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エピローグ 物語、詩、戯曲などの末尾におかれて、主節以後の決着を補足したり、全体を要約したりする部分。 .
エプロンステージ 舞台用語。apron stageは、額縁(→プロセニアムアーチ)舞台より前に弓弧状に張り出した部分をいい、オーケストラボックスをはさんで橋懸かり(→はなみち)風に設けられることもある。その形状が女性、児童用の前掛け(エプロン)風に楕円に張り出しているためにこの名がある。「でべそ」とも呼ぶ。 .
エレベーション 舞台用語。elevationは建築用語で立面図のこと。演劇では道具帳の一つで舞台図透視図(立面図)のことをいい、また舞台装置デザインとも舞台デザインともいわれる。装置平面図から透視図法の技法に準じて、縮尺(S=1/50〜1/30くらい)により立面図に展開される。この図は彩色されており、配色、筆致などはまったく絵画上の技法によって処理される。これに平面図と製作図を合わせて道具帳という。 .
えんきり(縁切り) 歌舞伎、人形浄瑠璃における脚色、演出上の一局面。主従、親子、相思相愛の男女などが義理や人情のしがらみ、相手の出世、帰参などを願う心から、心にもない悪態(愛想づかし)をして縁を切る。胡弓入り合方という音楽にのり、切々と局面を高めて見せ場とする。 .
えんぎ(演技) 劇の内容を観客に伝えるために、俳優が身体の動きや音声、扮装を媒体として登場人物を形象化する行為。 .
えんげき(演劇) 演じる者(俳優)が見る者(観客)を前にして、一定の場所(舞台)で、ある思想や感情を物語り(戯曲)をとおして表現し、伝達しようとする一連の行動である。 .
えんしゅつ(演出) 演劇、映画、放送などにおいて台本や筋書きの内容を具体的な形象として芸術的、技術的に統一する仕事。たとえば演劇では戯曲を解釈し、その解釈を舞台装置、照明、音響効果などの関係者に指示する一方、俳優に稽古を付けてその創造活動に助言を与えること。 .