より快適にゲームを遊ぶための周辺機器達

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MICROSOFT SIDEWINDER Force Feedback Wheel
 
 マイクロソフト サイドワインダー フォースフィードバックホイール(以降FFBWHEEL)は、その名の示すとおりフォースフィードバックする事が最大の売りのステアリング型コントローラーです。 

 フォースフィードバックに関してはもうご存じかと思いますが、要はゲームの場面に対応したキックバックをステアリングから感じることが出来ます。勿論対応ゲームじゃないとダメですし、ゲーム毎に対応のさせ方が違うんですが、例えば砂利道を走っているときは常にガタガタ振動する。雪道やアイスバーンなどではほとんど抵抗無くステアリングがまわる。 溝に落ちるとステアリングをとられる。 等々など・・・。とにかく、驚くほど良く動きます。 ゲームによっては対応の仕方がショボイものもありますが、はっきりいってあるとないとでは全然違います。 もしステアリング型コントローラーを持っていなくて、これから買おうかと思っている人にはお奨めして問題ないと思います。

 勿論、対応していないゲームでも、モーターによってバネをエミュレーションしてくれるので問題なく遊ぶことが出来ます。 まぁ、ちょっと違和感があるかもしれませんが、恐らく慣れます。 ただし、DOSゲーは間違いなく全滅でしょう。リアルモードのDOSでは動きません。 ただし、DOSプロンプトであればいけるはずです。

 その他の特徴としては、
・ステアリング部はデジタルのためキャリブレーションし直したりする手間は無い。
・プロファイルによってアクセル、ブレーキを同軸処理と別軸処理で切り替えられる。
・ボタンが8個もついていて、プロファイリングによって色々ボタンを登録できる。

 等でしょうか

 さて、値段的には25000円前後とちょっと高いこのコントローラーですが、一応「カートプレシジョンレーシング」と「モンスタートラックマッドネス2」ってソフトが付属しています。一応店頭で買うとどちらも7000円近くすると思うんで、この二つのソフトが欲しくて欲しくてしょうがない人にとっては結構お買い得かもしれません。

 では、現時点で私が遊んでみた対応ゲームの簡単な感想など書いてみようと思います。
 

1.「CART Precision Racing」
    FFBWHEELに付属しているゲームの一つです。いわゆるカートを題材にしたレースシム。FFBの対応ですが、驚くほどたくさんは無い感じ。グリップを失ってもほとんどハンドルに変化は感じられませんでした。顕著に感じるのはタイヤロックや、クラッシュ、コースアウト等。もしかしたらオーバルに関してはストレートよりコーナーを曲がっているときの方が若干ステアリングが重くなっているような気がします。もしかしたら気のせいかも・・・。まぁ、おまけで付いてきたゲームですし、私としては結構良い感じに遊べそうです。

2.「Colin McRae Rally」
   ラリーを題材にしたゲームです。たぶんシムと言うよりゲーム寄りだと思うんですが、これは素晴らしいゲームだと思います。単純にゲームとしても楽しいですが、FFBWHEELを使うと楽しさ倍増、いや数倍だと思います。とにかく多彩。舗装路面、砂利道、泥道、雪道などのグリップの違いをハンドルから感じることが出来るし、車がはねたときの着地の振動、当然クラッシュ時の振動など実に良くできていると思います。FFBWHEELベストマッチゲーと言った感じでしょうか。。

3.「F1RS」
   UbiソフトのF1RSです。これもパッチを当てるとFFBWHEEL対応になったはずです。ただすFFBWHEELで遊ぶにはC:\WINDOWS\UbiSoftにあるubi.iniの内容を
FFDevTypePlayer0=WHEEL
FFDevTypePlayer1=WHEEL
 と変更しないと快適には動かないようです。
 FFBの対応度としてはまぁまぁで、クラッシュ時の振動は勿論、タイヤが壊れたりウィングが壊れたりするとそれに対応してステアリングが振動したり軽くなったりするようです。当然、縁石に乗ったりしたときも振動します。後はシフトチェンジ時とか。 ただ、グリップ感と言うのはあまり感じられません。 まぁ、これだけでもあるとないとでは全然違いますが・・・。

4.「Need For Speed III Demo」
   いわゆる体験版なので製品版と違う可能性は十分ありますが、結構楽しいです。FFBは常にエンジンの振動を感じながら走ることが出来、当然路面状態によって振動が激しくなったりします。 また、グリップを失うとハンドルの方も「スカッ」と反力が無くなったりと、これぞFFBって感じです。ただ、クラッシュに関する振動はあんまりないようです。
 このゲームはFFBの設定が自分で出来、エンジンの振動や路面のエフェクト等の強さを自分で変える事が出来ます。 また、ボディロールとグリップの二つを選ぶ事が出来、それぞれ違った反力を感じることが出来ます。 どっちがどうとかは今一言葉では表しにくいし、どういう意味があるのか今一わからないんですが・・・。
 ただ、ボディロール側にすると、例えば停止中にステアリングを切ってもハンドルはセンターに戻ってきません。そして、走り始めると徐々にセンターに戻ってきます。実際の車も停止中にセンタリングなんてしませんし、この辺は感動ものです。これこそバネには出来ない芸当ですね。
 しかし、このゲームきれいです。いわゆるCGと言うより写真的な美しさです。車のダッシュボードもしっかりあるし、その中のメーターまでちゃんと連動して動いている(確かVoodoo2でも8MBだとダッシュボード表示しないと言う話を聞いたことがありますが、買う人は要確認ですね。)ちょっと欲しくなった一品です。 ただ、FFBWHEELが無かったら欲しいと思わないと思いますが・・・。
 
5.「Viper Racing Demo」
   これも体験版なので製品版と違う可能性は十分あります。 沢山の素晴らしいシムを作り出しているシエラのゲームのようです。体験版だと、FFBの感覚は驚くほど無いように感じます。普通に走っていても突然ハンドルがスカスカになったり、これで正しいのかなぁ?と思わなくもないです。コースアウトしたときの路面の振動も控えめ。全体的にちょっと寂しい感はあります。
 ただ、このゲーム、車が派手に壊れて楽しいです。ボンネットボコボコになったり、タイヤが八の字になったり、とにかく多彩な壊れ方をするので、それが楽しくてわざと事故って遊んでます。 挙動の方も、ゲーム的なアーケードから、あまりのパワーにスタートすらままならないシミュレーションと、切り替えられるので、ゲームしたい人にもシムをしたい人にもOKな出来なんじゃないでしょうか。
 これまたダッシュボードの中のメーターが綺麗です。これも高解像度で遊びたくなるゲーム。マジでSLIにしたくなりました。 これも欲しくなった一品です。

6.「Test Drive 5 Demo」
   これまた体験版です。製品版と違う可能性は十分あります。 これは上二つに比べると完璧なゲーム寄りです。気軽に遊ぶにはいいかもしれませんが、私にはちょっと・・・。FFBの対応もかなり控えめで、走っている最中は常に振動がありますが、これはどうもエンジンの振動のようで、路面の状況に応じた変化はなさそう。スタート時はレンガ調の路面で、その後普通の舗装になるんですが、特に違いはなし。グリップを失ってもほとんど違いは感じません。 また、停止した状態でもしっかりセンタリングします。 結局、エンジンの振動とぶつかったときの振動がメインで、それ以外は今一。上二つと違ってこれはダッシュボードも表示されないし、個人的には買いではないです。
 

 総評

 間違いなく楽しいです。あるとないとでは楽しさ全然違うと思います。財布さえ許せば今すぐ買うことをお奨めしたいです。まぁ、今後ロジテック、スラストマスターからも同様のハンドルが出るはずなので、待てる人はそれを待っても良いかもしれませんが。 ただ、構造上、耐久性がどうなのか結構心配です。その辺考えると、これは天下のマイクロソフト製ですから、1年の保証もあるし、比較的安心です。 とりあえずガンガンやって、壊れるなら保証のあるうちに壊れて。って感じです。

 そうそう、このFFBWHEELは、相当な反力があるため、かなりしっかりと固定しなければまともに遊ぶことは出来ないでしょう。確実に取り付けるには、厚さ1.6〜3.5cm、奥行き11cm程のスペースが必要です。(これは取り付け器具に必要な寸法で、机の上はもっと広いスペースが必要)これだと、引き出しのある机などを使っている人はまず無理なんじゃないでしょうか。 そういう私も学習机でして、そのままでは取り付け不能だったんですが、机の上に合板をひくことで解決しました。 机より若干大きめの板を買い、手前にFFBWHEELを十分取り付けられるだけのスペースが出来るように机の上にひき、その上にパソコンやらモニタやらを置きました。 こうすることによって、パソコンやモニタがおもりの役目を果たし、特に万力等で板を固定しなくても十分です。 
 とりあえず私の机の画像をUPしておきます。 画像いじったり、コンテンツ作るの面倒なんで、滅茶苦茶いいかげんな画像ファイルがあるだけです。それで良かったらこちらに行ってみて下さい。
 

 以上、買って3日後のFFBWHEEL感想でした。何かFFBWHEELに関して質問等ありましたら、メール頂ければ分かる範囲でお答えしようと思っています。 メールはこちらまで。

記  1998年12月15日


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