Nova Vine(苗木業)
ここで、接木のシステムを目の前で学習することが出来た。
そもそも接木は、フィロキセラという葡萄の根を食べる害虫から
防ぐために発達した、作業の一つである。今はほとんどの葡萄の木が
接木されている現実から、このような専門の方が生まれてきました。奥が深い!
←代表者の方の説明から
台木=Rootstock(ルートストック)
枝木=Clon(クローン)
  
  ワイナリー向けは、すべてオーダーメイド、希望とあらば
ルートストックと土壌の相性から、クローンの選定までを行う。

  その種類は数に限りなく、例えば記載されている組み合わせだけで、カベルネソーヴィニオン17種類、ピノ・ノアールで12種類。各葡萄品種に至れば、ご想像どおり。
 

 

オメガカット

接木の切欠き部分の形状である。拡大してみたが分かっていただけるだろうか。
左側=ルートストック、芽が出ない様に、枝の出るところは、きれいに殺ぎ落としてあります。
右側=クローン、2cm程の長さです。これが大きくなって、葡萄の味わいが決まって行くのです。
←発芽箱

ルートストックを下に、クローンを上になる様にして、並べ、おがくずを欠けて行きます。このおがくずはイタリアの特別なもので、そのもの自体は安いのですが、その5倍ものコスとを掛け輸入されてきます。

↓左 発芽したところ

日本人が安心する高温多湿の部屋で、発芽した苗木は、この小さなプランターに移されます。矢印の所が、接木をした後で、バンドエイドの様に、バクテリアからの保護のため蝋にまかれています。蝋には成長ホルモンも添加されているとの事です。
 
 

↓出荷段階
このような形で出荷されて行きます。
着床立率は98%と言われていたと、記憶していますが・・・


このロールには色々な意味が有って、
@ウサギなどに食べられない、
Aワイヤーの高さまで効率よく伸ばす。
B防風
C温室効果
  などがあげられる。
あの接木された部分は土の中まで埋められる。

↑付録

私達が見守る中で、オメガカットの機械を使って、効率よく接木をしているところを見せてくださいました。

シーズンオフの今、
オリーブの苗木を、設備を利用して育てています。
余興?→
畑での糖度の測り方を実演してくださいました。
こうしてつぶし望遠鏡のような物で覗きます。けっこう分かり易く見ることが出来ました。
旅程表