足元の地面がすべて火成岩でできているわけではありません。水がつくる岩石や、それにかかわるいろいろのことも知っておきましょう。 |
まず最初に、流れる水が地形に及ぼす3つの作用を確認しておきましょう。小学校で勉強しているようですが、新しいことばが出てきますので注意していて下さい。 |
図1は、地形をきわめて模式的にあらわしたものです。山地があって平地があって海があります。ここに雨が降ったらどうなるか考えて下さい。 |
それでも川は流れていますから、最後まで運搬されてゆくものもかなりあります。海や湖などはほとんど動きのない静水ですから、ここへ来るとそれらも堆積することになります。 |
地層はやがて堅い岩石に変わってゆきます。堆積物が固まってできた岩石を堆積岩といいます。固めるはたらきはおもに二つあります。 |
山が削られて谷ができるのは、水の流れだけがはたらいているわけではありません。硬い岩石を細かい礫や砂、泥に崩すはたらきもかかわっています。「風化」といいます。 (*7)雲母も粘土になります。 |
いま話したようなのが堆積岩の代表的なでき方です。そうにしてできた堆積岩を砕屑岩といいます。標本箱の中の< >番< >番< >番が代表的な砕屑岩です。…違いがわかりますか?ルーペで見たり、さわったりしてご覧なさい。 (*8)砂岩と泥岩の間に「シルト岩」という分類を設けることもあります。 |
地層や堆積岩の中に、昔の生物の証拠が残っていることがあります。そのようなものを化石と言います。 (*10)体のすべてが残っていた例として、シベリアで発見された冷凍のマンモスがあります。 |
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