光洋パラダイス(KOYO PARADISE)は不定期に更新する育児日記です(日付順)

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2004年11月23日(火) ハウルの動く城

宮崎駿ワールドに圧倒され感動した。わけもなく涙がポロポロ出てきた。物語の出だしは静かでゆっくりと進んで行く。ソフィーの境遇をそれで推察させようとしている。古いヨーロッパの街並みが見事に再現されている背景の描き込みは、これまでの宮崎作品の中でも最高にちがいない。かといって魔女の宅急便やラピュタの世界とどこがちがうのかと聞かれても、精密さのちがいだけしかわからない。つまりこのアニメでこれほどの精巧さを要求するところではないように思う。千尋のときのCGの使い方といい、宮崎アニメはなんか違う方向に向かっているような気がする。

ストーリー展開は、別途原作があるせいか、ずいぶんと端折っている気がした。ハリーポッターの本を読まずに映画を見た人の気分はきっとこんなだろう。そのなかに宮崎駿のメッセージを練り込もうとしているが、これは本質的な宮崎アニメではないと感じた。

ソフィーは自分を美人ではないと思っているし、長女だから親の仕事を継いでいるけど、自分のやりたいことが分からないと思っている。そういう娘が魔法で老婆になって自分自身を見つける旅に出るのだ。シチュエーションとしては千と千尋と同じやんか。

相手は魔法界でも高名な美男子ハウル。千尋を救うハクと同じだ。千尋の世界観をヨーロッパに置き換えるとこうなるというのがハウルだ。でも千尋ではこんなに涙しなかった。それはソフィーが大人だからだろうか。千尋は小学生、ソフィーは18歳。そういうことだろう。18歳でも90歳の容姿。90歳と18歳の思考が入り混じってごちゃまぜに現れるのにちょっと違和感。

ソフィーに花畑をプレゼントするハウル。なぜか泣けた。愛する人に自分の大切なものをあげたい気持ち。そしてそれを受け取って喜ぶ姿をみたとき。ハウルに感情移入したのだろうか。それともソフィーの気持ちに同化したのだろうか。なんでこんなシーンで泣けるんだろう。

ママは途中で寝てしまったらしい。千尋のときも寝たという。どうもママは宮崎アニメは苦手のようだ。

子供たちは大満足。家に帰るとさっそくマルクルのまねをして「わしは魚はきらいじゃ」と言って大笑い。

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2004年11月24日(水) ママ、ぎっくり腰

今朝、めずらしく晃志がパパを起こしにきた。

「ママが大変やねん」

「?」と思って階上に上がると、ママが布団の上にへたり込んでうーんうーんと唸っている。着替えを取ろうと思って押し入れに手を伸ばしたら、急に腰が痛くなって動けなくなったという。ぎっくり腰だ。

まったく動けなくて、声も出せなかったが、ようやく晃志を起こして、パパに伝えてもらったということらしい。ぎっくり腰はとにかくじっとして横になっているしかない。無理に動こうとするママを制して、慌てて子供たちの朝食の用意をした。なんとか自分の出勤時間ギリギリに間に合った。当然洗濯は無理だったが、ママには無理せずじっと静養しておくようにと言い残して出勤した。

ママは朝から小学校のPTAコーラス部の打ち合わせがあったが、キャンセル。午後からは個人面談もあったがキャンセル。晃志はママが「びっくり腰」になったと担任に伝えたそうだ。

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