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11.16 お茶会 |
<東茗会本土寺紅葉茶会> 朝は、野分の嵐の風でしたが、始まりの頃には、爽やかな大変美しいお日よりとなりました。 雨の後の、緑も紅葉も枯葉も、土も石も空気もきれいな、気持のよい、楽しいい1日でした。 全八席中 ※奇峰洞(台目席) 裏千家 泉澤社中 池上 寛 台湾副総統 自筆のお掛物 ※三光亭(広間) 江戸千家 北村宗恵 ※白雲楼(書院) 裏千家 原 宗美 ※拾水軒(向切) 宗扁流 太田宗三 水壺(水差)…唐物写 藤組籠(受筒あり)…水指・花入・「炭斗」の3役 「炭(丸ぎっちょ)」に漆を塗った蓋置 と 炉中の「炭」 三種の炭尽しのご趣向 ※香席 御家流 千草会 真ML茶の湯の方々とご一緒することができました |
11.10 淡交会 研究会 (炉) |
後藤宗国業躰 ◆真之炭 ゴトクの向き ◆大円真 利休以前に手続きあった。圓能斎:大円の真&大円の草を復活 真塗中次…茶 3杓入れておく(使わなくても形だけ) 真台子…1267年(鎌倉70年頃) 南浦紹明(大応国師):渡宋 虚堂智愚の法を嗣ぐ :台子・風炉釜持ち帰る →崇福寺→大徳寺→一休→紹鴎→利休 →夢窓国師→天竜寺 にもあったとされる ◆後炭所望 七事式…蒔絵の炉縁は用いない 初炭…亭主が名指しで決める 後炭…お申し合せ、でもよい 灰器…手の届く範囲内は両手添える 本炭所望…亭主より「ありがとうございました」の一礼あり(略ナシ) 水を差す量…炭に火が移っていれば、定位置まで。 ◆投込花月 亭主…折据 早めに回し、4客が座ったらすぐ立って入る。 客…進むほうの足から2足下がり、3足目を進む方向に向ける 繰上げ…正客席のみ正面から入る(1足多い) 以下は斜めに入る 置合せ…棚と炉縁の角の真中を、棗・茶筅で割る。 茶杓・折据…同時に取る 続けて花に当ったとき…「松」は名乗らない 折据…ずっと正客席にある。代行なし 自服…札を入れて居前に戻り立つ→仮座へ→茶碗を取りに膝行→ 仮座へ膝退 頂く→茶碗定座に返す→点前座へ ★居前の種類…内隅ねらい 外隅ねらい 炉縁と台子の角の中央ねらい 客付の種類…内隅 外隅 のみ (柄杓の柄も同様) |
9.28 淡交会 研究会 (風炉) |
渡辺宗修業躰 ◆逆勝手初炭 ◆逆勝手濃茶 ◆逆勝手薄茶 ◆大円草 茶入ゆっくり回す…自分の気持も清めるように 見所…全体、口造り、釉の流れ、土見。蓋。 仕覆…一手で底を取るのと、両手でつがりを取るのと どちらが良いかは、一概にはいえない。 ◆四畳半花月 ・席入り後 点前に上がる時…右で立ち、右で出て、左で敷合せ越える 自席に戻る時 …右で立ち、右で敷合せ越え、右で入る 「四客月」(月四でない時)…先に茶碗取りに行き、戻って折据送り、 戻った折据取次ぎ、それからいただく 座替り…「正」「亭」のみ戻れるように 下がる時…左で立ち、左で越え、左で入る 上がる時…右で立ち、右で越え、右で入る 仕舞花…後下がり:5足目で揃える 右で敷合せ越え、左で自席に入る ・客の退出…すべて左 <質疑応答> 下座床の席入り…初座=床前から 後座=点前本位=釜付き |
7.18 淡交会 研究会 (風炉) |
高橋宗健業躰 ◆真之炭 ◆真之行…行以上の帛紗扱い=男女同じ “陰”“陽”は、易学と亀学で違う。 裏千家は易学=右が陰 四ヶ伝まで=陰陽五行 行台子から=五行+星(亀学) 真とは=これ以上省けない、というもの。 真台子の方角と季節 ◆名水点…“名水100選”の名水ではない 神仙(饌?)思想=しめ縄→その水を飲んで、御利役をいただく 練った濃茶が回りに付くのは、茶筅の振りが大きいから。 点前で自分自身が活きるように 道具を扱う姿には目に見えない力がある(客も見られている) ◆結帛紗花月 渚棚(淡々斎好)←御祖堂の蛤棚(仙叟好)から 花月は間合いを研究するものである =限られた中でせわしくなくスムーズに 客と亭主の入り口が同じ時(茶道口)…礼は正客に揃える 違う時…亭主 ゆっくり 仕舞花…折据を下げる四客が月に重なっていない場合 茶碗が引かれてから、客付に向き、札を入れる。 客の退場…一呼吸おいて、一畳間隔。 『真』…ルーツは室町 唐物・名物尊重 台子飾=見せるだけ、見て楽しむ お茶を差し上げるのは別室 「見せる茶」と「飲む茶」を古田織部が合体させた 利休…呑み回し=大衆化=大阪の民の茶 ←光悦、大いに怒る 三宝と炭台の向き 三宝…神から見て、綴じ目=丸前の角向こう 炭台…(炉用)人間から見て、丸前の角向こう 「真行草」とは、方法論である。心構えに差はない。 雲や水に例えられる清い心で ★数寄心とは、美味しくないもの(苦いもの)を美味しいと言う心である。 隙心(スポンジ心)になるなかれ! ( ̄∇ ̄;) !! |
2003 | |
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5.24 淡交会 研究会 |
町田宗芳業躰 ◆台子初炭 ◆行之行…真と行の点前でできている。引柄杓=草 ◆台子薄茶…碗→建→箸 火屋の蓋、開けてから置く。火箸、中間に置く。 仮置きの茶杓、三手で持ち替える。 単独の道具は、体正面に持つ → 茶杓のみ持ってかえる場合も 薄茶の前の後炭 点前後45分で最高温度になるよう 客がいる限り高音を保つ → 点て出し、ぬるくならぬよう 客の帰ったあと30分沸き続けるよう → 水屋の労をねぎらう 湯返し…ニ度ある動作は、同じに繰り返さない(棚の濃茶など) ニ度目は、柄杓に水があるくらいから続けて「水が湯を呼ぶように」 茶碗上座に置き →○→ 「お相伴させていただきます」 の挨拶は ○「もう一服いかが」「十分いただきました」「それではお相伴…」の略 ◆三友之式(台子)…花・香・茶 / 13代圓能斎 “3”に因んで? 茶道口から入る客=真の礼←役の上での客=“道場”への一礼 ★『花の真行草はない』 花入…真/中国、半島からのもの /真塗矢筈 行/国焼…釉薬 /真塗蛤端 釉薬なし /木地蛤端、丸香台 草/籠 /敷板なし(中筒が敷板) 香盆返すとき、もとの3目より少し向こうへ進めてあげる=気持ち 花月のお茶…薄め+小服+ぬるく まず点前の流れ優先、それから折据優先。 客が下がるとき、半畳間隔にするには、 (正)お先に・すぐ立つ→(次)受けて・お先に・すぐ立つ→(三)… |
4.19 袋物教室 益田屋 |
「古帛紗・出帛紗仕立て教室」 勝村絖斎(京都) 選んだ名物裂で値段が違うのに感心。 藤色系の「段瓔珞紹は(糸巴 PCのUnicode字)文」で縫う。 型紙で、線を引くときに、織り目を通すのが重要な基本。 角の返し方と、表から、針の頭で角を直角に出す方法に感激。アイロンの威力を再認識。 |
4.18 茶杓作り 益田屋 |
久保左門 久保竹畔(奈良) 今回は、かい先を広くおおらかに試みるも、竹のひび避けて縮めているうちに、亀の甲のようなカットになった。 |
4.17 講演 益田屋 |
「鉄と茶の湯釜」 木村肇次郎 木村宗哉(福井) <釜鳴り> 鳴カネ…漆と粘土を混ぜて作る カネではない 気休めで、これがあるから鳴るというわけでもない 取れてもかまわない 取れた痕が錆び易い 釜鳴り…鋳物のピンホールに湯や蒸気が入って鳴る *“音のない音”までの高音 *低い音…「雀舌」じゃくぜつ 「怒涛」などの形容 *耳に心地よい音域…「松風」しょうふう 扱い…釜師からの提言 外側にお湯をかけるだけ ささらなどでこすらない 灰のあくがつくことなどまずないので、こするダメージを重視 ★なぜ鉄釜か…滅びてゆく美、 釜肌の年齢を楽しむ |
3.29 茶会 |
[客] 洛水会 (根津美術館 庭園) 表千家の某薄茶席で、次の絵馬の木地の菓子器の、蓋を送るのか、したままなのか、正客にご覧に入れるのか、 お客が迷っていらしたのに、席主は、お話を続けて、おすすめがなかった。慣れきって、 人を無視する姿にびっくりした。即応こそ、お茶の自在ではないのか。 上座の意味が感じられたひとこまでもあった。 このようなことがあると、また上座の譲り合いになるので、いやだ。 |
3.11 淡交 研究会 |
志村宗光業躰 ◆初炭…退席床拝見は、下座床も右で立つ 一礼→掛物拝見→一礼→お花を軽く見る→立つ、でした ◆台天目…大切なものに対し、帛紗真に捌く 後、取り込んだところで、台などについて聞く ◆貴人点薄茶…貴人におしとね用意。 「100%おもてなし」←普通、亭主6分、客4分 貴人茶碗…玄々斎以降のもの。それ以前は天目茶碗 二種の菓子…遠い方一種+一服 → もう一種+一服 1度に2種頂くのは、大寄せ。 貴人→半東に「どうぞお入りを」わすれぬよう ◆且座…賓主互換 元、正客は「花」だった。 一燈・如心斎、お公家さんのために「香」にする。 炭点前…灰は、山から山へ撒き、谷を埋めない 香…息を抜く時、手を突き出すのは、袖を広げるため。 薄…茶筅振り20回理想。取り敢えず40回を目指す。 ★『美味しさを、いただく姿で表す』 |
3.10 添釜 |
輪島塗「丸和」 [代理] 御園棚。傘の中の歌花筒に活け、100程の展示の棗から選ぶ。 ・ もう一席の「赤に芯がピンクの卜半椿」と重なったが、 お花の状態と枝ものの取り合わせで、こちらも「花弁も芯も赤の卜半椿(唐子?)」にせざるを得なかった。 自家花の限界、悔いが残る。 ・ 棗は、据置の水差が黄緑地に蓋が水辺と船の景色の染付に、松、柳、宝など合わず、 大きめの黒地に金の海松にする。平棗の扱いにする。 |
2003 | |
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