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発売当時の横山氏による製作ポイント

• 股の固定ポーズ用のパーツを使うと足が長すぎるようになるので使用しない。
• 膝パッドの位置が後方過ぎるので前方に配置し接着。また上部が角張りすぎなので削って滑らかなラインにする。
• 筆が入りにくい箇所があるので、塗装は製作しながら行う。
• フィギュアのデキが悪い（注意：S.F.3.D.版Mk2のみ。再販版Mk.2にはもともとMk.1に付属してたの出来の良い物が付属している）
• 肩の付け根出来が悪い。
• 掌の形がよくない。
• 予備燃料タンクはオマケ。装着はユーザーの意志で。
• プラスチックが固い。（注意：旧S.F.3.D.版キットはこのキットから後に出た物はすべて柔らかいプラスチック（俗に言うバージンプラスチック）に変更されている。しかし、残念ながらMak再販版は今のところすべてのキットが固いプラスチックを使用している。）
• クリアバイザーは使用しないか半開き状態で固定したほうが良い。
• パイプスプリングは説明書は参照せずに瞬間接着剤で接着する。

Mk.1のみ

• ヘルメットの角を削って

などがあげられています。

レプリカA.F.S.Mk.IIの製作

　アーチストオリジナルモデルのA.F.S.Mk.IIを借り受けて、レプリカを製作することになりました。詳しくはリンク先を参照してください。

　レプリカA.F.S.Mk.IIの製作

AFS製作の要点

　まずキットについてですが、AFSはシリーズ第１弾として出たせいかノウハウもなかったのでしょう、正直、後のシリーズのものと比べると完成度はいまいちです。特にボディの横幅の厚さは原作の横山氏にして厚すぎると言わせたほどなので要修正でしょう。モデル・グラフィックス誌での私の作例も完全に横山氏からの指示で修正されています。最初、私はボディの改修はしないで、前面を削りこむことで細く見えるようにしようとしましたが、担当者から氏の意向なので幅詰めしてくれとのことでした。ちなみに私の作例でもまだ厚すぎるそうです。

以下に上には書かれていない、私の方で問題があると思われる修正ポイントを箇条書きにしてみました。

• Mk.1、Mk.2共通部
  • エアインテーク開口
  • エアインテーク取付部パーツ後方部開口。
  • エアインテーク下にディティール追加。
  • 胴体、幅詰め
  • 前部腰アーマーの先端が尖りすぎているので、やわらかい曲線にする。
  • 肩部パイピング
  • レーザーアームが楕円なのでプラ版をはさんで真円に。
  • 掌をプラ棒などを用いて作り直す。
  • レーザーバレルにプラペーパーを巻いて段差をつける。
  • レーザーバレル開口
  • 膝パッド、修正
  • 腕の肩やヒジの前後は一部削って開口したり穴を大きくして、機械をアーマーが囲っている様に処理する。（文で指示するのが難しいのでそのうち図示しようかと思います）
  • ヘルメットの微妙なラインの修正
• Mk.1のみ
  • 胸部ライン修正。Mk.Iはサイドに段差があるので別冊の写真などを見ながら修正。下記写真参照。

なお、ここに書いてあるポイントは絶対に必要なわけではありません。レーザーアームなどは楕円でもOKでしょうし、Mk.1のボディラインもキットの物が正式設定と解釈することも可能です。みなさんの解釈次第で参考にしてください。

AFS.MK.I胸部のラインについて

　問題のボディです。なんとも言い様がないんですけど、とりあえず、ワタシが調べたかぎりでは胸の側面は写真の赤いラインのように二段に段差がついています。また、これが左右非対称で、右側は前に向かって下に落ちるようにナナメの段差になっていて、左とはあきらかに違うような気がします（あくまで「気が」）。というのもこれに関してははっきりとした明確な資料がないんです。この下に落ちる段差が見て取れるのはホビージャパン82/5月号と別冊のフォトストーリーの写真のみです。
　また、胸と腹のくびれはMk.1では存在しないのでパテでゆるやかにしてしまいましょう。
　あと、全然胴体とは関係ないですが、フロントアーマーの下の方はトガリ過ぎなので削れとのセンセーの命令です。みなさん忘れないように。