改造車。。。という表現は、
ジムカーナをはじめとするスピード競技の中でしか通用しないかもしれませんね。
ストリートでは問題の無いチューニング(改造)でも、
競技の世界ではレギュレーション(規則)によりできないものが多いのが現実です。
そんな競技の世界で、ナンバー付きクラスを「A(B)車両クラス」、
そして、ナンバーの無いクラスを改造車(C/D)クラスと呼んでいます。
(厳密に言うと、ナンバーが無くてもA(B)車両にできます。)
改造車といっても、「とにかく、改造しなくっちゃ」と意気込む事もありません。 要するにナンバーが無ければ、改造車クラスに登録できるのです。。 今、乗っているA車両のナンバーを切って、安全規定であるロールバー・キルスイッチをつけるだけで立派な改造車となるのです。 走行会用の車のままでも十分です。お古のレースカーでもOK。このほうが安上がりかもね。 速く走るために、特化するため、自分の身を守ることだけは自分で準備すること。これさえ守れれば、OKです。 | ||
改造車乗りになる一番の障害は、自力で移動できない(積載車が必要)ということでしょうか。 ナンバーが無いことで、道交法の規制を外れて改造の自由度が広がる訳ですが、反面、移動するのにトラックに載せて移動しなければならないのです。 手っ取り早い方法は、レンタカーを借りることでしょう。 サーキットで行われる今流行の走行会などには、大半がレンタカーを借りて移動しています。 彼らには、レンタル代はエントリー代の中に含まれているようです。 しかし、ふと気がつけば、年間を通して参加すると、レンタル代だけでかなりの費用になるのも事実。 考えによっては、中古の積車を買っても同じくらいになるかもしれませんね。 | ||
case1 健さんの場合。 昭和63年式のマツダタイタン(2t)を借りています。 知り合いに車検代行屋さんが居たので、事情を説明し、プロジェクトに賛同してもらいました。 休日は陸事はお休み。そう、仕事で車を運ぶことはほとんど無いんですね。実費のみ、、という約束でしたが、最低月イチで借りる。しかも長距離ということで 借りる側(僕のことね)が引け目を感じ、車検代の一部(\60000)を払っています。これもプロジェクトのコンセプトの一つ。 (Give&Take) |
case2 少年の場合。 彼の場合、車がシティ(GA2)のため、1.5tのボンゴトラックに載せていました。 車両固定にちょっとだけ工夫が必要ではありますが、煽りがちょうど車を押さえる形になり、なかなかgood。 4ナンバーということで、経費的にも有利。 |
case3 なかじぃの場合。 彼の場合、舞台が名阪のみということで、名阪スポーツランドのガレージを借用。Cコースに面していて、走るのに準備というものは特に必要無し。 開催コースが動かないので、異動することも無し。好きなときにすぐ走れて、かなり有効です。 デメリットは、溶接補強とかの大掛かりなメンテナンスを行う場合、積車が必要になるってことくらいでしょうか。 |
case4 ベストな方法は。。。 自由度から言えば、自家用として積車を持つことでしょうね。 大型トラックを置くスペースは必要ですが、車両も荷台に置けるため、結局は1台分でOK。(セキュリティは別ね) 地方だと、まだNox規制対象外のところも多く、都心部で規制のため、車両入れ替えを行ったレンタカーの放出を狙うという手もあります。 (思った以上に安い!?) |
case5 最後の手段。。。。 最後の手段は、レンタカーですね。これも、懇意のショップから頼んでもらえれば、業者割引で格安に借りることが可能です。 その場合、借りてもらったショップの顔を汚さぬ様注意は必要です。 |
なにはなくても、安全装備。規則として定められている項目ですし、自分の身を守るため。必要最低限の装備は必要です。
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その1)ロールバー 鉄製の継目無引抜鋼管でφ40mm(肉厚2.0mm)または、φ38mm(肉厚2.5mm)であること。6点式以上を推奨。 軽さのためには、少々不利ではあるのですが、速さに特化した競技車両。万が一の横転やクラッシュからドライバーを守るためのもの。 しっかりしたものが必要です。 また、ちゃんと機能すれば、ボディの補強にもなります。 有名なものは、キャロッセ製の「セーフティ21」でしょうか。豊富なラインナップで大抵の車種があります。 |
その2)キルスイッチ(サーキットブレーカー) 外部から電気系統を一気に遮断できるようなSWが必要。これは引っ張ってOFFになるものであること。 CUSCOや、YZよりハーネスキットとして売られています。取付けは、今バッテリ+端子に繋がっている線を外し付属の線をつけるだけ。 |
簡単でしょ? |
これ以外に、いろいろアイテムはありますが、この後は必要に迫られてからでもおそくないでしょう。 あとはあなたのアイデア次第。 |