水晶の廃虚の内部に入り、最初の部屋を抜けると、入り口手前左右が少し、低くなっています。この道を左右に進むと、精霊石の入った宝箱がそれぞれあります。
　入り口から真ん中を進むと、また道が左右に分かれています。右側は上り階段、左側には下り階段があります。

　右側の階段を上り、進んで行くと、中央付近に部屋への入り口があります。部屋の中には両棲系の敵がうようよ。宝箱が右上と左上に置いてあり、中身は術酒と技の香薬です。
　また、この階の左奥には1000オーラムの入った宝箱があります。ここから先へ行く道はないので、取ったら下まで引き返しましょう。

　今度は左側の下り階段を降りると、広間の中央で女性が両棲棲系のモンスターに襲われています。助けたいところですが、この女性は実は妖精系のモンスターなので、妖精系と戦いたいとき以外は無視した方が良いでしょう。
　また、南の下り階段を降りても何もありません。この階段は、この階の落し穴に落ちた場合の出口なので、これも無視したほうが良いでしょう。

　北の下り階段を降りると、龍系のモンスターがうろついています。この龍は水晶龍です。が、普通にここまで来た方ならば、さほど苦戦することはないでしょう。
　ここの宝箱の中身は、心の香薬、霊酒、魔獣の革、それにスターチェイルの４つ。スターチェイルは魔力のアップする体防具です。弓攻撃と雷攻撃には結構弱いですが、他の攻撃には、物理、魔法共にかなりの防御力を誇ります。
　ここにも、一見先へ進む道はないようです。が、画面下のほうに大きめの落し穴が見えますよね。この落し穴に落ちれば、先へ進むことが出来るのです。勇気を出して、落ちてみてください。

　落ちた先は迷路状になっていて、通路が比較的狭いです。敵との接触はある程度避けられないものとなるでしょう。
　まず、落ちた場所のすぐ北東に見える宝箱には、精霊石が入っています。取るには結構大回りをする必要があります。
　宝箱のさらに北東のほうにある上り階段の上には、生命の大もと、高級傷薬、万能薬、石化回復の４つの宝箱があります。ここには無機質系の敵がいます。こいつは分裂して数が増えるので、気を付けてください。ここも、行き止まりです。

　迷路状通路の南には、下り階段があります。降りると、その下では巨人系の敵がうろついています。サイクロプスです。ｒ．氷銀河で出てきたのと同じなので、詳しくはr-1を参照しましょう。
　奥には3000オーラムと、タイタンスーツがあります。タイタンスーツは体力がアップする全身防具です。全身防具の例に漏れず重いですが。
　これを取ったら、また上の階へ戻りましょう。

　この先には、迷路南東のほうにある落し穴に落ちないと先へ進めません。この落し穴には、東にあるＴ字路を下に進まないと行くことができません。
　南の下り階段近くのＴ字路の、東側は行き止まりです。気を付けてください。

　南東の落し穴に落ちると、無機質系の敵がいる階に落ちます。動きが速いものは分裂しませんが、動きが遅いのは分裂することがあります。
　この階の南に、下り階段がありますが、行っても、分裂する無機質系の敵がいるだけで、何もありません。無視して構わないでしょう。

　というわけで、北東のほうにある上り階段を上りましょう。後は一本道。上っていくと、最終的に、上り階段がなく、落し穴があるだけの階に到着します。
　この落し穴に落ちると、水晶龍のいる部屋に戻るはずです。あとは階段を上って、来た道を逆に進めばここを出ることができます。

　この廃虚では、途中で分裂する無機質系がいます。ただ通り抜けるときは迷惑な奴ですが、キャラを強くしようとする場合、こいつらは非常に楽に稼げる相手です。
　稼ぎ方は次に説明する通り。

　まず、連射固定機能の付いたパッドを用意し、Ａボタンを固定に設定しましょう。連射固定機能付きパッドがない方は、Ａボタンをセロハンテープ等で固定してもいいのですが、落としたアイテムを拾うとストップしてしまうので注意。ゴールデンバウムがよく止めてくれます(涙)。
　ここでは分裂によって敵が次々と増え、さらに主人公達へ近づいてくるので、戦いがいくらでも発生します。Ａボタンが押されっぱなしなので、ほっといても勝手に戦闘が進むのです。
　戦いのときのコマンド設定は、レベルを上げたい武器を使用し、通常攻撃を選んでおきましょう。でないと途中でＷＰが切れてしまいます。術の場合は基本術で、これは王冠がないと駄目。
　充分な装備があれば、ＨＰは500くらいあればＯＫです。こうしてしばらく放置しておくと、パーティはめきめき強くなっていることでしょう(笑)。

　ちなみに、稼ぎに適した場所ですが、水晶龍のいる部屋に落ちる落し穴のある階の下の階が、最も適していると思います。一旦、落し穴のある階まで上って、降りたところでそのまま稼ぎに移ってください。
　他の場所でもできますが、あまり狭い場所だと敵を全滅させてしまう可能性が大きいです。戦闘終了後ＨＰが完全回復するロマサガならではの、楽々レベルアップ法です。

　村の奥にある家の前に、お下げの若い女性が立っています。彼女に話しかけると、家の中へ入っていきます。ついていってみましょう。

　家の中には、先ほどの女性と老婆がいます。女性に話しかけると、彼女の名前がツィーリンであること、隣の老婆がバイメイニャンという名前であること、そして、そのバイメイニャン老師が、術を使って、南のネフト族と話し合いをしようとしていることを教えてくれます。

　ここで、バイメイニャンに話しかけましょう。彼女は、主人公達をじろじろ調べた後、ここに来た理由を聞いてきます。ここでの主人公の説明は、西のゲートを４つ閉じているか否かで変わってきます。
　その後、「西のことを色々、特に術のことを調べたい」と言って、現在ＪＰが最も高いキャラを人質(？)に取ってしまいます。そして、ツィーリンと一緒に南のネフト族のところへ行くよう、命令してきます。
　これは問答無用で受けることになります。次に、ツィーリンと話しましょう。ネフト族と話し合うために必要なサイコメットをくれ、仲間に加わります。
　ツィーリンは弓の名手で、弓の上級技を次々ひらめいてくれます。その他、体術のひらめき・威力も高く、優秀な戦士になります。魔力は低いので、直接攻撃に専念させてやりましょう。

　なお、バイメイニャンに再度話しかけると、ゼルナム族について教えてくれます。これは、後のイベントに関わってくるので、聞いておくのも良いでしょう。
　また、サイコメットを捨てて持っていない状態ですと、もう一つ予備をくれます。何度も繰り返すと山ほどのサイコメットが…売ってもたいした金にはなりません。やめときましょう。

　ネフト族の巣へは、大草原を通ります。画面下にどんどん進んで、突き当たれば巣にたどり着きます。

　ネフト族の巣では、獣系のモンスターと、上半身裸の男がうろついている…この一見人間のように見えるのが、実はゼルナム族、敵です。接触すると戦闘です。

　巣に入ってから２つ目の部屋では、道が３つに分かれています。北西・南東には、ゼルナム族がいます。その奥には動かないゼルナム族もいます。ボス的な存在ですが、強さは他のゼルナム族と変わりはないので、さくっと倒してしまいましょう。
　このゼルナム族を両方とも倒すと、巣からモンスターがいなくなります。

　巣の南西には、虫のような姿をしたネフト族がいます。しかし、一番奥にいる長的な存在のネフト族以外は、たとえサイコメットを持った状態で話しかけても「ニク……」と言うだけです。
　また、ゼルナム族をまだ倒していない状態では、ネフト族の長に話しかけても、「話し合いどころではない」と言って、相手にしてくれません。

　モンスターがいなくなってから、ネフト族の長と話すと、協力を約束してくれます。そして、主人公達が600年ぶりの西からの訪問者だということと、草原の北に何かあることを教えてくれます。

　これでネフト族と話はつきました。ムング族の村へ戻りましょう。次は、W-2のイベントが待っています。
　なお、ネフト族の巣には、サイコメットがないと入ることさえできません。これはイベントクリア後も同様です。

　W-1のイベントをクリアした後、バイメイニャンのもとへ戻りましょう。「あらかた調べ終わった」といって、仲間を返してくれます。
　ここで一旦、ツィーリンが仲間から外れますが、彼女はこの後、いつでも仲間に加えることが出来ます。弓の使い手が欲しい場合は、彼女を入れた方が良いでしょう。

　バイメイニャンは、Ｙ．玄城で会って欲しい人物がいるから、そこまで来いと言い残して、東の玄城へ出向いてしまいます。ここはバイメイニャンについていくようにしましょう。
　ちなみに、ゲートをまだ４つ閉じていない場合は、バイメイニャンは、玄城のヤン将軍に話をしたから、玄城にいっても大丈夫だろうと言ってくれます。そして、ゼルナム族についてもっと調べると言ってここに残ります。

　どちらにしろ、これで、玄城に行くことが出来るようになります。この後は、Y-1を参照してください。残念ながら、まだ西には戻れません。

　w-1のイベントをクリアし、西へ戻れるようになってから、村の男性に話を聞くと、「草原で迷って西へ……」という情報を入手できます。

　この情報を聞いた後、ワールドマップ画面に戻り、大草原地域の斜め左上あたり（ロアーヌ地域の右少し下）の地域マップを開くと、大きな水たまりの横にラシュクータの町が表示されるはずです。マップ移動で、入ることができます。

　ちなみに、大草原を西へ歩いても、直接行くことはできません。

　Y-1のイベントの後、ここに来ることになります。目的はゼルナム族の壊滅。ここには、モンスターがかなりいます。しかも、その多くが動きが速いです。

　最初の部屋を通り抜けると、部屋（穴？）が４つほどある場所に出ます。一番右の部屋の奥には精霊石が、また、左から２番目の部屋の奥には300オーラムがそれぞれあります。欲しい人は取っていきましょう。
　そこで、一番左の部屋に入り、先へ進むと、今度は部屋が３つあるところへ出ます。中央の部屋には、エルダーボウと500オーラムがあります。

　右の部屋に入り、先へ進むと、獣人系がウロウロする部屋に出ます。すぐそこに見える部屋が最終目的地ですが、ここは右へ進みましょう。
　右へは、出っ張っているところからダッシュで渡ることが出来ます。進んだ先に宝が見えるはずです。獣人系のザコが宝を守ってますが、軽く倒して中身をいただきましょう。中身は、2000オーラム、東方不敗、結界石、の３つです。
　この部屋の宝はこれだけです。南西に見えた部屋へ行きましょう。

　南西の部屋に入ると、いきなり音楽が変わります。そして、部屋の奥には鎧が。この鎧を調べようとすると戦闘開始ですが、その前に、持ち物が満杯でないか確認しておきましょう。持ち物が満杯だと、戦闘終了後にアイテムが手に入らないからです。

　「魔王の鎧」との戦闘では、最初は魔王の鎧単体だけですが、ターンが終了すると、ゼルナム族が現われます。倒しても、倒しても、いくらでも出てきます。ですので、１ターン目に最大級の技をぶつけ、２ターン目以降は、遠距離攻撃か全体攻撃の技・術を中心に使いましょう。
　ちなみに、ゼルナム族の能力や攻撃方法は、ネフト族の巣で戦ったときと同じです。電撃に注意してください。また、魔王の鎧自体は、全く攻撃してきません。

　魔王の鎧を倒すと戦闘は終了です。装備品としての魔王の鎧が手に入ります。このよろいは例によって消費ポイント増加の欠点がありますが、装備者の能力を全て１上昇させ、様々な攻撃に耐性があります。この後、舞台がＹ．玄城に移ります。以降はY-2を参照してください。

　W-3で情報を入手すると、訪ねることのできるラシュクータの街。まずは住民のぞうたちに、話を聞いてみましょう。街中央の集会所にいるぞうから、腐海にある廃墟の情報を教えてもらえば、この場所に行けるようになります。
　同一地域マップ上、大きな湖(？)の中央になるので、カーソルで移動してください。

　その他、街の左上、階段を上がった先のパブでメンバー編成、集会所左手の宿では回復もできます。右下の道具屋はえらく品揃えの良い回復アイテム専門店と、ちょっとものたりない(笑)ローブ・ガーダー専門店に別れています。

　パブから街上部をまわりこむようにして、左に進んだ家には、ぞうの兄弟が住んでいます。サラか少年が仲間にいれば、X-2のイベントが可能です。

　それにしても、ここのぞうたちの言うことって、なんかそれぞれ矛盾しているような…ホントのところは自分たちでも、よく解ってないのかな？

　街の左上の家に住むぞうの兄は、ベッドで眠りっぱなし。弟の話では、かなり以前の出来事以来起きてこないそうです。この物語は、なんとなく少年に関係がありそうなんですが…はっきりしたことは、ゲーム中には語られません。

　ここでパーティにサラか少年がいる時に、ベッドの兄に話しかける（向き合って決定ボタンを押す）と、衝撃と共にぞう兄が目覚めます。なぜそんなことが起こったのか、本人たちにもよく解らないらしく、お礼を言われてもとまどうばかり。

　この後、弟ぞうに話しかけると仲間にできるようになります。ぞうは長い鼻を使うためか、両手武器で攻撃しながら盾の効果も望めます。固定装備はサラサのシャツ、所有陣形は鳳天舞の陣。体術がなかなかですが、素早さが低いのが困りもの。
　…しかし最大の長所は、ＬＰがなんと36もある！ということ。ハイリスク／ハイリターンの龍神降臨も、彼になら安心して(笑)使わせられますね。

　X-1で情報を入手したら、マップで廃墟に行ってみましょう。ここはクリア必須の場所ではないものの、内部に強力なアイテムが眠っています。扉を開き、朽ちた木の橋を渡って建物に入ります。

　廃墟内部で注意したいのは、床の水が染みた部分です。このエリアは通ることができません。入ってすぐ正面の部屋、それから左側の部分は先に進めないということです。すぐ右手を入ったところと、右手階段を昇ったところに同じような丸い部屋がありますが、ここは敵がいるだけの行き止まり。右正面の階段を昇りましょう。

　２階部分は、柵と草で阻まれているように見えますが、この間を通り抜けできます。うろつく敵が邪魔ですが、抜けたら階段の方は後回し、まず扉へと進みましょう。この先は踊り場になっていて、1000オーラムと翼のお守り、生命の大もとがあります。
　反対側の扉を出て階段を降りると、先程進めなかった無機質系のいる部屋に上から入り、ワニ革の鎧とスクリーマーが入手できます。一度引き返して、さっき後回しにした階段を降ります。

　降りたところは、入り口からは進めなかった左手奥の部分です。ここからさっきの踊り場の下、通路になっている場所に出ます。左手１階部分の小部屋には、結界石があります。今後のためにとっておきましょう。右の階段を昇って扉から出ると、悪魔系のうろうろしている折り返しの階段。タイミングを見計らえば、避けることもできます。

　抜けると建物の外側部分に出ます。そのまま左に向かい、長い渡り廊下をジャンプも交えて進むと、右の塔部分に入れるはず。

　入ると、骸骨系がうようよしている縦長の部屋です。階段が３つありますが、真ん中のひとつは行き止まり。手前の階段を降りると、丸い部屋を経て小さな縦長の部屋にたどり着きます。敵をかわすか倒すかして、トロールストーンとホークウインド、それに2000オーラムをゲット。一度戻って、向こう側の階段から先に進みます。

　妖精系や無機質系がいる先、階段を昇ると敵が出てこなくなります。扉の先、右の出口から丸い部屋に入ると、宝箱がありますが取る前にちょっと待って。
　この宝箱はウィルガードなんですが、取ったとたんにドラゴンルーラーが襲ってきます。

　ドラゴンルーラーは、ここの他氷銀河・黄京、それにハリードプレイでは諸王の都にも出てきますが、どれも非常な強敵です。ここの緑ルーラーはふみつけ、ファングクラッシュ、尾撃などの激烈な直接攻撃に加え、猛毒ガスでパーティを毒に侵してきます。
　とにかく、回復をこまめに行ない、最強の術・技で反撃してください。回復術の他大量の傷薬、それと最悪の場合に備えて、シャッタースタッフ用生命の杖も用意しておいた方がいいかも。

　ルーラーを倒すと、稀に竜槍スマウグが入手できます。ただしここのルーラーは一度しか登場しませんので、欲しい人は気を入れてかかってください。
　どうしても勝てないようなら、ウィルガード入手をあきらめて帰る、という手もあります。

　玄城に入ったは良いが、いきなり捕まってしまいます。バイメイニャン、本当に話をしておいたのか？それとも、話が伝わっていないのか…ともかく、捕まった主人公達は、ヤン将軍に突き出され、牢屋に入れられてしまいます。
　牢屋に入れられた後、牢屋の鍵穴のある所まで移動すると、下から見慣れた人物がやってきました。バイメイニャンです。

　彼女は、この牢屋の鍵を持っているのか、主人公を牢屋から出し、ゼルナム族の居場所が北だということを話します。そうこうしているうちに、ヤンファンがやってきて、主人公達を牢屋から出したバイメイニャンに反発します。
　が、結局、ヤンファンはバイメイニャンの言葉を信じ、主人公達をゼルナム族討伐に行かせてくれます。どうやら彼は、バイメイニャンの弟子であるようです。

　なお、ここでパーティの人数が４人以下の場合、バイメイニャンが仲間に加わります。彼女は蒼龍術のプロ。他の武器レベルは０なので、蒼龍術を中心に戦わせるべきでしょう。…３人以下ならヤンファンも参加します。彼は月の術法の使い手で、腕力は低いものの体術が得意。希少で便利な玄武陣を所有しています。
　そうそう。牢屋を出してもらったら、隠れた小部屋を探しておいてください。高級傷薬があるはずです。

　次の目的地はｗ．ゼルナム族の巣。Ｗ．ムング族の村から大草原を経由していきます。この後は、w-1を参照してください。

　w-1のイベントを終了させ、玄城へ戻った後、ヤンファンから労いの言葉がかけられ「町の外へ出てみろ」と言われます。言葉通りに町の外へ出ると、マップ画面に移ることが出来ます。ようやく、西へ戻れるようになったのです。

　ワールドマップ画面にすると、以前と比べて、マップの左右が長くなっています。大草原地方（ムング族の村など）と玄城地方、つまり東方のマップが、新たに追加されたためです。ムング族の村と大草原の中心部、そして玄城には、今後マップによる簡単移動が可能です。

　また、w-1終了後、バイメイニャン、ヤンファンがパーティにいる場合、彼らはここで一旦外れます。仲間にしたい場合は、再度話しかけて「仲間にする」を選んでください。

　西のアビスゲートを４つ閉じ、さらにw-1を終了させていると、ヤンファンから黄京のことを聞かされます。その後、マップ画面に出ると、玄城地域のマップにＺ．黄京が現われます。

　黄京に入ってみると、番兵が邪魔をしています。「鉄壁の守りだ！」とのこと。このままでは入れないので、一旦玄城に戻りましょう。

　玄城に戻り、城下町の上のほうで一人住んでいるバイメイニャンに報告すると、アビスゲートが黄京にあることを突き止めたと言い、そのままヤンファンの元へ移動します。
　ここで注意。もしもこの時にバイメイニャンが消えていると（仲間にして戦闘で死なせそのままなど）、このイベントは開始できません。なにしろゲートは全て閉鎖済みですので、生き返らせることもできず完全なハマリ状態に。にっちもさっちも先に進むことはできないのです。…やはり日頃から、お年寄りは大切にしなければいけませんね。

　ヤンファンとバイメイニャンとの話し合いの後、黄京のヤンユーチュン将軍から使いがやってきて、ツァオガオの陰謀による黄京の異変を手紙で伝えてきます。どうやら城内には、アビスの魔物もいるようです。
　黄京に乗り込むにも、正面からでは鉄壁の守りで中に入れない。そこで、玄城の兵による陽動作戦を行うことをヤンファンが思いつきます。いわく、「シンプルだが確実」な作戦とのこと。

　こうして、最後の準備に取りかかることになります。また、ヤンファンをまだ仲間にしていない場合、ここでパーティに加えることができますが、陽動作戦成功の確率は下がってしまいますので注意しましょう。とはいえ玄武陣をまだ持っていない場合、これが入手する最後のチャンス。…悩むなぁ。

　ヤンファンと話し、「準備よし」を選択すると、陽動作戦が開始されます。彼を仲間にしても、やはり作戦は開始されたことになります。
　作戦開始後、黄京に乗り込むと、誰もいなくなっています。先へ進めます。
　この後の攻略については、Z-1からの解説を参照してください。

　Y-3のイベントで「では作戦開始だ！」とヤンファンが叫ぶと、黄京への突入が可能になります。
　警護の兵が消えた敷地内に潜入し、パーティが城の階段を昇ったところで、連動する玄城軍の陽動作戦がスタートします。

　この作戦はヤンファンが指揮しています。ただし彼を仲間にしている場合は、指揮官はヤンの部下の、ヒィアンユーに変更されます。

　作戦はマスコンの戦いです。ここでの目的は敵を倒すことではなく、いかに長く戦場に引き付けておくかということ。果敢に攻め過ぎても、守りに徹し過ぎても疑問をもたれ、敵に退却されてしまいます。逃げられたら終わりなので、注意してください。当然、それまでにこちらが全滅してもダメです。
　画面には経過時間が表示されます。５時間戦線を維持できれば、作戦は成功。情報操作の戦略を持つヤンファンなら、敵司令官が疑惑を口にしたら情報操作、で簡単に保たせられるはず。ただしこの戦略を持たないヒィアンユーでは、相当苦しい戦いになります。

　実は、この目的は達成しなくてもＯＫです。とにかくマスコンを発生させれば、パーティの侵入が可能になるのですから。城内で遭遇するモンスターが増えるなどの変化も、ありません。

　黄京の入り口はふたつの階段ですが、これはどちらから入っても同じこと。どのみちいきなり、ドラゴンルーラーと戦うことになります。うまくゆくと竜槍スマウグが手に入るかも。

　ここで登場するルーラーは赤。おなじみファングクラッシュ・ふみつけ・尾撃などの攻撃の他、火炎やセルフバーニングも使います。当然、朱鳥の地相で自動回復します。
　このため、対処としては熱耐性の装備や術、カウンター無効技が必要となります。回復術もがんがん使って地相を変えてやりましょう。後を引く攻撃が少ないので、ここまで来たパーティならば回復と攻撃を繰り返すだけでも、なんとかなるはず。

　さて、ルーラーは倒したけれど消耗してしまった、一度出直そう…と戻ろうにも、もう階段を降りることはできません。
　この城内では固定敵しか出現しないかわりに、進んだら戻れない場所がいくつもあるので、あらかじめポイント回復系アイテムを、大量に用意しておくとよいでしょう。階段を昇り降りしたら、まず引き返せないと覚悟してください。
　とにかく、宝箱の取り忘れだけには用心しつつ、先に進みましょう。

　奥の部屋まで進むと、階段があるので昇ります。上の階奥の、仏壇(？)のある部屋には、へとへとのパーティにはうれしい結界石と、生命の杖が。しかし入るにはまず、リリス＆バーバリアン×２の固定敵を、倒す必要があります。
　ここではリリスさえ倒せばＯＫ。ただし彼女は誘惑を使うので、男性主体パーティではやや苦戦するかも。バーバリアンは補充されますが、各種斧技を仕掛けてくるだけなので、特に恐るるにはたらないでしょう。

　手前の出口から、椅子の並んだ部屋に入れます。ここまで進むと後には戻れません。廊下に出て左の扉に入ると、小部屋ごとに固定敵が待っています。最初はナイトフラワー、ライフスティールとナップがいやらしく、月の地相で回復します。次がメドゥーサとバジリスク×２、凝視の見切りと石化回復の手が欲しい。最後に剣神×５で、こいつらは各種剣技が強力です。

　さらに進むと階段から上の階へ行けます。手前に進んでくると正面入り口に固定敵が居座っており、その反対側手前に、出口が見えます。この出口を使うと見晴らし台というかテラスのような場所に出ますが、ここについてはZ-4で詳しく解説しています。先へ進むなら、敵と戦いましょう。
　虫系固定敵の正体は、マンティスゴッド。シリーズ常連の難敵で、巨大なカマを活かした各種強力剣技の他、死神のカマもやっぱり使ってきます。超音波に備えて、音波耐性の装備を身につけておきたい。

　大広間に入ったら、正面の扉から出る前に玉座(？)左右の宝箱を取っておきましょう。武神の鎧と神威のブーツ、どちらも強力です。階段の悪魔系固定敵は強鬼・戦鬼のコンビで、陣形技のダブルインパクトを使う以外はさほど恐くはないでしょう。カウンターにさえ気をつければ、後は力押しでなんとかなるはずです。

　この先、市松模様の通路には、左右どちらの扉からも出ることができます。例によって戻ることができません。真ん中の屏風のあたり、また固定敵がいます。
　固定敵のいるところ宝箱あり…で接触してみると、中身は仁王・明王・観音のありがた〜い３点セット(笑)。いや、笑っている場合じゃない。こいつらは非常な曲者です。
　仁王のナップで眠らされ、観音のメガサクションでＨＰを吸い取られ、手も足も出せないままにやられる可能性も。一方明王に手を出すと、手痛いカウンターをくらいます。倒す順序をよく考えて、慎重に対処してください。
　苦労した甲斐あって、倒せばデュエルマスターと黄龍の鎧が入手できます。どちらもステータスアップの特典があるので、さっそく誰かに装備させましょう。

　市松通路を右へ進み、階段の続く部屋に出ると、その上で待っているのはドラゴンゾンビ×３。最強クラスの、緑のやつです。毒ガス、尾撃を続けてくらうと嫌なので、１匹づつ倒しましょう。強力全体攻撃や、退魔神剣でまとめてやっつけても可。

　昇った先の市松通路を手前に入ると、会議室風の部屋。ここを抜けてさらに手前に入ると、一旦屋根の上に出ます。この屋根の部分も、通り抜けるともう戻れません。左側に渡って対称位置の入り口から入ってみると、階段を固定敵が塞いでいます。
　で、固定敵を倒して先に進みましょう。ケルベロス×２、朱鳥地相で回復し火炎を使いますが、地相・熱対策をしていれば大丈夫。三連撃はカウンター技でお返ししてやると、いいかも。

　昇った先でまた屋根に出て、今度は右へ渡ります。入ったところ、手前に出るとテラスで行き止まり。残された道は階段を昇ることですが、その前にセーブしておいた方がいいでしょう。ここを昇ると、Z-3のイベントに速攻で突入です。

　Z-2でたどり着いた最後の階段を昇ると、そこが城の最上部、帝の間です。パーティが到着すると直後に、イベントが発生します。
　サラ主人公か、少年を仲間にしたパーティでは、何者かが捨てぜりふを残して逃げていきます。まだ少年を仲間にしていない場合、彼が男に追われている様子。とにかく、後を追って外に出てみましょう。

　出た先は、城の天守閣。逃げた男・ツァオガオが自らの陰謀をあらわにし、アビスナーガを呼び寄せてパーティにけしかけます。

　黄京バトル最後の敵だけあって、アビスナーガは強い強い。尾撃、超音波、毒ガスにポイゾンスピットと、こちらのＨＰを削る攻撃はもちろん、ＬＰを奪うライフスティール、回復・攻撃を阻害する催眠も使ってきます。万を超えるＨＰを持つうえ、アビス属性を使って自動回復するのでなかなか、倒れてはくれないはず。技・術を惜しみなく叩き込んで、長期戦覚悟で戦いましょう。

　ナーガを倒すと、悪漢ツァオガオは道連れにされ、天守閣から転落します。そして、天守閣の裏にまわったパーティは、東方の、最後のアビスゲートに対面することになります…。

　このゲートを利用して、パーティはアビスへと乗り込みます。ただし、サラか少年がいないと、ゲートに入ることはできません。
　サラ以外の主人公で、まだ少年を仲間にしていなかった場合、ここで強制的に彼が仲間に加わります。もしもパーティが６人フルなら、誰かひとりを外さなければなりません。
　誰を外すか、はプレイヤーが選べますが、装備その他を事前に確認しておく必要があるでしょう。直前にセーブをおすすめしたのは、このためです。

　メンバーが決定すると、いよいよゲートに突入です。一度向こうに行ってしまうと、ゲームクリアまでこちらの世界には、戻ってこられません。

　Z-2の攻略中に触れた、最初に出られるテラスからは、実はＸボタンでの脱出が可能です。本来入ったら出られない黄京の城で、唯一外に出られるポイントになります。

　もちろん、他の地域マップへ行くことだってできます。宿屋に寄って回復はもちろん、やり残したイベントの解決や、持ち物・メンバーの再整理、果ては城入り口のルーラー赤を何度も倒す、なんてこともできちゃいます。最後のひとつはアイテムコレクターにとってはかなり、嬉しいことかも。

　ただし、一度倒した敵は入り直すとまた復活しています（だからルーラーと何度も戦える）し、取ってしまった宝箱はやっぱり空です。また、脱出後に再侵入する場合は、Z-1からやり直すことになります。

　なお、２つ目のテラスからの脱出はできません。戻る予定があるなら、大広間より先へは進まないように。

　最後に残されたゲートをくぐった一行は、冷たく黒い構築物の中で意識を取り戻します。ついに、最終決戦地…アビスに到着したのです。

　ここまできたら、もう後戻りはできません。倉庫や店の利用も、仲間の入れ替えも、今後一切なしで進みます。キャラを死なせてしまうと、復活も補充も効きませんから注意してください。
　さて、こんなシビアな状態ですと、ぜひとも宿屋が欲しいところ。安心してください、最初に主人公が出現した光の輪の上に立つと、「…生の力が世界の側から流れ込んでくる！」と表示され、パーティが全回復します。アビス唯一の、回復スポットという訳です。

　侵入地点から先に進んだ場所に、同じような光の輪が見えるでしょう。この上に立つと、別のフロアへとワープすることができます。進んだ先には、中央にひとつ、そして左右に２つづつの計５つ、同じようなワープゾーンがあります。これらワープゾーンのあるフロアには、敵は一切いません。

　左右のワープゾーンに入るには、フロアからジャンプで渡る必要があります。それぞれのワープ先には、見覚えのある小さなダンジョンが広がっているはず。
　そう、ここはそれぞれ、今までに閉じてきたゲートの所在場所と、同じようなデザインになっています。そしてこの場所こそが、４人の魔貴族の『本体』が棲む場所…真の四魔貴族が、待ちかまえている戦場なのです。
　今回は、全滅したらそこでゲームオーバーです。戦うつもりなら、一体倒したら戻ってポイント回復し、いつも万全の備えで挑戦するようにしてください。

　一番右のワープゾーンからは、魔王殿そっくりのダンジョンに入れます。わずか３画面の小さなものですが、同様に暗く、ガラス床のトラップが仕組まれています。出現するのは昆虫、ゾンビ、亡霊、妖精系のモンスター。数はさほどではありません。
　最奥部へと進むと、突然明るい建物内になり、長いきざはしの先に、半裸の男が佇んでいます。…これこそが真の魔戦士公、アラケスです。歩み寄って接触すると、熱い決めゼリフと共に、戦闘になります。

　真・アラケスは、多彩な攻撃技がウリ。ゲート閉鎖時に対戦した影よりも、よほどバリエーションが多くなっています。大震撃や大回転、舞千鳥などの全体攻撃はもちろん、スクリュードライバー、ミヅチ、強打、ブラックジャックや体落とし、脳削りなども使ってきます。熱攻撃のやきごても、相変わらず健在。
　今回は双頭獣がいないだけましですが、ＨＰは格段に高くなっています。各種見切り技を活用し、白虎以外の術などでダメージ回復に気を配りながら、強力な術・技で対抗しましょう。
　魔貴族に勝利しても、ダンジョン内のザコモンスターは消えません。また内部を歩いて、戻る必要があります。

　次に、右から２番目のワープゾーン。ここからは、海底宮そのままの風景に入り込むことになります。ルートは一本道で、どの入り口を入っても構いません。うろついているのは、蛇、無機質、そして水のある場所では魚と水棲系。
　まっすぐ進んでいくと、静かな大広間に出ます…やはり階段の上に、長い髪をなびかせた人物が待ち受けている様子。真の魔海侯、フォルネウスその人です。
　近づくと、自信満々の言葉を叫び、襲いかかってきます。

　真・フォルネウスは、やはりスコールやメイルシュトロームなどを使います。さらに二段突き、冷気、各種体術なども出してきます。ＨＰが減ってくると、マイティサイクロン、マッドサンダーも繰り出します。
　今回は魚の姿をしていないためか、ナイアガラバスターはほとんど効き目がありません。全体に投げ技に対する耐性が増しているようです。ここはやはり、水耐性の装備を整えた上で、大ダメージ技での攻撃が必要でしょう。玄武術での回復は、無論厳禁です。

　左側のワープゾーンのうち、真ん中に近い方は、内部が火術要塞のデザインになっています。マグマの上の足場で少しまわり込む必要があるものの、ここも短い一本道。精霊、獣系のモンスターがでます。青い炎の場所には、骸骨と悪魔系。
　赤い炎のたぎる部屋で、真・魔炎長、アウナスと出逢うことになります。叱りつけるようなセリフが、戦いの合図です。

　真・アウナスの戦いぶりは、影のそれとほとんど変わりません。火炎、ファイアウォールでの全体熱攻撃、死神のカマ、そしてエアスラッシュなどの朱鳥術。炎のカウンターも相変わらず効いています。
　攻略は影戦とほとんど同じになりますが、今回はマキ割ダイナミックが非常に効果的。影からのＨＰ増分はアウナスが最も大きいので、気を抜かずに戦ってください。炎のマントは、今回は落としてくれません。

　左端の光の輪からワープすると、そこはまさしくビューネイの巣。ここにはライフトラップこそ出現しないものの、同様の暗く無気味な洞窟を、両棲・鳥・植物・獣人系の敵がさまよっています。
　奥の広い部屋、真ん中に立ち尽くす美女がひとり。真の魔龍公・ビューネイは、どこか憂いをたたえた言葉をパーティに投げかけます。それを受けた戦士たちの想いにはおかまいなく、激闘が開始されます。

　真・ビューネイ。今回は部下を合体させることこそしませんが、単独でもアースライザー、超高速ナブラ、トリニティブラスターなどの激辛攻撃を仕掛けてきます。その他サンダーボール、そして誘惑も得意です。男性キャラにはぜひ、精神耐性防具を装備させましょう。この段になって恐いのは、むしろ味方の攻撃力かもしれません。
　催眠や音波攻撃についてはさほど心配する必要がないので、見切りや装備はなくてもかまわないでしょう。あとはとにかくダメージ攻撃をしのぐこと、ＨＰを回復させないことを主軸にして、作戦を組み立ててください。

　４人の真・魔貴族を倒したかどうかに関らず、真ん中のワープゾーンに入ると別のフロアへと移動します。この先がアビスの最奥部…本当に最後の戦いが、待ち受けている場所です。

　では。準備と心構えが万全にできたなら、いよいよゲームのまさしく最終盤、最強最後の敵に、逢いまみえましょう。…z-2へ。

　真ん中のワープゾーンを利用して進む最後のフロア。正面、２本の柱の間に波打つ光が見えるでしょうか。
　この前に立ち、飛び乗るように進むと、アビスの最奥部。先に乗り込んだ宿命の子が、そこにいます。

　４つ目のゲートでの劇的な別れ以来、ようやく再会を果たしたサラと少年。しかしここで、ふたりは破壊の宿命を口にして、パーティから離れてしまいます。残されたメンバーは口々に想いを叫び、最後の敵…“破壊するもの”に挑むことになるのです。

　この戦線離脱は強制で、避けることはできません。どうやってもこの戦いでのパーティ人数は、それまでよりひとり、少ない数になってしまいます。もしも少年と２人パーティだった場合は、主人公ひとりで戦うことになるでしょう。
　サラが主人公の場合には、なんと主人公不在の状態でラスボスと戦うことになります。この場合のみ、コマンダーモード＋ファイターモードという、変則的なシステムが採用されます。陣形技に参加しないキャラに対し、行動の指示が可能になるのです。直前にパーティの構成が変化するため、いきなりフリーファイトで臨むことになりますので、素早く陣形を変えておきましょう。
　他の主人公の場合、ここで「戦闘の準備」ができます。陣形変更、装備や技の確認も、これが最後。いままでのノウハウを凝縮し、この一戦にぶつけてください。

　“破壊するもの”は、強酸、エクトプラズムネット、ノッキング、龍尾返しなどの単体攻撃と、マッドサンダーやナイトメア、アシッドスプレー、烈風剣他の全体攻撃を使います。
　さらに、アビスでまだ倒していない真の魔貴族がいれば、その力を吸収合体、彼らの能力を取り込んで攻撃してきます。攻撃を加え続けると魔貴族部分が消滅して本体のみになるので、頑張って叩いてください。
　戦ってＨＰを削っていくと、攻撃はさらに激化します。トータルエクリプスが出ると背景が暗黒となり、それまでかけておいた術が全て、無効にされてしまいます。コマンダーモードの場合、ため込んだ陣形技ポイントもチャラです。合体する魔貴族が残っていない場合には、さらに闇の翼が発動し、毎ターンこちらには全員にダメージ、一方相手は回復してしまいます。あう。
　その他、状態変化を伴うインサニティやカオスディザスター、同士討ちを誘うフェイタルミラー、全体にダメージのアビスの風と、見た事もない技を次々使ってきます。

　まず、回復の手段は最大限に用意しておいてください。生命／ルーンの杖などシャッタースタッフの使える武器、回復術法、それに高級傷薬も持てるだけ。
　装備は自動回復効果や、状態変化無効・精神耐性のあるものを。さらにステータス増大効果があれば言うことなし。あとは最大限強力な術・技を、選びぬいて所持させておきましょう。
　闇の翼は、宵闇のローブがあれば大丈夫なんですが、実は天の術法で地相を変化させれば対処できます。魔力の高いメンバーに使わせれば、「光の翼」の表示が出て背景に太陽が戻り、同時に敵味方双方が回復します。
　また、攻撃力の高いキャラに月の術法・シャドウサーバントを使わせるのも有効です。与えるダメージが２倍になる上、攻撃を一回肩代わりしてくれますから。余裕があれば玄城で、購入しておくとよいでしょう。単に回避面だけを考えれば、幻日も使えます。

　とにかく倒れてはいけません。気絶してもまた立ち上がり、果敢に攻撃を続けてください。サラと少年の「抑えきれない…」というセリフが出たら、もう終わりは近いはずです。頑張ってください。

　この戦いで負けてしまうと、バッドエンディングです。もしかすると何度も、繰り返し見るはめになるでしょう。
　勝利すると、当初はバッドエンディングと同じように画面が進みます。けれども、その後に…………。

　さあ、どうぞ楽しんでください。あなたが出逢った人々、体験したイベント、そして選んだ主人公によって変わる、ほんとうのエンディングを。…あなた自身が作り上げた物語の結末を、ゆっくりと振り返り、味わいながら。