練習場日記

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2001-03-03 Sat
練習試合 vsハレルヤ(韓国社会人リーグ)
 2/28(水)に引き続いて、3/3の練習試合も観戦に行きました。練習試合も模様は、こちらへ。
 午前中に、多摩陸上競技場へ湘南対FC東京の試合を見てから来たので遅くなりましたが、ハレルヤが送れたか?何かのために試合開始時間が20分くらい遅くなって助かりました。土曜の試合と言う事もあって、開幕を待ち切れない人の波で見学席はいっぱいの人がいました。400人から500人くらいはいたでしょうか?試合中も普段の見学席では聞かれないような、"キャー"とか"何やってんだ〜"なんて声が聞こえて、開幕間近で、チームの様子を見に来た客が多かったような気がしました。

 試合以外のことを書きますと、ゲーム中に、グラウンドの端でサブメンバーがボールを蹴ってアップをしていました。最初は、ユタ・平間・キジ・慎也の4人でボール回しをしながら、途中で試合が気になって見ていたりと、なんか笑顔を見せながら、いい雰囲気でボールを蹴っていました。そのうちにベンチの近くにいた、坂田・勇樹・後藤が池田コーチの指示で加わって少しちゃんとしたアップを行うようになりました。そこでも笑顔を見せながらみんながボールを蹴っていたのが実に楽しそうでした。
 なんか勇樹とかは卒業式を迎えたからなのか?ユタと一緒に茶髪になっていました(驚)。水曜は短い黒髪で選手名鑑の長い髪より良くなったと言う印象でしたが、そのままの髪で茶色くなって、開幕迎えると、あの子誰?ってのが周りから絶対言われるよな気もしています(苦笑)なんか坂田・ユタと一緒に美容院で染めたらしく、うちはますます茶色だらけだ〜って思ってしまいました。後藤君やモツも茶色ですしね〜飯田君だけはそのままでいて欲しい(^^;その飯田君ですが、ベンチ近くにはいて試合をずっと眺めていましたが出番が無かったです。アップもしていなかったから最初から出場予定は無かったんでしょうかね?

 直樹が、愛娘の胡桃ちゃんと奥さんを連れてきていて、試合の後半途中に交代したのですが、ユニフォーム姿のままで胡桃ちゃんをすぐに抱いていたのが印象的でした、やっぱ親バカなのですね(笑)。愛犬も連れてきていたようで、一緒にいました。

 試合交代した選手ですが、トノやナオは途中交代した後もグラウンドを数周ランニングして回っていました。試合が終了してからは、ハユ、ユタ、ナオ、坂田、勇樹辺りが居残って池田コーチからダウンのストレッチを入念にやっていました。本当は他の選手達にも、もっと入念にクールダウンをやってもらいたいのですがね、だから怪我人が多いと言うのは関係無いのかな…。試合終了までいた選手は、ランニングとダウンして引き上げていきますが、途中交代した選手は、そのままクラブハウスへすぐに戻って行ってしまいますからね。筋トレルームでやっていればいいけど…。

 観客が多かったことも有って、門のところも凄い人だかりでした。結構寒い日だったので、試合終わって引き上げてくる選手はあまり止まらずにクラブハウスへ戻っていったのかな?坂田・キジ・ユタ・ハユ辺りが上がってくるところでファンサービスやっていました。
 車で出てくるときに、トノ、飯田・アキ・誠史が少し止まってファンサービスやっていました。誠史に話を聞きたかったけど、聞けずに残念でした。

 ナオが助手席にユタ、後ろにハユを載せて出てきて、門を少し出たところで車を降りて長くファンサービスをやっていました。ナオはU20の活躍もあって、ますますファンが多くなっているような気がします。ユタも門のところではあまり長くやっていなかったので駐車場にて写真やサインなどのファンサービスを行っていました。ハユは門のところでも長くやっていたので、この時はあまり多くの子はいかなかったので、私は2/28に写した写真にサインを貰いました。(右の写真です) ハユは卒業式はまだのようですが、開幕を控えてることもあって、多分出られないと言うようなことを話していました。

 俊輔がその途中にスタッフの車の助手席に乗って帰っていき、ネクタイ姿だったので何かあると思ったのですが、NHK−BS番組のゲストに生出演するために移動したようでした。俊輔が帰った事で多く残っていたファンも波が引くように引き上げ(苦笑)ました。私も友人とファンサービスをまだ続けているナオを横目に引き上げました。

 
2001-02-28 Wed
練習試合 vs水戸ホーリーホック
 開幕を控えて、練習試合が有るという事で行ってきました(試合の模様はこちらへ)
試合に出ていなかったメンバーの事を書きます。試合中に控えメンバーとしてアップを行っていたのが、平間、飯田、坂田、榎本哲(Y)、北野(Y)、あと名前が解らなかったユース2名。端でアップを行っていましたが出番が無かったです。この選手達は試合後、トノ、勇樹、後藤が加わり3名づつで3チーム作って3対3をやっていました。

 リハビリ組みは、誠史がリハビリトレーナとともにジョグを少しだけやっていて、慎也、モツ、リパの3名はボールを使ってのパス練習を行っていました。エノは少しだけボールを触っていました。ハラディはクラブハウスの中で筋トレをやっていた模様でした。マル、オニク、下川の姿は見えなかったです。

 試合後に、水戸にレンタル行った陽一、大橋がナオ、ハユとグラウンドで話しをしていました。俊輔も残ってフィジカルトレをすこしやってました。

 選手達は、スポンサー向けの感謝会が有るという事で、ファンサービスを出来ずに、ほとんどの選手が正装して早く帰って行きました。

 
2001-02-17/18 Sat/Sun
U20日本代表練習
 
2001-02-17
 
 陽光の下、清水ナショナルトレーニングセンターへ行ってきました。雪が積もる富士山の姿が見えて綺麗でした。
2001年6月にアルゼンチンで開催されますアジアユース選手権に向けて、今年のU20日本代表の初合宿の模様を見学に行ってきました。

 日程は、下記の様になっていて、この合宿から35人中23人が香港国際ユーストーナメントの大会に参加することになっています。

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2/16 集合・練習
2/17 練習
2/18 練習・紅白戦
2/19 練習・メンバー発表
2/20 香港へ移動・練習
2/21-22 香港で練習
2/23 香港国際ユーストーナメント vsU20ブラジル代表
2/25 同上 vs(U20中国代表又はU20アルゼンチン代表)
2/26 帰国・解散
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この合宿期間の、2/17、18の練習と紅白戦を見学してきました。今回の参加メンバーは以下のようでした。去年のアジアユースメンバーに、選手権活躍した選手、Jユースカップの優勝メンバー、復帰メンバー等が選ばれています。

GK
藤ヶ谷陽介(札幌)黒河貴矢(清水)上野秀章(京都)
岩丸史也(神戸)川島永嗣(大宮)

DF
池田昇平(清水)那須大亮(駒澤大学)羽田憲司(鹿島)
平島崇(福岡)中澤聡太(柏)井川祐輔(G大阪)

MF
森崎和幸(広島)千島徹(浦和)石川直宏(Fマリ)
鈴木啓太(浦和)小森田友明(福岡)根本裕一(鹿島)
駒野友一(広島)山瀬功治(札幌)茂原岳人(神戸)
大久保嘉人(C大阪)永井俊太(柏)田中隼麿(Fマリ)
本橋卓巳(Fマリ)青木剛(鹿島)児玉新(G大阪)
今野泰幸(札幌)小林大悟(東京V)

FW
清野智秋(磐田)前田遼一(磐田)中山悟志(G大阪)
飯尾一慶(東京V)佐藤寿人(市原)田原豊(Fマリ)
松橋章太(大分)

このメンバーの中で上野君@GKが風邪の為、合宿不参加で、総勢34名の選手が集まり、選考合宿が行われました。



 清水トレセンに行こうと思って場所を調べたのですが、良く場所が解らず清水市の地図とかにも載っていなくて、行く前から大変でした。練習開始時間も良く解らなくて、17日の土曜日午前に清水トレセンに付いたら、もう練習が始まっていました。清水トレセンは、まだ場内は各所が工事中で、本来はファンの見学とかは事故が起きる可能性も有ることからと、基本的に清水トレセン場内へ入場禁止だったのですが、見る場所とかを限定してもらって見学させてもらいました。ただそうは言っても、入り口2箇所は門がありましたが、一番上の工事している場所は柵とかも無くて、地元の人とかが犬を連れて散歩とかに入って来ていましたから、なんか良く解らなかったです(笑)。

 そんな感じで、清水トレセンには、10時15分過ぎに着きました。フィールドの選手達は、3-6-1のフォーメーションで3チームに別れて戦術練習を行っていました。ビブスで赤・青・黄で別れて各ポジションに選手を配置して、ボール奪取して・DFラインからのビルドアップし、サイドからのボールをトップ下の選手のシュートまで繋げるといった攻めの形の確認をずっとやっていました。昨年のアジアユースでも採用した、1トップ2シャドウのシステム練習のようでした。

 誰がどのチームだったのかメモっていないので解らないのですが、各選手のポジションは以下のようでした(コンビは、今一つ自信が無いです)。

1トップ:ユタ、清野、中山
2シャドウ:大久保&遼一、寿人&山瀬、飯尾&千島
ボランチ:俊太&ハユ、シゲ&小森田、カズ&啓太
左ウイング:駒野、ネモ、モツ
右ウイング:ナオ、松橋、大梧
3バック(ここは覚えていません):ハネ、ヒラジ、新、聡太、昇平、今野、井川、那須、青木
Gk:藤ヶ谷、岩丸、黒河、川島(GKは交代して)

DFラインからのボールをトップに当てて、トップ下の選手のシュートまで繋げるといった攻めの形の確認をずっとやっていました。前のユース代表でトルシエが指示していたと同じようなフォーメーション練習だな、と思いました。ノウハウはこうして受け継がれていくのが、一環指導ってことだよな〜って思いました。


 ボランチ、サイド、2シャドウそれぞれの選手からのボールを一度1トップに当てて、落としたボールをボランチ又は2シャドウの選手が逆サイドのウイングへボールを流し、ウイングの選手が中へいれたボールを、反対サイドのウイングまで行けば、もう一度中へ折り返し、中央へ行けば1トップ、2シャドウ、ボランチなどゴール前につめていた選手がシュートするというパターンを行っていました。各ビブスチームが2セットずつ繰り返し行っていて、GKも置いて行うから、GKに取られた後のポジショニングとか戻る位置とかも細かく監督・コーチが指示しながら行いました。

 ここでやはり戸惑っていたのが、初召集の選手達。けっこう特殊なフォーメーションですし、各チームではやった事がないポジションということもあって戸惑っているようでした。特に両ウイングの位置に入れられた、大悟、松橋、モツはコーチからポジションニングについて細かくレクチャー受けていました。
 DFは、受けたボールをDFラインで一度回してから前に出す形でしたから、ボールコントロールは要求されていましたが、それほどきつくない感じでした。全体的に目だったのが、選手の声で、けっこう各選手のコーチングの声が出ていました。ユタはすっごく明るくプレイしていましたし、ナオも切れが良く右サイドを走りまわっていました。啓太や大久保の声も響いていました。結構良いかんじの練習を行っていました。

 けっこう長くこの練習を行ってから、少し別の練習をやってクールダウンして練習が終わりました。いやに短いな〜っと思って、関係者の方に聞くと、午後にも練習が有るということでした。選手達が引き上げてくるときに、数名の待っていたファンへのファンサービスを少し行ってクラブハウスへ戻って行きました。

 Fマリ勢4人がグラウンドから上がるのが遅いな〜と思って見てたら、最後に荷物を運びながら上がって来ました。遅刻した件で率先してやっているようでした。青木君も一緒に荷物運んでいたのは、青木君も遅刻したからなのか定かでは有りません(笑) 選手達は、クラブハウスで食事をしてインターバルを取ってから、夕方から再び練習という事でしたので、私も一度清水トレセンを出て食事に行きました。


 夕方再び、清水トレセンへ足を運びました。16時くらいに行ったら、既に選手達が出てきていてアップを始めていました。
 少しアップを行ってから、フィールド全体に選手が散って何事か、始めます。なんか3選手でチームを組んでミドルパスの競争を行いました。チーム分けは全体に広がっていたので良く解らないのですが、手前からボールを蹴って、中央の選手が受けて、反対側の選手へボールを送り、またボールを返す。各ポジションにはコーンが置いてあってかならずそこを回ってボールを蹴るという形で、3往復したら、全員座って終わったという事を表現する。
 このアップゲームでは、各選手のミドルパスの正確さがよく現れていて見ていて楽しかったです。ユタはここでもおおきな声出して騒いでいました。負けたチームには腕立て10回というバツゲームが待っていました。一度、ユタのチーム先に終わってるのに、他のチームの終わりを気にしていて座らずに立っていたら、全部のチームが終わっても座っていないと指摘されて、やら無くてもいい腕立てやっていました(笑) そうそう初日には、練習の最後の方で皆が疲れている時に、ユタから「あと、もうちょっとだから頑張ろう」って声が出て、周りの選手から「おまえが言うな〜」tって言葉が出ていたそうです(苦笑)久々に同世代の選手と集まって気分良くやれてる証拠なんでしょうね〜。

 ゲームを兼ねたアップが終わると、各選手が3種類のビブスを着て3つに別れます。午前分かれたチームとはまた違うチーム分けのようでした。1つのフィールドを3ヶ所に散って各グループに監督又はコーチがついて、戦術確認やらパス練習などを行います。下記のAコースが見学席の前で行っていたから、それは何を行っていたか解ったのですが、離れた位置でやっていたのは何をやっていたか解らなかったです。

Aコース:コーチの元で、小さく3-6-1の布陣を作って、手でボールを持ってコーチからコーチへパスを出した時に
その布陣でプレスをかけるタイミング・位置を覚えさせる練習。手でボールを繋いで行くコーチに選手が動いて
ポジションを取っていました。
Bコース:離れた位置で良く解らず、3-6-1でフォーメーションと戦術の確認。
Cコース:パスの練習、スクリーンになってからボールを受けてからの動きの練習。

 これを行ってる間に、夜の帳が下りてきて、まわりは少しづつ暗くなって行きます。飛行機雲が綺麗だな〜って思っていたのに、とっぷり日が暮れてきてだんだん寒くなって行きました。


 この後、グランドでフォーメーション練習を兼ねた紅白戦が行われました。試合中は、各所で試合を止めて監督・コーチからポジションの修正が入る形になります。先ほどのチームで、2チームが対戦し、残った1チームは、右に有るゴールの所でサイドからのボールを受けてからのドリブルシュートというのを行っていました。基本布陣が、3−6−1で両チームとも同じことやるためか、ポジションがぶつかって各所で激しく当たっていました。目立ったのが声出しで、1年前に見たジャパンユース2000のパラグアイ戦の時とは、各選手の意識が違うな〜って思いました。布陣やチーム分け・得点とかはメモっていないので解りませんが、積極的な姿勢が目につきました。ユタはゲーム後にコーチを捕まえて、動き方について身振り手振りで説明を求めていて、なんかやる気がすっごく感じられました。途中で少し4バックにしたりとフォーメーションを代えたりして、各チーム2試合づつ、20分×3くらい行ってこのゲームは終了しました。

 グラウンドをランニングして、監督からみんなボール1個持て〜と声がかかります。山根君@ホペイロと聡太が目の前でボールの奪い合いをして聡太がボールを奪って行き、各選手が両ゴール前に別れていきます?何をやるんだろうと思うと、Fマリで昨年から何度もやっているクロスバー当てゲームでお開きにするようでした。逆側ゴールは見学先から離れているので見れ無かったのですが、目の前のゴールでは、なんと最初から3人続けてGK3人が当てて抜けて行きます。少しづつ選手が抜けて行き、めいめいストッレッチを行っています。中々当てられない人もいて、8人位ニなった所で、1つのゴールの所に集まります。
 先に終わった選手は、もうかなり周りは真っ暗で寒かったこともあって、先に上がれ〜の指示で、クラブハウスへ引き上げて行きます。結局最後まで当てられなかった選手は、聡太と3.4名の選手でその選手は荷物持ちで運びを行っていきました。
 選手達は、寒い中ファンサービスを少しやって(スタッフの人が止めてと言っているのに止めるのはファンとして失格だと感じましたが…)クラブハウスへ引き上げて行き、シャワーを浴びてからバスで宿舎へ戻っていきました。引き上げる時に、ユタが少し足を引きづり気味なのが目に付いて、大丈夫かな〜っと心配になりました。バスに乗る時も、冷やしてラップしているような感じにも見えました。

 選手バスが出ていき、照明が落ちた清水トレセンは、周りに民家も無くてまったく真っ暗で歩いて帰るのが怖かったです。そんな感じで土曜の見学は終了しました。


 最初は、1日見たら日帰りで帰ろうと思っていたのですが、翌日の日曜は紅白戦をやりますと聞いて、急遽清水に1泊して翌日も練習見学をすることにしました。この日からけっこう密度の濃い練習だったので、翌日の練習も楽しみになりました。清水駅前で宿泊場所も見つかって(選手も近くに泊まっていましたが、別のホテルでした)ゆっくり英気を養って翌日に備えました。実際スーパーサッカーを睡魔に負けて見る事が出来ませんでした。U20の選手出ていたらしいのに、残念…。

2001-02-18
 
 翌日の日曜日、宿舎をチェックアウトして清水トレセンへ向かいました。9時位からと聞いていたので、それより前にと移動してついた時には、報道陣がテレビカメラも含めて結構人数が来ていました。選手達はまだ来ていなくて、ほどなく選手バスが入ってきました。

 選手の表情は、この日も明るかったです。選手達は移動時は灰色の代表スウェットで来て、クラブハウスで着替えて、代表ジャージで出て来ます。代表ジャージはFマリノスのと同じアディダスですから、チームのとどうも混同してしいがちになります(苦笑)。選手はU20代表活動中はスパイクも自分のではなくアディダスのを履かないといけないから、スパイクで選手を見分けることが出来なくて、少しだけ困ります(あ、フル代表はスパイクは自分ので良いです。U23代表以下はオフィシャルスポンサーのになります)

 選手達がピッチに出てきて、まずはアップを行います。コーチが考えて楽しみながら筋肉をほぐしていくメニューをやっていきます。各自1個ずつボールを持って自分の周りでドリブルして、コーチの合図でドリブルしていたボール以外のボールの上に座るというのは、ボールを探す選手が2.3人いて楽しそうでした。一番座るのが遅い選手は、やはり腕立て10回やっていました。そんな感じでアップを行ってから、昨日とは違うチームで3つに選手を分けて、グループごとに違う練習を行います。

分け方は、

赤ビブス:ユタ、寿人、飯尾、啓太、カズ、大悟、ネモ、ヒラジ、那須、青木
黄ビブス:清野、山瀬、千島、駒野、ナオ、シゲ、コモ、今野、ハネ、井川
ビブスなし:遼一、大久保、松橋、モツ、俊太、ハユ、児玉、聡太、昇平
GK連:藤さん、川島、ガンガン、黒河
それぞれのチームで、
A:トリカゴー鬼の中が3名で外が6名。1名が一緒に中に入ってボールを取られないように回します。
B:戦術確認ー昨日やった小さい布陣でのボール回しを確認
C:戦術確認ープレスのかけ方を確認?(良く解らなかった)

 ここで、1チームに一人足りないのが気がつきました。昨日はいた、中山君@ガンバがいません。なんか怪我をしたらしく別メニューになった様です。それぞれ3セットずつ確認練習を行いました。その後、ピッチの入り口付近に作っていたコーンの意味が解りました。なんかフィジカルの測定をするらしく、コーンの置いた位置では背筋力の測定。そしてメインスタンド前の方では、50メートルか?30メートルか?の測定を行いました。

 背筋力の測定では大きなメディシンボールを、前から背中ごしに後ろに放り投げて投げて、飛んだ距離を測るというもので、測定する前に2人一組で練習を少し行って投げました。練習を見てると面白くて、あさっての方向行ったり、全然飛ばなかったりしていました。測定と言っても、実際は50センチ間隔でコーンを置いて有る所で数値を測って行くもので、2回づつなげて距離を測定していました。こんで最高血を出したのが二人いました。一人は誰か解らなかったのですが、もう一人はユタでした。投げる前に、「最高いくつ?」とか聞きながら狙って投げて、見事同じ数字を出しました。ここでも怪物ぶりを発揮って感じでした。50メートル走?のは良く分からなかったですが、松橋、ネモ、ナオあたりは早かったように見えました。


 ここまでやって、ようやく紅白戦をやるようでした。時間は、10時30分少し前だったでしょうか…各試合のメンバーと布陣は以下のようでした。

○第1試合 黄ビブス 対 赤ビブス

清野

山瀬   千島

駒野  シゲ コモ  ナオ

今野  ハネ  井川

黒河

ユタ

寿人   飯尾

ネモ  カズ 啓太  大悟

青木  那須  ヒラジ

がんがん

 主審と副審は、試合しないチームの選手が持ちまわりでやる形で、この試合の笛を吹いたのが、大久保でした、15分づつ交代して、聡太、俊太と主審を行いました。副審は、モツ〜児玉〜昇平、ハユ〜松橋〜遼一って感じでやっていました。
 第一試合は、黄ビブチームが攻勢で右サイドのナオが切れまくるドリブルで相手を押し込んで、赤ビブチームの左ウイングのネモが全然上がってこないから、4バックと見間違えたほどでした。開始5分にドリブルでシゲ(茂原)がペナルティエリアへ突進。那須が対応したんですが、足を引っ掛けてしまいPKを得ます。主審の大久保が毅然とした態度で笛吹いていました。あ、そうそう開始前に主審・副審のみんなでエリア中央でカードを出し合う姿は面白かったです。中々選手は審判をやることはないですからね〜。そのPKですが、倒されたシゲがそのまま蹴って、確実に決めて黄ビブチームが先制。
 赤ビブチームは、青木が慣れない3バックの一角という事も有ったし、両ウイングが、ナオ・駒野のアジアユースレギュラーの二人ということもあって、なかなか攻められないようでした。ユタもなかなかポストに綺麗に入ることが出来なくて、ボールが繋がらない印象でした。ただし声はよく出ていて、啓太のコーチングは良く聞こえていました。大悟・大悟と叫ぶ声が多かったような…。
 黄ビブチームが優勢だったのですが、時間とともにナオの運動量が落ちてきて対面のネモが反撃に出ます。スプリント能力を生かして抜きにかかりますが、そこはハユも解ってるから、最後までくっついていきボールをコーナーへ蹴り出したりDF力を見せます。でも次に点を入れたのは、そのネモでした。
 右からのカズのクロスが、左から開いたタスペースを走り込んでいたネモの所へ、フリーで受けて胸トラップから左足一閃すると、ボールは良いコースを辿りゴールに突き刺さり同点になります。時間は42分くらいでした。これで終わるかな〜と思いましたが、黄ビブキックオフで再開された試合。左サイド中央でボールを突っかけながら山瀬が目の冷めるようなミドルシュートをゴール隅に決めて、結局黄ビブチームが2対1で勝ちました。

 試合は、何分でやるんだろう??って思って見ていたのですが、45分間きっちりやりました。チームが3チーム有りますから、45分間×3の試合になりました。2試合目にやるチームは、45分戦ったチームと休んでいたチームの闘いになるので、どうかな〜って思っていましたが、コンディションがいいチームが攻勢でした。


○第2試合 ビブスなし 対 黄ビブス

 ユタ

大久保   遼一

モツ  俊太 ハユ  松橋

児玉  聡太  昇平

藤さん

清野

山瀬   千島

駒野  シゲ コモ  ナオ

今野  ハネ  井川

川島

 第二試合の主審は、那須とか寿人がやっていたかと思いますが良く覚えていません。ビブなしチームは、一人少ない関係からユタがスタメンで最初から出ました(途中で大悟に交代しました)。怪我も有るし、ちょっと動きには精彩は欠いていましたが…。

 この試合も試合開始早々から点が動きました。大久保の良い動きからGKと1対1になって、ゴールキーパーの上を抜くシュートでビブなしチームが先制します。やはり45分試合したチームと休んでいたチームは違います。特にビブなしチームは、年齢的に1歳若いメンバーが多く構成され、市船トリオ、国見コンビもいたりして声も良く出ていました。松橋のスピードを生かすようなパスを大久保が供給したりしてコンビが合うところを見せてくれました。
 ユタはこの試合は疲れていた印象でした。15分で大悟と交代して、ビブなしチームの布陣は遼一をトップに上げて、松橋を大久保と並べてシャドウにし、ハユを右ウイングにして、大悟をボランチで起用して試合再開します。大悟は右ウイングいたときより、生き生きとボールに触っていた感じでした。(30分に大悟は青木に交代します)両サイドのいい位置へボールを配給していました。ビブなしチームが良い流れを作って、国見コンビで2点目を挙げます。右サイドにいい位置でフリーになった大久保。ゴール前に走ってくる松橋へドンピシャのセンタリングを送り、綺麗なゴールが松橋の足から生まれました。ハユは淡々とプレイしていた感じでした。右サイドをやってもそんなにスピードを持っているタイプではないので、ポジショニングで勝負している感じでした。

 黄ビブチームは、ボランチのコモ(小森田)が頑張ってボールを奪って配給するのですが中々トップでポストになれなくてボールが繋がらない印象でした。監督から、黄色チーム負けてるんだぞ〜って檄が飛びます。30分に3−6−1から4−5−1に監督の指示で布陣を変更していきます。今野と駒野の位置をよく覚えていないのですが、こんなかんじでした。

遼一

大久保  松橋

モツ 俊太 大悟(青木) ハユ

児玉  聡太  昇平

藤さん

清野
千島    ナオ
山瀬

シゲ    コモ

今野? ハネ 井川 駒野?

川島

15分位から(ユタ→大悟)
30分くらいから(大悟→青木)
30分位から

 42分に黄ビブチームのほうに点が生まれます。右ウイングからトップ下に上がったナオから山瀬へ綺麗なスルーパスが通って、山瀬が確実に決めて1点を返しました。試合はそのまま終了。2対1で青ビブチームが勝ちました。


○第3試合 赤ビブス 対 ビブ無し

ユタ
飯尾   寿人
大悟

カズ   啓太

ネモ 青木 那須 ヒラジ

黒河

遼一

大久保 千島

モツ  俊太 ハユ  松橋

児玉  聡太  昇平

がんがん

 3試合目ですが、赤ビブチームは、最初から4−5−1の布陣を取ってきました。(様に見えましたが、3−6−1かもしれません)ユタが3試合連続になるのですが、入ります。大悟が慣れたトップを動かす位置に置いて攻撃を操ります。ビブなしチームは、3−6−1の布陣で一人少ない所は千島が2シャドウの位置に入りました。千島も3試合とも出る形になりますが途中でコモ、今野と交代していました。

 試合は、最初は勢いがあって、ビブ無しチームが先制。大久保から松橋という国見ホットラインが繋がって点が生まれます(この時は逆サイドで見ていたので良く解らず)。反撃と行きたんですが、どうも両チームともだんだん声が出なくなりゲーム全体がだらけた印象になってきます。各選手ともキャンプからの移動で今シーズン初の90分ゲームということもあったかと思いますが、疲れで動けなくなってくる感じでした。特にユタは、更にトラップが大きくなったりして。この試合は、結構散々な出来でした。

 ビブなしチームは、30分頃にコモと今野が交代する時に4−6−1に布陣を変更して、少し声とかが出るようになりました。

ユタ
飯尾   寿人
大悟

カズ   啓太

ネモ 青木 那須 ヒラジ

黒河

遼一
大久保   松橋
モツ

俊太   ハユ

児玉 昇平 聡太 今野

がんがん

 布陣を変更したビブ無しチームは、モツがトップ下に入り、青木が本来のポジションで有るボランチに戻ってきて、少し盛り返していきます。監督からの激もしきりに飛びますが、一時的に声が出て盛り上がるのですが、やはり疲れからかどうしてもボールの繋ぎが今一つになってしまいます。
 43分に赤ビブチームのユタが、なんでもない昇平のパスミスを拾って(というか昇平がユタにパスをしてしまって)GKの正面へ独走、1対1を難なく決めて。試合は、1対1で終了しました。疲れていても確実なチャンスをきっちり決める当たりはユタはさすがと思いました。

 この試合の主審は、シゲとかがやっていました。手前の副審にハネがいたのですが、なんかずっと試合中暇そうにして、ストレッチなどをして試合を見ていない印象でした。あまりやりたくなかったんでしょうね。疲れているだろうし、主審が交代する時に、自分も交代だと思ったらしく笑顔になりかけましたが、交代の選手が来なくて、不満顔。そこで近くで試合を見ていた、布先制@市船監督@今回は球拾いから、「試合の貢献度の少ない奴は、最後までやれ」と笑いながら言われ、しぶしぶ副審を続けました。でも少しするとナオが交代に来て、選手の数が少ないから半分づつねと言われようやく納得のハネ。笑顔でフラッグを手渡して戻って行かれました(笑)


 紅白戦全体を振りかえると、1トップ2シャドウの戦術がかなり浸透して来ている印象を受けました。今回初めて召集を受けた選手もいましたが、土日と見ているうちに吸収力の高さを感じましたし、サイドからの攻めの意識というのが良く出ていたと思います。数名の選手の感想を書いておくと、
 コモ(小森田)は茶髪にさらさらヘアというのは国見での坊主頭を覚えてる身にとっては驚きましたが、プレイもボランチの位置で体格を活かしたカット、配給ともいいところを見せていました。
 啓太は、声は良く出ていたのですが動きの量が今一つという印象が否めなかったです。ボランチが多く選ばれた今回の合宿では厳しいかなという印象でした。
 寿人は、さすがというスピードを生かしてフリースペースに走りこむ動きが目立ちました。あの感性は天性のものでしょうが、ゴールは無かったですが変わらぬ実力を見せつけてくれました。
 遼一は、トップに入った時は確実なポストを行って、トップ下で起用された時も、吸い付くような細かいステップのドリブルは健在で、一度ステップでGKまで抜いて行くシーンも有りました。調子は良かったです。


 紅白戦が終わると、全員でランニング。ストレッチを行って再びランニングを行いこの日の練習は終了しました。最後はめいめいでストレッチを行って、各自で筋肉をほぐしてクラブハウスへあがっていきました。上がってくる際に新聞記者とかマスコミに捕まっていた選手は、ユタ・青木・ハユ・山瀬・モツ・寿人・大久保などなどでいろんな質問に答えていました。ファンサービスも来ていたファンに行っていました。時間は、14時近くになっていました。

 この日の練習は、これで終了して、選手達は食事をして宿舎に帰るという事でしたので、私も清水トレセンを後にしました。


 2日間の練習見学でしたが、密度が濃い練習を見るとこが出来て楽しかったです。今年のワールドユース、そしてその先の未来へ向けてこの選手達が今後の日本のサッカーを作って行くんだと考えると、ワクワクしてきます。そんば事を考えながら帰宅の途につきました。

 
 

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