あるじの部屋

心に染み入る冬の蝉

〜第6号(98.11.11)〜


筆者:蝉と 宮島のゴマちゃん♪

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広島の山並みが、あざやかに色づいて来ました。

夏が終わると稲刈りが始まり、稲刈りが終わると紅葉が始まり冬を迎える準備をする−−−
1年半前に広島に帰ってきて、季節の移り変わりを実感する事が多くなりました。
これは四季のある国”日本”にとって、とても自然なことですね。

 

そもそも、経済も “売る人” “買う人”の自然なバランスを基に出来ているはずでした。

売る人が、ある物を100円で売りたくても、買う人が50円でしか買わなければ、値段を下げざるを得ません。

それが、使う目的も無いのに “投機” という目的のために、100円の価値しかない物が何倍もの金額で売り買いされ始めると、自然なバランスが崩れてくるのです。日本のバブルもそうであるし、アメリカのヘッジファンドもそうだったのでしょう。

その上、経済においても潤滑油となる銀行までが、投機に荷担している訳ですから、現在の日本の経済状態は当然の事といえるのではないでしょうか。

最近の為替や株の極端な変動が、経済に大いなる危機を招いています。
結局、自然の営みに反する行為には、いつか罰則が下る−−−ということでしょうか。

 

今、広島の山並みのいたる所に、マツクイムシに食われた枯れ松がみられます。
山のほとんどがハゲているところもあります。

それは、マツクイムシのせいではなく、“食う者” “食われる者”に別れた自然の生態系を人間が破壊したからでしょう。

山の自然も、経済も、人が操るものではなく、自然の成り行きのうえで成り立っています。

それを、これ以上無視し続けると、破壊から崩壊への道を辿っていくのではないでしょうか。

 

 

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