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投稿日時: 2002/02/23 21:03:36
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『月は何処ぞ雨如何に』を観た!

投稿者: ずっこ
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劇団ドラマシアターども
『月は何処ぞ雨如何に』
作:安念智康 演出:ども
2002.2.11 13:00
えぽあホール

劇団創立20周年記念公演
久しぶりのどもさんの公演
大変楽しみにしていました

路上生活者(通称ホームレス)の人々の集落に、リストラされた父親や、ミュージシャンを目指し不登校の女子中学生が引き寄せられていく
細かなエピソードのつながりで、劇的な事件が起こるわけではないのです
チラシにホームレスの人々を「風のように暮らす人々」と表現しています
まさにぴったりの表現で、感心しました
社会の脱落者かもしれないけれど、卑屈になるわけでもなく、心も体も自由に生きている人々
心優しい人々
本当の人間の姿があるなぁ、と気持が安らかになりました
もちろん、皆、訳ありで、普通の社会生活は出来なくなった人々だから、常識では幸福とは言えないのかもしれないけれど、何をして「幸福」とするのかなんて、他人に決められる事ではないんだし
リストラされて困り果てたサラリーマンが立派なホームレスを目指すまでになったり、がむしゃらで今時の中学生が本来の自分を取り戻していく
それも、「風のように暮らす人々」に刺激を受けて
観ていて、本当、優しくなれる芝居でした
また、特筆すべきは、特別出演の皆様の豪華さ!!
どもさん(代表の安念さんのこと)の人徳のなせる技でしょう
素晴らしいミュージカル(?)でもありました

観た人からの感想を少し
・役者の人達本人が本当にいい人達ばかりって感じが伝わった
・どもさんの芝居のいつもの力強さが弱くて残念

私からは、どもさんの芝居をどもさんの小屋で観たい!が万年リクエストです



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