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2004年12月29日(水) やっぱりベージュG3をアップグレードしたい

親父んとこのG3MT266とうちのG3DT233を同時に強化する方法を考えたい。ベージュG3にPantherを入れて使っているので、それをそのまま増強してもよいのだが、この環境を使いこなすにはかなりの専門知識が要求される。自在にOS9/OSXの切り替えができる環境に移行しないと、親父には使いこなせない。

MacOSXとOS9のデュアルブートを実現したいので最新版のMacじゃだめ。いままでコツコツ増設してきた資源をそのまま利用したいので、G3(B/W)がベストか。G4ならAGP400MHz以降で、今のHDとメモリをどれだけ有効利用できるか。オークションではG3(B/W)が1万数千円、G4(AGP)が4万円前後で売買されている。

G3(B/W)はマザーボードに前期型(KAG1)と後期型(KAG2)の区別があり、KAG1ではHDの増設に問題があるようだが、ATA増設カードが手元にあるので特にこだわる必要はない。できるだけ安価に入手すればよいだろう。

G3ならCPUアップグレードは必須。最低限、手元のG3/500ZIFを使うことになるが、MacOSXを快適につかうにはせめてG4/700くらいにはアップグレードしたい。はずしたCPUはベージュG3にそのままつかうから、できるだけクロックはできるだけ速い方がいい。といってもせいぜい400MHz。G4/700ZIFは3万円。G3を1万円で入手できたとしても4万円かかる。

メモリも満載のほうがいい。G3用のメモリは新品128MBで9870円、256MBなら12390円(マックメム)、9954円(秋葉館)。メモリ128MB以上ならメモリの価格で本体ついてくるというかんじか。256MB以上のG3BWなら15000円でも買いだな。こうして、あらためて計算してみると、先日576MB搭載の初期型300MHzに12000円で入札しておいたくせに、最終的には100円差で逃したのは痛かった。

手元にある256MBはPC133だがベージュG3に使っているので、足して512MBにして使いたい。ということは余計な出費を控えるためにもメモリ満載(256MB以上)を狙うべし。

ところが、すでにG4/500にアップグレードし、メモリ1GB、ATI REDEON Mac Editionを搭載したマシンが出品されている。これなら、手元のベージュG3はいまのパフォーマンスのまま使える。

メモリ1GB、新品ならそれだけで4万円(秋葉館)。
ATI REDEON MAC EDITIONはもう市場にないが、類似のATI 7000が中古で1万円強。
G4/500ZIFは新品で18800円(sonnet online)。
これだけで7万円の価値がある。

B/Wを買わずにベージュのままで自前で補強することを考えると、メモリは手持ちのあるから256MB1枚でいいとしても4万円かかるという計算だ。4万円で落札できたらラッキー。5万円でもメモリ増となるのでお得と考えられる。締め切りは元旦午後7時半ごろ。実家に帰っているのでオークションでの駆け引きができないが、とりあえず4万円くらいで入札しておこう。

ただ4万円強となると、G4/400AGPの落札価格帯になる。メモリ256MB、HD120GB、新品CD-Rを搭載した整備済みのG4/400が最低落札価格49000円で出品されている。G4/500ZIFに匹敵するG4/466とかG4/533とかは5万円以上している。G4/400AGPとG3B/W改G4/500との性能差はなんだろう。実用上はG4/400のほうが不利だろう。

ただ将来的にCPUのクロックアップをするとなると、
G4AGPの場合は、Crescendo/ST G4 1GHzが 28800円
G3B/Wの場合は、Crescendo/ZIF G4 1GHzが 49800円
2万円の価格差がある。

ということは今5万円かけてG4AGP以降が得策と言うことか。G4AGP/400でRage128proならそこそこ使えるのだろうか。

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2004年9月3日(金) iMac G5 ほしいと思いながらG3にPantherを

17インチ液晶(1440x900)、1.6GHz PowerPC G5、 256MB DDR400 SDRAM、0GB Serial ATA HD、コンボドライブで¥157,290(本体価格¥149,800)。OS9起動可能のPowerMacG4 1.25GHzが同じくらいの価格だったから、モニター付きのG5と考えると安いなあ。

安いといえば、DELLが17インチ液晶モニタ付きでなんと6万円(新聞広告)。ちょっと前の液晶モニタの価格じゃないか!けど、HDは40GB、光ディスクはCD-ROMのみとケチっている。それでもHDを120GB、光ディスクもコンボドライブにするのに2万円程度だろう。iMacとの差額は約7万円にもなる。けど、やっぱりiMacG5の魅力にはかなわないなあ。DELLのどす黒い灰色の安っぽい筐体のマシンをつかっていて楽しいという感覚は湧いてこないだろうからね。

ちなみに、iMacG5 20" 1.8GHz/ 1GB/ 250GB Serial ATA/ SuperDrive/ Bluetooth/ AirMac Extreme だと税込みで¥284,340。PowerMac G5 Dual 1.8GHzの価格で液晶画面もついてくるってかんじかな。ついにMac初心者もG5時代の到来ですね。ボクは未だにベージュG3が捨てきれないのに。

ところでそのベージュG3、DT233/160MB/4GBにPantherをインストールしようとして、ここんところずっと悪戦苦闘している。当然XPostFacto3.0b8を使ってインストールするわけだけど、内蔵IDEの4GBには簡単に(といっても10.3.5にするのには結構時間はかかった)インストできた。でもそれを、ATAカードで増設したHDにCCC(Carbon Copy Clone)を使ってコピーしようとするとダメだ。実はこの作業、3日間くらいおなじことの繰り返しばっかり。原因がつかめない。CCCの途中で画面がスリープして戻らなくなる。この作業だけでなく通常使用していても画面スリープになると復帰できない。どうもビデオ回路の具合がよくないだろうか。

やっとCCCできたと思ったら起動しない。なんどやっても同じ。以前自宅のG3にPantherをインストしたときはウソみないに巧くいったのに。うーんなんでだろう。

結局のところ、フォーマットしなおして新規にインストールするとOKだった。

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2004年8月31日(火) iMac G5 発表

なんかなあ、こういうのって。初代iMacが出た後に他社がいろいろモニタ一体型パソコンを投入してきたけど、いちばん近いのがゲートウエイのかなあ。PowerBookとスパルタかます+キーボードあるいはApple液晶モニタ+キーボードで究極の薄型デスクトップになると思っていたけど、新型のアルミ製液晶モニタのなかにG5を埋め込んでしまったものだ。ひょっとして可搬性も十分あったりしたら、PowerBookいらないじゃん。

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2004年7月19日(月) iDVDでビデオにメニューを

今日は海の日。最近出来たばかりの休日(パパが子供の頃にはなかったという意味)なのに、第3月曜日に変更したそうなので、頭が混乱する。わざと連休をつくるのが目的らしいラッキーマンデーなんてかえって覚えにくいし、なんのありがたみもない。

さて、8ミリビデオをDVD-RWに落とした動画をDVD-Rにコピーしてくれという依頼があったので、どうせなら、と思ってiDVDでインデックスつけて編集してみた。

5種類の実験の映像で、実験はそれぞれ2分くらい。実験と実験の間に実験名タイトル画面が30秒くらいインターバルとして挿入されている。トータル12分くらいの映像だ。インターバルをカットして、それぞれ別々に独立して再生できるようにし、なおかつ連続再生(オリジナル映像)も見れるようにしたい。

まずiMovieで編集できるようにするためには、DVDの映像を抜き取らないといけない。8ミリビデオから直接データ取り込みするのなら何ら問題なくiMovieで直接取り込みできるのに、すでにDVD化されていたので、これに時間がかかった。いろいろ試してみたが、MacOSX環境下では、ようやく、mpeg2decX 0.20というフリーウエアで抜き取りに成功、DVフォーマットのQuickTimeMovieに変換した。これが昨日の話。実は明け方になって眠たくなったので、抜き取りが成功したかどうかは起きるまで分からなかったが、ちゃんと出来ていた。

抜き取りが終わるとあとはiMovieでインデックスをつけてiDVDに引き渡すだけ。と、思って作業していると、オリジナルの映像そのものに手をいれたくなってきた。冒頭のタイトルシーンをキャプチャーして、レタッチして、静止画として読み込みなおしてみたが、もとの画像が汚いのであまり変化がない。気に入らないので、とうとうタイトル画を自分でつくって、iMovieで取り込んだ。

iMovieではiDVDへ引き渡すためにシーンを設定することができるが、これをそのままiDVDに引き渡すして実行すると、そのシーン以降は順次すべて再生されてしまうことに気づいた。そういえば映画のDVDも同じ仕様。じゃあ、どうすればいい?

それぞれの実験部分だけ独立して再生できるようにするには、独立し
たムービー自体がないと無理だった。
そこで抜き取ったオリジナルのムービーをQuickTimePlayerProで小分けにして、
iDVDに直接読み込むことにした。独立ムービーとして保存しなかったが大丈夫だ
った。
なかなか手間がかかります。

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2004年7月10日(土) iPod & ポータブルキャッシュバックキャンペーン

アップルが「iPod & ポータブルキャッシュバックキャンペーン」 を行っている(9月25日まで)。iBookまたはPowerBookと iPod(miniを除く)を同時購入すると、1万円のキャッシュバックがあるというものだ。

今年の春にも同じキャンペーンがあったが、そのときはアカデミックユーザ限定でキャッシュバック額は1万5千円。キャンペーンにつられて買い急いだので、キャンペーン終了後に発表された新しいPowerBookとの性能差にショックをうけたが、キャンペーン価格で購入したiPodがあるからと自分を納得させてきた。しかし、今回のキャンペーンであと半年待っていれば新しいPowerBookとiPodが同じ価格で購入できたことになる。ますます悔しい。

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2004年7月2日(金) 再開発事業とAppleの戦略

スティーブ・ジョブスのプレゼンテーションにすっかり魅了されてしまうのは、ボクがMacの愛好家だからだろうか。いやあ、そうではなくてジョブスの演説は巧いからだと思う。まだWWDC基調講演の続きをみていないが、ひょっとしてストリーミング配信ということは途中からみることができないのではないだろうか。

ところで市街地再開発事業では理念として何が大切か? 高度経済成長期にスクラップ&ビルト型の開発手法として行われてきた市街地再開発は、既存住民の住居や商売を一掃し、新たな街区と建物によって新しい生活を生み出す。しかし今やそうした手法はまちづくりになじまない。街の安全確保と活性化とを一気に実現しようとする再開発事業で、今あらたに必要とされている大切な理念は何か? 

既存ユーザーを大切にしてきたAppleの企業戦略が参考になる。かつてAppleは新しいハードウエアを発表すると、既存ユーザに対してハードウエアアップデートサービスなるものを行っていた。そんなことをやっているのはAppleだけだった。もうずいぶん昔の話だ。ボクもMacintoshII vxからCentrisへのアップグレードを行ったことがある。ハードウエアが今の数倍高かった時代。そう簡単にマシンを買い替えることは出来なかったので、古くからのMacユーザを切り捨てないということをこの制度によって表明していたのではないだろうか。

ところが、今はもうそういうサービスはない。Appleは既存ユーザーをないがしろにしてるのだろうか。ちがう。今のAppleの戦略は、魅力的なソフトウエアを提供し続けることで既存ユーザーを魅了し続けているのだ。魅力的なソフトとともに魅力的なハードウエアを提供することで、既存ユーザーはまずAppleのソフトを使いたくなって、使い込むほどに新しいハードに更新したくなる。OSやiアプリケーションといったソフトウエアが先行するところにWindowsマシンとちがった魅力がある。今回発表されたMacOSXの次期バーションであるTigerはすでに既存ユーザーを魅了しているはずだ。当然既存ユーザに新しい投資を強要することになるが、それを必要と感じるユーザがたくさんいることがAppleを支えることになる。

まちづくりにおいてもこの戦略の変化は参考になる。建物さえ新しく建て替えれば新しい街ができるという幻想はすでに終焉している。新しい建物を目標にするのではなく、地域住民の愛着や住民組織など、まちのなかに根付くソフトウエアな部分を開発後の地域にも活かすことができないものか。それをもっと魅力的に活性化させるのがまちづくりコンサルタントの役割になるのではないか。

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2004年6月29日(火) Appleの新しいディスプレイ

Appleが新しいディスプレイを発表した。予測通りG5にベストマッチのアルミボディ。既存の薄型液晶ディスプレイのデザインのようにも思えるが、よくみると今までにないデザイン。脚の部分などありきたりと感じるがたぶん今までこんな脚のディスプレイはなかったのではないか。

最小サイズは20インチ。17インチはなくなった。17インチディスプレイは9万円程度で他社の同サイズに比べると割高感があったが、そのデザインの美しさと画面の美しさには価格差を埋めるだけの魅力があった。しかしiMacのモニタの最大サイズが20インチ(1680x1050)になったことで、独立した液晶ディスプレイとしては17インチが必要ないと判断したのだろう。

従来の17インチディスプレイは1280x1024だったが、iMacの17インチは1440x900。総ピクセル数ではiMacのほうが少ない。iMacが横長のスクリーンなのはDVDなどの再生を考慮しているからだろう。逆に17インチディスプレイの縦1024ピクセ
ルというは、A4サイズ文書がちょうど収まるサイズ。映像再生より文書作成に向いているサイズだとも言える。そのサイズがアップルのラインアップからなくなるということは、アップルの戦略として文書処理よりも映像処理を優先する姿勢が感じられる(今までだって別に事務処理マシンだったわけではない)。

もっとも文書作成中心程度ならMacにもとめるパワーとしてもiMac20インチで十分という提案なのかもしれない。しかし映像処理に主体をおきながらも文書作成も重んじる立場からは、文書作成に適したサイズのほうが作業しやすいので、17インチがなくなったのは残念だ。

それにしても、どう眺めても、新しい液晶ディスプレイは美しい。PowerBookチタンのモニター部分がより美しくなって、そのまま独立モニターとなって空中に浮遊しているようにみえる(残念ながらPowerBookアルミのモニター部分は、外側部分に緩衝用の樹脂が貼り付けられていてアルミフレームの美しさを阻害している)。側面からみたときにやや分厚い印象があるものの、それはPowerBook12インチのふたを閉じたときにアルマイトの弁当箱のように思える印象と同じで、かりにそう思えたとしても、それが全体の美しさを損ねる要因ではないことは明らかだ。

WWDC 2004の基調講演の録画をみていたら、いつものスティーブ・ジョブスのやや高音の声に魅了されてしまう。不思議なことだが、Macアプリを提供する会社の人や、アップル社内の開発担当者がでてきてしゃべり始めると、一生懸命に聞きたいという意欲がなくなってしまう。スティーブ・ジョブスのプレゼンテーションはこんなにも魅力的なのに、どうして他の人たちの話はつまらないのだろうか。スティーブ・ジョブスのように人を惹きつけるプレゼンテーションをするにはどうすればよいのだろうか。

そう思いながら見ていると、Tigerの話になったころに集中力を失い、寝てしまった。もういちど見ようっと。

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2004年6月25日(金) iPodとBMW

6/24付けのアップルからのメールで、アップルとBMWがカーオディオシステムで協力したことが記事になっていた。米アップルのページはこちら

iPodをBMWの車内に持ち込みケーブル接続する。ハンドルのボタンで操作する。ダッシュボードには曲名が表示される。

iPod Your BMWキャンペーンというらしい。スティーブ・ジョブスがBMWのシェアを引き合いに出して、シェアが低いことがBMWを買わない理由にはなっていないと言ったが、それにはこういう背景があったのだ。

iPodはまさにこういう風に利用したい。アルプス電気のカーオディオもスマートなデザインで製品化してほしい。

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2004年6月9日(水) アップル、新しいPower Mac G5を発表

アップルが水冷式のPowerMacG5を発表した。エントリーモデルはデュアル1.8 GHzで251,790円(税込)。前のデュアル1.8GHzは約30万円だったから、新製品発表で値下げしたというのはPowerBookと同じ。しかし、前のエントリモデルはシングル1.6GHzで約20万円だったから、なんでもいいからG5が欲しいという立場からは、性能はあがって値上げしたような気もする。(ちなみに水冷式は最上位機種の2.5GHzモデルのみ)

新G5の発表にあわせて、PowerMacG4は近く生産中止予定だとも報じていた。

いまMacで行っているいろいろな作業を考えるとマシンの性能としてはシングル1.25GHzのG4マシンで十分という気もする(実際1.25GHzのPowerBookG4で十分満足している)。だからG5のエントリーマシンが25万円するのと比較すると、16万円くらいのG4は価格面でなお魅力的。

しかし、PowerBookG4をメインマシンと使うようになってからは、夜中の作業の静寂性に大満足。iTunesを聴いていてもファンの音が気にならないというのは、こんなにもすてきなことだったのかと感じる。そう思うと、騒音がうるさいので有名なPowerMacG4を買っていたら、いくら安くてもきっと後悔しただろう。

ところで、水冷式というのはNECのパソコンが頑張っていたと思うが、CPUの冷却効率と作業中の静寂性確保との両方をみたしてくれるのでこれから期待できる市場だとおもう。そしてアップルがMacを家庭内のデジタルハブとして位置づけるとき、とくにiPodやiTunesとの連携を考慮すると、オーディオアンプ並みの静寂性が必要だろうと思われ、水冷式の採用はいずれ必然だとおもっていた。こんなに早く実装するとは。

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2004年5月29日(土) iPodをカーオーディオに

アルプス、プライベートショー「ALPS SHOW 2004」を開催
−iPodをカーオーディオで制御するユニットを参考展示
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040528/alps.htm

アルプス電気が主催する展示会で、アルパインがやってくれました。「iPodと同社のカーオーディオを連携するための、外付け制御・変換アダプタ「KCA-420i」を参考展示している。秋頃の製品化を予定しており、価格は1万円強になる見込み。」とのこと。

もともと我が家ではCDチェンジャーの代わりとして活用することを考えて購入したiPod。車のなかで操作していると、画面が小さくて見づらい。カーオーディオのディスプレイに表示されて、操作もそこから行えるとどんなに便利かと思っていた。

ようやくその可能性が出てきたわけだ。

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2004年5月22日(土) ベージュG3にはPantherを

ベージュG3にどうにかしてPantherをインストールしたい。そう思って何度かトライしている。素のベージュG3(DT233/96MB/HD4GB)だと、なんとかインストールCDから起動できて、インストールが一旦終了し、再起動がかかったところで、メモリが足りないというエラーがでる。そう、Pantherは最低128MBを要求するのだ。

そこで先週の金曜日の夜だったか、PowerMacG4/733MHz(DigitalAudio)で使っていた256MBメモリが使えるかどうか試してみた。ところがメモリをさすことはできたものの、筐体を閉じることができない。メモリの背が高くて電源部のファンの被いとぶつかるのだ。しかし半とじのまま起動してみると、ちゃんと起動。メモリも認識している。

となるとせっかくの256MBはSonnetG3/500を装着したほうのベージュG3にとりつけてあった128MBと入れ替えて、ファンの保護用出っ張りをニッパで切り取り、ふたがちゃんとしまるようにした。その128MBを素のベージュG3にとりつけて、Pantherのインストールを試みた。

XPostFactoは前回試したときのv3.0a14からv3.0a17に変わっていた。ベージュG3のオリジナルビデオカードに対応したとも書いてある。期待に胸が高まる。

インストールCDから起動するところまでは前回も到達した。そのとき、前回インスト途中のまま放置していたHDを、ディスクユーティリティをつかってフォーマットした。インストは無事終了したが、再起動がかかると今度はうんともスンともいわない。

ン?

そうか、ベージュG3はPanther未対応機種ということを忘れていた。なんでわざわざXPostFactoを使っているのかを思い出すに、unixレベルで起動を制御してベージュG3にもインストできるようにするためだ。そのために書き込まれたファイルがあるのに、インストールCD起動時にフォーマットしてしまうと、それらがなくなってしまうではないか。これではだめだ。

気を取り直して、ATAカード接続のHDからJaguarで起動し、再度ターゲットディスクをフォーマットをしたのち、XPostFactoを起動して、インスト開始。容量が4GBしかないので、OSXの内容は必要最低限にカスタマイズ。インストに時間がかかるので、そのまま寝てしまった。なんと夜中の4時。

土曜日あさ、起きるとCDトレイが出ていて、ディスク交換を要求。こんどはちゃんと2枚目、3枚目のディスクを要求し、インスト完了。OpenOffice用にX11をチョイスしたために3枚目まで要求されてしまった。

おお、待望のPantherがベージュG3で動いた。しかしなんとなくiMacボンダイブルー(160MB)より遅いような気もしないでもない。Xbenchをすれば数値的に評価できるのだろうが、ここで速度比較するのは別に意味あるものでもない。実用レベルに達していればいいのだが、そういう意味ではやや実用性が低い速度かもしれない。

ならばATAカード接続のJAGUARをバージョンアップだ。ディスクアクセスはこちらの方が速い。同じ手順を踏んでいんスト開始。インストオプションでネットとユーザー環境を残してアップデートを選び、難なくインスト終了。起動もOK。

さて、今度はぜひともベージュG3/改sonnetG3/500/ATI-READEON/にインストしたい。こちらは前回からどうにもうまく行かない。インストールCDから起動をかけるところでハングアップしていた。しかしXPostFactoもバージョンがあがっているし、なんといっても素のベージュG3にはインストできたのだ。

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2004年4月22日(木) 見逃していた情報

今更ながらどうしようもないが、どうして情報を正確につかんでいなかったのかが悔やまれる。

あらためて新PowerBookに関する情報がなかったのかどうか調べてみたら、Macお宝鑑定団3/16の記事に以下の記載があった。これを見逃していたのだ!

●Mac OS Rumorsが、Motorola社製MPC 7447Aを採用し、1.25GHz〜1.53GHzの性能を持った新型PowerBook G4は、春頃に発表されるようだと伝えていました。

もしこれをちゃんとみていたら、もう少し待っていたことだろうに。

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2004年4月21日(水) ちょっと悲しいPowerBook

月曜日深夜に新しいPowerBookG4が発売開始された。今回の買い物はなんとも間の悪い発注でした。そういえば、弟がPowerBookを買ったときもおなじような感じで、直後にComboドライブ内蔵タイプが発売された。

PowerBook15"の新製品の改良点は、主として3つ

CPUクロックが1.25GHz → 1.5GHz
ビデオ表示性能がデスクトップ機並みに向上。
DVD-Rドライブが4倍速になった。

それでいて価格が下がった。さっそくアップルストアで価格を確認すると、メモリを1GBに増設した同じ仕様で、ほぼ同じ価格(新しい方がやや安い)。値下げしたのに
同じ価格というのには訳があって、ボクが買ったときはメモリアップグレードキャンペーン中だったので、通常にメモリ増設した場合より3万4千円くらい割引していたからだ。市販のメモリ価格は、実はもう少し安いのがあるので、必ずしも3万4千円得した気分でもないが、新しいPowerBookにはメモリ増設割引はないので、この割引価格が新製品との価格差ということもできる。性能向上とあわせて考えるとちょっとショッキングな価格差。

グラフィックメモリ増設オプションがあったり、内蔵HDを高回転タイプにするオプションも値下がりしている。HDのオプションに関してはさほど費用効果がないとあきらめただけに、スペックの向上以上にショックだった。

その価格差を証明するかのように、通販市場では従来機が軒並み値下がりしている。30万円くらいだったのが25万円程度まで下がっている。新製品と同じでは売れないのでかなりの値下げ率になる。

もっともショックなのは、ワンランク下の1.33GHzのほうを選んで、購入したPBと同じ仕様にしたらもっと安くなるということだ。PB15"の最上位機種だから2年間はストレスなく使えると思っていたのに、購入してわずか3週間で1世代前の機種になりさがってしまった。以前Centris650を買ったときと同じくらいのショック。でもあのときはQuadra650が出るまで3ヶ月くらいあったけど。

要は、またアップルの戦略にまんまとはまってしまったということ。ついキャンペーンにのせられてしまったということでしょう。どうしていつもこう間が悪いのでしょうかね。3月下旬のキャンペーン終了間際に申し込んだから、注文してまだ3週間ほど。あと1ヶ月我慢すればよかったのにね。

もっとも購入したPowerBook自体はとても気に入っています。BeigeG3に比べるととても静かで、なおかつ快速。いままでいかに遅いマシンを使っていたのかということを実感させてもらった。いまのところ、このマシンより速いマシンを使ったことがないので、十分満足のいく処理速度です。

ただ、一番悔しいのは内蔵DVD-Rが2倍速だったこと。実は新PowerBookが発表され
るまで知らなかった。世の中8倍速の時代なので当然4倍速内蔵だと信じていたから、情報収集不足だった自分が情けなくも悲しい。まあ4倍速だったとしても、いずれ8倍速の外付DVD-Rドライブを買いたくなるだろうから、それはそれであきらめるしかないでしょう。

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2004年4月17日(土) 新しいPowerBook

新しい PowerBookシリーズが発表されるらしい。(Macお宝鑑定団2004/04/16

●Apple Insiderが、Appleは来週、「M9183LL/A」と「M9184LL/A」の型番が付けられたPowerBook G4 (12-inch)、「M9422LL/A」と「M9421LL/A」の型番が付けられたPowerBook G4 (15-inch)、「M9462LL/A」の型番が付けられたPowerBook G4 (17-inch)、「M9418LL/A」と「M9419LL/A」の型番が付けられたiBook G4 G4 (14-inch)、「M9426LL/A」の型番が付けられたiBook G4 G4 (12-inch)を発表するようだと伝えていました。

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2004年4月3日(土) PowerBook15"を到着

4月2日、アップルストアからPowerBookを発送したとのメールがとどいた。実際に配達されたのは3日 の夕刻。早速荷解きする。

黒い箱に実物大のPowerBookが印刷された外箱。その外箱を無地の段ボールでさらに覆っていたのは、外箱を傷つけないための措置だろう。余分なところまで神経をつかっているのはユーザーからの苦情があったのだろうか。外箱のあるなしで中古価格が異なるということからかもしれない。同時に配達されたiPodも同じように外箱が二重になっていたが、ワイヤレスキーボードにはそんな配慮はなかった。

箱をあけると新品の電化製品特有のにおい。

PowerBookG4チタンは見慣れていたし、アルミの12インチも17インチも身近に所有者がいるのでよくみていたが、チタンとはまた異なったシルバー色はキーボードも同じシルバー色で見栄えがいい。チタンのキーボードタッチはペチャペチャという感じで、いかにも平面的な鍵打感だったが、アルミのキーボードはややストロークが深くたたきやすい。このくらいの感触なら別途キーボードを買い急ぐ必要もなかったと、やや後悔。実際ワイヤレスキーボードのタッチは、ゴムを押し下げるようなグニャとした感触で、軽快な入力にはやや抵抗感がある。

PowerBooklを起動してモニターを確認。問題なし。この機種の初期ロットはモニターに斑状のムラがある初期不良が多発してユーザーからの苦情が殺到し、アップルは最終的に不良を認めてモニター交換に応じることになった。しかしもう発売され始めてから半年、製造ロットとしても安定してきたはずだ。

1280x854という画面解像度は、17インチCRTより縦方向がやや少ないものの、ほとんど違和感を感じない。チタンの解像度は1153x768だったのでやや狭い印象があったため、アルミでも外部モニターがないと作業しづらいかもしれないという危惧は解消した。

暗いところではキーボードのバックライトが光るという機能をさっそく試してみた。ボワーとした白い光がついて、キーの隙間とキートップの文字が光る。真上くらいからみるとキーの隙間の光は見えない。キーのバックライトの点灯と同時にモニタの明るさも環境光に応じて調光される。夜、部屋の明かりをやや暗くして作業してるくらいなら反応しないが、まだ十分にキーボードが認識できるくらいの明るさでも点灯する。ホームポジションのキートップに突起がついているし、もともとキートップの文字を確認しながらタイプすることはないので、どちらかというと不要の機能。キートップの文字が光るよりキーの隙間から光が漏れているほうが実用的かもしれない。とはいうものの、光るキーボードは美しい。

同時に購入したBluetoothのワイヤレスマウスとワイヤレスキーボードを試してみる。コードの取り回しを気にすることなくどこでも使えるのはやはりとても便利だ。しかし、反応が鈍い。Macがスリープ状態から復帰するとき再認識するまでのタイムラグがある。それにスクロールホイール付きのマウスになれてきているので、1ボタンマウスは使いにくい。ワイヤレスの3ボタンマウスってないのかなあ。

こうなるとLANも無線化したくなる。PowerBookにつながったコード類が煩わしいからだ。本体左側に電源、右側にLANケーブルとFireWireとUSBをつないでいると、それだけでの机の上がごちゃごちゃしてしまう。

かつてCubeついて、その造形の美しさとは裏腹にテーブル上をごちゃごちゃした配線が這い回るというアンバランスな設置状態に幻滅したのを思い出す。

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2004年3月25日(木) PowerBook15"を注文

ついにPowerBook15"をアップルストアに注文!

昨年秋頃から検討をはじめて半年、とうとう決心しました。

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2004年3月23日(火) Macは何をかうべきか2

自宅での省スペース・消音性能を考慮すると PowerBookG4 15"だろう。 MacOS Xでしか起動できないので、旧マシンをおいておく必要があるが、 SCSIディスク、 MO、フロッピーディスクなどの利用の必要性を考えるといずれにしても何か1つは残しておかねばならない。どうせG3/233を残しておくということになるなら、できるだけ省スペース機種がよいということになる。

机上の省スペース性ということなら、本体を床において液晶のみを机上におくことにすると、 PowerMacG5やPowerMacG4も候補にあげることができる。我が家での使い勝手を考えると、PowerMacG4がいいのかもしれない。デュアルブート対応だし、 SCSIインターフェースも純正オプションとして存在するから。拡張性も高い。

ところがその拡張性についてだが、職場のG4/733をいままでアップグレードしようと思ったことはなかった。メモリ増設と内蔵の SuperDriveが壊れたので入れ替えた程度。というのも800MHzにしても意味ないし、1GHzにしても費用対効果の点で有益ではないと考えたからだ。現在ようやく1.2GHz(5万円)や1.4GHz(6万円強)のCPUが売られているが、グラフィックカードもあわせてアップすると、結局のところ、もう少し足すと新品が買える価格帯になってしまうのだ。

つまり、その時点での最上位機種を買っておくと2〜3年はアップグレードせずに使い続けることが可能ということだ。拡張性はハードディスクやメモリが対応していれば大丈夫ということだ。

逆にいうと、PowerMacG4はMacOS9環境を抜け出せない印刷業界に照準を合わせてあえて旧仕様を継続販売している機種であるから、最新の技術動向に追随できていない部分が多い。つまり最新のインタフェースがそろっていないので、徐々にアップデートしながら使い続けないといけない。もはや周辺機器は最新のインターフェース仕様が標準となっている。ランニングコストが高くなるということだ。

ここで最新のインターフェースとは、Firewire800とUSB2。これらを両方備えているのはG5とPowerBook15",17"のみ。

選択肢はしぼられた。あとは自宅での用途を考えればよい。PowerBookG415"を買うべきだ。

そのさいモニタは当面購入を見合わせよう。というのも時期Apple純正モニタはG5のアルミ筐体に統一感をもたせたデザインとなるはずだ。当然 PowerBookの筐体にもデザイン的に統一感があることになる。さらに噂では、Windowsマシンも接続可能になるという。それで2系統入力が可能ならいうことなし。今のCube的クリアデザインのモニタ(これはこれで美しいのだが)とG5のアルミ筐体はいかにもちぐはぐだ。

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2004年3月16日(木) iMove4とはじめてのiDVD4

学生の卒業制作ムービーをDVD化するための作業をしていたら、なんとiMvoeのデータが読めなくなってしまった。卒論発表会直後に、提出ファイルより大画面で出力すべく同じような作業をしたときは大丈夫だったのに、突然読めなくなった。

この1ヶ月くらいのあいだにOS10.3のアップデートとかしたっけ? それがげんいんかなあ。

悪戦苦闘してようやく原因を突き止めた。どうもファイル名のようだ。素材ムービーファイル名が日付と番号の組み合わせになっているのだが、日付が2/4のようにスラッシュを使っている。これを書き換えると読み込み可能になった。

しかしそれらはすべてクリップとして読み込まれてしまったので、あらためて編集し直し。提出物のムービーをみながら再編集作業を行った。途中、どうしても見つからない素材があったので、申し訳ないがそれは割愛した。

できあがったiMovieプロジェクトを保存して、さらにもう一つの既存ムービーを追加。2つのムービーを1枚のDVDに焼くことを試みる。iMovie上で2つめのムービーの冒頭にチャプターマーカーを入れ、iDVDのプロジェクトを作成を選択。マニュアルも見ずに作業するという無謀な試み。使い方がわからないまま、ようやくiDVDの編集画面にこぎつけて、アップルが用意してあるテンプレートを使いながら2つのムービーを1枚のDVDに焼き込むことに成功。

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2004年2月27日(金) Macは何をかうべきか

何が欲しいのか自分でも分からなくなってきた。

■PowerBookのメリット・デメリット
省スペースという点では15インチのPowerBook。表示画面もそこそこ(1280x854)で、17インチの液晶に迫る広さ。ただ表示の美しさという点で疑問がのこる。さらに過去の資源を有効活用するには、費用がかかるの難点だ。たとえば内蔵HD。データは新しい環境に移植できても、古い内蔵HDは旧Macの本体がないかぎり使い物にならない。有効活用するには外付ケースを買う必要がある(約1万円)。しかし外付HDの新品が160GBでも2300円くらいの時代。先日買った120GBをケースに入れるにしてもなんか損している気がする。SCSI接続のHDはPCIカードのSCSIインターフェースを買うべきか。しかし、常時使うかではないし。

■PowerMacG4(Dual Boot)
一番安価なのが魅力的。それでも純正モニタをセットにすると25万円かかる。25万円はPowerbook12"のSuperDriveのとほぼ同じ値段。PowerBook12"と比べると、Apple Sudio Display17インチの美しい画面を堪能できて、なおかつ過去の資源を活用できる選択。問題は設置面積と騒音、好みではないデザイン。

もうひとつのメリットはOS9から起動できるので、古いMacを一掃できる。もっとも8.6でしか起動できないソフトは切り捨てることになる。でもそれは何のソフト何だっけ?

■PowerMacG5
機能的なことを考えるとG5の魅力は十分。ただ自宅に設置するには大きすぎる筐体。最小構成で28万円という価格も魅力。将来のアップデートにも備えうる。ただし既存の内蔵HDはシリアルATA転換カードか、ATAインタフェースを買う必要がある。

■過去の資源の有効活用は?
プリンタについては新製品を買ったのでクリア。
スキャナーはVueScanで対応可能。
フロッピーはUSB接続のを買うしかない。もしくはPowerBook500をネット接続。
問題はハードディスク。

  • 120GB(G3/500) →ケース購入して外付活用

  • 20GB(G3/500) →そのまま残す。

  • 80GB(G3/233) →フォーマットして実家へ

  • 4GB(G3/233) →そのまま残す。

HDについてはこれで解決したとしよう。余分にケース代がかかるということ。

■液晶モニタ
アップル純正のモニタを使いたい場合、PowerBook15"と併用するのは価格的に無理。PowerBook12"となら可能か。12"なら通常は超薄型デスクトップとして液晶モニタを併用して、いざと言うときには携帯可能。しかしfirewire800未対応など将来性に不満。

■2系統入力
自宅のMacの設置面積で一番問題となるのはモニタ。できればすべて液晶に変えたいが、それは無理なので2系統入力対応モニタで対応するのが現実的。しかし旧macはアップル純正モニタにつなげない。アップル純正用の2系統入力アダプタあるだろうか。なければ他社製(ナナオがいいかも)の2系統入力液晶モニタ。ただし他社製モニタとPowerBookの組み合わせでは、モニタスイッチからのPowerBook起動ができない。

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2004年2月24日(火) 旧機種を使い続けるコスト

パソコンの古い機種を使い続けることは可能だが、世の流れに沿ってソフト等を更新していくとどうしても釣り合いがとれなくなっていく。ユーザ側の努力で解決できることも多いが、知識とスキルが要求される。それは私にとっては面倒なことではなくむしろ趣味的に楽しいことなのだが、いざ仕事の道具として使うことを考慮すると、古いハードウエアに固執するより先端の新しいソフトの使い方を覚える方が有益だ。
金銭的にも必ずしも古い機種を使い続けるほうが得というわけではない。少しずつアップグレードしていく過程で費やす費用を総合すると、スペック的は上回る新機種を購入できるくらいに投資しているはずである。
過去、新機種に乗り換えていくタイミングはいつだったのだろう。引き金は何だったのか。

SE/30を見放したのはいつだろうか。
Centris650を見放したのは?
6300、iMacボンダイブルーを見放したのは?

どうしても古い機種を使い続けたいだろう。この気持ちはいったいどこからくるのだろうか。

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2004年2月23日(月)  BeigeG3を使い続けることの諸問題

昨日(日曜日)、午前中はなんともなかったのに、午後になってCDのラベル印刷をしようとおもったら、突然ネットワークに接続できなくなっていた。再起動してもダメだった。ほかのマシンではネット接続できるので、問題は起動マシン自体にある。ところが別のHDからOSXで起動すると大丈夫だった。つまり原因は起動ディスクにある。

先週の土曜日、旧MacにPantherをインストするためのツール「XPostFacto」(XPF)の最新版3.0a11をダウンロードして試しに起動したあと、間違えてインストールボタンを押してしまったがために、OSXの起動ができなくなった。その復旧の顛末は以下のとおりだが、その影響なんだろうか?

メインマシンとして使っているBeigeG3(sonnetG3/500,ATI-RADEON,448MBメモリ)は、増設ATA66カードに接続したHDでCCCをつかってつくったクローンのOSXを使っていたのだが、XPFを使ってしまって、それが起動できなくなったのだ。もともとBeigeG3はデフォルトの内蔵ATAに接続したHDの最初の8GBからしかOSXの起動ができない(OS9は大丈夫)。だからCCCで「旧世界のマシン用の起動ディスクをつくる」オプションを使う必要がある。日常的に安定してくるとそういう作業をしていたことはわすれてしまうものだ。CCCが作成した起動用のファイルが機能しなくなったということだろう。

あわててデフォルトの内蔵HDから起動を試してみると、それは一応大丈夫だった。XPFの紹介ページ等にはBeigeG3にインストできたとあるので、こちらのHDでPantherのインストを試してみることにした。それがそもそも間違いだった。すなおにこの時点でCCCを実行しなおして起動ボリュームの設定をしなおせばよかったのかもしれない。しかしこのときはPantherの魅力にとりつかれていた。

XPFのマニュアルページ(英語)や日本のユーザーのインスト成功事例などを参照して、同じようにやってみるが、どうしても途中で止まってしまった。何度やっても同じだった。土曜の夜はそれで明けてしまった。日曜の昼から、もう一台のBeigeG3で試してみることを思いついた。増設してあったVoodoo2000(ビデオカード)、USBカード、ATA66カードを取り外して、純正の内蔵HD(4GB)をフォーマットしてインストを試みた。何度も挑戦したが、ダメだった。メモリが96MBしかないからか、と思ったが、インストに止まるのはCDから特定のファイルの読み出しに失敗しているところ。メモリは関係ないだろう。結局Pantherのインストはあきらめて、Jaguarをインストした。デフォルトの内蔵ATAは16Mbpsを遅い転送速度。ATA66の4分の1しかない。Jaguarのインストはできたものの、HDもデフォルトのままなのでとても遅い。

同時並行してメインマシンのほうも、結局Jaguerの再インストールだ。デフォルトATA接続の内蔵HD(20GB)のMacOSX用エリア(先頭8GB)をフォーマットしてクリーンインストールした。起動成功。そこで、今までメインに使っていたシステムのバックアップを作成。このとき先頭8GBにメインシステムをクローンしなせばよかったのだが、逆をやってしまった。あとのまつり。

CCCでATA66に接続したHDをターゲットにして、純正内蔵ATAからシステム周りと思われるファイルのみ(アプリケーションとユーザーホーム関係以外)をクローン作成したらターゲット側から起動可能。起動後、バックアップからライブラリー等を手動コピーしてなんとか復旧した。システムは10.2.8まで手動でアップデート。ここでも10.2からいきなり10.2.8にしようとすると途中で止まってしまったので、いったん10.2.6にしてから、さらに10.2.8にした。とりあえずこれで現状復帰。貴重な休日を棒に振ってしまった。

復旧はしたものの、WebブラウザのCaminoのブックマークが消えてしまった。ライブラリーフォルダをのぞいてもどこにあるか分からない。ようやく見つけたのはホームディレクトリ>ライブラリ>Application Support>chinemaのなか。再インストールしたCaminoは安定バージョンの0.7。使っていたのはナイトバージョンでもっと新機能が搭載されていたもの。最新ナイトバージョンをダウンロードすると、もっと新機能が満載。しかしブックマークを継承しない。しらべると新たにcaminoフォルダができていた。

いずれにしても、バックアップのタイミングのずれがあってバックアップファイルから復旧したブックマークにはここ数日のものがなかった。まあ、この程度のことはまったく重要でない。

1週間、安定して使っていたように思っていたのだが、使用中に突然Finderが再起動することがある。デスクトップからマウントしてるボリュームのアイコンが一斉に消えて、数秒後に現れるという現象。当然、開いていたウインドウはすべて閉じられて、起動時の状態に戻ってしまう。この現象自体は以前からあったので、とくに問題視していなかった。というか、ハードディスク(と思われる)からの異音などから1月下旬に120GBのHDを購入して換装したばかりだ。結局異音は解消していない。純正ATAに接続している20GBを換装しないといけないのかもしれない。

ネット接続できなくなったのが増設ATA66カード接続したOSXボリュームからの起動のみであることが判明して、修復を試みた。XPF関連ファイルは、XPFからアンインストールしたので大丈夫のはず。CCCの起動ボリューム設定が気になるが、とりあえずバックアップからシステム周りをこぴーすればいいじゃん、的なかるいノリではじめた作業だったが、これがうまくいかなかった。

バックアップをディスクイメージで保存していたのだが、ターゲットを起動ボリュームとするオプションが、ソースと同じHD内では使用できなかった。いったんディスクのマウントを解除するので、パーティションを切っていたとしても同じディスク内にバックアップをしておくのは意味がない(リストア時に起動ボリュームの設定ができない)ことが分かった。

これがBeigeG3でなければCCCをつかって作ったクローンなら、どのディスクでも起動可能になるので問題ないはずだが、BeigeG3の場合はターゲットに旧環境用の設定をしなければならないという制限がるからだ。結局、手動でファイルを移行するという無茶をしなければならない。(OS9時代にはあたりまえの作業で、それで十分うまくいっていた)

管理者ユーザのほかにrootユーザを有効にして一覧表示からログインする設定だったのに、起動画面はユーザIDとパスワードの入力欄が表示されていている。そして、どちらのユーザも無効だった。なんとユーザーログインできなくなってしまったのだ。
結局、あれこれやっているうちに純正ATA接続のほうも起動できなくなってしまった。最終的にはOSを入れ直して起動できるようにした。それでCCCするつもりだったが、なんだか頭がごちゃごちゃになってきた。純正ATA接続のほうのHDをメイン環境にできるようにするほうが無難とおもっって、こんどはいろいろなユーザ環境の移行をすることにした。ようやく故障以前の環境にOSXからアクセスできるようになったのは朝6時半だった。お昼すぎからおかしくなって、そのかんOS9で作業をしていたりしてたので単純計算はできないが、約12時間はこの復旧作業をしっぱなしだった。

つまり何が言いたいのかというと、

  • OSXになって簡単にバックアップ用起動ボリュームをつくることができなくなったけど、CCCを使えばできるということ。

  • それでもBeigeG3には制限があるので、バックアップの作り方、復旧の仕方を工夫しておかなければならないということ。

  • そして重要なのは、どんなに苦労しても、いったん環境をつくりあげて快適になってしまうと、

  • それが無理矢理強引につくりあげられた環境であることをわすれてしまうこと、

である。故障したときにそれを思い出して、一から作業のやり直しになるわけだが、とてつもなく時間がかかるということが旧マシンを使い続けることのデメリットだ。

そういえばプリンタもそれで痛い目にあったので、年末にOSX対応のプリンタ(キャノン製PIXUS 860i)に買い換えた。おかげで印刷がとても楽になった。

やっぱりBeigeG3は買い換えないといけないね

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2004.01.07 今年の目玉はiPopd-mini

恒例のスティーブ・ジョブスの基調講演。眠たかったが最初だけ見ようとおもって見始めたら、結局最後まで見てしまった。冒頭に、1984のCMのリメイク版を流して20周年を強調していたので、スパルタカスのような記念モデルが発表されるモノと期待していた。がいっこうにその気配はなく、新しいハードウエアはXserveG5とiPod-miniだけだった。iPod-miniの発表あたりで残り15分くらい。記念モデルを発表するには残り時間がなさ過ぎると思うと、急に眠たくなった。

iPod-miniは4GB。僕が持っているのは10GB。容量的にはまだ3GBくらい余っているが、普段持ち歩くには4GBでも十分だろう。今はiTunesに登録した曲を全部もちあるているわけだが、実際のところ、取捨選択して持ち歩けばよい。iTunesには複数台のiPodを使い分ける方法や、アルバム毎あるいはアーティスト毎に取捨選択できるなどの機能を付加してほしい。

iTunesは4.2のままだったが、他のiアプリが充実して、iLife'04となり機能強化された。もっともiPhotoの時系列データ整理機能などは、安価なWinソフトやPhotoshopElementsなどでもすでに実装している機能なので、ようやく実装したか、という感が強い。

iMovieに付加された新しいタイトル機能は、おもしろいものもあるが、フォントの大きさが指定できないのなら旧態依然として、それはiMovieの欠点だ。安物の年賀状ソフトでも枠内におさめるか、フォントサイズを指定するかを選ぶことができるのに。そこまで凝りたいならFinelCutExpressを買えということだろうが、価格差がありすぎる。せめて1万円にしてほしい。99ドルという数字が目に入ったときはよろこんだのだが、実はアップグレード料金だったのにはがっかり。

GarageBandという音楽アプリ(これは楽しそう)が追加されたiLifeの価格は5800円。iDVD3を買う覚悟を決めていたので、待った甲斐があった。販売開始は1月下旬らしいが、さっそく注文しよう。

ところがGarageBandが要求するシステムはG3/600MHz以上。iDVDに至ってはG4/733以上だ。そしてインストにはDVDドライブが必要だ。自宅のMacはベージュG3を500MHzにアップグレードしたもの。iMovie3でのDV出力に難があったので、Firewireカードを買い換えよう、CPUもさらにアップグレードしよう、と目論んでいたのだが、Pantherをインストールできなかったことで新しくG4マシンの導入を検討していたところだ。

PantherのインストールのためのソフトがSonnet社からでることを期待して、G4/700あたりで手をうつかとも思ったが、追い打ちをかけるようにiLifeのシステム要件がこれでは、もう新規購入しかない。旧マシンを使い続けるメリットがなくなってしまった。

新しい酒には新しい革袋を。

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