死んだと思っていたアキトさんにユリカさん
思いがけないところで思いがけない再会をしたのはいいのですが・・・
死んだと思っていたのが実は誘拐されていて、さらに驚くことは夫婦喧嘩して家出していたというのでは開いた口も塞がらないとはこのことのようです。
さてさて、この先、一体全体どうなるのやら
ああ、このSSって完璧に全編ギャグですのでそのつもりで
アマテラスでの事変があった数日後、そのことに対する事変報告がなされていた。
ジュン「草壁春樹、元木連中将。大戦中は実質木連のNo1。その後の反草壁派の若手将校達による熱血クーデターの際に自ら出撃し、その後行方不明・・・」
ムネタケ「生きてましたな」
ジュンの報告にムネタケはやっかいそうにつぶやく。
秋山「いや、元木連組としてまことに申し訳ないことです。この通り」
コウイチロウ「君のせいじゃあるまい」
謝る秋山少将を押さえるミスマル総司令。
秋山は強硬姿勢をとり続けた草壁に危機感を抱いて先のクーデターを仕掛けた張本人だった。彼にとって草壁の正義はヒサゴンの独占にしか見えなかったのだ。
ゲキガンガー転じてヒサゴンへの傾倒・・・
ただ萌えの対象を変えただけのようで歯がゆかったのだ。
ルリ「これがナデシコが持ち帰ったデータによる、今回のクーデターの参加者です」
今度は当事者としてルリが報告する。
ルリ「ヒサゴプランの発起人クリムゾングループをはじめとする、ヒサゴプランの立案に携わった者たちばかりです。草壁らは大戦中からクリムゾングループら反ネルガル企業と接触していたようです」
ムネタケ「ヒサゴンの独占支配による第二のブ○ッコリーに成り上がろう・・・ということか?」
ルリ「そうだと思いますけど・・・参謀、それは伏せ字になっていません」
ムネタケ「細かいことを気にするな。」
ルリ「気になります」
ムネタケ「ともかく、我々は彼らのヒサゴンプランのためにヒサゴプランというお膳立てをしてやっていたわけか」
ルリ「そうなりますが・・・そのギャグは笑えません。イズミさん並です」
ムネタケ「・・・減俸」
ルリ「済みません、ごめんなさい」
さすがに減俸はきつかったのか、ムネタケに平謝りするルリ(笑)
気を取り直して、続きを話すことにする。
ルリ「彼らは非公式ですが数々のヒサゴンの着ぐるみ実験を行っています。中には着ぐるみが脱げずにヒサゴンとして暮らすことを余儀なくされている人達もいらっしゃるようですが・・・。」
コウイチロウ「秋山君。草壁という男、どういう人間かね。直属の部下だった君の目に彼はどう映った?」
秋山「正義に萌える熱血漢、理想のキャラのためなら死ねる男
ですが、自分の中の萌えが、人にとっても唯一の萌えであると固く信じていることです。」
言い切る秋山
途端に一同嫌な顔をする(笑)
ジュン「萌えキャラを強制される方にとっては迷惑な話ですよ!」
秋山「そうだな(笑)」
ジュンのごくごく健全な反応に秋山は苦笑した。
萌えは一つではありません
人の数だけ存在します。
ジュンさんがロリなユキナさんを好きなように・・・
ジュン「ちょっと待て!ルリ君、誰がロリだっていうんだ!!!」
まぁ、そういう意見は却下するとして・・・
ジュン「勝手に却下するな!!!」
人にとっての萌えがヒサゴンだけだったとしたら・・・
ルリ猫フィギュアの印税で儲けている私の立場がありません
ジュン「そんなにゲー○ーズででじこのキャラグッズがたくさん売られているのが気に入らないの?」
ルリ「どう考えてもルリ猫の方が可愛いでしょ?」
ジュン「それは・・・まぁ・・・」
何と言っていいのかわからないジュンはコメントを控えるのであった(笑)
ルリ「ナデシコC?」
ルリはコウイチロウの言葉にスットンキョウな声を上げる。
ルリ「カッパー(銅)のCですか?」
コウイチロウ「違う」
ルリ「コンチェルト(協奏曲)のCですか?」
コウイチロウ「違う」
ルリ「チェックメイトのCですか?」
コウイチロウ「だから!」
ルリ「チェキラ♪のCですか?」
コウイチロウ「違う!ABCのC!」
ルリ「なんだ・・・・」
ハーリー「艦長、何をがっかりされているんですか?」
あからさまにがっかりしているルリに苦笑する一同。
秋山「現在、ナデシコCはネルガル月ドックで最終チェック中だ。
君たち三人には独立ナデシコ部隊として火星の後継者らの反乱鎮圧の極秘任務にあたってもらいたい」
ルリ「ナデシコBのBはバスタードかブラストのBかと思っていましたが・・・夢も希望もあった物ではありません・・・」
コウイチロウ「ルリ君(汗)」
と、いじけるルリを置いておくとして、
ルリ、ハーリー、サブロウタはミスマル総司令と秋山少将から直々に作戦内容を伝えられていた。
ルリ「極秘任務ということですと正規の軍人は使わない方がいいですね」←気を取り直した。
ハーリー「でもどうやって?」
???「お任せ下さい♪」
ふと背後からするその声にみんな振り向くとそこには・・・
プロス「水の中からこんにちわ〜♪」
ネルガルの『踊る算盤使い(ソロバンダンサー)』、プロスペクターの登場であった。
プロス「というわけで、今回の作戦は私どもがお手伝いすることになりました」
ハーリー「プロスペクター?」
近くの公園に連れ出してプロスペクターは早速彼らに名刺を配り始めた。
つまり宇宙軍本部内でするには甚だよろしくない話という事みたいだ。
それだけ、今回の作戦の機密性が高いのか、はたまた只の厄介払いなのか。
ともあれ、さっそくルリとハーリーそれにサブロウタの三人はプロスペクターと人集めの相談をしていた。
ハーリー「これって・・・本名ですか?」
プロス「いえいえ、ペンネームみたいなものでして」
ハーリー「ペンネーム?」
プロス「ですから気になさらないで下さい」
ハーリー「気にするなと言われましても・・・」
どうしても気になるハーリーはプロスの本名を知りたそうな顔をする。
だが、そんなハーリーにルリはこっそりと耳打ちした。
ルリ「ハーリー君、やめた方が良いですよ」
ハーリー「何故ですか?」
ルリ「プロスさんの本名を知ろうとしてゴショゴショゴショ・・・ってことをされた人とか、ゴショゴショゴショ・・・とかされた人もいるって噂ですから」
ハーリー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ごめんなさい!もう言いませんから、許して下さい!
僕美味しくありませんから!お願い、許して下さい!
ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
泣いて謝るハーリー(笑)
プロス「困りますねぇ、ルリさん。そんな根も葉もない噂を信じられては」
ルリ「冗談です」
サブロウタ『ど、どんな噂だったんだろう・・・』
プロス「まぁよろしいでしょう。
それでは各人手分けして人集めと行きましょう。
なにせ時間がありませんからねぇ。」
泣いて謝るハーリーであったが、ちょっぴりそういう風に冗談を言うルリを初めて見た気もする。こんなジョークを言って気兼ねのない関係なんて・・・
ちょっぴりプロスが羨ましいと思った。
プロス「歴史はまた繰り返す。
ま、ちょっとした同窓会みたいなものですかな」
ルリ「はい」
ルリはちょっぴりニッコリとした声で返事をした。
さてさて元ナデシコクルーを集めることになったルリ達三人であるが、何故か彼女達は遊園地の、しかも花やしきに来ていた。
ハーリー「艦長・・・」
ルリ「ハーリー君、極秘任務中です。
私のことを艦長と呼んではいけません」
ハーリー「じゃ、なんと呼んだら・・・」
ルリ「ルリさん・・・」
ハーリー「じゃあル・・・」
ルリ「って呼んだら左遷です」
ハーリー「え!?」
一瞬突き刺すような殺気のこもった視線でハーリーを睨み付けるルリ。
それも一瞬ですぐに柔らかい表情に戻る。
そう呼びそうになって喉元まで出かかったのを何とか飲み込むことに成功した。
ルリ「お姉様と呼びなさい」
ハーリー「えっと・・・」
ルリ「お姉様です」
ハーリー「でも・・・」
ルリ「『ルリさん♪』とか呼ばれたりして、人に見られて『恋人同士かも♪』って思われたりしたらどうするつもりですか」
ハーリー「そ、そんな・・・・・・
艦長のブワカァァァァァ!!!!」
泣きながら去っていくハーリー(笑)
サブロウタ「艦長、ありゃ可哀想ですよ」
ルリ「良いんですよ。
あの子の事です、遊園地だからってこっそり手を繋いでみて『何となく恋人同士みたい♪』・・・なんて妄想に耽るに決まっています」
サブロウタ「あははは・・・(汗)」
想像できるだけに否定しきれないサブロウタ
それはともかく・・・
サブロウタ「でも、どうして花やしきなんですか?
こんな所にナデシコの元クルーでもいるんですか?」
ルリ「ええ、リョーコさんがここでアルバイトを・・・」
サブロウタ「え?スバル中尉は確か統合軍に所属してるんじゃ・・・」
ルリ「しているのではなくて、ヒカルさんがお化け屋敷の看板を描いて・・・」
サブロウタ「あれ?アマノさんって今締め切り抱えて自宅にカンヅメだって・・・」
ルリ「いるのではなくて、イズミさんが漫談オンステージをされているという・・・」
サブロウタ「どこに倒産覚悟でそんな興業を打つプロモーターがいるっていうんですか」
ルリ「えっとそれは・・・」
サブロウタ「・・・艦長、もしかして、ただ遊園地で遊びたかっただけなんじゃないんですか・・・ジロ」
ルリ「そんなことありませんよ(汗)」
サブロウタ「本当ですか?」
ルリ「そ、そうです。この花やしきにもヒサゴンのイベントショーがあると聞きました。
ならば火星の後継者達もそのヒサゴンを狙うはずです!
先回りをして現場を押さえるという・・・」
サブロウタ「それ、今思いついたでしょう?」
ルリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ごめんなさい」
サブロウタに問いつめられて素直に自白するルリであった(笑)
さてさて、ルリに完全に弟扱いされて飛び出してきたハーリーであるが、行く当てもなくトボトボと園内を俯いて彷徨っていた。
ハーリー「艦長の馬鹿・・・
馬鹿は良いけど、結局戻らないといけないんだよなぁ〜」
そう、所詮は任務をこなさないといけないのでルリ達の元に合流しないといけないのだが、一体全体どんな顔をして戻っていいかわからないハーリーはますます落ち込むのであった。
と、ちょうどその時・・・・
???「よっこいしょ」
ハーリー「え?」
ポム♪
ハーリーの視線は何か柔らかな物で遮られた。
ハーリーは目の前を覆っている物をプヨプヨと触ってみる。
???「いや〜ん♪」
???「乙女の恥じらい、貞操の危機」
???「あ、そうか。それもそうだよね」
ハーリー「あ、えっと・・・」
ハーリーは何に顔を埋めているか気づいた時は既に遅し、
なにやらその立派なナニの持ち主から『歯を食いしばれや、ゴルアァァァァ!!!』って感じな殺気が放出されていた。
???「キャァァァァァ!!!!変質者!!!
天誅!成敗!月に変わってお仕置きよ!
廬山昇竜波ぁぁぁぁ!!!!!!!」
ハーリー「アシベェェェェ!!!!!!」
キラ〜リン☆ミ
ハーリーはボクシンググローブを付けた女性に謝る暇もなくアッパーを喰らわされて、哀れ空のお星様になってしまいましたとさ。
ハーリー「まだ死んでません!!!」
あ、そう。
それは失礼。
ハーリーは目の下の青あざを冷やしながら、怪しげな二人組の女性に先ほどの攻撃を謝罪されていたりする。
女性Y「ゴメンなさいね♪
いやぁ、ラブひなを見てるとああしても良いのかと思っていたから♪」
ハーリー「実際それをしたら死んじゃいますよ」
女性L「でも大丈夫。そのうち鍛えられて死ななくなるから」
ハーリー「いや、そうやって肩に手を置かれても慰められている気になれないんですけど・・・」
女性L「心配いらない。そうやってケイタロウもヘナヘナだったけど、後で何故かモテまくるような展開になったから」
ハーリー「え?そ、そうかなぁ・・・・テレ」
女性L「・・・そんなご都合主義あるわけないじゃない。」
ハーリー「そ、そんな〜」
身も蓋もないことを言われて傷つくハーリー(笑)
それにしても・・・と彼は思う。
何の因果でこんな妖しい女性二人に捕まったのだろう?
一人は真っ黒なマントとバイザーをかけた大人の女性(バスト大きめ)で、サブロウタと同じ年ぐらいかもしれない。
もう一人は薄紅色の髪と服を着た女性(バスト控えめ)である。こちらは自分と同い年か若干年下かもしれない。
でも印象は違っていて、大人の女性の方はソフトクリームをなめて子供っぽく、薄紅色の少女の方はほっぺたに付いたアイスをハンカチで拭っていたりして、どっちが保護者なのかよくわからなかった。
ハーリー「あの・・・ところでお二人はここに何をされに来たのですか?」
女性Y「ヒサゴンを見に来たの♪」
女性L「違うでしょ」
女性Y「・・・そうそう、正義をしに来ました♪」
ハーリー「せ、正義?」
どう考えてもそれはおかしい言動である。
っていうか、そんな黒尽くめの格好では正義というより、悪をしに来たと言われた方がまだしっくり来る。
女性Y「あ、それ偏見〜!!!」
ハーリー「え?なぜ僕が考えていることを!?」
女性L「さっきから独り言を口に出してるって」
ハーリー「え、えっと・・・ヒサゴンって?」
女性L「あそこ」
必死に話題を変えようとしたハーリーが振った話題がちょうどそのすぐそばにあった小さなステージである。そこではお子ちゃま達がウヨウヨいて舞台からお目当てのモノが出てくるのを待っていた。
マユミ「は〜い、みんな待ったかな?」
子供達「待った〜♪」
マユミ「ではでは、みんなで元気よく呼びましょうね〜♪」
子供達「は〜い♪♪♪」
ハーリー「あ、あの人見たことある・・・」
ステージにいる女性を見てハーリーは思い出した。
そう、アマテラスのヒサゴプラン見学コースでコースガイドをしていたマユミお姉さん(カツラなしバージョン)その人であった。
どうも新しい職場として花やしきでヒサゴンショーのお姉さん役に再就職したようである(笑)
マユミ「じゃ大きな声で呼ぶわよ〜〜
ヒサゴ〜ン♪」
子供達「ヒサゴン〜♪」
子供達が元気な声でヒサゴンの名前を呼んだ。
女性Y「ヒサゴン〜♪」
ハーリー「え、えっと・・・」
女性L「・・・声大きい」
子供より大人の方がはしゃいでいたりした(笑)
ルリ「ヒサゴン〜♪」
サブロウタ「か、艦長・・・」
ルリ「監視のためのカモフラージュです。念のため」
サブロウタ「・・・(汗)」
とか、ハーリー達が見えないところでこっそり参加していたり(笑)
ヒサゴン「は〜い、僕ヒサゴン♪」
子供達「わ〜〜い」
ヒサゴンが現れると子供達が嬉しがった。
女性Y「ヒサゴン可愛い〜」
ハーリー「そうですか?」
女性L「さぁ」
と若年者らが首を傾げた、その時!!!
???「一夜にして天津国まで伸びゆくは、瓢のごとき宇宙の螺旋・・・」
一同「え?」
誰もがその声に驚いた。
そして気が付くと黒い影がハーリーの前に現れた!!!
???「人質だ!」
ハーリー「え?」
ガバァ!!!!!!!!
ハーリー「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!」
女性Y「あ!!!私のハーリー君をどこに連れて行くつもり!!!」
女性L「いつあなたのハーリー君になったの?」
女性Y「いやぁ、その方が感じ出るかなぁと」
という女性達の漫才を余所に、黒い影はハーリーを抱きかかえたままヒサゴンショーのステージに躍り出た。
マユミ「あ、あなたは何者ですか!!!」
北辰「フフフ、子供は預かった。
返して欲しくばヒサゴンをこちらに渡してもらおう♪」
マユミ「ひ、卑怯な!!!」
北辰「言うことを聞かなければこの子供の眉毛を繋げるぞ〜」
ハーリー「い、嫌だ!!!」
マユミ「な、なんて恐ろしい事を・・・」
いや、恐ろしいか?という子供達の疑問を余所に、ジリジリにじり寄る北辰に気圧されるマユミお姉さんにヒサゴン。
万事休すかと思われたその瞬間!!!
???「フフフ!
強気に本気♪無敵に素敵♪元気に勇気♪♪♪」
北辰「な、何やつ!!!」
女性Y「怪盗『ジャ○ヌ』、神から使わされ、ただいま参上♪」
女性L「それ違うって」
女性Y「んじゃ・・・・
ぢゃっぢゃ〜ん、GOTTのESメンバーの権限に従いあなた達を逮捕します!」
女性L「だからそれも違うって」
女性Y「えっと・・・『ぷりんせすおびだーくねす』、ただいま参上!」
なんか、近くの木のてっぺんに登って仁王立ちして正義の名乗りをする黒尽くめの女性がいるのであった(笑)
ルリ「ぷ、『ぷりんせすおぶだーくねす』ですって!」
サブロウタ「・・・・・・・・恥ずかしくないんですかねぇ(苦笑)」
ルリ「しかし、あの女性の正体は一体誰なんでしょうか・・・」
サブロウタ「え?マジでそう思ってます!?」
ルリ「何がですか?」
いや、マジで自分も知らないフリをしなければいけないかと思い悩むサブロウタであった(苦笑)
女性Y「ともかく!天が許しても私が許しません!」
北辰「どこの誰だかは知らないが、我らの野望を邪魔するとタダではおかんぞ!」
子供達「キャッキャ♪」
なんか、ステージでは関係者を置き去りにして、二人のどっちが悪役かわからないどこかの戦隊モノショーの様相を呈してきた。
お子様達にはとりあえずウケているようなので大した混乱になっていないが。
北辰「ならば容赦はすまい!
いでよ、我がヒサゴン軍団!」
ヒサゴン1「赤ヒサゴン」
ヒサゴン2「青ヒサゴン」
ヒサゴン3「黄ヒサゴン」
ヒサゴン4「緑ヒサゴン」
ヒサゴン5「桃ヒサゴン」
ヒサゴン's「五人揃ってゴヒサゴン!!!」
ドドーンと七色の爆炎の中、5色のヒサゴンが短い手足で華麗(?)にポーズを決めた。
その光景を見ていたルリ達はというと・・・
サブロウタ「ご、語呂悪いッスねぇ。
っていうか、それ以前にセンスが・・・」
ルリ「青ヒサゴン様・・・ポッ」
サブロウタ「え!?」
と、萌えていたりする(笑)
女性Y「うぬぬ、卑怯よ!
みんなのアイドル、ヒサゴンを悪役にするなんて!」
北辰「フッ
これも全世界ヒサゴン化計画の一端。
全ての人はヒサゴンに還るのだ」
女性Y「だがしかし!!!
ヒサゴンは私のお友達!
アシスタントのペンネーム『桃天使、エンジェルピーチ』ちゃん、お願い♪」
女性L「別に『エンジャルピーチ』じゃないけど・・・
携帯型オモイカネ、ハッキング開始」
するといきなり臨戦体勢にあったゴヒサゴンがまるで幽霊でも乗り移ったようにコントロールを失った!
ヒサゴン1「改心しました♪」
ヒサゴン2「改心しました♪」
ヒサゴン3「改心しました♪」
ヒサゴン4「改心しました♪」
ヒサゴン5「改心しました♪」
ヒサゴン's「L様最高♪」
北辰「おのれ!
我らがスーパー着ぐるみRX−78の制御コンピュータをあっさり乗っ取るとは!」
女性Y「さぁ、私のお友達、やっておしまい!」
ヒサゴン's「ヒサゴ〜ン、パ〜ンチ!」
北辰「させん!ハーリーシールド!!!」
ハーリー「グフゥ」
女性Y「ひ、卑怯な!味方を盾にするなんて!!!」
ハーリー「いや、僕は彼らの味方ではなく、人質なんですけど・・・」
女性Y「仕方がありません。人類の平和のためには貴い犠牲ですが受け入れなければいけません・・・」
ハーリー「受け入れないで下さい!!!!」
女性L「気にしちゃダメ」
ハーリー「気にします!!!」
女性Y「かまいません、やっちゃって下さい!!!」
北辰「望むところだ!」
ハーリー「嫌だぁ!!!」
その後、ハーリーがズタボロになるまで北辰と女性達の戦いは続いたが、何故か周りのみんなはあまりの馬鹿馬鹿しさにこれもアトラクションの一部だと納得して盛り上がったそうである(笑)
ちなみにハーリーの保護者達はというと・・・
ルリ「青ヒサゴン様・・・ポッ♪」
サブロウタ「艦長、ハーリーの奴を助けなくて良いんですか?」
ルリ「子供達が盛り上がっているところに水を差すのも悪いですし、
今飛び込んで巻き添え喰らうのも馬鹿らしいですしね」
サブロウタ「まぁ、そうですねぇ」
とあっさり部下を見捨てていたりした(笑)
See you next ちゃぷた...?
・・・お待たせしました、7話目です。
うわぁ、相変わらずカッ飛んでるなぁ(爆)
正直なところここで北辰と女性Yさん達が戯れているのにこの後のストーリーが成り立つのか?って気もしないではないのですが、まぁお約束という事で済ませてしまいましょう(笑)
黒ぷりシリーズにしてはリサイクルも少なく、行数も多いのでちょっぴりサービスしましたってことで・・・すぐに8話でも書いてみましょうか?(笑)
ってことで続きを見てみたいという方はメールを下さい。
無い知恵を絞って見ます(爆)
では!
ver1.02
Special Thanks!!
・AKF-11 様
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