特に指定の無い場合に読み込まれるCannaの設定ファイルは/usr/local/lib/canna/default.cannaに置いてある。 設定ファイルを変更する場合は、cp /usr/local/lib/canna/default.canna ~/.cannaとして設定ファイルをホームディレクトリにコピーし、~/.cannaファイルを編集することになるだろう。 また、設定ファイルのサンプルは/usr/local/lib/canna/sample/default.cannaというファイルとしてインストールされているので、こちらも参照すると良い。
Cannaのパッケージには、辞書のメンテナンスツールも付属している。
mkdic の辞書名に「user」以外を指定した場合は、/usr/local/lib/canna/default.canna、あるいは~/.cannaファイルを編集して、追加した辞書名を登録する必要がある。 たとえば、mkdic で「kihon」という辞書を追加したい場合は、以下のような設定作業を行う。
(use-dictionary "iroha" "fuzokugo" "hojomwd" "hojoswd" :bushu "bushu" :user "user" :user "kihon" )
余談だが、~/.cannaファイルが存在していると、Cannaのデフォルト設定ファイル(/usr/local/lib/canna/default.canna)は読み込まれなくなる。 そんなわけで、~/.cannaファイルを作成するなら、すべての指定を~/.cannaファイルに記述する必要がある。 (上のuse-dictionary周辺だけ~/.cannaに書いたところ、日本語変換機能が利用できなくなって焦った...。)
Canna-3.2.2に標準付属している辞書だけでは、単語の登録量が少なくてちょっと不便だ。 そこで、以下のサイトからCanna用の辞書を拾うと良い。
FreeBSD 2.2.5Rのパッケージのja-kon2-0.3.tgzは何も心配せずに利用することができる。
以下の情報は古いkonのパッケージのための情報だ。
konのFreeBSDのpackageでは、設定ファイルkon.cfgが/usr/local/etc/に作られ、フォントファイルは/usr/local/lib/fonts/の下に作られる。 kon-0.994の場合、デフォルトの/usr/local/etc/kon.cfgの指定では、漢字フォントファイルの位置が間違って/usr/local/fontsになっているため、konを起動すると画面が真っ暗になってなんだかわからなくなる(^^;)。 画面が真っ暗になったら、とりあえずCTRL-Dを押すと元の画面に復帰する。 /usr/local/etc/kon.cfgファイルの中の/usr/local/fontsとなっている部分(2箇所)
bdf-zcat:Startup gzip -cd /usr/local/fonts/k14.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -n gzip -cd /usr/local/fonts/7x14rk.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -nにlib/を追加して、
bdf-zcat:Startup gzip -cd /usr/local/lib/fonts/k14.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -n gzip -cd /usr/local/lib/fonts/7x14rk.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -nと変更すると、動作するようになるはずだ。
VGA:Normal VGA 640 680 776 808 480 491 493 524の部分を
VGA:Normal VGA 640 672 768 800 480 490 492 525に変更すると良い。
FreeBSD 2.2.1R〜2.2.2R では、最初に用意されているカーネルが shared memory 機能を持たないようにコンフィギュレーションされているので、そのままではkonが動作しない。 (konを実行すると、画面が真っ暗になって暴走状態になる。) 対策は、カーネルコンフィギュレーションファイルに
options SYSVSHMという記述を追加して、カーネルコンフィギュレーションすると良い。
FreeBSD 2.2.1R〜2.2.2R では、kon を起動すると virtual console 機能 (ALT+F1 〜 ALT+F3 で切り替わる仮想画面)が動作しない。
#!/bin/sh SORTTYPE=1 COLUMNS=1