映画の感想 1999年 2000/01/13 更新




採点基準
  ★★★★ :人類の宝
  ★★★☆ :絶対必見
  ★★★ :観るべき映画
  ★★☆ :観ても良い
  ★★ :中間レベル
  ★☆ :観なくてもいい
  ★ :観る価値はほとんどない
  ☆ :作者もろともこの世から消えてなくなれ
  なし :採点不能


2000年一般公開予定作 99/12/08
旧作 99/11/22

1999年公開作品 (72作品) 2000/01/13

タイトル 採点 コメント 更新日
シックス・センス ★☆ 死者が現世に残した人を想う映画だけど、ホラー仕立て&トリッキーな展開は不必要 2000/01/13
ファイト・クラブ ★★★☆ 生きている実感を殴り合いの生々しさに求めるが、所詮はそれもリアルな人生とは別物。うーん世紀末。 2000/01/06
ポーラX ★☆ クリエーターの創作についての苦悩には全く感情移入できなかった 2000/01/03
バッファロー’66 ★★☆ 人物の描き方はパターン通りだが、台詞のやりとりやぶっきらぼうな描写が面白い 2000/01/06
月光の囁き ★★★ 主人公達が自分の異常な性癖に悩み苦しむ映画だが、演出に全くすきがなく緊張感がすごい。 99/12/27
ナビィの恋 ★★★★ 愛し合っている者同志が気持ちよくくっついて、なんとも幸せな島の風景を作り出している。最高! 99/12/27
DEAD OR ALIVE 犯罪者 ★★☆ ビックリラストば見ものだが、映画の狙いが益々わからない(^_^;) 99/12/22
黒い家 ★★☆ 純粋なサイコホラーとしてはハリウッド物より少しまし 99/12/18
WHO AM I? ★★☆ 記憶喪失が生かされていないが、尻上りに盛り上がるのは流石 99/12/16
M/OTHER ★★★☆ 身近にあるスリリングな人間関係をリアルに描く 99/12/16
御法度 ★★☆ ちょっとした波紋で組織が崩れていくさまが面白い。 99/12/06
マトリックス ★★☆ 映像も鑑賞時の気分も今までの映画にないゲーム感覚 99/11/22
どこまでもいこう ★★☆ 様々なことに目覚めていく子供の姿がよく描かれている 99/11/22
ラン・ローラ・ラン ★☆ 新しさは殆どなく、この手の映像表現が発展するとは思えない 99/11/22
地雷を踏んだらサヨウナラ ★★★ 一ノ瀬泰造の自然体な生き様がよく描かれている 99/11/22
双生児 ★★ 塚本監督が力技で見せるが、繊細な描写が合う物語なのでは? 99/11/22
エリザベス ★★★ 暗い画面や、手触りや息遣いが感じられる凝った演出。 99/10/21
金融腐蝕列島 呪縛 ★★☆ 細部の判りにくさが気にならないほどのダイナミズムがいい 99/10/13
孔雀 KUJAKU ただの強迫観念?映像美もカバーできる程ではなかった。 99/10/13
シンプル・プラン ★★★ 特徴はないが、犯罪者の末路をじっくり描いた真っ当な映画 99/10/10
Hole ★★☆ 何の象徴か相変わらず悩むが、『河』よりとっつきやすかった 99/10/10
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 過去の名作の悪しき現代版、即ち自己犠牲によるオマージュ? 99/09/11
アイズ ワイド シャット ★★★★ 画面の隙のなさや演技の要求の高さは桁違い。映画全体が妄想? 99/09/10
π ★★ クローネンバーグの映画のようだが、なかなか格好良く出来ている 99/08/20
テックス・エイヴリー 笑いのテロリスト A/Bプログラム ★★☆ アニメ版『我輩はカモである』、意地悪でしつこくて馬鹿馬鹿しい 99/09/10
オープン・ユア・アイズ ★★★☆ 現実と非現実の境が曖昧な映画の中でも、これは出色の出来 99/08/20
学校の怪談4 ★★ お子様向けだが、時々ドキッとするシーンがある 99/08/14
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ ★★☆ 物語も馬鹿さ加減もいい。『ビッグ・リボウスキ』まであと一歩。 99/08/14
ラ・ジュテ ★★ 独特の表現は雰囲気があって面白いんだけど、ゆったりしすぎて苦手 99/08/06
未来展望 ★☆ 未来=管理社会という発想を元に悪乗りした一種のジョークなのだろう 99/08/06
パラサイト 米国バカ学生向け映画とはいえ、ロドリゲスらしくないのには困った 99/07/29
シェイディー・グローヴ ★☆ 人間関係をうまく持てない人々が、かろうじて関係を持つ。 99/08/06
アドレナリンドライブ ★★☆ よく考えられてまとまっている。まとまりすぎてハッタリ不足が欠点か? 99/07/25
永遠と一日 久しぶりのアンゲロプロスはやはりよくわからなかった。あえなく自爆 99/07/20
ゴールデン・ボーイ ★★☆ 邪悪なものに対する好奇心の危うさがよく描かれていた 99/07/16
ホーホケキョ となりの山田くん ★★★ これは野心作。トトロと同様、失われつつあるものを描く、今ならではの映画。 99/07/16
RONIN ★★ 意味のない登場人物や突拍子もないどんでん返しなど、附に落ちない 99/07/16
ブルワーズ ★★☆ ひっそりと公開されたが、流石に過激面白い。 99/07/16
恋におちたシェイクスピア ★★★ ストーリーが面白く、恋愛ものの基本的なパターンもよい 99/07/13
あの、夏の日 −とんでろ じいちゃん− ★★☆ 老人から孫へ、信じる気持ちや思い続ける気持ちが伝えられる。 99/06/26
菊次郎の夏 ★★★☆ ばかばかしい絵で大笑いなのと同時に、ジーンとする信じられないシーンがある。 99/06/26
八月のクリスマス ★★ 死を静かに迎えることの美しさを、いやみなく描いている。 99/06/26
シン・レッド・ライン ★★☆ 死にゆく人々の思いを、この世のものとは思えない美しい島で描いた、と前半思ったが、それだけではない? わからない。 99/05/23
キャメロット・ガーデンの少女 ★☆ いろいろな思い入れが込められているが、どれも不完全 99/05/16
交渉人 ★★☆ 多少の疑問点に目をつぶれば、面白く見ることができるが、特に驚きもない 99/05/16
アンジャリ ★★☆ 子供の目は歪んだ大人の心を見逃さない。心が洗われる映画。 99/05/13
ワンダフルライフ ★★ 人生一番の思い出を選ぶことの意味はわかるが、再現することの意味は? 99/05/07
スパニッシュ・プリズナー ★☆ 物語が動き始めるのが遅過ぎる。意外な結末ものは、えてしてそう。 99/05/07
流★星 ★☆ のどかな調子の映画だが、あちこちがいまいち。 99/05/07
謎のFLYING SAUSER 2 FAKE OR LOVE ★☆ ローテクSFXによるUFO飛行シーンには感心したが、それ以外は・・・ 99/05/07
大阪物語 ★★ 大阪が舞台だが、いい意味で大阪らしくない、相変わらずの市川映画。 99/06/26
39・刑法第三十九条 ★★★ サスペンス映画としては最近になく面白いが、奇をてらった撮影は必要だったか? 99/05/10
avac mon mari アベックモンマリ ★★★ ありがちな男女のやりとりだけで十分魅せる。鎌倉の就寝前のシーンは特に絶品。 99/04/22
鮫肌男と桃尻女 ★★ 凝った描写もマンガチックなキャラクターも悪くない。 99/04/22
ガメラ3・邪心<イリス>覚醒 ★★☆ 判り易い映画にできるストーリーを敢えて象徴的にしたその真意は? 99/05/09
スネーク・アイズ ★★ 結末がデ・パルマらしい。彼にとっては悪い時代になった。 99/04/10
メリーに首ったけ ★★ 下ネタ満載だが、もっと徹底的にやってよかったかも。 99/04/10
奇蹟の輝き ●● 「トイズ」「レジェンド」以上のイメージの暴走ぶりにビックリ。 99/03/23
ラッシュアワー ★★ 何も考えないと面白く、成龍への敬意もいいが、セオリーはずしが目立つ。 99/03/23
ライフ・イズ・ビューティフル ★★☆ コメディであることが、ホロコーストの悲惨さ和らげたり、ラブシーンを盛り上げることにうまく効果を上げている。 99/03/19
セントラル・ステーション ★★ 弱者が踏みにじられるブラジルの悲惨な状況を思わせる。 99/03/08
富江 ★★ ストーリーやキャラクターにケチがつくが、怖さを最後まで維持しているので合格。 99/02/25
ラブゴーゴー ★★☆ 3話オムニバスの1話目の、透明人間の空想話が特にジーンとする。 99/02/18
アンナ・マデリーナ ★★ 出演者の魅力が頼み。 99/02/12
おもちゃ ★★★ 時代は昭和33年だが、生きざまを描いた映画なので、今にも通じる。 99/02/12
ニンゲン合格 ★★ 10年間こん睡していたという設定の意味がよくわからなかった。 99/02/12
イン&アウト ★★ ちょっと意外な展開はあるが、基本的にはよくあるハリウッドコメディ 99/02/14
死国 ★☆ ホラーではなく、死に別れた者同士の再会。でも、感情移入できない。 99/02/04
リング2 ★★ 今回もアイデアに満ちた見せ場はあるが、話がわかりにくい 99/01/29
あ、春 ★★ 順調ではないけれど、家族ってこんなもんでいいんじゃないか、と思わせられる。 99/01/25
たどんとちくわ ★★ 街角の普通の人々の姿と呟きを久ぶりに味わえる 99/01/25
なぞの転校生 ★★☆ 村井脚本の前作「PERFECT BLUE」同様、曖昧な現実と心の奥底を描く 99/01/17


映画祭出品作(2000年一般公開予定) 99/12/08

タイトル 震度 コメント 更新日
ダブル・ジョパディ ★☆ 面白い話しだが、いろいろなボロが目立ち過ぎ、結末も予定調和 99/12/08
真夜中まで ★★☆ ジャズの雰囲気の映画。適度の気取りやアドリブも効いている。 99/11/22
破線のマリス ★★ 黒木瞳がマスコミ不適格者になってしまっているところが問題 99/11/22


旧作 99/11/22

タイトル 震度 コメント 更新日
直撃地獄拳 大逆転 ★★★ うけるためなら手段を選ばない徹底ぶりが観ていて気持いい 99/11/22
武器庫 ★★ 映像のみでじっくり表現するのはサイレントならでは 99/11/22
めまい -完全復元版- ★★★★ 映像の補正はまあまあだが、ステレオにするなど音に関してはいじり過ぎ 99/11/22
地獄(監督:中川信夫) ★★☆ この世にも存在する地獄を描いた、モラルの高い映画 99/11/22
書を捨てよ町へ出よう ★★☆ 人力飛行機で飛び立とうとしている姿は、せつなくもあるが輝いてもいる 99/07/20
宋家の三姉妹 ★★ ドラマの盛り上がりに欠ける 99/07/01
盲獣 ★★☆ 倒錯の限りを尽くした映画で、1970年頃のエネルギーを感じる 99/06/26
近頃なぜかチャールストン ★★★ 岡本監督お馴染みの反権力パワー炸裂の痛快作。 99/06/26
江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間 ★★ アングラパワーの勢いが感じられるが、なじみがないので苦手。 99/06/17
めまい ★★★★ 『裏窓』と並ぶ、恋愛&サスペンスの最高峰。この分野ではどの映画もこの2本の足元にも及ばない。 99/06/10
HOUSE・ハウス ★★★ 今見ても古くなく、新しくさえ思える映像&音のテクニックの連続に圧倒される。 99/06/10

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