まず、インテグラＲのエンジンをおろす。
　これは、私が仕事をしている間に、テックアートの社長が合間をみてやって
くれた。（感謝）
　レース屋さんなので、シビック系のエンジン脱着は手慣れた物。２時間もかからない。

　ここからは自分で作業。ミッション交換は何度もやっているので、不安は無い。
　ＥＧ系・ＤＣ２に比べ、第１メンバーがあり、通常はエンジンを上に吊り上げるの
であるが、めんどうなので、これを外すことでエンジンを下へ抜き取るように外す。
　これも、リフトでの作業なので、２時間程度でエンジンは降りた。

　一見して違うところは、

ａ）B18Cのブロックハイトが10mm程度高い。

ｂ）エンジンマウントのブラケット形状が異なる。
　　（B18Cが少し後ろ側になる）

ｃ）バッテリ位置が違うので必然的にハーネス形状も異なる。
　　（ＥＦ系は右前、ＤＣ２は左後ろ。）

くらいで、大きなは問題なく載りそうだ。

でも、細かく観ると、

ｄ）水温センサの形状・取付位置が違う。
　　（B16Aはブロックに、B18Cはサーモスタット前。）

ｅ）デスビのコネクタ形状が違う。
　　（内部のタイミングセンサ（クランクセンサ）の歯数が異なる。）

ｆ）ダイナモのコネクタ形状・ハーネス本数が違う。
　　（B16Aは４本、B18Cは３本。）

ｇ）ファストアイドルコントロールバルブが無い。（B18C）
　　（B16Aはワックス式のバルブが存在するが、B18CはＥＡＣＶで兼用）

ｈ）インジェクタのコネクタ形状が異なる。

ｉ）スプールバルブ（ＶＴＥＣバルブ）の形状が小さく、コネクタ形状も
　　異なる。

ｊ）Ｏ２センサの数・種類が異なる。
　　（B16Aは２個でヒーター無し、B18Cは１個でヒーター付き）

ｋ）吸気圧（ＭＡＰ）センサの取付位置が異なる。
　　（B16Aは別体でB18Cはスロットルボディ直付け）

ｌ）ＥＡＣＶの大きさが異なる。

ｍ）セルモータの大きさが異なる。
　　（B18Cは軽量小型タイプ）

・・・ｅｔｃ。

　マウント位置、センサー類の形状およびシステムの大きな違いはみられないので、
なんとかなるでしょう。

次回は違う部分の対策と変更です。