グレートアーチの浜辺で目立つのは、モヒカン頭の人物。終始歩きまわっているため、追いかけているとつい街の外へ出てしまいがちですが、うまく声をかけると、「ブラックの宝のありかを知りたくないか」と言ってきます。
　代金を払うと即刻、近隣の洞窟へと連れていかれます。一度案内された洞窟は攻略してもすぐ引き返しても、以降マップ表示されるようになります。

　彼らの案内してくれる洞窟には、実は大した宝はありません。一応払った料金に見合うだけの収穫は、可能ですが…どのみちN-3のイベントで必要なアイテムは入手できませんから、イベント進行中のパーティはS-2の方を、参照するようにしてください。

　クリア必須の場所ではないため、無視することも可能な情報ですが、序盤の手ならし足ならしには、絶好といえるかもしれません。各洞窟の攻略については、s-1で解説しています。
　なお、情報屋は話しかければ何度でも、同じ料金を取って同じ洞窟に案内をします。案内先はそれぞれ違いますが、要求してくる金額で判別できるはず。二度払いにならないよう注意してください。…このゲームでは、オーラムは結構貴重ですからね。

　財宝の洞窟情報を教えてくれる人間は、グレートアーチに全部で５人います。うち４人についてはS-1で説明していますが、残るひとり、桟橋にたたずむ白髪隻脚の男・ハーマンだけは、別格です。
　彼の教えてくれる洞窟こそ、真の「ブラックの財宝」が入手可能な場所なのです。N-3の解決を目指すなら、ぜひ彼から情報を仕入れましょう。

　ゲーム開始当初、彼は他の情報屋同様、料金をとって洞窟の位置を教えるだけです。この時100オーラム払えば真の洞窟がマップ表示され、攻略も可能になりますが…これ、実はあまりおすすめできません。
　事前に洞窟を攻略せず、N-3のイベント発生後に彼に話しかけると、今度は無料で案内するかわりに「俺もつれていけ」と、強引に仲間に加わろうとします。この時点での、情報のみの入手は不可能です。

　意思力の高さはダントツなものの、戦闘ではあまり頼りになりそうもないハーマン…なにしろＬＰがわずか４！しかも、パブで別れようとすると「けっ」と一言の元に拒否されてしまいます、うぬー。
　しかし、ここは控えでもいいから連れていってやりましょう。所有陣形の龍陣は彼しか持たない希少なもので、体術系の陣形技がひらめき可能です。スパイクシールド、仕込み杖の装備も、魅力と言えば魅力。また洞窟内部の攻略では、随所で的確なアドバイスをしてくれますし、ストーリーの進め方によっては優秀な戦士に生まれ変わる可能性も…詳しくは、o-3を参照してください。

　彼を仲間にするチャンスというか必要は、この後もう１回だけあります。
　F-6のイベントで「赤さんご」の情報を聞いた後に話しかけると、同行させることができます。彼を連れていかない限りこのイベントは進行しませんから、クリアを望むのなら仲間に入れましょう。この時は、白髪でも黒髪でも構いません。
　前述のタイミングで彼を仲間にしなかった場合、これがパーティに加える最後のチャンスです。ただし、すでにo-2をクリアしていると、o-3の現象は発生しませんから注意。長いつきあいになることを、覚悟してください。

　S-1で案内される洞窟は、全部で４ヶ所。以下に案内料金別の解説をあげておきます。

100オーラム‥‥‥‥ （隠し通路あり）	精霊系、悪魔（トラップで石像から変化）系 宝…200オーラム・翼のお守り・300オーラム・シェルブレーサー・トラップ（50オーラム）
120オーラム‥‥‥‥	魚系、水棲（トラップで出現）系 宝…200オーラム・魚鱗・トラップ（空）
160オーラム‥‥‥‥	骸骨系、ゾンビ（トラップで出現）系 宝…250オーラム・トラップ（空）
200オーラム‥‥‥‥ （隠し通路あり）	両棲系、無機質系 宝…牙のお守り

　どこも単純なつくりなので、まず迷うなんてことはないでしょう。よって、場所については割愛。しいて入手をおすすめするなら、スコールを無効にしてくれる魚鱗、状態変化に耐性のある２種の「お守り」あたりでしょうか。序盤の装備強化には、役立つはずです。
　宝の回収後もモンスターは健在なので、手頃なトレーニングスポットにまわすという手もあります。暗い洞窟の歩き方、隠し通路の探し方などを、ここで練習しておくのも吉。各種トラップは、50オーラム入りのそれを除けば何度でも機能しますから、活用してください。

　ハーマンが仲間にいれば、ガイドつきで探索できる真の財宝の洞窟。彼を同行させるに越したことはないのですが、自力攻略のケースも含めて全容を解説しておきましょう。水棲・両棲系を主軸に、さまざまな種類の敵が徘徊しているところです。

　最初の霊体系がうろつくフロアでは、アドバイス通り右へ進みましょう。左の口はトラップにひっかかった場合の出口なので、無視。
　次のフロアで左に進むと、前述のトラップにひっかかり落とされます。ご丁寧に敵が出るだけのトラップ宝箱まで用意してあります。ここには無理に落ちる必要はないので、素直に右のルートを取ってください。敵もいますが、力の香薬があります。

　階段を降りると敵のいない通路に出ます。右の入り口に入れば50オーラム×３の宝箱がありますが、ガイドのとおり「たいした宝ではない」上、敵の増えるトラップつきです。石像の悪魔系と戦うのが嫌なら、無視しましょう。
　正解の左を入ると、一見行き止まりのような小部屋。隠し通路があるので、床の緑色を目安に探します。階段を見つけたら降りる前に、右上に進んだ隠し部屋で、精霊石と結界石入手がおすすめ。
　次も隠し通路でつながったフロアです。右手の部屋が解りにくいのですが、ここには生命の大もとが。一度戻り、下に進むとバイキングアクス、スパイクシールドがあります。さらに右へ進めば、出口の階段。ここを降りると、かがり火の灯った部屋に出ます。

スイッチ ____ ↓ __| |out ／ 火＼__<>／ ＼ in| |／ 火 ＼ ＼ ／ ＼__ _| ／ ＼___花 ／ ＼／ |_| __／ ＼／ ＼___／

　さてここからが、実にやっかいです。まっすぐ出口に向かうと扉が閉じてしまい、先には進めません。出口が開いている状態で、ふたつめのかがり火の横、ドクロ模様の壁の前に立ち、決定ボタンを押しましょう。ドクロの両目に灯りがまたたけば、出口の状態が固定され、先に進めます。
　もしいったん閉じてしまったのなら、再度部屋に入り直せば出現モンスターごと、リセットされるはず。モニタの状態によっては見つけにくいかもしれませんので、略図を掲載します。

　次の部屋も基本は同じ。先に進む前に階段を昇った横、ドクロスイッチを動作させましょう。ただし今度は、スイッチオンと共に石像が変化して動きまわり、パーティの進路を邪魔します。

　接触すると襲ってくるのはブルードラゴン、かなりの強敵です。ドラゴン系に共通の巻き付きや尾撃、それに電撃も痛い攻撃。浮遊タイプでスタンや地面からの攻撃は効かないかわり、エアスラッシュやトルネード、ショットウェイヴなど「飛んでいる敵に効果大」の攻撃が有効。戦うのなら、とにかく全力で向かうのがおすすめです。
　退却を繰り返すか、タイミングを見計らって避けて通ることも、可能ではあります。また画面切り替えで、何度でも出現します。

　この先に進むと、水の流れ落ちる自然岩の通路です。上へ進むと宝箱がふたつありますが、一番上のひとつは取る必要のないしろものです。開けるとトラップが発動して、ゾンビ系が出現するだけですから。途中の200オーラムと、右手出口近くの仕込み杖だけ取れば、ＯＫ。
　次の画面も同様の通路です、1000オーラムの宝箱を取りつつ、道なりに進めば出口にたどりつくはず。水の落ちてこないフロアに出れば、目的の品物はもうすぐです。

　ダッシュジャンプで宝箱のある島に渡り、1000オーラムを取ったらさらにジャンプ。邪魔な両棲系をかわすか倒すかし、階段を昇った先にイルカ像。
　ただし、取った途端に敵が襲ってきますので、事前の準備は万全に。登場するのは蛇・カエル・なめくじの、３体セットのモンスターで、逃げることはできません。
　とはいえ実はこれ、いわゆる「三すくみ」という状態でして、３匹揃っている間は互いにすくみ合ってか、なにもしてきません。１匹でも倒すと均衡が破れ、攻撃を仕掛けてくるようになりますので、なるべくまんべんなく攻撃し、３匹を同時に倒すのが効率的でしょう。さほど恐れる相手ではないはず。

　右手の出口に入ると、地域マップに出ます。イルカ像を取る前でも脱出は可能ですが、出口専用なので次はまた、入り口からやり直しになります。また像を入手して以後も、ここのモンスターや扉のトラップは生きています。

　イルカ像はアクセサリーとして装備すると、水耐性の効果を発揮しますし、玄武術での攻撃威力が増します。便利なのですが、実は本来の使いみちは別にあるのです。詳しくはＮ．バンガードでの一連のイベントを参照してください。

　前述の通り、この村ではこれといったイベントが起きる訳ではありません。とりあえず村人にインタビューして、火術要塞の場所や妖精の村の噂、ジャングルの進み方などについて、知識を仕入れておけばＯＫ。

　さて。一見ぱっとしないアケの村ですが、実は結構おいしい部分が沢山あったりします。まずは無料宿泊所。３つある小屋の真ん中は無人で、訪ねさえすればいつでもタダで休めます。
　また左上の小屋にいる女性に話しかけると、「生命の大もとがあれば…」というセリフが聞けます。もしも持ち物にあるようなら、この人に渡してみてください。そのままでは使えない生命の大もとが、貴重な回復アイテムに生まれ変わります。ただし、彼女はトレードのエージェントも兼ねていますので、トレード進行中はこの錬金術(？)を頼むことは、できません。
　村中央の、丸木の橋をわたった先の小屋は道具屋。ワニ革の鎧や、開発材料になる棍棒を売っています。

　渡航料金はややかさむものの、どうせグレートアーチに行くついでですから、序盤に一度訪ねておくと、よいでしょうね。

　魔炎長アウナスの火術要塞にたどりつくには、P-3でアビスゲートの話を聞いた上で、アケの村下方からジャングルに入り、迷路のようなルートを抜けていく必要があります。左右２ヶ所のどちらから入っても、同じ画面からスタートです。

　正解ルートは、ランダムに変化します。確実にたどりつくためには妖精の村を訪ね、ヒントをもらっておく必要があるのですが、このヒント自体が間違っている場合もあるため（U-1、U-3参照）、注意してください。
　一方、ヒントがまったくなくても運がよければ、迷っているうちに自力で着いてしまうこともあります。特にゲーム序盤で訪れた場合には、たどりつける確率が高くなる傾向が報告されています。一度要塞の門を見ておけば、以降マップ利用で行くことができるようになるので、運を天に任せてレベルアップを兼ね、ひたすらさまよってみるのも手でしょう。

　妖精の村の方は、ルートが一定です。入って最初の画面をまっすぐ下に進み、次の画面は右に進んで草のスロープを降り、画面の外に出ます。すると背景に向けて２つの出口がある画面になりますから、まん中（台座のない方）を入ってください。ここは少し解りにくいかも。
　朽ちた切り株の見える場所に出たら、左へ進んでください。池の右側、少し高いところに木の生えた画面に出ます。この木のそば、背景方向に出口があるのですがここも、かなり見づらいはず。すると今度は川の左側、高台に切り株のある場面です。この高台には登らず、下を道なりに左へ進むと、画面が切り替わってツタのついた木が見えるでしょう。
　このツタを方向キーで登れば、妖精の村にたどりつきます。村については、U-1で解説しています。

　ただし、ジャングル内部は敵も多く、ループの仕組まれた出口もあります。また一見通れそうにないところが通れたり、似ているのに違う画面があったり、なにより出口がわかりにくいきらいが。入った直後の出入り口形態を覚えておき、画面ごとのささいな変化にも気をつけながら、出られるところを探しつつ進みましょう。もちろん、装備や回復アイテムも、万全に。

　T-2で門前までたどり着き、一度手前に引き返せば以降マップ表示される、火術要塞。攻略するならもちろん、門扉に向かって前進あるのみです。

　中に入ると、獣人系がたくさんうろついています。これらは全てアウナス術妖なのですが、５体が束になっているものと、ショック２匹を連れているものとがいます。術妖自身は火の術法と、けい惑の砂で攻撃してくるのが主流。さほど恐くはありませんが、団体バージョンでは一部、やけにＨＰの高い個体がいるので注意しましょう。
　基本的に、この要塞内に登場する敵はほぼ固定で、皆炎系のモンスター。地相を変えるために朱鳥以外の属性術と、炎・熱耐性の装備を用意しましょう。魔法防御も、高いにこしたことはありません。装備さえ万全なら、割と楽勝の部類に入るはず。

　最初のＴ字型フロアで骸骨系の出る柱を過ぎ、段差の手前左を入った小部屋には、炎獣の革があります。熱に強いので、さっそく活用するのも可。右端の階段で段差を越えたら、術妖を避けつつ左手正面の、階段を昇ります。

　Ｌ字型のフロアには、宝はありません。右側の階段でさっさと上のフロアへ。吹き上げる炎が踊るこのフロアでは、正面出口の手前左右に、下り階段があるのに気付きにくいかも。
　左を降りると、属性回復はするもののほとんど三連撃しか仕掛けてこないケルベロスが、ナイチンゲールの宝箱を守っています。回復系の固有技を持つこの小剣、ぜひ手にいれておきましょう。右を降りると精霊系のうろつく部屋で、ここには3000オーラムが。

　先へ進むと中ボスが、行く手をはばみます。このトリオメイジャンは、炎属性のモンスターを次々召喚して戦わせる、いやな奴。まず地相を変えて回復を止めておき、遠距離・全体攻撃で倒すのが吉。本体は攻撃してこないので、余裕があれば際限なく召喚させて術・技のトレーニング、という手も。

　こいつを倒して階段を昇ると、煮えたぎる溶岩の上に足場が組まれた場所に出ます。敵を避けつつ向こうに渡ったら、すぐ正面の扉に入りましょう。朱鳥の鎧が入手できます。これは熱耐性でかつ、浮遊属性を付加してくれる鎧。
　階段をはさんで右側の部屋では、結界石が手に入ります。ここの悪魔系と戦うと、時々マッドジェスターが出現します。星くずのローブや、うまくすると道化のくつを落としてくれる相手です。

　階段を昇るとふたつの扉があります。どちらも次の溶岩の間にかかる、足場に続いているのですが、左を入ると行き止まり。ただし、こちらでは合成術の奥義書とオーラムが手に入ります。先へ進むには右を入りますが、このルートにも宝箱がありますから忘れずに。

　青い炎が踊るフロア正面、最後の昇り階段を塞ぐのはパイロヒドラ。熱耐性でＨＰも高いのですが、攻撃は三連の術・撃のみと単調。とはいえ、一度に最大３名がくらうダメージは、なかなかにあなどれません。強烈な技・術を叩き込んでがんがん削りにかかりましょう。回復も、けして忘れないように。

　最後の難関を突破したら、後は階段を昇るだけ。この先にはアビスゲート、そして魔炎長・アウナスが待ち受けています。装備、陣形のチェック、ポイント回復は済みましたか？では、t-2へ。

　t-1で解説した数々の難関を越えて、アビスゲートにたどり着いたら、即刻閉鎖の作業開始。しかしここでも、意味深な言葉を前振りにして、魔炎長・アウナスが阻止にやってきます。

　ＨＰこそ魔貴族中で最も低いものの、それをカバーして余りある特徴を、アウナスは持っています。常時炎のカウンター状態であるというのが、それ。単なる力押しでは、こちらがダメージをくらうばかり、とても勝ち目はありません。
　まず、熱耐性の防具か術が必要になりますが、烈風剣を使ってくるため、同じ熱耐性でも朱鳥の鎧は使用不可。浮遊属性でクリティカルヒットになってしまいますから。
　セルフバーニングをかけたキャラで攻撃すれば、カウンターはくらいません…正直、地相による回復を防ぐため、他属性の地術・技限定にしたいところなんですが、この場合は仕方ない。カウンター無効の技があるなら、使わなくても済むのですが。
　もうひとつ恐いのが、ＬＰを奪う死神のカマ。バトル中の気絶発生を極力抑え、なるべくＬＰの高いメンバーを揃えておいた方がいいでしょう。

　戦闘に際しては、カウンターの心配がない遠距離攻撃・弓技の類を、惜しみなく叩き込む必要があります。持っているなら氷の剣の固有技・霧氷剣や、セルフバーニング併用の五月雨斬りなども有効。術攻撃なら玄武のサンダークラップ、蒼龍のトルネードなどを存分に。回復はこの際なんでもＯＫです。

　アウナスを下すとようやく、ゲート閉鎖が可能になります。また確実に、炎のマントが入手できます。装備すれば即あなたも、常時セルフバーニング状態に。
　閉鎖後自動的に門前に戻されたなら、f-4の現象が発生しているはず。このゲートの閉鎖が４番目であるようなら、t-4にも目を通しておいてください。

　敗北すると通常は、門前に放り出されますが…パーティにゆきだるまがいた場合には、途中でt-3のイベントが発生する可能性があります。

　t-2のアウナス戦に、永久氷晶を身に付けたゆきだるまを参加させたい、という方もたぶん、多いと思います。なにしろ氷晶つきの彼は、こと炎や熱については天下無敵。頼もしい戦力に、なってくれるはずです。

　しかし、ここにはひとつの大きなリスクが隠されています。もしも彼を同行させたパーティが、彼以外全員倒れてしまったなら…ゆきだるまは愛する仲間を救うため、決死の行動に出ます。雪の塊でしかない自らが、溶けて消えてしまうのも厭わず、固定装備の永久氷晶を外し、アウナスと刺し違えるのです。
　そして…溶けてしまったゆきだるまは、もう永久に戻りません。今後いくつのゲートを、新たに閉じたとしても。

　ゆきだるまの命を賭けた「永久氷晶！！」をくらったアウナスは、一発で沈みます。弱い…(笑)。これほど強力なアイテムなら、他のキャラに使わせたいところですが、それでは役に立ちません。
　つまり、永久氷晶を切り札として使えるのは、これを装備したゆきだるまだけなのです。その絶大な威力は、単にアイテムだけが及ぼしたものではない、ということかも知れません…。

　この展開は恐らく、「どうしてもアウナスに勝てない」人のための、一種の救済策ではないかと思われます。割り切って利用すれば低レベルクリアや、速解きにも使える手段でしょう。問題はただ、あなたが彼のことを、どんな風に思っているのか、ということのみです。
　…この場面のＢＧＭは、「哀しみのテーマ」。友を、仲間を、失いたくないものを失った時に、いつも使われる曲ではあります。

　P-2で、ヨハンネスに位置を説明してもらえるアビスゲートは、全部で４つ。このうち３つまでを閉じる場合には、各ゲート攻略で説明した展開のとおりに、話が進みます。
　しかし、４つ目のゲートを閉じる時、４人目の魔貴族と対決する時には、少し事情が違ってきます。ここでは、その展開について述べます。

　サラ以外が主人公の場合、西方最後のゲートにたどり着いてみると、そこには先客が。まずC-1で紹介している黒髪の少年、そして仲間にいなければサラも、寄り添って登場します。サラを仲間にしていた場合、彼女は少年に近付き、プレイヤーにとっては唐突なセリフを、口にします。
　サラが主人公の場合には、仲間にしていない少年が待っています。すでに彼を仲間に入れていたなら、ふたりはゲートに近付き、同様のやりとりを始めます。
　そしてゲートの彼方から、彼らに対して投げかけられるのは、あまりにも衝撃的な言葉。

　それに続く、魔貴族とのバトル。勝利すれば閉鎖…のはずが、ここもまた違ってきます。仲間にいた・いないに関らず、少年をかばってサラはアビスの彼方に消え、直後ゲートは閉じられてしまいます。残された少年は、パーティに空きがあればここで、仲間にできるのですが。
　サラ主人公の場合、アビスに消えるのは少年の方です。そして、いずれの場合も舞台は一転、ヨハンネスの家に切り替わります。

　ヨハンネスの告げる、もうひとつの、そして本当に最後のアビスゲート…東方に存在するはずのそれを求めて、パーティは未知の世界へ、冒険の歩を進めることになります。ゲーム後半、大詰めへの序曲です。

　東方へ向かうには、ナジュ砂漠から乾いた大河を越える必要があります。Ｇ．リブロフでナジュ砂漠の情報を聞き、出発しましょう。西方にやり残したイベントがあるなら、そちらを先に済ませても構いません。東方へ渡ると、必須イベントの終了までしばらく、戻ることができませんから、倉庫の中身も必要なものをあらかじめ引き出しておきましょう。

　なお、アビスに消えたキャラ（サラもしくは少年）は以後、仲間にすることはできません。…彼らとの再会は、物語の最後、z-2に待ち構えています。

　T-2で解説したルートをたどり、妖精の村に到着したからといって、気を抜いてはいけません。この村はなかなかどうして、くわせものの場所です。

　まず、最初の足場からすぐ、下に落っこちてしまった人も多いはず。ここは、ダッシュで進む必要があります。助走が短いので、Ｙボタンを押した状態から方向キーを押しましょう。うまく飛び移れましたか？ふう。

　ではここで、この村での基本的ルールを説明しておきましょう。まず、花の上はしずしずと渡ってください。つぼみは静かに踏むと開いて通れるようになりますが、下りルートでは開かないため、下に落とされます。次に隙間部分は、基本どおりジャンプです。これも、前述の方法で早め早めに、準備しておく必要があります。ここまではよろしいですか？…結構。さて最後に、一番大切なことを。
　妖精のいうことは、十中八九まで信用してはいけません。「窓からジャンプすると…」とか「ツタを登ると…」とか、み〜んな人をからかうための冗談です。お茶を勧められても辞退しましょう。実際試してみればわかりますが、やっぱり落とされてしまいます(泣)。

　確認できたら、宝箱の回収に移りましょう。村は３本の大きな木からなっており、このうち左端の木がスタート地点になります。部屋から枝を渡ってまん中の木に来たら、右にいくと枝の先に１つ。上の階、お茶の用意のある部屋に来たら左に移り、階段を昇って１つ。これを取ったら、またお茶会部屋へ戻りましょう。
　今度は右に移り、階段を一番下まで降ります。ここには３つ並んでますね。また昇り直して、さらに上の階で左に向かうとまん中の木に移れます。ここを左に抜けた枝の先に１つ、計６つ。中身は全て妖精のハーブで、全員の技・術ポイントをそれぞれ30、回復できます。

　さて、妖精たちは話しかけると冗談やいたずらの他、「〜色のチョウを追っていけば火術要塞に行ける」と教えてくれます。しかし、この色が妖精によってまちまちなため、どれを信用していいのかが解らない。…やっぱりみんな、嘘をついてるの？
　実は、本当の色を教えてくれる妖精というのも存在します。ただし話を聞くためには、まず見世物小屋に囚われている彼女(？)を、救出してやらなければなりません。確実な情報が欲しいのなら、U-2のイベントをクリアした後、再度訪れてみましょう。この件についてはU-3で、解説します。

　なお、ｔ．火術要塞にたどり着くこと自体は、正しいヒントなしでも一応、可能です。要は蝶の群がってるあたりを、狙えばいいようで…できればT-2も参照の上で、チャレンジしてみてください。

　ふわふわ漂いながら、勝手気ままに生活する妖精たち。しかし一方、その自由を奪われて哀しい目に逢っているようせいも、世界には存在します。
　P-3でアビスゲートについて訊ねた後、一度でも戦闘を行なうとあちこちの街で見掛けるようになる、グレート・フェイク・ショー。もしも運良く出逢ったなら、ぜひ一度立ち寄ってみてください。辛いさだめの羽根つきちゃんを、助けてあげるためにも…。

　ショーが出現するのは、確認できている限り６ヶ所の街。目印になる看板（キドラントの船着き場と同デザイン）が出ていたら、普段入れない方向へ進んで、ショーを見学することが可能です。どの街に出るかは、バトル回数（退却含む）によってランダムに変化します。宿に泊っただけでは、移動はしません。
　以下に、街名と看板の位置、そして進める方向をリストアップしました。

Ｂ．ミュルス	道具屋の裏、青い屋根の建物前‥‥‥‥左に進める
Ｆ．ピドナ	旧クラウディウス邸の手前右角‥‥‥‥右に進める
Ｇ．リブロフ	パブ右側の階段の先‥‥‥‥‥‥‥‥‥右に進める
Ｈ．ファルス	道具屋の路をはさんで左側、階段の下‥左に進める
Ｉ．スタンレー	宿屋の前‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥右へ進める
Ｋ．モウゼス南	道具屋の横‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥左へ進める

　さて、首尾良く興業に遭遇したなら、とにかく中に入ってみましょう。まっすぐ木戸をくぐろうとすると、入場係のおばさんに文句を言われます(笑)。木戸銭はパーティが何人いても、１回10オーラム。おばさんのまん前に立って支払いを済ませたら、さあ胸を張って見物しましょう。
　見世物のテントは全部で３つ。どれも満員で、肝心の見世物は見ることができません。しかし、奥の青いテントには必ず、入るようにしてください。ここであわれな泣き声を聞くことができたら、宿に泊りましょう。
　眠れぬ夜のしじまに、聞き覚えのある声が響いて…助けるかどうか、の選択肢が出るはずです。ここで「助ける」ことにすると、客のひけたショー会場へ、深夜の潜入をすることに。

　会場に潜入したら、さっそく奥のテントへ直行。カゴの鳥ならぬカゴのようせいを、左側から外へ出してあげましょう。無言で立ち去ってしまいますが、これでU-3のイベントが可能になります。
　血気盛んなパーティなら、ついでに右のテントも覗いてみますか。何もない…帰ろうとすると無気味な地響きと共に、怪物ソウルサッカーが襲ってきます。
　使ってくる攻撃は、溶解液や吸血など単体対象なんですが、このダメージがとにかく大きいのなんの。素早さが高いこともあり序盤のパーティなら、みるみるうちにＬＰが減るでしょう。
　とにかく、技をひらめくチャンスであることだけは確か。ＨＰの方はさほど多くないので、地道に削りつつ戦況を見てねばるか、逃げるかを決めてください。

　ようせい救出後は、ショーの興業はどこに行ってもみられなくなります。これは選択肢で「仕方ない」を選んだ場合も同様。ソウルサッカーの方は、倒してしまっても興業に影響はでないようです、２回倒すってことはできませんが。
　実際に救出しない限り、同じ手順で何度でもトライ可能な、ちょっと珍しいイベントです。

　U-2でようせいを助けた後、再び妖精の村を訪ねると、無事ふるさとに戻った姿を見ることができます。左の木の一番上の部屋、U-1でとった進路をさらに、先に進んだところです。

　話しかけると「黙って逃げてごめんなさい」と謝ってくれます。う〜ん、妖精には珍しく素直でいい子だなぁ。さらには、火術要塞へ行くための正しいヒント…追いかけるべき蝶の色を、教えてくれます。
　この蝶の色ですが、画面で見る色と教えてもらえるそれとに、ズレがある場合に注意。黒っぽく見えるのがムラサキ、のようです。

　さらにパーティ人数に余裕がある場合、仲間に加えることもできちゃいます。ようせいの所有陣形はスペキュレイション。他に持っているのは少年だけという攻撃有利の陣形で、強力な陣形技が使用可能です。自らはフラワースカーフを固定装備とし、浮遊特性によりスタンしません。アーメントゥームの使い手で、腕力や素早さも高いとは、なんか見た目とずいぶん違う。
　難点は体力が低いこと、それに意外と魔力がふるわないこと。しかし、技のひらめきは攻撃・見切りともに良好です。主に直接攻撃で、活躍してくれることでしょう。

　しかし…メニューで見てみると、やっぱり名前は「ようせい」なんだ。別にいいけど(笑)。

　この塔は、神王教団が建てたものです。20階建ての塔で、高さは100mぐらいでしょうか。塔の中には、神王教徒でないとお布施をしない限り、入れないことになっています。

　安上がりで塔に入るためには、F-6のイベントを終わらせた後、道の左側にいるアラビア商人風の男に話しかけてください。神王教徒のローブをタダで売ってくれるので、それで教徒になりすますのです。

　しかし、パーティにハリードがいる場合は、彼の反発を予想してかローブを買うことができません。彼を連れて入るなら、塔の入り口にいる教徒に１万オーラムのお布施をするしかないでしょう。
　この場合、１回塔の外に出たら、またお布施をし直さないと再度中に入ることはできません。

　お金が減るのが嫌ならば、ハリードを一時的にはずしても良いでしょう。

　さて、V-1の方法でようやく、神王の塔に潜入することができました。しかし、真ん中と右の通路は教徒が邪魔していて先へ進めません。
　仕方がないので左上に進みましょう。まだ敵は出ないので安心してください。途中の道には宝箱はありません。ひたすら上へ昇りましょう。

　しばらく昇って行くと、やがて内側からは昇れなくなります。外に出ましょう。外の階段を利用して昇り、再び中にはいると、両脇に通路が、中央に部屋が見える場所に出ます。
　中央の部屋には神王教団教祖のティベリウスがいます。右側の通路には階段があります。昇ってもいいですが、ここではまだ何も起こりません。

　ティベリウスと話すと、マクシムス配下のモンスターが塔を襲撃してきます。モンスターは屋上にいます。部屋を出て、階段を上へ昇りましょう。
　もし、パーティが５人以下ならば、ここでティベリウスを仲間にすることができます。太陽と玄武の術の使い手で、鳳天舞の陣を持っています。装備している生命の杖も魅力ですが、仲間にするのは屋上から戻ってきてからの方が、よいでしょう。

　屋上に出るとすぐ襲ってくるモンスターは、次の４種類です。

１．バガー＋ザコ敵

２．フォーン＋ザコ敵

３．グリフォン＋ザコ敵

４．レッドドラゴン

　ここまで来たパーティなら、最初の３体には苦労することはないでしょう。しかし、レッドドラゴンは強敵です。
　最初のターンに、かなりの確率で火炎を使ってくるので注意してください。地の術法を使い、地相を朱鳥以外にしたほうがよいでしょう。火炎の威力も落ちるし、自動回復も止まります。

　モンスターを４セット倒したら、再びティベリウスのところに戻りましょう。塔内に「マクシムスが作ったエレベーターがある」こと、そして、それを動かすためのスイッチがどこかにある、ということを教えてくれます。
　この時点で、装備などに不安を覚えたら、一旦退却するのも手です。

　さて、問題のスイッチですが、地下にあります。
　ひとまず１階まで降りたら、今度は右の通路に向かいましょう。地下へいく階段があります。通路の入り口で邪魔しているのは獣系のモンスター、倒しましょう。ここから先にいる教徒は、すべてマクシムス配下のモンスターです。

　地下では、部屋の前で立っている教徒がいます。妖精系です、倒しましょう。
　部屋の中にはスイッチらしき物があり、誰かが押していないと作動しません。作動させる前に、パーティの装備、必殺技、技・術ポイントを確認しておきましょう。スイッチを作動させると、自動的にパーティの一番最後のキャラが抜けることになるからです。
　なお、仲間がスイッチを押している間は、マクシムスを倒すまで外へ出ることができません。仲間を見捨てることができるような主人公ではないのです。

　１階の中央の部屋に入ると、柵が開いていて、その奥にエレベーターがあります。乗り込めば動作します。

　エレベーターで昇った先、右側は柵があって行けません。左側にある階段を昇り、しばらく進むと、２つ目のスイッチにたどり着きます。ここでも教徒が邪魔をしています。悪魔系です、倒しましょう。
　元のパーティが３人以上の時は、このスイッチを押すためにまたまた、その時点で一番後ろにいるキャラが抜けます。

　さて、戻ってくると、右側の柵が開いています。飛び越えましょう。
　この先では宝箱が登場します。ここは１回攻略してしまうと２度と入れなくなるので、宝箱はすべて取りましょう。その中身と場所は、

道士のローブ‥‥	エレベーター右側の階段を降り、左の部屋に入り、そこの階段を昇った先の行き止まりにある。
1000オーラム‥‥	道士のローブの宝箱の隣。
生命の大もと‥‥	エレベーター右側の階段を降り、右の通路を通る。
石化回復‥‥‥‥	生命の大もとがある部屋の階段を降りた、その先にある。
高級傷薬‥‥‥‥	石化回復がある部屋の階段を昇ると、その部屋にある。
生命の杖‥‥‥‥	高級傷薬がある部屋と同じ階層の、階段のある部屋の左。

　生命の杖がある部屋の隣にある階段を降りると、壊れた橋のところに出ます。元のパーティが５人以上の時は、ここで、その時点で一番後ろのキャラが穴に落ちてしまいます。

　宝箱のある場所・続きです。

神酒‥‥‥‥‥‥	橋の先にある階段を降りる。
万能薬‥‥‥‥‥	神酒のある階の下の階にある別れ道を左→上にいく。
ルーンの杖‥‥‥	別れ道を左→下にいく。
最高傷薬‥‥‥‥	別れ道を右にいくと、階段がある。その階段の先。
ウィルスピア‥‥	最高傷薬のある部屋の前にある階段を降り、そこの別れ道を下へ行った先にある階段を降りる。
結界石‥‥‥‥‥	最高傷薬のある部屋の前にある階段を降り、上に進む。
3000オーラム‥‥	スライムに襲われた先の部屋で、右の階段を降りる。

　結界石のある部屋の上の部屋に、階段があります。元のパーティが４人以上なら、その階段を降りると、突然無機質系の敵が襲ってきます。そして、逃げる途中で一人とはぐれてしまいます。
　４人・５人パーティの時は２番目のキャラとはぐれますが、６人パーティの時は、パーティから離れた（別れた）回数の少ない方、別れた回数が同じならパーティにいた時間の長いほうのキャラと、はぐれます。

　さらに、マクシムスの部屋の直前にも落し穴があります。ここに落ちてしまったキャラは、マクシムスとの戦闘には参加してくれません。

　すぐ先の部屋にマクシムスはいます。奴と話すと戦闘開始です。

　マクシムス戦は、最初は主人公とマクシムスの１対１で始まります。そして、２ターン目終了後、最初に抜けたキャラが助力に駆けつけます。その後、１ターンごとに、抜けた順番で、メンバーが一人づつ戦闘に参加していきます。

　ここでの戦いは、その時点での最強の技・術を使って攻撃し、メンバーが全員揃うまでに倒してしまうのが一番楽です。
　全員そろった次のターンには、マクシムスがマクシムスガード（以下ガード）を呼びます。こいつらはそれぞれに、聖王遺物を使って攻撃してきます。またマクシムス自身も栄光の杖を身につけて、少しパワーアップしてしまいます。さらにガードに護られたマクシムスには、弓か術の攻撃もしくは全体技しか届かなくなってしまいます。
　また、パワーアップの際、今まで与えたダメージはすべてチャラになってしまいます、とほほ。

　しかし、ガードには、次元断やデイブレークが効きます。持っていれば、使える限り使いましょう。うまく行けば１回でガードは全滅します。
　次元断やデイブレークがない場合は、マクシムスを集中攻撃しましょう。複数攻撃・全体攻撃の必殺技・術を使うのもよいでしょう。ある程度弓が育っていれば、フラッシュアローよりでたらめ矢のほうが強いです。

　マクシムスさえ倒してしまえば戦闘は終わりです。そして、マスカレイド・聖王の槍など、聖王遺物が一気に５種類も、主人公のものになります。

　マスカレイドは、通常は小剣ですが固有技で大剣になり、さらに別の固有技が使える武器。カタリナがロアーヌに戻るためには、絶対必要な品です。
　栄光の杖は、仲間ひとりの攻撃力を上げる固有技が使えます。聖王の槍では、さらに全員に効果を及ぼす技が。ただしこれを使うと退却できなくなります。
　魔王の斧は、装備すると消費ＪＰ・ＷＰが倍になってしまいますが、ファイナルストライクを繰り返し使えるというとんでもない武器です。
　七星剣は、武器能力の上昇と全体攻撃のふたつの固有技を、同時に覚えます。この剣は強力なのでぜひもう一本欲しいところですが、実はハリードを主人公にしていなければ、ある裏技で増殖させることが可能です。詳しくは『ワンポイントまにあっく』で解説しています。

　もし、持ち物が満杯になって持ち切れなくなった場合は、倉庫に行って下さい。手に入れたはずの遺物が倉庫に保管されているはずです。

　ナジュ砂漠を塔とは反対方向、東に向かうと、乾いた大河と呼ばれる場所に着きます。乾いた大河を渡った先は死の砂漠。そしてその先は、東方の地です。
　ナジュ砂漠は、東方への玄関口でもあるのです。
　なお、いったん乾いた大河の流砂に流されると、w-1をクリアするまで西方には戻れません。十分に準備を整えてから行きましょう。

　乾いた大河には、神王の塔の外を歩いている人から「砂漠を東へ行くと乾いた大河。流されたら戻れなくなるわよ」という話を聞かないと、行くことができません。この話を聞いてから、ナジュ砂漠に入り、ひたすら右に進みましょう。

　砂漠の画面が３回切り替わると、フィールドの雰囲気がガラッと変わります。そこが乾いた大河です。
　大河の入り口で邪魔をしているのはサンディーヌ。こいつに苦戦するようでしたら、もっとパーティを強くしましょう。東方の敵は強いです。
　なお、サンディーヌは一度倒しても、画面を切り替えると何度でも復活します。

　乾いた大河には流砂が流れています。覚悟が出来たら流砂に流されましょう。流砂に流されない限りは、何度でも引き返すことができます。
　流されてしまったら、あとは流れに沿って進んでください。しばらくすると、流砂が滝のようになっているところに出ます。これに流されると、また風景が変わります。そこが「死の砂漠」です。

　死の砂漠を進んでいくと、道が２つに別れていきます。上の妖精系がうろついているあたりからは「水晶の廃虚」へ、下は「大草原」へと続いています。

　大草原に出ると、いよいよ東方。その先には「ムング族の村」があります。

　最初に言っておきます。神王の塔のエージェントは本業が優先です。

　F-6のイベントを終わらせてしまうと、エージェントがローブ売りの業務を開始します。マクシムスを倒し、ローブを買う必要がなくなった後も、ずっと同じセリフを繰り返します。…そして、もう再びエージェントに戻ることはありません。
　この時トレードが進行していても、その後新たに開始した場合も、神王の塔の物件にはこれ以後一切、手がだせなくなるのです。

　「アビスリーグ」に所属するはずの「イスマイル宝石」はここにあるので、F-6終了までにイスマイル宝石を買収していなければ、アビスリーグの壊滅はほぼ不可能となってしまい、J-2のイベントがクリアできなくなってしまいます。（私も最初、これが原因で3rdトレードを終わらせることができませんでした）
　特に、トーマスプレイヤーの方は気をつけてください。このことは、ＥＤにも影響します。

　ナジュ王朝歴代王家の墓がある、諸王の都。この場所を知っているのは王家の血縁者だけで、ゲーム中ではハリード主人公でしか、行くことはできません。
　所在地は、神王の塔が表示される（はずの）、砂漠の中の湖のある地域マップ内。G-1-ハのイベントで、パブ１階に出現するナジュ王国民の生き残りから話を聞けば、表示されるようになります。

　マップ移動で入ってみると、ゆらめく熱砂の中にそびえる、巨大な岩状の建物が。３つの扉が見えるはずです。期待と不安を胸に、中へ進んでみましょう。
　一番左の扉から入ると、獣人系がうろうろしています。さらに奥へ進むと、墓がひとつあるだけの行き止まり。左右の宝箱も空です。ここには特に、入る必要はありません。
　真ん中、階段の先に扉が見えますが、ここには入ることも、出てくることもできません。用意されたイベントが削られでもしたのか…まあ、あきらめてそのままにしておきましょう。
　一番右、画面のもっとも奥にある扉が、今回攻略すべきルートの開始点です。敵の出ない砂地を進み、ここに入ってください。

　入ってすぐの細長い部屋には、うろつく敵はいません。そのかわり、獣人系のモンスターが行く手を塞いでいます。こいつを倒して、先へと進みます。
　進むと、やはり敵のいない大広間。前方左右の壁にひとつづつ、階段をひとつ昇った先にまたひとつづつ、真ん中の階段をさらに昇った先にひとつと、計５つの入り口があります。

　真ん中の扉から進むと、中央に墓のある部屋。回り込んで降りてゆき、墓を調べると無機質系の敵が出現します。無理に調べる必要はなし。そのまま、正面の入り口を入ってください。宝箱の前に、ゾンビ系の敵が陣取っています。
　こいつを倒すと、ブラッディソードと神酒、それに2000オーラムが入手可能になります。
　一度戻り、この左右の入り口を入ると折れ曲がった通路です。通り抜けると精霊系の敵が、並んだ彫像の影から出現します。左の通路では手前の短い部分、右の通路では先の長い部分で出現するので、右の方が数が多くなります。
　ここはルートを正確に保ってダッシュで駆け抜ければ、エンカウントなしで通れます。帰りもどのみち出現するので、無駄な戦闘は避けてしまいましょう。
　この先は小部屋。左では悪魔系、右では妖精系の固定敵がいます。倒すことで開けられる宝箱には、左・武神の鎧、右・鬼神小手が入っています。

　大広間に戻ったら、壁の入り口は左右どちらを進んでもＯＫ。出現する敵の種類が少し違うだけで、同じ洞窟状の場所に出ます。点在する墓とうろつく精霊・亡霊系の敵が邪魔ですが、正面に進めば入り口があるはず。なお、緑の光は障害物ではありません。上を通り抜けできます。

　この先は、おおむねＹ字型といえる通路。右の緑の光がならぶ先には、小さな墓のある部屋が。固定敵のゾンビ系を倒してから、墓を調べると背後に階段が出現します。下っていくと心の香薬、結界石、2000オーラムをそれぞれ入手。
　正面の入り口から入ると、縦長の部屋。段差の下の宝箱を守るように、蛇系の敵がうようよしています。お宝の中身はスリッジハンマー、生命の大もと、それに疾風のくつ。取るなら、頻繁なエンカウントを覚悟する必要が。

　先に進むと、左右に墓の並んだ通路です。床を這う亡霊系の他、正面の壁の上から無機質系が際限なく落ちてきます。レベルアップでも狙うのでなければ、長居は禁物。さっさと通り抜けましょう。

　かくして、パーティは墓だらけの大広間へとたどり着きます。ここには敵はいないようですが、正面の大きな墓のうち、左右のそれを調べるとドラゴンゾンビ×３が出現します。戦うのがいやなら、退却すれば一旦消えます。
　真ん中の大きな墓に歩み寄り調べると、ハリードの独白が始まります。それが終わると、いずこからか不思議な声が語りかけて…

　カムシーンを受け継ぐことを表明し、その証しをたてることを承諾すると、宝刀の守護者・ドラゴンルーラー黒との戦闘になります。退却は、できません。
　黒のルーラーは、筆舌につくしがたいほどの強敵です。氷銀河・腐海の廃墟・黄京と、ルーラーとは様々な場所で遭遇するはずですが、その中でも最強かも知れません。ヤミーと並んで、今回最も極悪なボス敵といえるでしょう。

　ＨＰも高く、腕力も強い。お馴染みファングクラッシュや尾撃、ふみつけなどの攻撃でも、他のそれより大きなダメージをくらいます。さらに全体攻撃の地震やアシッドスプレーが強力無比のため、１ターンで複数の気絶者が出ることもザラです。中途半端に鍛えたパーティでは、まず勝ち目はありません。
　倒すのであれば、まず最低500以上のＨＰが欲しい。単体対象でもいいから強力な攻撃技・術、頑丈な装備、そして地震攻撃の見切りや毒への対処も。それでもなお気絶者が出ることは確実なので、回復の手段は必ず全員に、持たせておきたいところです。

　ルーラーを倒すと、真の宝刀・カムシーンが入手できます。特別な固有技はないものの、片手剣としては最高ランクに位置する威力を持っています。やはりここはハリードに、装備させてやるべきでしょう。

　宝を取った、取らないに関わらず、この地を離れる時ハリードは、どこかさみしげなセリフを口にします…そう、ここはハリードプレイヤーにとって、物語のエンディングに関係してくる、重要な場所。この地をマップに出現させるかどうか、そして宝刀を受け継ぐかどうかは、彼の人生における大きな選択肢になるのです。