コタバル
Dec. '01 マレー半島縦断の旅-2/8

タイ-マレーシアの国境はあっという間に抜けてしまった。バスを待っているときに、親しげに大学生っぽい女の子が声をかけてきた。「どこ行くの?バスは行ったところだし、30分ほど待たなきゃだめだよ。。。」、、、といいながら、いろんな事を聞いてくる。自分の彼と一緒に撮った写真(彼と写真を撮るときは、髪を隠している布は巻いていなかった。親しい人には、髪を見せるのね。。。)を見せてくれたり、、、会ったばかりなのに、あまりの親しげな態度に警戒したが、バスが来たら、教えてくれて、手を振ってさっと彼の元にすっ飛んで行ってしまった。

ほとんどの女の人は髪に布を。。。ホテルの天井。アラーの神の方向が、、、

初めてのイスラム圏。初めてのマレーシア。それも東海岸(西海岸より東海岸の方がイスラム色が強いといわれている)。気がつけば、髪を隠していないのが、とても恥ずかしく思えるほど、女の人はほとんど髪を隠している。
異文化を感じながら、宿がなかなか決まらず、ファーストフード店で対策を練っていたら、隣の家族づれのおじさんが話しかけてきてくれてた。「どうしたの?」「宿がきまらないんです〜。」そうしたら、お薦めの宿を紹介してくれた。いろいろ心を和ませてくれる話しをいっぱいしてくれた。
再び宿探しをする元気が出てから、お薦めの宿に行った。ホテルの主人はとてもやさしく、そこに泊まることにした。

ローティー屋台のご飯

ホテルが決まり、街をぶらぶらしていると、また、男の子達のグループが、「ご飯は食べた?(一人で食べれる?のようなニュアンス)」と言って近寄ってくる。「大丈夫よ。ありがとう」って言ったら、さわやかな笑顔を見せて去って行く。そこでやっと気がついた。昨日の、お茶の屋台で会ったおじさん、今日の国境であった女の子、ファーストフード店で会った家族連れのおじさん、みんな、旅行者が何かこまっていないか、聞き出そうとしていたんだ、、、それが、イスラム教の教えなんだ。急にイスラム色の強いコタバルが居心地よい街になった。
ただ、困ったのが、屋台。みんな手で食べている。どうもそれに馴染めない。チリレンゲとフォークを買って帰り、ホテルで屋台のご飯を食べることにした。それにしても、スーパーのレジ、どうして男女別なんだろう。。。

市場川は氾濫中

雨季のコタバルは、暗くって、雨も時折降り、気分も暗くなる。そこで、翌日移動することにする。 東海岸を下る予定だったのだけど、川をみて、また、現地の人の話を聞いて、あきらめた。雨季で、たまにバスが止まると言う。今は通っているけど、いつ止まるかわからないと言うことだった。
とりあえず、クアラルンプールか西海岸のタイ国境近くのアロースターへ行くことにしたが、ちょうど、学校が休みの時期と言うこともあり、混んでいて、すべてFULLクアラルンプールがEXTRAであるよ、、、と言われて、翌日の夜行でクアラルンプールへ行くことにした。


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