアーチ→（船）アケ
  

　事件の始まりは、モニカとカタリナの視点から。モニカの聞きつけた陰謀を阻止するべく、ふたりはそれぞれの行動を開始します。
　モニカ脱出後、彼女を主人公にしているならOP-2『シノンからの道』へ。

　カタリナ主人公の場合、「成り行きを待つ」ではいきなりムニュッ！とやられた上、装備・持ち物を奪われてしまいます。…ああ、あの兵士がうらやましい(笑)。
　先にこれを選ぶとOP-8、『大団円』まで自動進行。とにかく早く進めたい、という人にはおすすめします。短時間クリアを目指すなら、彼女を主人公にするのが一番楽かもしれません。

　急ぎでなければ「もう少し行動」を選択、宮殿内いたる所を調べてみましょう。念のために装備を隠し（絶対必要ではありませんが）、地下で鍵を見つけて牢に放り込んだら、もう安心。
　この鍵をあらかじめ隠しておけば、「成り行き」でムニュッ！された後に、自力での脱出が可能。OP-5『ロアーヌ城の戦い』へと物語は進みます。

　舞台は開拓村シノン（この後は一切出てこないので、じっくり楽しみましょう）のパブ。ユリアン、トーマス、エレン、サラの開拓民４人衆と、ハリードはここからスタートします。

　パブに助けを求めてきたモニカに対し、それぞれが心情を吐露する会話イベントの後、いやでも即、戦闘フィールドへ移動です。素早くメニューを開き、準備を整えておきましょう。
　ここでの陣形は、デザートランスでＯＫ。打たれ強いハリードか、パリィの使えるユリアンを盾にして、攻撃を集中させる作戦です。モニカは当初バトル除外ポジションですが、彼女でプレイしている人はぜひ、この段階から前に出して鍛えておくこと。コマンダーで楽をしていると、オープニング後が辛くなります。

　作戦はそれぞれの自由ですが、除外キャラの装備は分配して有効活用するべし。後はバトルシステムに慣れながら、避けの技術を磨くなり、キャラを鍛えるなり存分に楽しみましょう。蛇香などの回復アイテムを拾えなかった人は、ボス戦用にＷＰを残しておくように。
　また、蛇系を倒したときに入手できる牙のお守りは、この時点ではかなり重宝します。防御力に不安のあるキャラに、装備させるとグッド。

　一面のみのフィールド出口で、ボス敵・ガルダウィングが襲ってきます。受けをハリードに任せ、ここではぜひ技をひらめいておきたいところ。デミルーン、トマホーク連発だけでも倒せる相手ですが。
　この戦闘に勝利すると、速攻でOP-3『宿営地にて』に突入。ボス戦前に装備など分配し直しておくといいかも。特にハリード以外でプレイしている場合は、彼の装備を奪っておくと吉。すっぽんぽんにするとボス戦が辛い、かもしれませんが…。

　ミカエル主人公の場合、ここが出発点となります。『シノンからの道』で組んだ６人パーティは分裂、モニカと開拓４人衆はOP-6『ポドールイを目指して』へ、ハリードはミカエルと共に次のOP-4、『マスコン・ゴドウィン軍』へと進むことになります。
　別れに際し、ミカエルからモニカ一同へと各種アイテムが手渡されます。またここでのセリフはそれぞれの主人公で違いますが、いずれも味のある深いものです。
　なお、どうやら当地で一泊したらしく、バトルで消耗したポイントが全回復しています。

　なんといきなりマス・コンバット(笑)。ここで負けるとゲームオーバーですが、要は勝てばいいのです。セーブもできますし、気楽にいきましょう。

　部下に話しかけ、状況報告と陣形・戦術を確認したら、開戦後はモラルゲージに注意しながら命令を出します。使用回数が限られる戦術は、使うタイミングに注意。
　緒戦は後から加勢が来ますし、次戦では戦術も増えて楽になる筈。さほど苦戦する相手ではないですが、マスコン初めての方には心配な面もあるでしょう。…それそれ、そういう時にはまにがいど・イベント編に同時収録の拙著「マスコン攻略」（k_mass.txt）を是非、ご覧ください（宣伝、宣伝っと）。
　ミカエルでプレイされている方は、今後のため、有利な戦術をひらめくまで粘ってみてもいいでしょう。勝利の後、OP-5『ロアーヌ城の戦い』に突入します。

　なおミカエルとハリードでは、所有する戦術が微妙に異なります。特にハリードの場合、戦術からも彼の性格を読み取ることが出来ます。一度はご覧あれ。

　ここでの目的は、玉座のボスを倒すこと。ミカエル・ハリードのコンビは強いので、群がるザコも問題なし。カタリナで装備を隠した場合、２人と合流したら必ず取りに行って装備してください。ただし、隠したはずの装備がなくなっている場合もあります。うーん、カタリナってば不幸。
　隠し忘れた、隠したのに消えてしまったという人は…涙、涙の“カタリナパンチ”じゃー(笑)。仕方がないので余った武器でも、装備させることにしましょう。

　ボス・悪鬼は全体攻撃のぶちかましが得意です。序盤のキャラにはちょっとキツイですが、パリィで回避できることもあるので、ハリードを盾にして戦うと良いでしょう。そんな訳で、おすすめの陣形はクローズデルタ。受けたダメージはミカエル所有・生命の杖の固有技、パワーヒールで回復すれば、あとは大技連発で倒せます。
　マスカレイドはウェイクアップ！固有技ムーランルージュが強力です。このあとしばらく拝めないはずなので、是非とも見ておきましょう。

　生命の杖は後々非常に重宝するので、できれば主人公に装備させておきたいところ。戦闘突入前、事後の解散に備えて装備チェック・再分配も忘れずに。
　なお、「…○○○○、おそるべし…」の○○○○には、とどめを刺したキャラの名前が入ります。

※マスカレイドは持ち出せない

　詳しい事情はカタリナ編で明らかになりますが、マスカレイドは残念ながら、どうやってもここから持ち出しできません。欲しければ、後々取りに行くしかないのです。（カタリナで、隠しっぱなしでもちゃ〜んと盗まれる。…なぜだ？）
　その他グッズは持って行けるので、ミカエル以外でプレイの時にはぜひ「ロードアーマー」を。序盤では強いし、ここでしか手に入らないレア物です。

　モニカと開拓４人衆の場合、こちらのルートになります。今度のフィールドは２面続き。ここでもまずメニューを開き、ミカエル様のご好意を装備しておくこと。とことんモニカを使わない人は、４人陣形に切り替えてもいいでしょう。

　このフィールドには、多少のひっかけがあります。最初の画面でついつい、橋を渡りたくなってしまうのですが、ここで渡っても先へは進めません。画面が切り替わって大回りしたところだけ、渡ればいいのです。
　出口の精霊系ボスは逃げ、かわしもＯＫ。ここまでひたすら逃げ回っていたパーティーだと、倒すのに苦労するかも。

　到着したポドールイの街では買い物もできますし、宿屋だってあります。…城にたどり着けば、タダで休めますけど。
　ここからヴァンパイア伯爵の居城までは、また小さなフィールドです。街の上方の出口から入ってください。左側のスロープは下り専用近道なので、行きは面倒でも大回り。逆時計まわりに進みます。

　城に着くと、レオニードと対面の後人魂（？）が回復部屋に案内してくれます。今後何度でも使えるので、バシバシ利用しましょう。ポドールイの街と城とを往復しつつ、序盤から強力なパーティに仕立てる、というのも面白い。
　城内はある程度自由に歩きまわれるものの、地下フロアは後半イベント用。どうしてもというなら行っても構いませんが、モニカ以外は二度手間になるし、道をふさぐ敵はメチャ凶悪ですぞ。

　この後、レオニードに接近するとなし崩しでOP-7、『初めての洞窟探検』へ。

　伯爵に近づこうとすると、ひまつぶしにと洞窟探検をすすめられます。街へ戻り地域マップに出れば、“ポドールイの洞窟”が表示されているはず。
　入り口からチョイとのぞいて来るだけでＯＫなんですが、ここには最後までおいしい生命の杖などがあるし、鍛えついでにアイテムを取っておくといいでしょう。
　あるいは、オープニングイベント終了後に来るのも可。ただしユリアン・モニカの場合は、多少無理してでも今のうちに、ゲットした方がいいですよ。

　洞窟は、全部で５つの区画から構成されています。見えにくい通路もあり、今まで通り抜けてきたフィールドと比べると、つくりは多少複雑に感じられるかも。
　植物・蛇系を避けて入った１層目の右奥には、200オーラムの宝箱。このゲームには隠しアイテムというものはなく、すべて画面に表示されています。階段を探して降りた下の階の小部屋では、跳びついてくるカエルをあるいは避けあるいは倒し、500オーラムやバックラー、生命の大もとを入手しておきましょう。
　さらに下に降りたぶち抜きの大画面では、獣人系の敵を蹴散らしつつ、精霊石をゲット。動かないボスをぶち倒した先には、シェルブレーサーと500オーラムがあります。左手奥の800オーラムも忘れずに。右手の宝箱を開け生命の杖を手にするには、ダッシュジャンプで隙間を飛び越える必要あり。

　洞窟から戻り、伯爵に話しかける前にぜひやっておきたいのが、パーティ解散に備えていい装備を残らず引っぺがすのこと(笑)。なるべく城に入る前に済ませるのが、おすすめです。
　ただし、モニカ主人公の場合、ユリアンにはきちんとした装備をさせておくこと。またユリアンプレイヤーは、ここでセーブしておくと吉でしょう。
　伯爵からゴドウィン軍撃破の情報を聞いたら、これにてOP-8、『大団円』です。

　領主ミカエルのねぎらいを受け、ひとまずオープニングイベントは終了。各キャラそれぞれが、独自の道を歩きはじめます。ひとりきりの旅立ちが不安なら、パブで仲間を見つけましょう。話しかける前にセーブしておくと安心。

　ユリアンにはその前に選択肢が。依頼を断れば、ロマンスには縁遠いものの自由な行動が待っています。基本ストーリーでは受けたことになっているので、他主人公がパブで彼に話しかけても、スカウトは不可能。
　初期目的地の違うトーマスとハリードは、ここでは互いを仲間にはできません。とりあえずフリーのカーソン姉妹の場合、仲間には一応できるものの、手順で答えが変わることも。強情っぱりのあねいもうと、まあいろいろ試してみましょう。

　メンバーが決まったら、パブのマスターに話を聞いて、港町ミュルスへ。衝撃の事件を機にロアーヌを離れるカタリナ、影と交替すれば冒険に乗り出せるミカエルも、まず最初はこの街に向かうことになります。ミカエルは城内のユリアンを連れていくことも可能。
　モニカ、そして彼女を守る道を選んだユリアンには、もうしばらくの強制イベントが…Ａ．ロアーヌの地域別イベントを参照してください。

　旅立ちは、フリーシナリオ開始の合図。これからのゲーム進行については、各地域別の解説を用意しておきました。壮大な物語をこれからどのようにつむいでいくかは、知り得た情報を元に、あなた自身が決めること。
　…さあ、ミュルスからの船が出ます。不安と期待をちょっぴりと、なにより大きな、明日への希望を乗せて。

※その後のヒーロー達(笑)

　出発地ロアーヌから他の街に入り、再び戻ってくるとパブはもぬけのから。また、ぜひ高貴な方々とパーティを組みたいという人もいるのでは。
　ここでは仲間としての彼らのその後（どこで出会えるか）について、ちょっぴりお教えしちゃいましょう。

　ミカエル、モニカ兄妹と、ユリアンはロアーヌ宮殿に。通常は限られた期間しか、会うことはできません（A-1で解説）。駆け落ちカップルの場合、少し事情が変わることもあります（A-ユモ-2で解説）。
　通常アウスバッハ兄妹を、同時にパーティに加えることはできません。またカタリナプレイでは、ユリアンに任務をまっとうさせようというのか、彼を仲間にする選択肢は出ません。
　これほど周囲から期待されているユリアン、実は宮仕えにあきあきしているらしく、一度連れ出してから別れると、もう二度とその姿をあらわさない…。シノンにでも帰ったのか？根性なし〜(笑)。別れる時は、彼の装備に気をつけて。

　パブにたむろしていた人々のうち、トーマスはピドナの親戚宅、ハリードはランスの聖王廟、とそれぞれの目的地に居座ってます。エレンはハリードにかまってもらえないようで、ランスの街中をひとりうろうろ(笑)。サラはやっぱりトーマスに厄介かけてるのか、隣の部屋でかしこまってます。
　…ストーリーが進むと、サラは消えます。このあたりはまた後程。

　悲しいことに、カタリナは仲間にはできないようです。何も知らず、密かにマスカレイド探索を続けているのかと思うと涙が…(T_T)。バンガードタイムズに３行広告でも載せてやりたい気分ですが、ここはすっぱり諦めて、主人公にして楽しむしかないようで。