a)エンジンそのもの...
エンジンの全高が10mm違うが、強化マウント使用とボンネットの遮熱材を外
すことでクリアランスは充分稼げる。
b)ブラケット...
エンジンマウントブラケットの形状は異なるが、ブロック部取付形状は同一
なので、EF用に付け替える。
c)電子制御ハーネス
車体ハーネスの都合上、EF用のハーネスを使用する。
現時点では問題ではないので、バッテリの位置は後で考えることにする。
d)ECU(制御コンピュータ)
ECUもハーネスの都合、そしてデータの変更のしやすさ(専用のMAP
エディタを前から製作していた)の点から、EF用を使用する。
e)水温センサ...
B18Cの水温センサは、サーモスタット脇。B16Aにはブロックのノックセンサ
脇に付いていました。しかし、整備書をみてもそのセンサはみあたりません。
4年前、エンジンをOH(載せ換え)したとき、積み替えたこのエンジンは
もしかすると、インテグラ(DA6)用だったのかもしれません。
もっとも、同じ機能をしていれば、形状がどうであれ配線さえすれば問題無
いわけで、ハーネスを延長して問題解決。
f)デスビの違い...
デスビはEF用のハーネス・ECUを使うので、EF用を選択し、ボルトオ
ンで問題なく装着。
g)ダイナモの違い...
ダイナモもコネクタをあわせるため、EF用を使用。
DC2Rの方が軽いんだけど、ハーネスが1本足りない・・。(涙)
(B16A:3本 B18C:4本)
h)ファストアイドルコントロール(始動安定制御)...
ファストアイドルコントロールバルブは競技用と割り切って、なにも考えず
EACVに(無理矢理?)頑張ってもらう。(^^;
i)インジェクタ...
インジェクタは、コネクタが形状が異なり、バラして比べるがコネクタ形状
以外は形状に相違はなく、ニードル径も同じようです。しかし、天下のメーカ
ーが変更もなくコネクタを変えるはずはない。
抵抗値を測定すると、2.2Ω(B16A)、11Ω(B18C)。B16Aは、約6Ωのレ
ジスタユニットが別に付いており、システム自体のインピーダンスは同一。
(インピーダンスのコイル成分(Z)が違うので無効時間も異なると思われる)
B18C用ではコネクタ変更・レジスタの処理などが必要になりめんどくさい。
ニードル径が同一(に見える)なので流量も違わないだろうということで、
迷わずにEF用を選択。
B18C用のハーネスガイドにあわせる為、一部テープを剥がし配線を直す。
j)スプール(VTEC)バルブ...
動作不良の多いと言われるスプールバルブは、できるだけ新しい物が望まし
いが、コネクタ変更がめんどくさいのと、後でも変えられる場所なので、EF
用を付ける。
k)O2センサ・・・
O2センサは、排ガス対策のためのフィードバックの為であるが、C車ろし
ては無くても問題はないので、外すことに。
このあたりは後の影響を観てから判断する。
l)吸気圧(MAP)センサ...
エンジン制御で重要な吸気圧(MAP)センサは、B18C用のスロットルボデ
ィ直付けの方がレポンスに優れているが、残念なことにハーネスが5cm届か
ない。このため、ハーネスを延長して対応。この場合、センサーの電源電圧が
変わってくるが、出力側も同様に延長されるので考えないことにする。(笑)
m)EACV(アイドルコントロールバルブ)...
どちらも、リニアソレノイドなので、そのまま(B18C用)でも問題はなさそ
うだが、ファストアイドルコントロールバルブの件もあるので、5mm厚のア
ルミステーを作成し、取付ネジ位置を吸収する。
n)セルモータ
ギアの突き出し量が同一だったので、迷わずB18C用を装着。
・・だって、軽いんです。
・フライホイール
クロモリ軽量タイプ(戸田レーシング製)を装着。(貰い物)
クラッチも、EG用(プロジェクトμ製)のメタルを装着。(これも貰い物)
・トランスミッション(ギア)
ギア比から、とりあえずEF用を選択。
もっとも、DC2R用を使用するのはLSDの互換性が無いので論外か。
(ノーマルビスカスではターンが続かず役不足)
DA系のインテグラや、VTEC以外のEF系も単純流用可能なので、走らせて
みてから考えることにする。
ミッションケースもマウントの位置が異なるので必然的にEF用になります。
もちろん、ドライブシャフトも長さの関係でEF用を使用することから、インタ
ーミディエイトシャフトもEF用に変更。
B18Cのエンジンスティフィナー(ミッションとの結合補強材)は、一体物となっ
て剛性が向上しており、取付位置も変更がないので、そのまま使用。
これでエンジン関係は一通りスワップ完了。あとは載せるだけ。
思ったよりも簡単です。
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