「レ−ザ−光線花火ショ−」は、次の時代の文化の先駆けとなることを目指しています。

　毎日の生活の中で、自分達の住んでいる地域に伝わる伝統や文化について、改めて考える機会はあまりないように思われます。しかし実際には、地域の人と触れ合うことにより、この地域で育まれてきた文化と温かさ、世代に囚われない自由な考え方に出会えるのです。 地域の方々や、障害者の方、お子様からご年輩の方まで数多くの人々にご覧頂き、同じ感動を味わって頂きたいと考えています。たくさんの人々が見ることにより、数多くの発想や意図が新しい形となって、未来を創って行くと思うからです。これまでに無かった、地域とビジュアルの対話を少しでも理解して頂けることが目的です。

この「レ−ザ−光線花火ショ−」は例えば「Special Night」というようなショ−タイトルにします。時間的には PM 5：30から PM 7：30 終演の予定とします。PM 5：30になったところで、オ−プニングテ−マが流れだします。 またステ−ジもライトアップされ、「Special Night」の始まりを告げます。そこへ司会者が登場しこのSpecial Nightの趣旨、その他を説明します。

ここから「Special Night」は始まります。

２部構成です。

『１部』まず、地域の伝統芸能を受け継いでいらっしゃる青年団、市民サ−クルの皆様方に出演して頂きます。

『２部』スペ−スファンタジ−の世界へ ［企画の一例］　

レーザーショー　イメージ図　

• シーン：1
  　PM7：00暗闇の中、幻想的なBGMが流れ始めます。ステ−ジ付近には、スモ−クが立ち込めてきます。今から行なわれる物語のはじまりの瞬間です。大型スライド映写機にてステ−ジ横のビル壁面へイメ−ジ写真の投写。幻想的なBGMが、ブラスセクョンのファンファ−レへと変わっていき、観客は、今始まる未知のイベントに胸躍らせます。慌ただしい宇宙船の通信音が流れ始め、レ−ザ−光線が幾何学的な模様を夜空に浮き立たせています。「5…4…3…2…1」とロケット発射のカウントダウンが開始され、いっそう、観客の期待はふくらみます。 「0…」と同時にロケット発射とともに、何本かの火柱が天空に向かって放たれます。思わず、観客から歓声が上がることでしょう。
• シーン：2
  　続いて、宇宙をイメ−ジさせる曲が流れて来ます。ステ−ジ上の大型スクリ−ンには、宇宙を感じさせる映像が始まり、 数台のシンセサイザ−が演奏されています。 それに加え、 照明、レ−ザ−光線がリズムに合わせて、変化を繰り返し、さらに宇宙へと観客を引き込 んでいきます。それに伴い、幾本もの光の玉が尾をひき、夜空を華やかに演出していきま す。見ていると突然、ドド−ンと爆発音が。 一瞬にキラキラと光の束が現われます。静か な花火と激しい花火が、音楽に合わせて繰り返されます。まるで、静と動を現わすかのよ うに。 観客は、美しさ、激しさに驚くことでしょう。 1曲目の最後、今までにも増した爆 音に伴い、花火が勢いよく打ち上げられ、観客の大きな歓声と共に次の場面へと変わりま す。
• シーン：3
  　場面は変わり、「幻想的な夜」が始まります。スモ−クの流れにのったレ−ザ−光線が、観客を夢の世界へと引き込んで行き、点滅するカラフルな照明が別世界を創り出します。曲が静かに終わり、光も消えて行き、幻想の世界も徐々に消えて行きます。観客は、夢心地です。
• シーン：4
  　あたりは、暗くなり、音も聞こえません。 観客の間に騒めきがおきます。 一体何が始まるのだろうかと。どこからともなく、「和楽器--できればショウ」の音色が響いてきます。(市民の方に演奏をお願いします。) 観客はあたりを見まわし、音の源を探すでしょう。ステ−ジの左側にある建物の屋上にピンスポットがあたり、「ショウ」の奏者が映し出されます。そこで「ショウ」を演奏していたのです。 観客の視線は、その場に釘付けになります。 すると、今度はステ−ジでレ−ザ−光線、照明の光の乱舞が始まります。威厳をもって、悠々と夜空をかけめぐり、光の幾本もの筋が天空に向かってのびていきます。 その後、爆音とともに 「琴」の音が聞こえてきます。(市民の方に演奏をお願いします。) マルチビジョンには、林の中で光に包まれ、琴を演奏する奏者と日本舞踊を踊っている演者が映し出されます。一体そこは何処なのでしょうか。ステ−ジの奥の林が怪しくも美しく光っています。「デジタルとアコ−スティックの響宴」が行なわれているのです。再び光が踊りだし、更に、花火が光に花を添えるように上がり、一層盛り上がっていきます。 観客の気持ちも高まっていき、そうした中、曲が終わっていき、共に光が消えていきます。
• シーン：5
  　勇壮な曲が始まり、それに合わせて目の前は深紅に染められていきます。 曲の盛り上がりに伴い、数箇所から光の尾を引く花火が次々に打ち上げられ、大爆音とともに数多くの光 の束が立ち上がります。観客からはその度に大きなどよめきが起こります。続いて、音を 立てて破裂する花火が、次から次へと続き、観客の興奮も最高潮に達しています。花火が、 今までにもまして轟音を立て、夜空を際立たせ、幾つもの花火と数え切れないキラキラと 輝く光の玉でできた火柱のカ−テンが大爆音を伴い、一呼吸毎に畳み掛けてきます。曲の終 わりに合わせて、一段と派手な光のカ−テンが立ち上がり、同時に轟音をたてて無数の光の 花が夜空一面に広がります。観客からは一斉に大きな歓声と拍手が起こりSpecial Nightは 終わりを告げます。