競技車両ということで、ヒーターの配管はしません。
エンジンルーム内のボディスポット増しもやる予定でしたが、ナンバーのある
うちに大まかな燃料セッティングを行ったほうが効率が良いので、スケジュール変更。
ボディワークはナンバーが切れ、足回りを変える時に合わせておこなうことに。
マフラーは、フロントパイプ以外はEFが流用できるが、1カ月後は競技車両と
なる運命。この際だから、マフラーも製作することに。
しかし、町乗りでセッティング出しするには、派手な音にするわけには行かず、
センターのサイレンサーのみインテR用を使用。後ろはノーマルを使用し、おとな
しくしています。セッティングを出すための暫定仕様なので、音質は追求しない。
エンジンオイル(WACORS 4C−R)、ミッションオイル(オメガ690FF)、
冷却水を入れ、バッテリを繋ぐ。
今回はエンジンを開けていないので、初期潤滑は特に気にしない。
いよいよだ。
セルを回す。小気味よいセルの音がし、エンジンが回る・・・・
・・・はずが、一向に掛からない。(汗)
引き取ったときから回らなかったエンジンなので、一抹の不安が残る。
あのときはセルさえも回らなかったので、その症状では無いはずだ。
ECUはノーマルのままだが、問題ないはず。
再度センサー類の配線を確認。
・・・・・・・端の角の方に緑色の綺麗なコネクタが遊んでいます。(^^;
そう、インジェクタレジスタのコネクタです。
これを繋がないと、インジェクタが動かない=燃料が来ないのでかかりませんよ
ねぇ。よかったよかった。
気を取り直して、再度セルを回します。今度は一発で始動!。
・・・が、すぐにストール。
もう一度始動、こんどは少しアクセルを開けてやる。そう、ファーストアイドル
コントロールバルブがないのよね。だから水温が暖まるまではすこしだけアクセル
を開けてやらないといけないんだった。(忘れてた)
しっかし、マフラーからはすんごい白煙。オイルの匂いだ。だ。
転倒車なので、ひっくり返ったときに、少なからずオイルがシリンダー内に上がっ
たものと思われる。
しばらくは工場内が煙でおおわれることに。(汗)
さて、とりあえず試乗です。
「燃料は足りるの?」ということはあまり考えないことに。
だって、排気量が1.2倍でしょ。
空燃費も1.2倍になる(16付近)だけなので、高負荷さえ掛けなければ壊れ
ることはないでしょう。(この辺、性格が出ているかも?)
アイドルは安定しています。EACV頑張ってる。(笑)
全体的に薄めのはずなので、高回転・高負荷にはできないので、おそるおそるア
クセルを開けます。
そぉ〜っと開けるが、いきなりのホイールスピン!!。
改めて、「普通の車じゃないっ!」 と感じました。
しかし、フライホイールが軽量になった分、低回転トルクが無いのでしょう。
発進時のクラッチミートがシビアです。
一応、ノックも出ていません。トルク感の無さはガスが薄いんでしょうね。
なんてったて、ノーマル(1600cc対応ROM)コンピュータですから。
インテRに乗ったときと比べて、回転が少し重いです。排気音も軽めなので、
やはり薄いんでしょうね。無理は出来無いぞっと。
走った後の排気温度(マフラー出口)は低く、とりあえずは大丈夫そう。
マフラーもびぃぃぃぃーという高めの音ですが、音量は大きくなく、あまり目立
たないのでGOODです。
それでも、ノーマルB16Aよりはトルクがあります。
これをいかに路面に伝えるか?。これがカギになるでしょう。
全開にしたいはやる心を抑えながら、次は燃料のセッティングに入ることになり
ます。
この内容に関するお問い合わせは e-mailにて。
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