FreeBSD 日本語環境ソフト紹介

Last Update (2000/10/20 15:17:10)

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日本語環境ソフト紹介

ja-less
ja-less-322.tgz FreeBSD 2.2.5R〜
jp-less-290.tgz FreeBSD 2.1.0R〜
日本語対応のページャーjless。moreの高機能版と思えばあっている。
vi ライクな操作で扱えたり、文字列検索でヒットしたものを反転表示してくれたりと何かと便利。 利用する前に環境変数 LESSCHARSET に japanese を設定しておこう。 もし、lessの出力をどうしてもEUCで表示したい場合は、環境変数LESSCHARSETにjapanese-eucを設定すると良い。 このパッケージではjlessというファイル名でインストールされるので、ln -s /usr/local/bin/jless /usr/local/bin/less とシンボリックリンクを張っておくと便利だ。
ja-Canna-3.2.2.tgz FreeBSD 2.2.5R 〜
jp-Canna-3.2.2.tgz FreeBSD 2.2.1R 〜
Canna-3.2.2.tgz FreeBSD 2.1.0R 〜
日本語かな漢字変換サーバー「かんな」。 DOSでいうところのFEP、WindowsでいうところのIMEである。 muleのCanna対応バージョンや、ja-elvis, ja-nvi, kinput2などから利用する。 いろいろなアプリから共用で使えるのと、Cannaのかな漢字変換キーバインドに慣れてしまったので主にCannaを使っている。
FreeBSD 2.2.2Rより前のFreeBSDの場合、pkg_add後に /etc/rc.local の修正が必要なので、詳しいインストール方法はpkg_info jp-Canna-3.2.2.tgzとすると表示される説明に従って欲しい。
FreeBSD 2.2.2R以降なら、pkg_add した後リブートすれば自動的にかんなサーバが起動するようになった。 (リブートするのが面倒な場合は root になって /usr/local/etc/rc.d/Canna.sh start を実行すれば良い)

特に指定の無い場合に読み込まれるCannaの設定ファイルは/usr/local/lib/canna/default.cannaに置いてある。 設定ファイルを変更する場合は、cp /usr/local/lib/canna/default.canna ~/.cannaとして設定ファイルをホームディレクトリにコピーし、~/.cannaファイルを編集することになるだろう。 また、設定ファイルのサンプルは/usr/local/lib/canna/sample/default.cannaというファイルとしてインストールされているので、こちらも参照すると良い。

Cannaのパッケージには、辞書のメンテナンスツールも付属している。

mkdic の辞書名に「user」以外を指定した場合は、/usr/local/lib/canna/default.canna、あるいは~/.cannaファイルを編集して、追加した辞書名を登録する必要がある。 たとえば、mkdic で「kihon」という辞書を追加したい場合は、以下のような設定作業を行う。

  1. cp /usr/local/lib/canna/default.canna ~/.canna として、設定ファイルをコピーする。
  2. ~/.cannaの内部にある use-dictionary 周辺を編集して、「:user "kihon"」という行を追加しよう。 追加後の use-dictionary 周辺を以下に示す。
    (use-dictionary
     "iroha"
     "fuzokugo"
     "hojomwd"
     "hojoswd"
     :bushu "bushu"
     :user "user"
     :user "kihon"
     )
    	    

余談だが、~/.cannaファイルが存在していると、Cannaのデフォルト設定ファイル(/usr/local/lib/canna/default.canna)は読み込まれなくなる。 そんなわけで、~/.cannaファイルを作成するなら、すべての指定を~/.cannaファイルに記述する必要がある。 (上のuse-dictionary周辺だけ~/.cannaに書いたところ、日本語変換機能が利用できなくなって焦った...。)

Canna-3.2.2に標準付属している辞書だけでは、単語の登録量が少なくてちょっと不便だ。 そこで、以下のサイトからCanna用の辞書を拾うと良い。

かんな辞書
Canna用、7万語登録のGPLな辞書がある。 基本的には Canna3.5p2用だが、Canna3.2p2(FreeBSDでパッケージになっているバージョン3.2.2)でも利用できるように変換することもできる。 デフォルトのかんな辞書が貧弱で苦労が耐えなかったが、この辞書でかなり快適になる。 おすすめ。
YC's Room
yc.el
ports/japanese/yc.el (FreeBSD 3.4Rで発見)
cannaserverと直接通信してANK->漢字変換 または かな->漢字変換を emacs 上で実現する elispプログラム。 boid-eggみたいな感じらしい。 実は結構クセになるインタフェースなので、一度試してみることをお勧めする。
Wnn-4.2.tgz FreeBSD 2.1.0R 〜
日本語かな漢字変換サーバー「うんぬ」。 DOSでいうところのFEP、WindowsでいうところのIMEである。 基本的にはmuleのWnn対応バージョンから利用する。 インストールする前に、wnnというユーザーをダミーで作成しておく必要がある。
ja-kon2-0.3.tgz FreeBSD 2.2.5R
kon-0.994e.tgz FreeBSD 2.1.5R〜2.2.2R
kon-0.994.tgz FreeBSD 2.1.0R
漢字コンソールソフト。 漢字を表示するためには通常ならX Window Systemを使う必要があるのだが、このソフトを使うと、VGAなどのコンソール画面モードで漢字を表示することが出来る。

FreeBSD 2.2.5Rのパッケージのja-kon2-0.3.tgzは何も心配せずに利用することができる。
以下の情報は古いkonのパッケージのための情報だ。

konのFreeBSDのpackageでは、設定ファイルkon.cfgが/usr/local/etc/に作られ、フォントファイルは/usr/local/lib/fonts/の下に作られる。 kon-0.994の場合、デフォルトの/usr/local/etc/kon.cfgの指定では、漢字フォントファイルの位置が間違って/usr/local/fontsになっているため、konを起動すると画面が真っ暗になってなんだかわからなくなる(^^;)。 画面が真っ暗になったら、とりあえずCTRL-Dを押すと元の画面に復帰する。 /usr/local/etc/kon.cfgファイルの中の/usr/local/fontsとなっている部分(2箇所)

bdf-zcat:Startup
	gzip -cd /usr/local/fonts/k14.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -n
	gzip -cd /usr/local/fonts/7x14rk.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -n
	
にlib/を追加して、
bdf-zcat:Startup
	gzip -cd /usr/local/lib/fonts/k14.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -n
	gzip -cd /usr/local/lib/fonts/7x14rk.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -n
	
と変更すると、動作するようになるはずだ。
もし、ノートパソコン等にFreeBSDをインストールしていて、上の変更を行った後でもやはり画面が真っ暗になってしまう場合は、ドットクロックの設定がビデオカードと合っていないことが考えられる。 私は設定方法を知らないので、 ここ からリンクを辿って解決策を探して欲しい。(^^;)
ThinkPad230Cs/530CSの場合は
VGA:Normal
	VGA
	640 680 776 808 480 491 493 524
	
の部分を
VGA:Normal
	VGA
	640 672 768 800 480 490 492 525
	
に変更すると良い。

FreeBSD 2.2.1R〜2.2.2R では、最初に用意されているカーネルが shared memory 機能を持たないようにコンフィギュレーションされているので、そのままではkonが動作しない。 (konを実行すると、画面が真っ暗になって暴走状態になる。) 対策は、カーネルコンフィギュレーションファイルに

	options         SYSVSHM
	
という記述を追加して、カーネルコンフィギュレーションすると良い。

FreeBSD 2.2.1R〜2.2.2R では、kon を起動すると virtual console 機能 (ALT+F1 〜 ALT+F3 で切り替わる仮想画面)が動作しない。

ja-k12font-1.0.tgz FreeBSD 2.2.5R 〜
jp-k12font-1.0.tgz FreeBSD 2.2.2R 〜
日本語12ドットフォント(通称要町フォント)データ
ノートマシンなどで表示領域が640x480ドットしか無い場合、フォントを小さくしないと画面が狭くて仕方が無い。 このフォントをインストールした後に、muleやktermのフォントをこの12ドットフォントに設定すれば幸せなノートPCライフが送れるだろう。 フォントの設定方法については、 小さいフォントを使うには を参照して欲しい。
ja-elisa8-1.0.tgz FreeBSD 2.2.5R 〜
日本語8ドットフォント(通称エリサフォント)データ
ノートマシンなどで表示領域が640x480ドットしか無い場合、フォントを小さくしないと画面が狭くて仕方が無い。 このフォントをインストールした後に、muleやkterm,Netscapeのフォントをこの8ドットフォントに設定すれば幸せなノートPCライフが送れるだろう。 フォントの設定方法については、 小さいフォントを使うには を参照して欲しい。
fd-1.01h FreeBSD 2.2.2R 〜
DOS上で有名なファイラー(ファイル操作ソフト)fd
EUC表示モードに設定したkterm上で動作する。 コンソール画面上からは、キーバインドが違うのでうまく動作しないようだ。
jman fd とすると、日本語でマニュアルが表示されるので便利だ。
私の設定ファイル ~/.fdrc を下記に示す。
#!/bin/sh
SORTTYPE=1
COLUMNS=1
	
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