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:top/FAQ/4:設定に関する質問

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1:基本的質問

2:著作権問題に関する質問

3:模型関連の質問

4:設定に関する質問

5:その他の質問

 

4:設定に関する質問

MASCHINEN KRIEGER(SF3D)に関する設定について。一応初心者向けですが、一部玄人向けもあります。

Q:マシーネン・クリーガーのストーリーはどのようなものか?

Q:銀河連邦とは?

Q:傭兵軍とはなにか?

Q:シュトラール軍とはなにか?

Q:銀河系内での恒星間の交通は?

Q:プルートってなに?

Q:コンラートってだれ?

Q:ドールハウス戦車にはドライバーはどこからどうやって搭乗するのか?

Q:シュトラール軍のシュトラールとはなにか意味を持つのか?

Q:PK240と言うような素性のはっきりしない物は横山氏のデザインによるものなのか?

Q:ザラマンダーは横山氏のデザインか?

Q:ゴブリンのクリンナップは横山氏がやったとは思えないのだがどうなのか?

Q:MA.K.関連の元ネタなどがあったら教えてください。

Q:P.K.A Ausf D "Dora"、P.K.A Ausf F "Fridrich"の違いがよくわからない。

Q:ラプターのパッケージにはなぜSAFS Mk.IIIと書かれているのか? n e w


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+FAQ 質問とその答え

4: 設定に関する質問[戻る>]

Q:マシーネン・クリーガーの背景ストーリーはどのようなものか?

A:マシーネン・クリーガー世界では人類は銀河系中に散らばり多くの植民世界を築いているが、基本的に各種媒体で語られる話は、29世紀の人類発祥の地である地球の独立戦争に限定されている。

 29世紀の銀河は銀河系連邦のもと各地の統治機関によって支配されているが、地球は第四次世界大戦で汚染され、その後の環境回復による再移民事業が行われていたところで銀河の中心とは言えない状況である。その再植民による混沌により生じた無政府状態を解決するため銀河系連邦によって統治委託をうけたシュトラール共和国の強硬政策と原住民となった植民者たちとのあいだに軋轢が生まれた。そして各種政策をごり押しするシュトラール軍に対して、第四次大戦前の地球人たちの子孫の傭兵達が結成した傭兵軍が宣戦を布告。地球は地球人の子孫の傭兵とシュトラールを良く思わない移民たちの軍と銀河系連邦の承認を受けているシュトラール共和国国防軍との独立戦争に突入した。

 当初、大国であるシュトラール軍は圧倒的な優勢で各武装蜂起を鎮圧していったが、もともとが傭兵で構成されていたシュトラール外人部隊の裏切り、低コスト新兵器であるAFSへの対応の遅れなどから戦線は徐々に後退し始め、同軍は多くの拠点で撤退を余儀なくされ地球方面軍総司令部であるニューキャンベラ市まで後退をさせられた。しかし、対AFS兵器である無人兵器ナッツロッカーの大量投入により戦線を独立戦争開始当初までもどすことに成功、さらにAFSと同じコンセプトの兵器P.K.A.の投入によって両軍一進一退の混戦になっていったというところが現在の全体的なストーリーの流れである。
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Q:銀河系連邦とは?

A:銀河系連邦に関しては作中ではほとんど語られない。設立期、その版図などはまったく不明。また表記は「系」を外した「銀河連邦」の時も多い。第四次大戦後の地球に調査団を派遣したりしていて、連邦はこの時の調査結果を元に地球環境の回復を宣言し再植民計画を立案実行し、作中では第7次植民団までの植民が確認されている。後に銀河連邦委員会(おそらく連邦の最高評議機関)はシュトラール共和国に地球の委任統治権をあたえた。
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Q:傭兵軍とはなにか?

A:マシーネン・クリーガーのストーリーは2807年の第四次世界大戦から始まる。この時点で人類は銀河系に居住圏を拡張していて総合的な統治機関である銀河系連邦を設立していた。第四次世界大戦で地球は居住が不可能なほど汚染されすべての住民は他の移民世界へと疎開した。このとき疎開した多くの人々はすべてが受け入れ先を見つけたわけではなく、そのうちの多くの人間が傭兵として各地で頻発していた星間戦争に参加することとなった。後にこれら傭兵は各地で戦果をあげたが星間戦争が下火になると、これら傭兵部隊は一つの勢力として恐れられるようになり各地で強制解散させられることとなった。しかし、横のつながりは残っていたようで彼らの子孫は細々と傭兵家業を続けていたが、地球環境の回復の報を聞きつけ多くの者が父祖の土地”地球”に帰還、傭兵による軍隊「傭兵軍」を結成しシュトラール統治軍に対し宣戦を布告したのだった。

 さて、地球独立戦争の当事者である傭兵軍だが、これは別に正規軍ではないようだ。実際には地球独立政府があり、その軍隊である地球独立民兵軍があるようだ。これらは記述はないがおそらくは植民団、またはその子孫によって構成されていると思われる。ただし民兵軍は規模も小さく傭兵軍の比ではない。

 傭兵軍にはさまざまな謎が残されたままで連載が続いている。その最たるものは誰がその運営費を出しているのかということが、このことについては作中で述べられたことは一度もない。ここからは憶測だが独立政府や支配地域からの税によって賄われているか、もしくはシュトラールを良く思わない恒星間国家の支援などもあるのかもしれない。また、傭兵軍はシュトラールにくらべ無人兵器技術がかけているが、間接視認システムや特殊装甲など各種ハイテクに関しては先行している部分が多い。これは植民で人材が豊富であったり、大戦前の銀河の中心だった地球人知識層の多くが地球にもどってきたなどの理由が考えられる。

 最後になるが各種媒体で傭兵軍結成時の詳しいいきさつが詳しく述べられたことはいまだにないので、その詳細は不明である。[戻る>]

Q:シュトラールとはなにか?

A:銀河系連邦下の国家でドイツ語が公用語。銀河系連邦の中でも強大な軍事力をもつ恒星間国家で多くの植民地惑星を有しているらしい。多数の植民流入により政情が不安定化した地球を憂慮した銀河連邦委員会によって地球委任統治権を与えられ、地球へ国防軍を派兵。慢性的人員不足のためか無人兵器を多用している。

 多くの植民惑星を抱えているようで拡大政策をとっているらしい。銀河連邦委員会による地球の委任統治権委譲もこれが背景にあるようだ。
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Q:銀河系内での恒星間の交通は?

A:実際の恒星間飛行に関する記述は作品中には存在しない。ただし、シュトラール軍部隊が一度本国惑星に戻り、短時間で再派兵されてきた描写があることから相対性理論に左右されない恒星間飛行の方法があるのだろう。これは植民団の場合にも言える。
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Q:プルートって何?

A:プルートは月面の裏側を占拠する謎の機械群体生命体。占有箇所に侵入者があると警告を発し追い返し、警告を無視するものは先兵としてケルベロスと呼称される迎撃機を送り込んでくる。自身も自走し、侵入者などから略奪したパーツなどを取り込みつねに形を変えいる。ケルベロスもまた主人のプルートと同じように形を変える。
 プルートついては、月面でAIシステムの暴走のため行方不明になってしまったシュトラールの無人機”ケーニヒスクレーテ”が暴走を続けプルートになったという見解もあるが、コミックでの同場面描写時の傭兵軍の兵装から言って年代があわないようにも感じるが詳しいことは不明。

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Q:よく話にでてくるコンラート・アムゼルってだれ?

A:コンラートは植民家族のアムゼル家の長男でたまたま同家が経営する農場に軟着陸したパイロット”エトリッヒ・タウベ”を頼りに傭兵軍に志願入隊し装甲猟兵としてシュトラールと戦うこととなった。
 初陣はシュトラールによるフルンゼ士官学校強襲時の全生徒緊急出動で、このときAFSに搭乗したがナッツロッカーによって行動不能にされた。
 同校卒業後はエリート部隊第16装甲猟兵連隊に配属され、傭兵軍による大反攻作戦”スーパーハンマー作戦”に参加。SAFSパイロットとして奮戦するも活躍出来なかった。その後、志願により先行生産型である新型の宇宙用SAFSファイアボール3機による敵スパイ衛星破壊を目的とした”ピールバナナ作戦”に参加し勝利をおさた。これを認められたのかつづいて宇宙部隊勤務となるも、後に月面戦で敗れ敵側に拘束されてしまう。だが、しばらくしてピールバナナ作戦時の上官でもあったユーリー・グロホレツの活躍によって、同じく拘束されていた上官のロバート・ブッシュとともに無事救出された。コンラートはこの後地上に戻り新型宇宙用装甲服スネークアイ部隊の部隊長に抜てきされたようだ。

 さて、MASCHINEN KRIEGERではこのコンラートを機軸にストーリを語っていることが多く事実上の主人公なのだが、いつも非常に距離を置いた描き方がされていて主人公というよりは、ストーリを語るための基点というところが正しいようだ。実際、作中での登場も弟のエディ・アムゼルよりも後であって、SF3D別冊で初登場した。
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Q:ドールハウス戦車のドライバーズハッチはどこにあるのか?

A:砲塔の上部にあるハッチがそうだ。兵士はてっぺんによじ登って上から入って下まで下って行く。旧帝国陸軍の四式戦車と同じ感じらしいが、四式戦車については当サイトでは扱えない。

補足:ドールハウスは今後のオフィシャル設定として、無人のロボット戦車と改めたいというのが作者である横山氏の最近の意向だ。「サイズが戦車として無理があるから」というのが理由だそうがこの設定が正式に用いられたことは今まで一度もない。
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Q:シュトラール軍のシュトラールという単語はなにか意味を持つのか?

A:『シュトラール』はドイツ語で『光』の意味をもつそうだが、ドイツ語本来のつづりと今までマシーネン・クリーガーでつかわれていたつづりである[Shutoral]は実は違っていて、本当は『光』の表記は『Strahl』が正しい。実際、最近の各種公式説明では『Strahl』の方を用いているようだ。
 また、この言葉はロータル=ギュンター・ブーフハイム[Lothar-Gaunther Buchheim]の小説「Uボート[DAS BOOT]」(ハヤカワ文庫)のUボートコマンダーたちの会話から採ったそうだ。蛇足だが関係者の市村氏曰く「この小説はいつまで経ってもUボートが出港しない」のでツマランそうだ(笑)。
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Q:PK240と言うような素性のはっきりしない物は横山氏のデザインによるものなのか?

A:ホビージャパンSF3D特集('85年4月号)に掲載されたPK240に関してはオリジナル作者である横山氏はデザインしていないと言っている。これら特にデザイナーが言及されていないものは横山氏の手によるものでない場合がほとんどのようだ。
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Q:ザラマンダーは横山氏のデザインか?

A:今井邦孝氏製作でホビージャパン1984年7月号に掲載された駆逐機Ze145ザラマンダーだが、これは制作者の今井氏によるデザインだそうだ。よって横山氏はまったくノータッチである。今井氏によるとオリジナルモデルは自宅の屋根裏部屋に今もまだあるはずだということだ。
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Q:ゴブリンのクリンナップは横山氏がやったとは思えないのだがどうなのか?

A:ホビージャパン1984年7月号掲載の「ゴブリン」はその前の号にS.A.F.S.バリエーションとしてラフスケッチが先に掲載されていたのだが、なぜか制作担当がいつもの横山氏でなくプロモデラーである楠本氏が制作と表記されていた。横山氏自身の話によると、先に挙げたラフスケッチを元に楠本氏が独自に製作されたようで、特になにも言わずに好きなようにやってもらったそうだ。というわけでクリンナップについては楠本氏によるものと断定していいだろう。
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Q:MA.K.関連の元ネタなどがあったら教えてください。

A:各種部隊マークなどはWWIやWWIIの部隊マークがそのまま使用されていたりする。爆弾猫は第1次大戦の爆撃部隊のものらしいし他のものも当時の部隊マークとしてその手の書物で発見できるだろう。また、シュトラールの軍服は第二次大戦のドイツそのものだし、傭兵軍のものはイギリス軍(主に空軍)がもとになっている。
 各種登場人物の名前も当時のエースパイロットなどからそのまま持ってきているパターンが多い。ユーティライネンやグロホレツなどはちょっと調べれば見つかると思う。またロバート・ブッシュという名前は海洋軍記もののホーンブロワーシリーズ(ハヤカワ文庫)から来ているらしいが詳細は定かでない。変わったところではPKA-K型の”塗装と解説カード”に記述されているグランドピアノのエピソードがあるが、このエピソードはThe WHOのドラマー、キース・ムーンの逸話からロック好きのデザイナーの今井氏が持ってきたそうだ。

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Q:P.K.A Ausf D "Dora"、P.K.A Ausf F "Fridrich"の違いがよくわからない。

A:まずは登場の経緯から。P.K.A Ausf DことDora(ドーラ)はP.K.A. Ausf G "Gustav"(グスタフ)のキットが発売されたのち、作者の横山氏自身がGustavを改造してHobbyJapan1985/3月の連載中で登場させたもの。対するP.K.A Ausf F "Fridrich"(フリードリッヒ)はゲーム誌Play Onlineの1999/5月号のカバーイラストで初登場したものだが、このころはPlay Online誌のMA.K.連載はまだ始まっていなく唐突に描かれたもので名前などは後にModel Graphix誌で公開された。
 設定上はD型は現地改修型で被弾破壊されたP.K.A HEINRICHとGustavを合成レストアしたというものだったはず(HeinrichとGustavの中間形態という設定かも。この辺、手もとの資料では分からず)。FridrichはH型の発展型でエクサイマーレーザーを装備していて量産型のP.K.A-G型Gustavに先行して製作された増加試作型で少数が生産され機動力ではG型に勝る、というのがおそらく正式な設定。どちらにしてもDoraのキットが発売されれば詳細が分かるはず(これを書いているのは2002/11月)。
 両者の見た目の違いは腕のジャバラ、足のパワーパイプの接続部、サイドガラスの有無など。

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Q:ラプターのパッケージにはなぜSAFS Mk.IIIと書かれているのか?

A:簡単に答えるなら、オリジナルモデルがSAFS.Mk.IIIを改造したものだったから。もともと制作コンセプトはMk.IIIを強化してスネークアイのシステムを盛り込んだものであった。
  現行の設定では、ラプターはスネークアイ地上型である。しかし、フォトストーリーを参考にするとラプターは初回生産時、Mk.IIIの手(と足)を利用して、ボディはスネークアイを地上型に換装したものとして生産されたと説明されている。これはヌーサンス型と呼ばれるらしい。このことから、ラプターはSAFS Mk.IIIの亜種に分類されるともとれる。もっとも、この手足の組み合わせは問題があったらしく、以後、ラプターは手足がスネークアイのものと同等品に入れ替えられることになったとの設定も書かれている。これが通常生産型ラプターと思われるが、これによってMk.IIIの面影はレーザーアームのみになってしまったのだが、設定的にはそのままMk.IIIと分類されることにしたと思われる。ということで系列的にはMk.IIIの派生型の機体でありスネークアイの派生型でもあるという機体のようだ。

 

裏表紙?というかフッタ