還元 | 酸素の供給を断つことにより、土の中の酸素が消費され、焼きもの本体が変化する。 「焼きしめ」と呼ばれるものがこれ。 酸化と還元の併用が、志野、青磁、白磁など。 |
炭化 焼成 |
松の木を燃やすと、その灰が1250°で溶け、焼き物に付着して景色を作る。灰釉。 プロパンガス窯などでは、その代替として、木炭、籾殻などを入れて、その灰を反応させる。 木炭は燃えやすいバーベキュー用がよいとか(本当か?)。 酸素不足の状態で高温にして焼きのもに灰をつける焼き方。 備前、信楽、丹波など。 |
さとり | 1230°にしてから維持する、「練らす」「引っぱり」が重要である。 穴窯で半日以上、ガス窯で20〜30分、電気窯で30分位。 |
時刻 | 温度 | 経過 |
今回は素焼をしていないので、素焼をしながら、本焼する。 (結果として、ここに無理があった) ガス窯の中に、3段重ねのサヤを入れ、中に焼きものをいれ、 その回りに木炭を入れ、 少し隙間をあけてサヤの蓋を閉める。 焼成のグラフを作る。 |
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1250° | 設定温度。 | |
10:00 | 14° | 点火 |
10:07 | 32° | 急激に上がらないようガスを調節。 始めゆっくりは、土の中に含まれている水分を抜くため。 「細胞水」は300°にならないと抜けない。 |
10:15 | 48° | ガスゆるめる。 |
10:19 10:28 | 70° 90° |
少し速い。 |
10:55 | 170° | 目標55分で200° ガスゆるめる。 |
11:00 11:03 11:06 | 195° 232° 250° |
目標60分で240° 遅い。 いつもは、ここまで、上がり過ぎないよう抑えるのが大変。 |
11:08 11:15 | 260° 333° |
ガス ゆるめる。目標75分で350° 空気の量は変えられないので、ガスの供給量で温度調節。 バーナーの音が大きくなる。 |
11:17 | 350° | 上がりが遅い。ガスゆるめる。急激に温度があがったので、しぼる。 しぼり過ぎで温度が下がり始めたので、ゆるめる。 目標90分で450°に向けて調節を繰返す |
11:35 12:00 12:15 | 535° 730° 887° |
目標95分で535°に合う。 |
12:18 | 900° | 還元に入る 煙突の口を直方体の石3個で4分の3ふさぐ。ガスしぼる。 |
12:21 12:22 '30" | 901° 910° 915° |
897°に下がる。炭の不完全燃焼の臭い。だんだん薄くなる。 ガスをゆるめたり、しぼったり調節する。 温度が上がらないので少し心配するが、上がり始めたので、昼食にする。 バーナーの音、大。 |
12:57 13:12 13:16 13:20 | 1036° 1107° 1104° 1129° |
酸素の供給が十分でないので、ガスの調節がむずかしい。 しぼったり、ゆるめたりする。 燃焼量が 多くても温度 下がる ←酸欠 少なくても 下がる ←火力不足 1100°から思ったように上がらないので、中還元にする (土の酸素の抜け方が不十分になる) |
13:24 13:28 | 1133° 1139° 1137° 1134° 1140° |
煙突から赤い炎が噴出したが、すぐまた、見えない熱気になる。 3秒で1度上昇のよいグラフになる。 ガス強くする。強すぎて温度下がる。 |
13:30 13:36 13:40 | 1152° 1162° 1171° |
3時間30分経過 |
13:53 13:54 15:56 14:00 | 1179° 1184° 1200° 1219° |
温度が上がらないので、煙突の蓋のブロックを一つはずす。 ガス強くする |
14:03 | 1230° 1215° 1210° 1207° |
蓋また乗せて3個にする ガス →強→弱 また蓋一つはずし、ガス強くする。 |
14:10 14:14 14:15 14:16 | 1231° 1245° 1248° 1249° |
温度が動かないのでガス強くする |
14:17 17'30" 18'30" 14:19 14:25 | 1250° 1249° 1247° 1246° 1247° |
ピーッとお知らせ音が鳴る。ガス弱める。 ガス 強⇔弱 温度 上下 蓋をのせ3個にする |
14:30 '30" | 1243° |
ガス 止める 経過時間 4時間30分30秒 煙突のブロック取り、蓋をぴったりする。煙突の中が赤く映えていた。 LPG量る。3.3 kg 使用。 |
16:50 20:30 21:55 | 650° 380° 140° |
煙突の蓋はずす 窯出し サヤの中の炭が沢山残り、中で焼きものが割れていた。 残念でした…乞うご期待! |