定点撮影の記録
Part 11 南海高野線
7:36 急行高野山(極楽橋)発 モハ2021以下10連
あるところに立って、通過する電車を記録する超ヒマな記録です。
Part11は、大阪から高野山へ向かう南海高野線です。林間学校で乗った記憶がある方も多いかもしれません。また、近年まで緑色の「ズームカー」が走っていたことでも有名です。ズームカーもステンレスカーに置き換えられましたが、17m級の電車は健在です。また、平坦線はステンレスカーが長大編成で走っています。泉北高速鉄道からの乗り入れも見逃せません。では、ご覧下さい。

撮影日 2001年5月29日(木)
場 所 南海高野線・天下茶屋駅
対 象 難波行き電車
時 間 7:30〜8:30
レンズ 135mm
アンダーラインのある車番をクリックすると、その電車の写真が現れます。

時刻
種別
始発駅
先頭車両
両数
コ メ ン ト
7:31準急 河内長野6323
6003
4
4
6100系の更新車ですが、台車をパイオニア形からミンデン形に振り替えています。このため、6300系に改番されたとのことです。
7:34準急 (泉北)
光明池
3501
3519
6
4
泉北高速の車両です。南海6200系そっくりです。
7:36急行 高野山
(極楽橋)
2021
2031
2032
2003
2
2
2
4
17m車の10連です。小型の車両が長編成で走るのも朝ラッシュ時間帯ならではです。
7:40各停 金剛65216 高野線の各駅停車は「各停」と呼びます。6連がほとんどです。
7:43区急 (泉北)
和泉中央
7501
7503
6
4
朝夕に走る区間急行です。泉北高速の車両です。独自色が現れています。
7:45区急 河内長野
1003
1033
6
2
この形式から南海線・高野線の共通仕様になりました。また、南海の現塗装が始まったのもこの形式です。
7:47急行 橋本6509
6021
6907
6
2
2
7:49各停 千代田87056 1982年から製造の界磁チョッパ車です。6連固定で単独運用を組みます。
7:53準急 (泉北)
和泉中央
6517
6025
6
4
今度は南海の車両による準急です。
7:55急行 林間
田園都市
6113
6133
6
2
7:57準急 千代田1001
1032
6
2
7:59各停 河内長野61176 更新車ですが、台車はパイオニア形のままです。
8:01区急 (泉北)
和泉中央
6519
6322
6
4
8:03区急 三日市町6029
6035
4
4
1962年から製造された南海初のステンレスカーです。まだまだ元気です。
8:05急行 高野山
(極楽橋)
2022
2035
2036
2046
2
2
2
4
このあたりがラッシュのピークでしょうか?迫力の10連です。
8:08各停 千代田65136
8:12区急 (泉北)
和泉中央
3503
3515
6
4
8:14急行 橋本6107
6131
6
2
橋本より手前発の急行は20m車も運用されます。
8:16準急 千代田6511
6905
6909
6
2
2
8:18各停 三日市町63066
8:22区急 (泉北)
和泉中央
6302
6013
6
4
8:25急行 林間
田園都市
6321
6331
6332
6
2
2
8:27準急 三日市町6023
6911
6915
4
2
2
8:29各停 河内長野65036

サイドメモ
南海高野線は正式には汐見橋−岸里玉出−極楽橋の64.5kmですが、実際には汐見橋−岸里玉出と難波−極楽橋の運転系統になっています。前述の汐見橋−岸里玉出は南海線の車両が使われており、「汐見橋線」と呼ばれています。ですので、天下茶屋駅は南海線の駅なのですが、高野線の電車が乗り入れており、線路も別々ですので、実質的には高野線と呼んでも差し支えないと思います。路線はバラエティーに富んでおり、難波−河内長野の平坦線、河内長野−高野下の準山岳路線、高野下−極楽橋の山岳路線に別れます。難波−橋本は20m車が入線できますが、橋本−極楽橋はカーブが多く、急勾配のため17m車しか入線できません。運転種別は、いわゆる「郊外電車形」で、途中までは急行運転を行い、そこからは各駅に停車するというパターンで、奥に行けば行くほど、運転本数も少なくなります。「大運転」と呼ばれる、急行・高野山(極楽橋)系統は17m車の限定運用で、橋本で増解結を行い、難波−橋本は6両〜8両(10両は難波−河内長野)、橋本−極楽橋は4両というのが特色です。急行は他に三日市町、林間田園都市折り返しがありますが、20m車の運用が多くなっています。停車駅などは下に掲げます。