酸化炎 焼成 |
酸化炎焼成とは、酸素を供給し、900°〜1230°の間に起こる釉の変化で景色を造る焼きかた。 益子焼など。 造形→素焼→釉薬→乾燥→本焼 |
素焼 | 普通、天日干したものを 200°まで上げ、火を切って一晩寝かせている。 素焼は、700°までの温度で焼く。それ以上の温度になると土が締まるので、釉薬が染みなくなる。 (本焼の後彩色するのには、上絵の具を用いる。) |
釉薬 | 金属である。 900°で溶け始める。 温度調節に長石を混ぜる。融点が下がるので、 混ぜる量で、1230°用、1240°用、などを作る。 |
格言 | 「色は、総熱量で決定する。」 一定の温度と時間を保たなければならない。 |
時刻 | 温度 | 経過 |
13° | 常温の窯の中の温度 ガスの焔の噴出す正面に、くの字型の壁を置き、焔を散らすようにする。 10cmほどの柱を立て、板を置き、もう一段、空の段を作り、その上の段から 焼くものを入れ、積み重ねる。 温度計を窯の後ろから差し込む。 煙突の付いた窯の蓋を閉める |
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センサーの設定温度(目標温度) 1230℃ 時間と温度の基準のグラフを書き、実際の数値を書き入れながら、火力を調節する。 |
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8:00 | 点火 | |
8:30 | 173° | |
9:00 | 300° | |
9:50 | 780° | ガスバーナーの音がだんだん大きくなる |
10:10 | 1024° | |
10:30 | 1189° | |
10:40 | 1236° | ピーッとお知らせ音が鳴り続ける。 ガスを少ししぼる。1225°から、ガス栓をゆるめ、火力を復活させる。 |
10:45 | 1231° | 1230°を保つように、ガス量で火力調節を続ける。ここが、がまんのしどころ 「引っ張り」というらしい。 |
10:55 | ガスを止める。 煙突の口に蓋をする。急激に冷えないよう温度調節のため。 LPGボンベを体重計に載せて、使用量、残量を調べる。3kg使用。 |
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翌朝 | 窯出し |