茶の道
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茶の道を行く
2003
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2003
茶の道を行く! 茶の道 2001&02  2003   
 
11.16
お茶会
<東茗会本土寺紅葉茶会>
朝は、野分の嵐の風でしたが、始まりの頃には、爽やかな大変美しいお日よりとなりました。 雨の後の、緑も紅葉も枯葉も、土も石も空気もきれいな、気持のよい、楽しいい1日でした。

全八席中
※奇峰洞(台目席) 裏千家 泉澤社中 池上 寛
   台湾副総統 自筆のお掛物
※三光亭(広間) 江戸千家 北村宗恵
※白雲楼(書院) 裏千家 原 宗美
※拾水軒(向切) 宗扁流 太田宗三
   水壺(水差)…唐物写 藤組籠(受筒あり)…水指・花入・「炭斗」の3役
     「炭(丸ぎっちょ)」に漆を塗った蓋置 と 炉中の「炭」
            三種の炭尽しのご趣向
※香席 御家流 千草会
   真ML茶の湯の方々とご一緒することができました
11.10
淡交会
研究会

(炉)







後藤宗国業躰
◆真之炭
   ゴトクの向き
◆大円真
   利休以前に手続きあった。圓能斎:大円の真&大円の草を復活
   真塗中次…茶 3杓入れておく(使わなくても形だけ)
   真台子…1267年(鎌倉70年頃)
         南浦紹明(大応国師):渡宋 虚堂智愚の法を嗣ぐ
                      :台子・風炉釜持ち帰る
           →崇福寺→大徳寺→一休→紹鴎→利休

         →夢窓国師→天竜寺 にもあったとされる

◆後炭所望
   七事式…蒔絵の炉縁は用いない
   初炭…亭主が名指しで決める
   後炭…お申し合せ、でもよい
   灰器…手の届く範囲内は両手添える
   本炭所望…亭主より「ありがとうございました」の一礼あり(略ナシ)
   水を差す量…炭に火が移っていれば、定位置まで。

◆投込花月
   亭主…折据 早めに回し、4客が座ったらすぐ立って入る。
   客…進むほうの足から2足下がり、3足目を進む方向に向ける
   繰上げ…正客席のみ正面から入る(1足多い)
       以下は斜めに入る
   置合せ…棚と炉縁の角の真中を、棗・茶筅で割る。
   茶杓・折据…同時に取る
   続けて花に当ったとき…「松」は名乗らない
   折据…ずっと正客席にある。代行なし
   自服…札を入れて居前に戻り立つ→仮座へ→茶碗を取りに膝行→
        仮座へ膝退 頂く→茶碗定座に返す→点前座へ

★居前の種類…内隅ねらい 外隅ねらい 炉縁と台子の角の中央ねらい
  客付の種類…内隅 外隅 のみ (柄杓の柄も同様)
9.28
淡交会
研究会

(風炉)



渡辺宗修業躰
◆逆勝手初炭
◆逆勝手濃茶
◆逆勝手薄茶
◆大円草
   茶入ゆっくり回す…自分の気持も清めるように
      見所…全体、口造り、釉の流れ、土見。蓋。
      仕覆…一手で底を取るのと、両手でつがりを取るのと
            どちらが良いかは、一概にはいえない。

◆四畳半花月
  ・席入り後
    点前に上がる時…右で立ち、右で出て、左で敷合せ越える
    自席に戻る時 …右で立ち、右で敷合せ越え、右で入る
    「四客月」(月四でない時)…先に茶碗取りに行き、戻って折据送り、
           戻った折据取次ぎ、それからいただく
    座替り…「正」「亭」のみ戻れるように
        下がる時…左で立ち、左で越え、左で入る
        上がる時…右で立ち、右で越え、右で入る
    仕舞花…後下がり:5足目で揃える
          右で敷合せ越え、左で自席に入る
  ・客の退出…すべて左

<質疑応答>
    下座床の席入り…初座=床前から
               後座=点前本位=釜付き
7.18
淡交会
研究会

(風炉)


















高橋宗健業躰
◆真之炭
◆真之行…行以上の帛紗扱い=男女同じ
      “陰”“陽”は、易学と亀学で違う。 裏千家は易学=右が陰
      四ヶ伝まで=陰陽五行  行台子から=五行+星(亀学)
   真とは=これ以上省けない、というもの。
   真台子の方角と季節

◆名水点…“名水100選”の名水ではない
     神仙(饌?)思想=しめ縄→その水を飲んで、御利役をいただく

       練った濃茶が回りに付くのは、茶筅の振りが大きいから。
       点前で自分自身が活きるように
       道具を扱う姿には目に見えない力がある(客も見られている)

◆結帛紗花月
      渚棚(淡々斎好)←御祖堂の蛤棚(仙叟好)から
   花月は間合いを研究するものである
        =限られた中でせわしくなくスムーズに
   客と亭主の入り口が同じ時(茶道口)…礼は正客に揃える
                  違う時…亭主 ゆっくり
   仕舞花…折据を下げる四客が月に重なっていない場合
           茶碗が引かれてから、客付に向き、札を入れる。
   客の退場…一呼吸おいて、一畳間隔。

『真』…ルーツは室町
      唐物・名物尊重
      台子飾=見せるだけ、見て楽しむ
             お茶を差し上げるのは別室
   「見せる茶」と「飲む茶」を古田織部が合体させた
   利休…呑み回し=大衆化=大阪の民の茶 ←光悦、大いに怒る

三宝と炭台の向き
  三宝…神から見て、綴じ目=丸前の角向こう
  炭台…(炉用)人間から見て、丸前の角向こう

「真行草」とは、方法論である。心構えに差はない。
           雲や水に例えられる清い心で
★数寄心とは、美味しくないもの(苦いもの)を美味しいと言う心である。
           隙心(スポンジ心)になるなかれ! ( ̄∇ ̄;) !!


2003
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5.24
淡交会
研究会















町田宗芳業躰
◆台子初炭
◆行之行…真と行の点前でできている。引柄杓=草
◆台子薄茶…碗→建→箸
         火屋の蓋、開けてから置く。火箸、中間に置く。
      仮置きの茶杓、三手で持ち替える。
      単独の道具は、体正面に持つ → 茶杓のみ持ってかえる場合も

   薄茶の前の後炭
     点前後45分で最高温度になるよう
     客がいる限り高音を保つ → 点て出し、ぬるくならぬよう
     客の帰ったあと30分沸き続けるよう → 水屋の労をねぎらう

   湯返し…ニ度ある動作は、同じに繰り返さない(棚の濃茶など)
     ニ度目は、柄杓に水があるくらいから続けて「水が湯を呼ぶように」

   茶碗上座に置き →○→ 「お相伴させていただきます」 の挨拶は
    ○「もう一服いかが」「十分いただきました」「それではお相伴…」の略

◆三友之式(台子)…花・香・茶 / 13代圓能斎 “3”に因んで?

   茶道口から入る客=真の礼←役の上での客=“道場”への一礼
   ★『花の真行草はない』
   花入…真/中国、半島からのもの /真塗矢筈
        行/国焼…釉薬 /真塗蛤端
                釉薬なし /木地蛤端、丸香台
        草/籠 /敷板なし(中筒が敷板)
   香盆返すとき、もとの3目より少し向こうへ進めてあげる=気持ち
   花月のお茶…薄め+小服+ぬるく
   まず点前の流れ優先、それから折据優先。
   客が下がるとき、半畳間隔にするには、
     (正)お先に・すぐ立つ→(次)受けて・お先に・すぐ立つ→(三)…
4.19
袋物教室

益田屋
「古帛紗・出帛紗仕立て教室」  勝村絖斎(京都)

選んだ名物裂で値段が違うのに感心。
藤色系の「段瓔珞紹は(糸巴 PCのUnicode字)文」で縫う。
型紙で、線を引くときに、織り目を通すのが重要な基本。 角の返し方と、表から、針の頭で角を直角に出す方法に感激。アイロンの威力を再認識。
4.18
茶杓作り

益田屋
久保左門 久保竹畔(奈良)

今回は、かい先を広くおおらかに試みるも、竹のひび避けて縮めているうちに、亀の甲のようなカットになった。
4.17
講演

益田屋
「鉄と茶の湯釜」 木村肇次郎 木村宗哉(福井)

<釜鳴り>
鳴カネ…漆と粘土を混ぜて作る カネではない
      気休めで、これがあるから鳴るというわけでもない
      取れてもかまわない  取れた痕が錆び易い

釜鳴り…鋳物のピンホールに湯や蒸気が入って鳴る
     *“音のない音”までの高音
     *低い音…「雀舌」じゃくぜつ 「怒涛」などの形容
     *耳に心地よい音域…「松風」しょうふう

扱い…釜師からの提言
     外側にお湯をかけるだけ
     ささらなどでこすらない
     灰のあくがつくことなどまずないので、こするダメージを重視

★なぜ鉄釜か…滅びてゆく美、 釜肌の年齢を楽しむ   
 3.29
茶会
[客] 洛水会 (根津美術館 庭園)
表千家の某薄茶席で、次の絵馬の木地の菓子器の、蓋を送るのか、したままなのか、正客にご覧に入れるのか、 お客が迷っていらしたのに、席主は、お話を続けて、おすすめがなかった。慣れきって、 人を無視する姿にびっくりした。即応こそ、お茶の自在ではないのか。 上座の意味が感じられたひとこまでもあった。 このようなことがあると、また上座の譲り合いになるので、いやだ。
3.11
淡交
研究会
志村宗光業躰
◆初炭…退席床拝見は、下座床も右で立つ
      一礼→掛物拝見→一礼→お花を軽く見る→立つ、でした

◆台天目…大切なものに対し、帛紗真に捌く
      後、取り込んだところで、台などについて聞く

◆貴人点薄茶…貴人におしとね用意。
         「100%おもてなし」←普通、亭主6分、客4分
      貴人茶碗…玄々斎以降のもの。それ以前は天目茶碗
      二種の菓子…遠い方一種+一服 → もう一種+一服
             1度に2種頂くのは、大寄せ。
      貴人→半東に「どうぞお入りを」わすれぬよう

◆且座…賓主互換
      元、正客は「花」だった。
          一燈・如心斎、お公家さんのために「香」にする。
      炭点前…灰は、山から山へ撒き、谷を埋めない
      香…息を抜く時、手を突き出すのは、袖を広げるため。
      薄…茶筅振り20回理想。取り敢えず40回を目指す。

  ★『美味しさを、いただく姿で表す』
3.10
添釜
輪島塗「丸和」
[代理] 御園棚。傘の中の歌花筒に活け、100程の展示の棗から選ぶ。

・ もう一席の「赤に芯がピンクの卜半椿」と重なったが、 お花の状態と枝ものの取り合わせで、こちらも「花弁も芯も赤の卜半椿(唐子?)」にせざるを得なかった。 自家花の限界、悔いが残る。

・ 棗は、据置の水差が黄緑地に蓋が水辺と船の景色の染付に、松、柳、宝など合わず、 大きめの黒地に金の海松にする。平棗の扱いにする。


2003
 茶の道を行く! 茶の道 2001&02  2003   
  

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