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投稿日時: 2002/02/04 00:20:16
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『命を弄ぶ男ふたり』を観た!

投稿者: ずっこ
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『命を弄ぶ男ふたり』
ドラマティックシアター
作 岸田國士 演出 山根義昭
2001.2.3 17:00
TPSスタジオ

おもしろかったけど、本当は、もっとおもしろいんではないのかしら?

時は明治?大正?昭和初期?
(歴史の苦手な私。勉学は外国留学が主流で、新劇が大衆に認められだした頃…)
男二人が鉄道線路の土手に佇んでいる。
包帯で顔と頭を覆った男と、白い帽子と眼鏡のどこか、玄人っぽい男。
他人の二人は、自殺を目的にやってきた。

初めは自分の不幸自慢で、たわい無い理由の相手の自殺を思いとどまらせようとする。
二人の自殺の訳が明らかになるにつれ、二人の様々な決心が揺らぎはじめる。

滑稽にも見える気持の揺らぎがもっと明確に出て欲しかった。
後半部分が特に弱かったように思える。
あっちへいったりこっちへいったり、他人への無責任な言動等、人間の愚かさや優しさ、人間らしさが表現したいのだな、と思う。
自殺未遂をする度の衣裳の変化が努力されているだけに残念な感じです。

プロ出身の二人ですから、芝居はしっかりしているように思えます。
ただ、私の好みなんですが、どうも、芝居芝居されると、むず痒くなります。
(私自身がそうなるから、憧れが強いのですが)
例えてみようと思いましたが、なかなか表現が難しくて断念。

次に期待です
二人ともお疲れ様です!!


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