アバン


「MARTIAN SUCCESSOR」それが古代火星文明に祝福された者を差すのなら、それは間違いなくアキトさん達の事

でも、そんなジャンパー達の犠牲の上でしか成り立たない「新たなる秩序」なるものを実現する組織が「火星の後継者」と僭称するなんて・・・

なんかブラックジョークの読みすぎじゃないの?



なぜなにナデシコ解答編


皆さん、こんにちは白百合です。ああ、これ見ている頃には正体ばれてるんでしょうねぇ。
これ、一応出撃前に録画しておいたものです。
アキトさんを救い出した後、そのまま新婚旅行に行くつもりですので。
・・・冗談です。

エリナさんに放送を頼んでおきました。
まぁ、イネスさんに遺言で二代目お姉さんを襲名してくれと頼まれて、あまつさえなぜなにナデシコのセットと放送枠まで譲られては断れませんので。はい。

すっかり忘れていました。解答ですね。
上のアバンを読んで下さい。
以上

いえ、手を抜いているわけではなくて、本編がヘビーなのに茶々を入れてもなんですんで。

では、また次回・・・ができれば作戦失敗ということで気は進みませんが
それでは。



地球連合宇宙軍作戦会議室


アマテラスでの事変があった数日後、そのことに対する事変報告がなされていた。
「草壁春樹、元木連中将。大戦中は実質木連のNo1。その後の反草壁派の若手将校達による熱血クーデターの際に自ら出撃し、その後行方不明・・・」
「生きてましたな」
ジュンの報告にムネタケはやっかいそうにつぶやく。
「いや、元木連組としてまことに申し訳ないことです。この通り」
「君のせいじゃあるまい」
謝る秋山少将を押さえるミスマル総司令。秋山は強硬姿勢をとり続けた草壁に危機感を抱いて先のクーデターを仕掛けた張本人だった。彼にとって草壁の正義はただの「レミングスの行進」にしか見えなかったのだ。
それだけに今回の草壁の行動は歯がゆかった。かつての自分たちを見せられたようで。

「これがナデシコが持ち帰ったデータによる、今回のクーデターの参加者です」
今度は当事者としてユリカが報告する。
「ヒサゴプランの発起人クリムゾングループをはじめとする、ヒサゴプランの立案に携わった者たちばかりです。草壁らは大戦中からクリムゾングループら反ネルガル企業と接触していたようです」
「ボソンジャンプの独占支配による政治経済の奪取・・・か?」
「はい」
「なるほど、我々は彼らのためにヒサゴプランというお膳立てをしてやっていたわけか」
「そうなります」
ムネタケの独り言に答えるユリカ。
「彼らは非公式ですが数々のジャンパー実験を行っています。中には拉致された民間人もいるようです。」
ミスマル総司令の反応を伺うように報告するユリカ。だが彼は老獪に話題を変えた。

「秋山君。草壁という男、どういう人間かね。直属の部下だった君の目に彼はどう映った?」
「正義に燃える熱血漢、理想のためなら死ねる男。ただ彼の欠点は・・・」
そこで秋山は一呼吸をおいた。
「自分の中の正義が、人にとっても唯一の正義であると固く信じていることです。」
尊敬しながらも唯一相容れなかったもの、あるいは信念だろうか?
「支配される方にとっては迷惑な話ですよ。」
「そうだな」
ジュンのごくごく健全な反応に秋山は苦笑した。

正義は一つではない。人の数だけ正義はある。
ただ、ある特定の単位の最大公約数があるだけだ。
だから人は群れていられる。
それが誰か一人の正義のみが絶対なら、その正義からはずれてしまったものはどうすればよいのだろうか?
ユリカはそう思う。それが初代ナデシコで彼女が学んだことだった。



Nadesico Princess of White(Auther's Remix ver.)

Chapter5 父あるいは娘の事情 - YURIKA SIDE -



地球連合宇宙軍総司令官執務室


「ナデシコC?」
アオイ・ジュン中佐がスットンキョウな声を上げる。
「そう、ABCのC!」
「現在、ナデシコCはネルガル月ドックで最終チェック中だ。君たち三人には独立ナデシコ部隊として火星の後継者らの反乱鎮圧の極秘任務にあたってもらいたい」
ジュン、ハーリー、サブロウタはミスマル総司令と秋山少将から直々に作戦内容を伝えられていた。三人、ジュンはともかくハーリーもサブロウタも憮然とした表情でその説明を聞いていた。
理由は・・・いわずもがなである。
「極秘任務ということですと正規の軍人は使わない方がいいですね」
「でもどうやって?」
「お任せくだ・・・」
「お父様!!」
出番を待ちかまえていたプロスペクターを差し置いて、いきなりユリカが執務室に乱入してきた。出る機会を逸したプロスが寂しそうだった・・・。



再び同執務室


バン!!
「お父様!どうしてユリカをナデシコCに乗せて下さらないのですか!」
他のものを退出させて・・・というか修羅場が怖くて逃げ出したのだが・・・それが父と娘二人きりになって開口一番の台詞だった。
「はて、何のことやら?」
「とぼけても無駄です!ジュン君に聞きました。ジュン君にハーリー君とタカスギ大尉を連れてナデシコCのクルー集めを命じたそうですね?」
「ち、アオイ中佐の奴・・・」
っていうか、ジュンがユリカに抵抗できないことを知っていて、彼に秘密を漏らすか、コウイチロウ?

「なにもお前が行かなくったって。父さんのいうとおり地上に残ってておくれ」
「嫌です。ハーリー君もタカスギ大尉も私の大切な仲間です。私だけ戦わないなんて出来ません。公私混同です。」
「それだよ」
「はい?」
親バカモードが終わってコウイチロウは司令官の顔で話した。

「お前だから行かせられないのだ。軍はどんな理由があろうが私怨で戦ってはイカン。」
ユリカにも彼のいう意味が分かった。
火星の後継者達に拉致されたのは彼女の夫であり、彼女の娘だった。そのユリカが戦えば必ず私情が混じる。
「軍は復讐をしてはいかんのだ」
「そんなつもりはありません」
「そんなことは父さんが一番よく知っている。だがな、何か過失が起きた時に人はそう見ないのだよ。たとえ真意がどこにあろうと、敵討ちをした、そういうことにしてしまうんだ。それが政治なのだ」
「・・・」
「お前の気持ちはよくわかる。アキト君を救いたいお前の気持ちは。だが・・・」
「ちがいます、お父様。確かにアキトは助けたいです。でもこれは自分自身の戦いなんです」
「?」
これにはコウイチロウも意外な顔をした。てっきり娘は夫を救いたい一身だと思っていたのだ。

「草壁中将の言う新たな秩序のある世界では、私の居場所はありません。」
一呼吸おいてユリカは続けた。決して気持ちが荒ぶらないように。
「彼らの言う正義、統制されたボソンジャンプの世界において、彼らの意に沿わないボソンジャンプは罪悪です。だから自在にボソンジャンプできる生体ジャンパーは研究の対象か排除の対象でしかありません。お父様は私の居場所がこの世から無くなってもよいというのですか!」
コウイチロウは息を呑む。そうなのだ。
彼があえて火星の後継者達に対峙しようとしたのは、宇宙軍という公の責務もあるが、もう一つはこの私情からなのである。
「私は、今のこの場所が、ナデシコが大好きです。だから私の居場所は自分で守ります。」
ユリカのまなざしはどこまでもまっすぐだった。

「わかった・・・。本当を言うと、アオイ君では心許なかったのだ。お前がやってくれると助かる」
とうとう、コウイチロウが折れた。彼女がそれだけ意志をはっきり持っているのなら大丈夫だろう。
「ありがとうございます!」

と、ここまでで終わるとコウイチロウは思っていた。だが、ユリカの表情が急に険しくなり始めていた。
「お父様、もう一つ質問があります。」
「ん、何かね?」
「あの日、アレが起こる事をお父様は知っていましたか?」
「あの日?」
「私たちの新婚旅行の日・・・」
「!!」
コウイチロウははっと息を呑んだ。ユリカはきつく拳を握り締めていた。



回想・新婚旅行当日


「おい、ユリカ。早くしろよ」
「待ってよ、アキト、ルリちゃん」
「ユリカさん、荷物多すぎですよ」
あいかわらず荷物をまとめるのが下手なユリカはアキトにいくらか持ってもらっているにもかかわらず、まだ大きな鞄を抱えていた。

「いやぁ、どれも持って行きたくて・・・」
「おい、たかがニ泊三日の月面旅行に行くのに何でそんなに荷物が必要なんだ?」
「ええ〜だって〜〜」
「あの、やっぱりわたしお邪魔だったんじゃないですか?」
二人の掛け合い漫才にいたたまれなくなって、ルリはそっとつぶやいた。
「私が着いて行かなければ、もう一泊できたでしょうし、
 それに・・・」
ポム。
ユリカはルリの頭に手を乗せて優しく微笑む。
「なに遠慮してるの?私たちは家族なんだよ。
 家族が一緒に旅行するのは当然!
 ねぇ、アキト?」
「ああ、それにルリちゃんには屋台手伝ってもらってるし、
 それに・・・」
アキトなりのテレも入る。
「従業員の慰安旅行も兼ねてるんだから・・・従業員っていっても二人しかいないけど」
「あぁ、ユリカは!私もテンカワラーメンの看板娘なのよ」
「おまえ、食べてるだけじゃないか」
「ひっどい、そんなことないもん。プンプン」
「ふふふ」


そう、あの時はまだ幸せだった。あのジュン君の声を聞くまでは・・・

・・・どこで運命が変わってしまったんだろう・・・

「お〜い!ユリカ!」
「あや?
 ジュン君も見送りに来てくれたの?ありがとう!!」
「違うよ。ミスマル指令が呼んで来いって」
「ええ、なんで?」
「さぁ?とっても緊急の用だからって絶対連れて来いって言われて・・・」
「もう退役届も出しているし、第一、新婚旅行当日に?」
「まぁまぁ、そんなこと言わないでさぁ〜」
後はただの押し問答だった。
いつもなら先に折れるジュンだったが、今日はコウイチロウに言明されていたためか、少し悪あがきモードが入っていたのか。
決して引こうとはしなかった。
出発まで時間もなかったし、らちがあかないのでアキトが割って入った。

「とりあえず、お前はお義父さんに会ってこい。後の便でゆっくり来ればいいじゃないか。」
「ええ、だって!」
「その間、ルリちゃんと向こうで待ってるから」
「そうですよ」
ルリも賛同した。ちょっと二人きりでいられるのがうれしかったのかもしれない。

「うう、そう?わかったわ。じゃ後から行くね。」
後ろ髪を引かれる思いで、ユリカはジュンに連れられてコウイチロウの元に向かった。

「もう、お父様ったら大した用じゃなかったら許さないんだから。大体新婚旅行の花嫁を呼び戻す親がどこにいるって言うの?そう思うでしょ?ジュン君!」
「ははは、ああぁ・・・」
宇宙軍のオフィスに向かう車中でぶーたれながらユリカはジュンに絡んだ。
「ああん、もうシャトルの発射時間、あれはアキトたちのシャトルなのかなぁ」
遠ざかる空港から飛立つ一つの火線・・・多分あれが彼らの乗ったシャトルなのだろう。それを必死に目で追いつづけているユリカ。

キラリ・・・ポン・・・
「へ?」
何かそんな形容詞が似合いそうな光景を見てユリカはきょとんとなった。

『繰り返します、ただいま入りました情報によりますと・・・・・航空の月アルテミスコロニー行きシャトル203便が・・・・しました』
「おい、ユリカ!!このシャトル、ユリカ達の・・・」
「え、なに?」
慌ててTVをつけたジュンに指摘されてユリカは初めてそれが何であったのかに気づいた。
『繰り返します・・・乗員は全員絶望の模様・・・』
彼女の記憶はそこで途絶える。その単語を理解した瞬間気絶したそうだ。

どこで間違ったのだろう。
あの時、無理に自分も乗ってれば一緒に死ねたのに・・・
旅行を一日遅らせてもよかったのに・・・
ルリちゃんを誘わなければ、別々に行動する事もなかったかもしれないのに・・・

あの日からずっとその考えだけがぐるぐる頭の中で堂々巡りしていた。
結局、最後まで涙を流せなかった。
『涙って結構出ないものなのね・・・
 それとも私が冷たいのかなぁ・・・
 私にとってあの二人ってそれだけの存在だったのかなぁ・・・』
その思いが心を苛むのだけが辛かった・・・

それからの記憶はあやふやだった。コウイチロウの緊急の用も覚えていないし、葬式の前後のことも他人事のように感じていた。
コウイチロウの勧めで何となく宇宙軍の地上勤務に就いたが、仕事自身にはあまり興味はなかった。
それでもその後ナデシコBに乗って新しい仲間、ハーリーやサブロウタ達と働くようになってユリカはだんだん元気を取り戻すことができた。
たぶん、それは彼女の心の強さだったのかもしれない・・・



再び執務室


「どうしてあの時気づかなかったんでしょう。お父様が私を呼び戻したのはあの日あれが起こるのを知ってらっしゃったからね」
「さぁ」
「とぼけないで下さい!どうして教えてくれなかったんですか!いえ、せめてあの時三人とも呼んで下さればあの事故に巻き込まれることは・・・」
ユリカはたぶん真実を知っている。その上で彼の口から聞きたかったのだ。父親をまだ愛せるかどうかを確かめるために。

「彼が助かってしまえば、ユリカが付け狙われるからだ・・・」

バチン!!!

初めてユリカは父親に手を挙げた。
初めてユリカは父親を涙目で睨みつけた。
初めてユリカは父親を憎いと思った・・・。



回想・新婚旅行当日


あの日は、娘を嫁にやった寂しさに耐えつつ日がな一日平穏に暮らす・・・そうコウイチロウは思っていた。一つのリーク情報が入るまでは・・・

「ミスマルだが、君は?」
『聖獣会が気づいた。玄武が動いている。テンカワが危ない』
「おい、どういうことかね!」
『ツーーーー』

聖獣会、コウイチロウにはその名前に覚えがあった。以前秋山少将のレポートの中に草壁中将の一派が開いていた勉強会・・・内実はイリーガルな政治結社だったようだが・・・の名前だった。

「秋山君、聖獣会の玄武なる男、知っておるかね?」
「え?指令、なぜその名を・・」
「いいから」
「狂犬、北辰・・・そう恐れられている男ですよ。草壁閣下のためなら赤子でも喜んで殺す。でもなぜ?」
「ん?いや、小耳に挟んだものだからな」

彼らの目的が生体ジャンパーの拉致であることも、ユリカ達の新婚旅行の道中を襲うことも明白だった。すぐに手を打たなければならない。
だから、たぶん魔がさしたのだろう・・・。


・・・奴らはアキト君しかジャンパーだと知らない・・・

たぶん、二人を引き戻すことも匿うことも出来るかもしれない。だが、彼らはあきらめはしないだろう。ユリカは真実を知れば絶対にアキト君と離れはしまい。暗殺者から人一人を守るのは不可能に近い。


でも彼だけが捕まれば?
ユリカさえ生体ジャンパーでないと知られなければ・・・

そんな考えが浮かんで慌てて打ち消した。ともかく彼らを呼び戻さねば、そう思ってアオイ中佐を呼びだした。でもやはり魔がさしたのだろう。

彼に「ユリカ」を連れ戻せとしか伝えなかった。
それでふたりとも引き返してくれと願っていたのか・・・
それともユリカだけ引き返してくれと願っていたのか・・・
たぶん、その両方だったのだろう。ただ、運命に任せた


だから・・・罰が当たったのだ。

そしてユリカを守ることが彼の贖罪となった。
ユリカのジャンパー試験の成績に工作をしてB級ライセンスとしたり、ナデシコBの艦長という安易に誘拐できない地位に就けたり、秋山少将と相談してタカスギ大尉をボディーガード兼の副官としたりした。

せめて彼女が真実を知るまでは守り続けよう、コウイチロウはそう心に誓ったのだった・・・



再び執務室


「弁解はせん。が、まさかルリ君が一緒に行くとは知らなかった。彼女にはすまないと思っている」
しゃべり続ける間、コウイチロウはユリカから目をそらしてはいなかった。
「だが、これだけは言っておく。今度同じことが起こっても同じことをする。それが親のエゴというものだ。」
そう言い放つコウイチロウに迷いはなかった。

「・・・」
コウイチロウが話し終えた後、ユリカはしばらく無言で俯いていた。

「どうして・・・」
ユリカはぽつりとつぶやいた。
「お父様が憎いはずなのに・・・どうして嫌いになれないんだろう・・・」
「ユリカ・・・」
「ぁぁぁぁぁ!!」
コウイチロウに優しく抱きしめられて、ユリカは泣き出した。なぜだかわからない。
ただ無性に泣きたくなった。

あの時から止まっていた涙がようやく戻ってきた。

ようやく彼女の心は生き返ったのかもしれない。
悲しいことを見たくない代わりに、楽しいことも見なかった昨日までの自分から。



宇宙軍そばの公園


「というわけで、私どもがお手伝いすることになりました」
「プロスペクター?」
翌日、出番を失っていたプロスペクターのリベンジも実り、さっそくユリカとハーリーとサブロウタの三人はプロスペクターとあって人集めの相談をしていた。

「これって・・・本名ですか?」
「いえいえ、ペンネームみたいなものでして」
そうであろう。だが、ニックネームで仕事を許すネルガルって一体・・・と思ったのはハーリーだけではないはずだ。

「それでは各人手分けして人集めと行きましょう。なにせ時間がありませんからねぇ。」
なんとなくいつもと違う艦長にどぎまぎしているハーリー。多分、今まで一番きれいな笑顔だろう。
今までの笑顔は・・・無論きれいだったが・・・どこか本当に笑っていないように思えた。
それは昔のナデシコのクルーに会ったからなのか?とも思ったがどうも違うようだ。

「歴史はまた繰り返す。ま、ちょっとした同窓会みたいなものですかな」
「はい!!」
とびきり元気なユリかの挨拶。何かふっ切れたようだ。サブロウタは安心した。
「いやぁ、それにしても艦長、お久しぶりです」
「ええ、本当に!」
こうして、彼らは旧ナデシコクルーを集めにまわった。ただ一人、ナデシコCの艦長候補をおろされた男を除いて。
「ユリカぁ・・・」
その後、何故かアオイ・ジュンの恨めしい声が宇宙軍に響いたとか響かなかったとか。

See you next chapter...



ポストスプリクト


いやぁ、今回重い内容になるかなぁ〜と思っていましたが、予想以上に重かったです。
ということでユリカだけが助かった理由は斯くの如くです。
ユリカの考え方も、コウイチロウの考え方もこの作品では肯定しません。
ただ、漫画みたいなウルトラCなんてない「冷たい方程式」に出会った場合、人は自分のエゴとほんの少しの勇気の間で揺れ動くしかないのではないか、それで仕方ないのでは?と思っております。

後は、与太話ですが

聖獣会:
 本編オリジナルの設定で元木連中将、草壁春樹の為のイリーガルな 活動を行う秘密結社。「君主危うきに近づかず」の様に思想的リーダーである草壁は直接手を下さず、彼らが非合法活動を行っていた模様。
由来は4人の幹部を古代中国に伝わる、青龍、朱雀、白虎、玄武の4大聖獣に準えられたため。
 青龍=北辰 玄武=北辰
 朱雀=南雲
 白虎=東郷 青龍=東郷
 玄武=西條 白虎=西條 の名が知られている。
(※2001/6/14 聖獣の正確な方位と人物の対比が誤ってたので修正します。)
現状は北辰しかでない予定。
(ちなみに南雲はあのDC版ナデシコに登場する南雲の事です)
この設定を使って劇ナデアフターを書くことがあるかもしれません。
(というか、Second Revengeとして書いておりますが・・・)

では。

Special Thanks!!
・FAYE様
・みゅとす様
・AKF-11 様