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ウズラ うずら

ここでは世界中のいろいろなうずら達を集めてみました♪


ヒメウズラ ヨーロッパウズラ カンムリコリン ギアナウズラ
シロウズラ&アカウズラ ヨーロッパヤマウズラ ツノウズラ ジャネイロウズラ
カンムリウズラ シロマダラウズラ ズアカカンムリウズラ マダラウズラ
コリンウズラ ノドグロコリン エボシウズラ シロボシウズラ
ウロコウズラ タマフウズラ オナガウズラ

ヒメウズラ(10cm〜12cm)
原産はインドから中国にかけて。
ウズラよりも二回りほど小さく、
声もかなり小さいので、
室内飼育向きです。
左が♂、右が♀です。
ヒメウズラ・シルバータイプ。
左が♂、右が♀です。



※右はs.matsuiさん家のまるこちゃんの写真を使わせて頂きました。
全身真っ白の美しいヒメウズラの品種ですが、
見かける機会は少ない種です。
ちなみに、この種の場合、模様で雌雄が区別できない為、
専門の鑑別士が♂♀を決定するそうです。
その為、お値段も多少高くなるそうです。

             


シロウズラ & アカウズラ

これはどちらも川崎市にある「世界のペットマニア館」で見かけた種です。
シロウズラは雌雄に羽の模様の違いがなく、やはり鑑別士が雌雄を決定するそうです。
アカウズラ(たぶん仮名)は、普通のウズラとシロウズラを掛け合わせて作られた種だそうです。



カンムリウズラ(25cm〜28cm)
北米原産で、頭に美しい冠羽があり、
模様もはっきりしている美しい種です。

うまく飛ぶ事も出来ますが、
普段は歩いたり走ったりしています。
低い枝上にねぐらをとり、
種子・緑色植物・昆虫などを地上でとります。

植物におおわれた地面に作ったくぼみの巣で、
近くから引き抜いた植物の茎を敷く。



コリンウズラ(25cm)
あの「うずらのロバート」の主人公ロバートは
この種類です。原産は北米。
ウズラより一回り大きく、がっしりしています。

春になると石や木の切り株のような低い所に止まり、
「ボブホワイト(BobWhote)」と聞こえる大きな鳴き声を発します。
田舎の低木林やひらけた森林の茂みに住み、春には家族やペアで、夏以降は小群で集まって採食すします。
驚くとまず、茂みの中にうずくまり、その後別の茂みへと低空を飛んで行きます。
何かあったら全員がバラバラに飛び立てるように、外側を向いて群がって眠りにつきます。
種子や新芽・葉・根・又は昆虫などの小さな無脊椎動物も食べます。



ウロコウズラ(25cm)
アメリカ南部からメキシコに分布する、
やや大型のウズラで、美しい羽と冠羽が
立派な種です。

非常に美しいウロコ状の模様の胸羽を持ちますが、
子供のうちは模様ははっきりしていません。
繁殖期には独特の鳴き声でペアを呼び合います。




ヨーロッパウズラ(18cm)
小さい狩猟鳥(!)で、昼夜問わず続けて3回鳴く独特な鳴き声を発します。
普段は、乾いた草地や生長した作物で身を隠しています。
驚くと飛ぶよりも走って危険から逃れる事が多いですが、仕方なく少しだけ低空を飛ぶ事もあります。
しかし飛べないわけではない事は、長距離の渡りをする事からもわかります。
地上で種子・芽・新芽・葉を食べます。

草に厚くおおわれた地面に、足で掘り、体を押しつけて作った浅いくぼみの巣。乾いた草を敷きます。

ヨーロッパから中央シベリア東部、モンゴル、イラン、インド東部、アフリカ、マダカスカルで繁殖。ユーラシアの個体はアフリカ中部やインドまで南下して越冬します。



ヨーロッパヤマウズラ(32cm)
ヨーロッパから中国西部・北米の一部に分布。

普通、春にはペアで住み、秋になると20羽までの群れを作ります。
農地で種子・昆虫・穀物などを採食します。
警戒すると草むらにうずくまり、人が近づくと急に草むらから飛び出して、翼でヒューという音を出しながら地上近くを飛んで逃げます。

巣は、草むらの中のひらけた所に小さなくぼみを作り、枯れた植物を敷いた巣です。

←警戒している♂の典型的な姿勢



シロマダラウズラ(22cm)
他のうずらよりも頭部の模様が特徴的で、乾燥した山岳地帯の森に住みます。オークの生えた草地の峡谷や針葉樹がまばらに生えている丘の中腹で見られます。
警戒すると草の間にうずくまって隠れます。

雌雄ともに冠羽が後頭部から首筋まで伸びている為に頭が大きく見えます。
雄がうずくまると顔の黒と白の鮮やかな模様は、砂色の冠羽でかくれてしまいます。

夏が過ぎるとペアで巣を作り、繁殖後小群になります。
種子や昆虫を食べたり、芋や球根を掘り起こしたりします。

アメリカ南西部からメキシコ南部に分布。


ノドグロコリン
この鳥が群れで動いたり、子育てしたり、休息したり、時には木に止まりに来るさまは、コリンウズラとよく似ています。
秋と冬には群れの鳴き声もそっくりで、春には「ボブホワイト」とさえずります。

メキシコのユカタン半島、ベリーズ、グアテマラ北部、ホンジュラス北東部及びニカラグア北部に生息します。



タマフウズラ
シロマダラウズラに酷似していますが、このタマフウズラの方が顔の黒斑が大きく、腹部の栗色も明るい上に、背中の縞が淡黄褐色ではなく栗色です。
長い方の羽を畳んでいる時は、尾はほとんど覆われて見えなくなります。
この鳥の分布範囲のすぐ北側に生息する、シロマダラウズラの亜種という可能性もあります。

メキシコ南西部の林地からグアテマラ東部、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア北部にまで生息します。

強い爪で地面をひっかいて種子や草や根を餌とします。



カンムリコリン
この鳥には短くて真っ直ぐな冠羽があります。
背中と尾羽には苔のような小班が散らばり、脇腹には派手なまだら模様があります。

アンデス山脈の山裾にある藪や草地、パナマからコロンビア西部、又、ギアナのサバンナや林地のはずれに生息します。



ツノウズラ
この鳥は非常に大きな集団を作るといいます。
雄はしばしば戦い、凄まじい闘争が時には死に至ることもあるそうです。
小さなグループごとに餌を探し、種子や花穂や昆虫を巡って競争します。
「クイック-クイック-クイック」と一言ずつ丁寧に区切って、非常にゆっくりと、しかしやかましく鳴きます。

北カルフォルニアの乾燥した高地、砂利地か砂地、広々とした森林、或いは内陸部の低木林に生息し、厳しい冬の間は大きな群をなして海岸近くの暖かい地域に移動します。



ズアカカンムリウズラ
15羽から20羽の群をなし、種子を餌として探し回り、地を這うような枝を広げた砂漠の藪や、サボテンを隠れ場所にして、生活しています。
飛ぶ時には、長い冠羽を風になびかせ、大きく鋭い声を発します。

ネバタ州、ユタ州、コロラド州、アリゾナ州、及びメキシコの乾燥した平原に生息します。



エボシウズラ
全体的に見た目が優雅で冠羽が美しく、模様が繊細で人目を引きます。
雄の冠羽は淡黄褐色で、体は灰色・黒色・赤錆色をしています。
一方、雌の冠羽は褐色で、羽毛には淡黄褐色・褐色・灰色の斑点があります。

メキシコのチワワ西部から、南はハリスコに至る乾燥した低木地に生息します。



オナガウズラ
他のアメリカウズラよりも体が大きく、長くて色鮮やかな脚をもつウズラです。

メキシコ山岳地の森林の鬱蒼と茂った下草の間に生息します。



ギアナウズラ
この鳥は朝早く大きな声で鳴き、森の中こだまする声は「デュラクオーラ」と繰り返しているように聞こえます。
他の小さな群で集まってくるウズラとは異なり、通常つがい又は1羽で下草の間にいます。

コスタリカからコロンビアの新熱帯区、東はベネズエラやギアナ、南は東ボリビアやブラジルの中央部や北東部の熱帯森林に生息します。



ジャネイロウズラ
ジャネイロウズラはギアナウズラとよく混同されます。

このウズラは密林に住み、素早く走り回り、乾燥した葉を巣とし、種子・ベリー類・昆虫を餌とします。
夜明けになると、鶏のように雄が大声で朝を告げ、4つの音からなる鳴き声(音符で書き留められる)は森林のはるか彼方まで反響します。
夜になると寄り添って枝に止まり、「ウールー」と低い声で鳴きます。

ブラジル北東部から南はパラグアイやアルゼンチン北東部に生息します。



マダラウズラ
雄はオレンジ色の美しいふさ状の冠羽を持ちます。

メキシコ南部からパナマ西部の熱帯林や山岳地の森林に生息します。



シロボシウズラ
ボリビアの植物学者で探検家のトーマス・ブリッジズがこの鳥を発見しました。
英名のStriped-face Quailは、顔にあるよく目立つ長い眉の模様から来ています。
栗色或いはコーヒー色の胸と腹には白黒の不揃いな斑点模様が散らばり、きらめくように鮮やかです。

ボリビアからペルー南部にかけてのアンデス山脈、中でもコチャバンやクスコといった亜熱帯の森林地帯に生息します。

参考文献
「鳥の写真図鑑」日本ヴォーグ社
「月刊アクアライフ3月号別冊・ソロモン」マリン企画
「Birds of North America」National Geographic society
「ジョン・グールド 世界の鳥〜鳥図譜ベストコレクション〜」同朋社出版