●10月 2005年11月 ●12月

2005年11月7日(月)
【ナリタトップロード死亡】
先週の回顧の前に訃報が・・・・ ナリタトップロードが急性心不全のために死亡しました。
1999年のクラシックを分けあったアドマイヤベガテイエムオペラオーの僚友に対して、 休養を要する故障もなく、一番長くターフで活躍した人気者のナリタトップロード。 初年度に131頭、昨年95頭、今年も85頭の配合をこなし、 競走馬時代同様に種牡馬としても高い人気を保っていただけに、なおさら無念としか言いようがありません。

渡辺薫彦騎手のコメントを引用しておきます。
「私にとって、この馬はかけがえのない存在であったので、大変ショックを受けています。 今後は彼(ナリタトップロード)の分も、騎手として頑張っていかねばと思っています。 どうか安らかに眠ってください。」

【豊村記者が本紙奪還】
例年ならば天皇賞秋の前哨戦として機能する京都大賞典ですが、今年は京都大賞典から秋の盾を目指したのはリンカーンだた一頭。 その一方で先週のアルゼンチン共和国杯に向かったのが9頭もいたので、アルゼンチン共和国杯は、 さながら京都大賞典のハンデ版といったメンバー構成でした。 といった見立てがきちんとできれば、それほど難解でもなかったレースなのかもしれませんが、 これはあくまでも結果論。別路線組みに触手を伸ばしたうえに、雨っぽかったのでサクラセンチュリーはバッサリと切り、 マーブルチーフは地味すぎて気づかなかったので、自分には縁のない馬券でした。 そんななかで、豊村記者が高配当の三連複を的中し、一気に本紙奪還です。


2005年11月9日(水)
【日当たりが悪くなる今日この頃】
いつの間にやら近所にいろいろな建物がにょきにょき生えてきて、徒歩数分圏内の店舗数が格段に増えつつある反面、 部屋の日当たりが悪くなった今日この頃です。 とりあえず近所に旨いラーメン屋が誕生することを期待します。ときどき食いたくなるもので・・・・

【今年も絶好調、武豊騎手】
武豊騎手を背に秋華賞を制したエアメサイアは、その後も変わりなく順調で女王杯に向けて視界良しとレポートされています。 偉大なるディープインパクトを前にしては助演の立場に控えることになる武豊騎手ですが、 とにかく今年も絶好調。 奇跡のJRA年間200勝と騒がれたのは2年前のことですが(204勝)、昨年もさらに記録を伸ばし(211勝)、 今年はさらに記録を塗り替える勢いです(昨年の女王杯前が181勝、今年は190勝)。

先週は土日で18レースに騎乗して、そのうち7つの勝鞍をあげる活躍。GIがなくても武豊は凄い。 騎乗馬は当然のことながら、人気上位馬が中心となるのだけれども、 武豊騎手が出走したレースに、彼の単勝を100円ずつ買ったとして試しに計算してみると、 1800円の投入に対して払い戻しが2230円。何とプラス収支!。ケチをつけるところが何もないぜ!


土曜日曜
レース1R2R3R6R7R8R9R11R12R3R4R6R7R8R9R10R11R12R
着順3511813313618228111
単勝

550390
150



240



490250160
払い戻し550+390+150+240+490+250+160=2230(回収率124%)


2005年11月12日(土)
【ハートランドヒリュ、JRA最多出走記録】
日曜日のドンカスターCへの出走を確定している9歳馬のハートランドヒリュは、 JRA出走回数が123回となり、
これまでの記録を43年ぶりに更新することになりました。

彼の戦歴を調べてみると、1998年12月5日にデビューしてから休養というものを経験することなく、
実にタフに走り続けていることがわかります。出走記録のない月は、2002年の11月と2005年の7月の僅か2回。
夏場の札幌遠征時をのぞいては、ずっと栗東トレセンで鍛錬を続けているのですねえ。

ハートランドヒリュの月別出走回数(2005年11月12現在)
1998年1999年2000年2001年2002年2003年2004年2005年
1212345678910111212345678910111212345678910111212345678910111212345678910111212345678910111212345678910
出走回数(月)22212211212122122221113122112121111121222221122022221221121121121111121121121210121
出走回数(年)219201619191512
備考122戦4勝、2着10回、3着10回、収得賞金1億3308.4万円

これだけ出走することができれば、毎月の維持費は出走手当てでペイできるし、
現在1000万下条件に属しているハートランドヒリュは、これまでに4勝、2着10回、3着10回といった具合で、
コツコツと賞金も稼ぎ続けており、総収得賞金は1億3308.4万円。素晴らしい馬主孝行の馬だということです。

走っている舞台が条件戦ばかりであるために、デビュー後に連勝してすぐさまオープン入りするような馬との対戦はありませんが、
下積み生活が長かった著名馬との対戦の跡が、足掛け8年間の戦歴にあらわれています。

通算3走目の未勝利戦(1999年1月16日)では、テイエムオペラオーと戦っています。
この3ヵ月後に皐月賞を制した思えぬほど、まだ平凡な馬の一頭であったテイエムオペラオーは、
このレースでも4着に敗退し、未勝利脱出を果たせていません。

また、下積み時代が長かった名馬として有名なタップダンスシチーとは、3回対戦しています。
通算39走目の2000年11月18日の八瀬特別(900万下)が初対戦で、
2着に入ったタップダンスシチーのクビ差の3着に健闘しています。
おっと、"健闘"と書きましたが、当時の人気ではハートランドヒリュの方が上位でした。
通算57走目の江坂特別、通算60走目の春日特別と対戦は続きますが、
春日特別で勝って昇級したタップダンスシチーは、その後とんとん拍子にオープン入りを果たし、
現在の地位を占めるにいたっています。

また、このころには1000万下時代のツルマルボーイや、先日引退を表明したダイタクバートラムとの対戦もみられます。
通算92走目の平場の1000万下戦(2003年10月19日)では、ローズSで秋華賞の権利取りに失敗した当時3歳のヘヴンリーロマンスと対戦。
彼女はこのレースをきっちりとものにし、次走エリザベス女王杯へと向かうことになりました。

調べものは久しぶりでしたが、おもしろかったですわ。さて、明日のドンカスターCの結果はいかに?


2005年11月19日(土)
【先週の競馬回顧】
先週末は、スイープトウショウが貫禄の勝利で女王杯を制し、ハートランドヒリュがJRAの出走新記録を樹立。 ハートランドヒリュが様々な著名馬との競走経験があることは前に触れましたが、 新記録達成のレースで同席したメンバーのなかで注目すべきは、サムライハート。 母エアグルーヴサンデーサイレンス産駒ということで、 昨年の今頃はディープインパクトよりも遥かに注目度が高かった馬ですが、 骨折でクラシックを棒に振る不運。今後の飛躍に期待です。ただ、レース後に腰に疲れが出て笹針治療とのことなので、 飛躍のときは来年ということになります。

本日は、フサイチリシャールクロフネ産駒としてはじめての重賞制覇を東スポ杯2歳Sで達成しました。 クロフネ産駒の台頭は、いろいろな意味で嬉しいし、心強いものです。

エリザベス女王杯の的中者は、博文記者杏充記者でした。


2005年11月23日(水)
【ワディラム、1番人気で2着を確保】
高橋尚子の復活劇のテレビも気になるし、京都9Rの東山特別も絶対に見逃せないし・・・といったわけで、 忙しくチャンネルを変えながらの日曜日の午後2時台でした。 Qちゃんは見事に復活を果たし、よもやの1番人気の支持を得たワディラムも、 ファンにそれほどの迷惑をかけることのない2着という着順に食い込んでくれ、まずまずでした。

ワディラムと初めてのコンビを組んだ岩田騎手。彼の実力は広く認められているところですが、やはり上手いと再確認しました。 追い出してから、あれだけ激しい動作を繰り返しながらも、馬の走行を邪魔するような重心のブレがない、見事な騎乗フォームでした。 いつのまにやらワディラムも、すっかりと1000万特別戦での上位勢力に定着してくれ、 これで収得賞金が4811.8万円まで加算。当初の設定から考えると十分に活躍してくれているといって過言ではありません。 目指せ5000万円、行け行け1億円!!!

【デュランダル三連覇ならず】
メインのマイルチャンピオンシップでは、三連覇を期待されたデュランダルが、 一番の上がり時計を計時しながらも8着に敗退。これまでは勝負どころですっと上がっていけた馬ですが、 今回は鞍上がシゴいて動かしていた様子もみられ、その点で万全とは言えない状態だったのかもしれません。 レースの結果から、引退して種牡馬入りすることになったと報じられていますが、 香港マイルへの招待を、レース前に辞退していたので、規定路線だったのかもしれません。 サンデーサイレンス産駒の牡馬として稀有なスプリンターであるデュランダル。 どんな産駒を送り出してくれるのでしょうか。楽しみです。

新たにマイルのチャンピオンとなったのは、ハットトリック。 京都で良績を残している点から買われていましたが、 素早く反応する馬ではなく、追い出しのタイミングが難しい馬なだけに、 今回はペリエ騎手の腕も光りました。 りむ記者が三連複を的中。79.6倍。なかなか良い配当ですな。

そうこうしているうちに、フラムドパシオンも復帰してきます。 ジャパンカップダートで上位人気が必至のカネヒキリの調教パートナーを務めていたので、 久しぶりに映像を確認することができました。 どうやらステイヤーズSに出走するデルタブルースの帯同馬として東上し、 葉牡丹賞での復帰が濃厚なようです。鞍上もペリエ騎手とのことでちょっと期待できるかもしれません。 行ってみるかな。


2005年11月29日(火)
【3歳馬カネヒキリがJCダートを制す】
ジャパンカップダート当日は出勤日だったために、レース結果は帰宅途中の社バスのなかで確認するという寂しい環境。 個人的にはまだ世代交代には至らないと想定していたのに、カネヒキリが勝利しているのを知って、ちょいと驚きました。

帰宅後に映像で確認したところ、シーキングザダイヤスターキングマンの森軍団あたりとかなりきわどい接戦だったことがわかり、 完全なる世代交代というよりも、ダート古馬勢の混沌具合が、カネヒキリの参入によってさらに深まったといったのが正しい情勢分析でしょうか。 自分が本命視していたシーキングザダイヤは11番人気と低評価でしたが、ハナ差の2着に健闘。横山典騎手、、、実に上手く乗られていたのですが、またもや・・・

【アルカセットがJCでレコード勝ち】
明けて日曜日はジャパンカップ。日本馬の育成技術の向上によって遠征馬が簡単には勝てなくなったことや、 香港・ドバイという他地域の国際レースの充実もあって、近年のジャパンカップは馬集めの営業努力が大変だと聞きます。 幸いにも今年は評判の外国馬の参戦が実現し、出走馬のレーティングがレースの格を決めるという視点からいくと、これは実に喜ばしいことです。 競馬で喜びを感じる視点がずいぶんと愛国的になりました。

逃げ馬が揃うと案外とペースが落ち着くという事前の観測もあったものの、 タップダンスシチーが、けれんみも無くマイペースの逃げを打ちました。 1000mを58.3、2000mを1.57.7というトップクラスに相応しいラップを刻み、 直線は手応えのある馬と、一杯になった馬が交錯しながらの大熱戦。 ウィジャボードアルカセットの叩き合いの外からゼンノロブロイが良い感じで進出したときは、 やっぱり強いなと思わせましたが、馬体が合ったところでで勢いが止まり、 逆に、ウィジャボードを押しのけながらハーツクライアルカセットを猛追。 長い写真判定の結果、アルカセットが3センチ差でハーツクライに先着したことが判明し、デットーリ騎手のジャパンカップ3勝目(すべてハナ差)が確定しました。

伝説となっていた2.22.2という東京2400mのレコードタイムが破られて、タイムもハイレベル。日本馬は負けたし、 またしても自分の本命馬は2着という結果でしたが、高いレースレーティングを得られることができそうで、その点はめでたしめでたし。

予想では、豊村記者が三連複的中で、首位固めに入った感があります。


●10月 2005年11月 ●12月