光洋パラダイス(KOYO PARADISE)は不定期に更新する育児日記です(日付順)

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2004.2.1(日)晃志の誕生日

誕生日のお祝いに外食する予定だったのだが。

ママは発表会の会場を予約するためにお出かけ。パパは仕事で帰宅が7時くらいになる予定。選挙にも行けないかもしれない。おばあちゃんに留守中を頼んで、午後からは二人を連れ出してママに引き渡してもらうことになっていた。ママは出かけに宿題をちゃんとやっておくようにと言っていたので、二人に会うなり確認の意味で、「宿題やった?」と聞くと「まだ」と亮佑。まずここでママの怒り!

「あとで思えばこのときにすぐに帰宅して宿題をやらせておけばよかった」とはママの談。

といっても今日は晃志の誕生日、結局、帰宅してから宿題するという約束でそのまま「ニモ」を観るべくVISOLAに向かう。

VISOLAは千里中央からシャトルバスに乗る。20分ごとにでているが、乗り継ぎがうまくいけばちょうど2時40分の開演に間に合うハズだった。ところが晃志がモノレールで買ったばっかりのラガールカードを落としてしまった。なんとエスカレータの中にはまったらしい。

「アホか、おまえは!」ママの怒りが再び爆発。

駅員に事情を説明すると、住所氏名を書かされ、見つかったら郵送しますとのこと。料金は別に取られた。そのおかげで間に合うハズのバスを乗り逃してしまった。もう泣きそう、と言ってパパにケータイしてきた。

結局映画はあきらめて、宿題をするために、そのまま帰宅することになった。

6時すぎにパパが帰宅。ママは疲れてちょっとおやすみ。亮佑はまだ宿題をやっていた。ママは寝床から「15分でできるっていったくせにまだやってんねん」という。亮佑は「そんなんいってへん。汚い字でめっちゃはやく書いたら15分くらいっていっただけや」と反論するが、どうやら1時間くらいかかっているようだ。

外食はあきらめて、そこらにある食材をながめ、きのこピラフとオニオンスープの夕食となった。つくりながら、「今日はレストランもプレゼントもあきらめな、晃志」と諭す。

夕食後、まだ7時過ぎだったので選挙に行くことにした。外に出たとたんママが耳打ちして、ケーキだけでも買ってこようという。駅前まで出かけたので、ついでに晃志がプレゼントにほしがっていたキックスケーターを物色。なんと1台だけダイエーにおいてあった。

ケーキとプレゼントをひっさげて約40分後に帰宅。「えらい時間かかったなあ」と出迎えた亮佑。その後方にいた晃志。パパが手に持っていた荷物を見るなり、「やったあ、かってきてくれたん、ありがとう!」と大喜び。


ささやかなお誕生日パーティ、プレゼントをもらって大喜び

あたらしもの好きの亮佑は、晃志のがうらやましくてたまらない。「いいなあ」を連発するのでした。

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2004.2.2(月)晃志のただいま

学校から帰ってきた晃志。いつも共同玄関は通らず、玄関前の通用口から「ママ、開けて!」と叫ぶ。今日もいつものように「ママ、ただいま!」と叫ぶ晃志にママが出て行って錠をはずしてやった。

「おかえり! 7歳の晃志くん!」とにこやかに対応したママ。

晃志はとてもうれしくなって、大声で叫んだ。

「ただいま、○○さいのママ!」(○○はママの実年齢)

ママがあわててドアを閉めたのはいうまでもない。晃志があちこちでママの歳をバラすので、最近ママは困惑気味です。

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2004.2.3(火)まめまき

節分。我が家の恒例の豆まきだが、今年はパパの帰宅が少し遅くなってしまったので、海苔巻きのかぶりつきはすでにみんなすませていた。例年、豆まきは大豆を煎ったのを使っていたが、掃除が大変なので今年は落花生にした。そのほうが掃除が楽だとおもったのだが、結局落花生の殻が割れてちらばったりしたので同じかな。

例によってまずパパが鬼のお面をかぶって、豆を投げつけられる役。子供たちに襲いかかると、日頃の恨みをまめにこめて勢いよく投げつけてくる。変わって亮佑と晃志がそれぞれ鬼の番。演技力をつけた晃志の鬼っぷりが見事だった。


晃志鬼。手には金棒がわりのおもちゃのバット。

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2004.2.27(金)漢字で名前を書くのは禁止

3年生になると音楽の時間にリコーダ(たて笛)の練習が始まる。楽器は小学校で一括発注し、持ち帰ってはいけないことになっていた。ところが亮佑は、うれしくなって持って帰ってきてしまった。春のことだ。

そのおかげで、リコーダに刻まれた松尾亮佑の字が松尾亮祐になっていることが発覚した。パパとママは、彫り直してもらいなさい、と亮佑に言った。翌日亮佑は担任の先生に字がまちがっていることをいうと、先生は激怒した。

事前に確認するように言ったのにどうしてちゃんと確認しなかったのか。持って帰ってはいけないといっていたのにどうして持って帰ったのか? と亮佑はめちゃくちゃ叱られたそうだ。帰宅した亮佑はひどく落ち込んでそのこをママに伝えることさえ出来なかった。

落ち込んでいた亮佑にそれとなく理由をきいたが、なかなか話そうとしなかった。ようやく事情を聞いてママは激怒した。

亮佑は、自分の名前の漢字をしっていたが、亮佑と亮祐のちがいがわからなかった。うちでは、佑も祐も小学校3年で習う字ではないので、小学校の持ち物にはひらがなで名前を書いている。他の児童が読めるようにするためだ。しかし、リコーダ発注のさいに小学校側は、すべて漢字をつかって、それが間違っていないかどうか児童に確認させたというのだ。そこには自分の名前は漢字で読み書きできるはずという前提がある。

まずその前提が間違いだ。国語の教科書ばかりではく、小学校の教科書にはその学年で習うはずの漢字以外の漢字は出てこない。持ち物に名前をかくのは、忘れ物や落とし物をしたときに持ち主をさがしやすくするためにあるはず。本人ではなく他の児童が読めるかどうかが重要なはずだ。習っていない漢字は読み書きできないという前提にたつのが普通だろう。

しかし担任の先生は、自分の名前くらい漢字で書けなくてどうするの? といい、当たり前のように漢字で名前を刻むことに決め、当たり前のように児童本人にだけ確認させ、それでよしとした。児童に確認するまでもなく、教員が名簿をもとに確認すればよいだけではなかったのか? 確認させるならどうして親に確認させないのか?

そして間違った漢字が刻まれた笛について指摘すると、誤字を確認できなかった児童本人が悪いと言い放った。これが教育者の取る態度か? 自分たちが確認しなかったのが悪いのではないのか。

結局、ママが担任に電話で事情をといあわせたら、「もう作り替えてもらったんですわぁ(対応速いでしょう)」と恩着せがましく新しいリコーダに名前を刻み直したことを報告した。

それ以降、うちでは亮佑に、祐と佑のちがいをはっきりと教えて、異なる字であることを認識させ、自分の名前は漢字で書くように指導した。

それから10ヶ月。

いつものように小テストのプリントを持ち帰ってきた亮佑。そのプリントの名前がひらがなになっているのをみてママが聞いた。
「 なんで漢字で書けへんの?」
「漢字で書いたらあかんねん」
「ん?、リコーダには漢字使ったやんか」と傍らで聞いていたパパ。
「でもつかったらあかんって先生がいうねんもん」と亮佑

きくとクラスで名前を漢字で書いているのは亮佑ともう一人のお友達と二人だけらしい。あとはみんなひらがなで名前をかくらしい。漢字で書くことを禁止しているからだ。

あれだけ亮佑を非難しておいて、矛盾しているぞ!

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