あるじの部屋

心に染み入る冬の蝉

〜第2号(97.12.24)〜

筆者近影
筆者:蝉

 企業と銀行の関係は難しいですよね。
企業と企業は多くの場合、顧客←→生産者という関係ですが、銀行と企業は、そう簡単にはいかないようです。

 

先日、政府は早期是正処置の弾力化を発表しましたが、今の景気にどれだけ影響があるのでしょうか?

早期是正処置とは「バブル崩壊の時に出来た不良債権を早く処理して、自己資本比率を高めなさい」−−ということでしたが、現在の銀行はその処置を良いことに、自分の体を肥やしているように見えます。

難しい話になってきました。

話を元に戻しますが、企業と企業・銀行と企業、どちらとも「人と人」のつながりなのではないでしょうか。

銀行の悪口を書くつもりはないのですが、今の銀行の貸し渋りは、空に向かってつばを吐いていることになりはしないでしょうか。

危機的状態にある銀行は別ですけど、そうでない銀行も多いはずです。

 

来年には金融ビックバンがはじまります。結局の所、我々一般庶民の出来ることは、ビックバンに向けて銀行を見る目を養うことぐらいでしょうか。


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