第２１号『知らないってことは、幸せだね』

今日、会社の帰りに回り道をして地下鉄南北線的都営三田線(爆)乗ったときのことでした。
電車が白金台を出発してしばらくすると、いつものよーに白金高輪の自動放送が流れてきました。

「次は白金高輪、白金高輪です。地下鉄南北線、溜池山王、飯田橋、駒込方面はお乗り換えです。お出口は～」と。
俺は「どーせ、今日も数分時間調整するんだろうなぁ」と思っていました。
そんなときに※１運転士による肉声放送が車内に流れました。
「次は、白金高輪です。南北線、埼玉高速鉄道線方面は…」と。
まあ、ここはいつも通り丁寧な運転手さんが丁寧に案内する案内文。しかし、問題はその後。
「２０時２４分発王子神谷行にお乗り換え下さい」
…をいをい、それ、南北線の駅だろ。「埼玉高速鉄道線方面は、この後の電車を」とか言えよと思っていた矢先、クリティカル(致命的)な放送が堂々と、大音量で流れ始めました。
「溜池山王、市ヶ谷、飯田橋、駒込、王子、赤羽岩淵、埼玉高速線方面今度の電車は２０時２４分発、当駅始発の

埼玉高速線直通の王子神谷行

です。この電車が到着しますとすぐの発車です」

車内に大音量で響き渡る、堂々とした誤った内容の放送。しかも、放送している本人、内容が間違っていることに気づかない。

「埼玉高速線直通の王子神谷…、埼玉高速線直通」 (ﾟﾟ;)＼(--;)ｵｲｵｲﾅﾆｲｯﾃﾝﾀﾞﾖって、突っ込みたくなりました。
だって、王子神谷の先に赤羽岩淵があって、そこから埼玉高速線になるのです。

万が一、彼の頭の中では『王子神谷が、赤羽岩淵の先にあって埼玉高速線の駅』だと思っているのであれば。
王子神谷の立場はどうなっちゃうのでしょうか…。
北区神谷町と言うバス停の立場はどうなるの？

万が一、運転士の頭の中で南北線の王子から先が埼玉高速鉄道線になったと思われていたら。
営団地下鉄南北線の立場はどうなっちゃうのでしょうか…。

万が一、南北線の王子以北の駅が、全て埼玉県に存在するのだと思われていたら。
東京都北区の立場はどうなっちゃうのでしょうか…。
…こりゃ、可能性ないな(爆)

もっとも可能性が高いのは
２００１年３月の埼玉高速線開業以来この運転士はずっと南北線の電車の行き先には
『埼玉高速線直通』
と言う前置詞を全ての行先に付けているのかもしれません。
∴ゆえに∴
『埼玉高速線直通』の王子神谷行
と案内してしまうのでしょう。

結論：『知らないってことは、幸せだね』

余談どうして白金高輪の三田線ホームは、電車が出発すると「１番線の電車は都営三田線・高島平行きです」と流れるのだろう。
余談そのに・侍魂に影響されているなぁ。俺。

※１都営三田線・地下鉄南北線はワンマン運転です。車内放送は自動で流れますが、補足説明等運転士がマイクで放送します。
※２埼玉高速鉄道線は、赤羽岩淵から先の路線です。決して王子から先ではありません。

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