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投稿日時: 2002/04/07 21:15:32
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『めっきらもっきらどおんどん』を観た!=その1=

投稿者: ずっこ
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『めっきらもっきらどおんどん』
劇団風の子北海道
作:長谷川摂子 演出:鳴海輝雅
2002.3.9 13:30
ターミナルプラザことに パトス

どんな世の中だろうと、子供の心はやっぱり純粋だ
大人には見えないものが見えている
大人は哀しいけれど努力しないと見えない

子供達には有名な絵本が原作
10年以上前から上演されている作品を初めて観ました
客席も舞台も隔てなく森の中
客席の中に木が生えています
すっかり、私も森の中に迷い込んでいました
客席からの登場は目新しいものではありませんが
驚いたのは
主人公の男の子が取った手の中のセミを客席の子供達に見せていた事
舞台からではなくて、客席の中で
見せて!の声に優しく対応し、興味津々の子供達の輪がいくつも出来ました
客席の子供達にとって、少年は出演者の女優さんではなくて、自分達と同じ子供とみられているんだなぁ

物語は少年が野原で遊んだ事
極端に言えば、本当にそれだけ
誰にでも、記憶に有る、放課後の外遊び
皆と遊んでいたのに、気が付けば森の中で1人
少年の空想か、森の幻か、本当に居たのか
オタカラマンチン、シッカカモッカカ、モンモンビャッコ
不思議な遊び友達と時間を忘れて遊び回る
そして、ふと、お母さんが恋しくなった時
今まで遊んでいた友達は消え去っている
特別な事はない、そんな物語り
でも、楽しくて、楽しくて、汚れた大人の私は、哀しくて涙が出た

大人から見れば芝居の約束事として努力が必要なところがかなりあるような気がする
不思議な仲間三人も役者の体の前面にいる感じ(人形で手足は役者と同一)
顔は隠していない
丸太に乗って夜空を飛び回るシーン
やはり顔も隠していない人間が小型の人形を手で持って客席の上をゆっくり飛ばす
でも
子供達の目は不思議な遊び友達や飛び回る丸太を見てる
最初、こんな方法でいいのかな?と思って見ていたけど
それは、私に集中力がないからかしら?
努力しないと見えない
とても楽しかったけど、ほろ苦い気持になった芝居でした


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