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パパのひとりごと2004年2003年2002年2001年 

2003.10.26(日) カラヤン普門館ライブと大植英次

やっぱりボクの音楽体験の原点はカラヤンなんだろうか。そろそろベートーヴェン第九の季節。演奏会には行けないのでCDで我慢とおもって、久しぶりに買った。佐渡裕とカラヤン普門館ライブのどちらに仕様か迷ったすえに選んだのは、やっぱりカラヤン。

期待した以上に感激してしまった。小澤/サイトウキネンの第九では部分部分でしっくりこないところがあるのに、普門館ライブのカラヤン/ベルリンフィルは、細かいところまで期待したとおりの音が響いて快感に浸ってしまう。第九はカラヤン/ベルリンフィルのレコードを聞き込んでいたわけではないのに、むしろ他のカラヤンの第九がしっくりこないから、いろんな指揮者の第九を聴いてきたのに、この普門館ライブは本当にすばらしい。

普門館には行ったことがないが、5千人も入る大ホールらしいというのは知っていた。当然音楽的響きを期待できるホールではないだろう。だから普門館ライブといってもあまり期待していなかったのだが、絶頂期のカラヤンとベルリンフィルがどんなどんなにすごいかを思い知らされたように思う。

NHK最初のデジタル録音らしい。が、そんなことはどうでも良い。音源に関して言えば、50年前のフルトベングラー/バイロイト祝祭管弦楽団だって感動するのだから。音質よりも良い演奏かどうかだ。むしろ初めてのデジタルというほうが音源的には大丈夫か? という気になる。

と、ここまで書きながら、NHKの深夜放送の大フィルの演奏をたまたま聞いていたら、マーラーの《復活》の第一楽章の終盤あたり。なんとロマンチックな演奏なんだ! いま聞いていてたカラヤン/ベルリンフィルのストリングスのようにさえ思える。

指揮者は大植英次。ああ、またも情報不足を痛感する。かつて佐渡裕を知らないままその生演奏を聞いたときに大感動したことがあるが、失礼ながら、このロマンチックな響きは大フィルとは思えない美しさ。

この部分だけ聞いただけで、全曲にわたって期待を裏切らないことを確信できた。第二楽章も大満足。ああ、なんてすばらしい指揮者がいるんだろう。

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2003.10.23(木) NHKの深夜番組はおもしろい

10年くらい前だったろうか、NHKは節電と銘打って番組を午前零時くらいで打ち切っていた。一方、民放局は深夜番組は、低予算の番組に特色があった。独自の深夜放送番組文化を形成していった。

特におもしろかったのはよみうりテレビの「現代用語の基礎体力」。生瀬勝久がまだ「やりまくりさんすけ」と名乗っていた。もっと前では、ABC局で島田伸助の番組で、越前屋俵太や桂小枝なんかがでてたやつ。小枝の美人数珠つなぎなど芸風が、のちの探偵ナイトスクープの桂小枝探偵を生み出すことになった。

NHKが深夜放送を再開しはじめたのは確か阪神大震災以降だ。深夜の災害情報に迅速に提供するためということだったと思う。でも再放送大好きのNHKは深夜番組にはあまり力をいれていなかったように思う。

最近のNHKの深夜放送はおもしろい。あまりの好評さに続編ができた「ロッカーのハナコさん」。ほんとおもしろい。出来の悪い新入社員に仕事のなんたるかをユーレイの北浦華子が説教するのが、我々の年齢のようなおじさん上司には馬鹿受けだったのかもしれない。もっともドラマ内の登場人物たちは、それぞれかなりデフォルメされいるので、そこはドラマとおもって割り切ってみていないとおもしろくない。

続編の「帰ってきた・・・」のほうは、ハナコさんがいきすぎているように思う。無理矢理ハナコさんを奮闘させようとしているからか、本来仕事とはあまり関係のないことでのこじつけ的ハナコさん説教に説得力がない。

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2003.10.22(水) 群馬交響楽団

自称クラシック音楽ファンなのに群馬交響楽団のことを知らなかった。プロジェクトXを見て初めて知った。音楽を生で演奏することのすばらしさを痛感した。若き小沢征爾も移動音楽教室に参加していた。彼の音楽教育の原点がそこにあるように思えた。

またトロンボーンが吹きたくなってきた。

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2003.10.16(木) トリック

仲間由紀恵と阿部寛の迷コンビドラマが9時台のドラマとして復活した。どんな番組になるか楽しみだが、初回から見逃した。

深夜番組のころの雰囲気が継承されているのかどうかが心配。でも楽しみ。再放送してほしい。

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2003.10.04(土) てるてる家族

池田市を舞台にした連続テレビ小説の第一週が終了した。見てなかったのでBSでの再放送を録画してくれるように頼んで仕事にいった。でも今日は小学校の運動会。もともとメカに弱いママは、それどころじゃなかったようだ。結局第一週の内容はほとんど分からず。

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2003.09.07(日) Shall We ダンス?

ママがビデオを借りてきた「Shall We ダンス?」を観た。1996年作品というからもうずいぶん前の作品だ。興行的にもヒットしたし、日本映画界の賞も総ナメだった記憶があるので期待したが、映像的展開には娯楽性がなく、間延びしたシーンにいらだつ。それは映像表現として理解できるが、一方ではストーリーを台詞で説明するのが信じられない。まるでテレビドラマ。台詞で説明するなら間延びしたシーンはいらない。

役所広司の淡々とした演技はよかった。無趣味な仕事人間の小心さとダンスに魅了されていく変身ぶりがよく描かれている。

杉山(役所広司)がダンス教室に行く決意をするとき、じれったいほどイライラするカメラワーク。彼の日常と通勤途中でのダンス教室の窓、それからダンス教室に脚を踏み入れるまでのシーンは、優柔不断さを表現するにはありきたりだが映画的にいい。そしてその後、何回も同じ場所を表情の異なる杉山が通り過ぎるシーンも常套手段だ。

しかし、せっかくの映像技法も、後半の舞(草刈民代)と杉山が互いに思いを語りあうシーンで台無しだ。

杉山の妻(原日出子)が探偵事務所に向かうシーンも同じ手法がとられる。ここでも依頼内容を探偵(柄本明)が繰り返す台詞は蛇足。

舞の父親(森山周一郎)に至っては、舞の過去の一部を明らかにする台詞をいうためだけに登場している。たま子先生(草村礼子)は、すべてを理解している良き指導者か聴衆への解説者。彼女がいれば舞のお父さんは出てくる必要がない。

本木君もいらない。

とうぜん舞の手紙もいらない。ダンス教室の窓の張り紙で十分じゃないか。

せっかくいい映画なのに、どうして映像的効果をみんな台詞で台無しにしてしまうんだう。これじゃテレビの副音声と同じ。映像で語るべきじゃないか。

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2003.08.19(火) ENTRAPMENT

ところで、「ENTRAPMENT」はらはらどきどき、誰も死なない。
ショーンコネリー/キャサリン・ゼタ=ジョーンズもよろしい。

と親戚に薦められて、深夜にちょっとだけ見ようと思って見始めたら、冒頭からハマってしまって、眠たいのも忘れて、結局最後までみてしまいました。よくできた映画ですね。こんなのいつ上映されてたんでしょう。

ルパン三世的な痛快さがあります。ほんとハラハラドキドキの連続で、手に汗握るといいますが、本当に手に汗がにじみでてきてました。観ていて、主人公二人ともに感情移入してしまうところがすごい映画です。

どんでん返しの連続は「スティング」や「チンピラ」みたい。どんでん返しでは「ソードフィッシュ」も良かった。でもこの映画、ほんとうに誰も死なないのがいい。

ショーンコネリーは、007シリーズのころってそれほどいいとおもっていなかったのですが、それはこちらが幼すぎたせいもあるかもしれない。007を降りた後の「惑星ザルドス」なんか、裸のショーンコネリーがイヤだった。でも、次第に大好きな俳優として認識している。

「ロビンフッド」では最後のほうに領主として登場してきたときは、なぜかホッとした安心感に包まれた。

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2003.08.10(日) StarWars Episode2 クローンの攻撃

DVDを借りてきて「クローンの攻撃」を観た。アナキンの心理描写に重きが置かれているので、ちょっとだるいところがなきしもあらず。パドメ暗殺に失敗したドロイドをオビワンが追跡するシーンは、おもしろいけど、あまり説得力がない。スターウォーズ全体の流れの中での活劇シーンとしても、ポッドレースのような必然性がないように思える。

パドメはきれいで、アナキンも美男子。スターウォーズ的には、こういうロマンス編が半分近くあるでもいいのかもしれない。良くも悪くも、456へと話をつづけること、456で語られていた史実を描くことに関してはよくできている。

それにしても、クリストファー・リーはすごいなあ。「ロード・オブ・ザ・リング」にも悪役で出てたけど、パパの頭の中ではドラキュラのイメージが今でも抜けない。子供のころに観ただけなのに、無口なドラキュラというイメージが焼き付いている。牙をむく顔は思い出すだけで恐ろしい。今回のはよくしゃべる悪人。しかも強い。ああ、でもエピソード3で死ぬんだろうなあ。

クローン戦隊がそろったときのBGM、帝国軍のテーマ。映画のなかでこの音楽をきくと、456のイメージがよみがえってきて、やっとスターウォーズらしくなってきたと期待がふくらむ。

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2003.03.09(日) あの夏、いちばん静かな海

今日、テレビで「あの夏、いちばん静かな海」を放映してたのを見た。終わってみてその枠が「シネマだいすき」だったことを知った。

シネマ大好きは、読売の深夜番組で、普段放映されることが少ないマイナーな映画をよく放映してくれた。大毎地下や三越劇場のテレビ版といったところ。結婚して9年、独身時代の趣味や道楽から遠ざかって9年ということ。こういう深夜放送もほとんど見なくなった。

たけしの映画は、テレビでしかしらない。その男、凶暴につきは、ARCヤマギワ時代に東京でみた。主人公の刑事が、ヤマギワの社員に似てた。

「 あの夏、いちばん静かな海」は、予想通りの映画だった。車が遠ざかるシーンなどのロングショットが、じれったい。と思うのがすでにこの映画の趣旨をうけいれていないのかもしれない。

会話、ナレーション、字幕などによる説明がいっさいなく、画面の展開だけ。テレビのバラエティ番組の字幕などを見慣れてしまうと、映画とはこれかとおもってしまう。

そうそう、タルコフスキー「サクリファイス」なんてそうじゃなかったけ。。

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