カーナビプロジェクト

Last Updated '05 9/17

ナビ購入までのあれこれ

 306Break日記でも定期的に書いていましたが、306に乗り換えてから漠然とですがナビをつけようと思い、オートバックスとかの量販店でカタログを集めてみたり、ナビに関するページをブックマークして情報を集めてみたりしてましたが、購入にかかる費用の高さから結局買わずに終わってしまいました。
(EOS Kiss Digitalを買ってしまったり、ポータブルナビをもらったりして購入を急がなくなったというのも大きかったですが)
もらったポータブルナビ(パナソニック KX-GT30Z)ですが、自立航法ができないがないゆえにGPS信号ロストしてしまうと(特に都心のビル街で)無力化してしまうという不満はありましたが、ナビに興味を向かせ、旅行とかに出かけても今どこにいるのかがリアルタイムでわかるようになり、非常に便利なアイテムでした。

それが急にリプレイスに走ったのは実家でサニーをNOTEに買い換え、その時にメーカーオプションのカーウイングス対応ナビシステムを装着したのがきっかけでした。
早速NOTEを借りて仲間内の裏磐梯ツーリングに使ってみたのですが、トンネルでも現在位置と進行状況がわかることに感動し、さらにはカーウイングスの便利さなど機能の進化を体験。結果、それに味をしめてなんだかんだと理由をつけてフレンチカップなどにも自分の306を出さずにNOTEを借りる始末(苦笑)。

日産NOTE NOTEのナビシステムNOTE純正装着のナビシステムです。
ザナヴィ・インフォマティクス製で、ルノーにも同じシステムが採用されているとのこと。
地味ながら、長年日産純正ナビを開発してきたザナヴィ・インフォマティクスの技術と経験が凝縮されているユニットで、見やすく操作のしやすいナビシステムです。
操作に困ったり、行く先での情報が欲しくなったら携帯電話をつないでカーウイングスのオペレータサービスを受けられるのも純正ならでは。借りている時は操作を全部知っているわけではなかったのでずいぶん重宝しました。

いよいよもってNOTEを借りっぱなしではいかんと思い立ち、奥様と家族会議を行い本格的な検討に入ることにしました。
実は本格的な買い換えを検討する直前に比較的近所にあるカー用品店に使っていたポータブルナビ用の自立航法ユニットがデッドストック新品で売られていて一瞬迷いましたが、これ以上ポータブルナビにお金をかけるならと思い切って買い換えることにしました。


ナビ選び

カタログ今回検討したのはパナソニックのストラーダ「CN-DV155FD」とカロッツェリアのDVD楽ナビ「AVIC-DRV20」の一騎打ち状態となりました。元々CD-ROMのポータブルナビでもそれほど困っていなかったので、HDDまでの性能は不要であると割り切った上での選択です。(さらに言うとそこまでの予算はなかったのが実情ですが……)
この時点ではまだどちらを買うか決めあぐねている状態でした。

ここで、ナビ選びと同時に悩んだのは「取り付け」でした。
単純に値段で考えるとネット通販で購入して自力で取り付けることになりますが、205の時と違ってサイドを含めて4つのエアバッグが装着されてたり、内装をかなり分解する必要があり、その手間もバカにならないなどの理由から306はあまり自分でいじろうという気にはなりませんでした。
(205の時はシートをほとんど全部外して配線を通したりの作業経験もありますが)
さらにネット通販なんかの場合、初期不良で送り返す際に配線も含めて要求される例もあるようで、目先の購入金額が高くてもアフターケアなどの安心感を含めて買うという意味で購入からプロにお願いすることにしました。
そこで以前、車内MP3化プロジェクトでXA-300を購入したときに利用した「サンライズカーオーディオ」さんで相談してみることにしました。
代表の野崎さんは非常に丁寧な説明をしてくださった上で購入にあたってのチェックポイントを教えていただき、値段、取り付け方法についてもさまざまなアイディアをいただきました。奥様も「取り付けるなら野崎さんにお願いしたい」ということで機材購入を含めてサンライズカーオーディオさんにお願いすることにしました。

その事をふまえて奥様と某大手量販店に行き、合見積もりをとりつつストラーダか楽ナビかの選択をすることに。
結果として、「ストラーダの方がパッと見たときに見やすい」、「モニターの枠がシルバーだと何か浮く、ブラックフェイスの方が良い」という結論に達し、価格的には若干高いもののストラーダにすることにしました。
(この裏にはストラーダシリーズの開発に関わり、最近知り合ったある方の助言が大きかったこともつけ加えておきます)
で、再度訪問の上詳細を詰めた結果、306へのインストールに関しては以下の方法が提案されました。

正式発注に当たって、以下の2点をリクエストしました。

値段に関しては記載しませんが、工賃及び追加で購入したアイテムを含めても大手量販店より安いお値段であったことだけは書いておきます。
参考までに、今回購入したものは下記の通りになります。
ナビ本体 パナソニック CN-DV155FD
VICSビーコンユニット パナソニック CY-TBX55D
モニターアーム ナビック TRN-17
GPSアンテナステー サエキエンタープライズ -
RCAケーブル (本体〜XA-300接続用) -


取り付け

発注してものが来ればすぐ取り付けられると思っていたらどうやら夏の商戦シーズンなのか、生産調整なのか(モデルチェンジの噂はネットのネタで聞いていましたが、この類の商品は「自分が欲しくなり、自分で納得できた時が買い時」が持論)なんと納期未定の回答がメーカーからあったとの連絡が。こればっかりは待つしかなく、結果として1週間ほど待つことになりました。
さて、オチはまだあったりする(笑)
何と借りる予定であった代車の調子が悪くて貸し出せる状態にないとのこと。
結局、代車のことは後で考えることにし、取り付けをお願いすることにしました。
(結果としては、母親が旅行で不在にしているのをいいことに実家に行き、NOTEを借りて帰宅しました)

作業中状態その1実のところ、取りに行ってみるとまだ作業中でしたのでそこで1枚。
青いテープは自動車専用の養生用テープですが、こういう一見当たり前のところにもきちんと処理をするプロ作業の一端をかいま見ることができます。

作業中状態その2作業中の室内の様子です。
モニターアームの形状に注目。

この間、時間がかかりそうだったので近くのレストランで昼食を取りながら隣のホームセンターで買い物をしながら時間をつぶすことに。

取り付け完了の図戻ってきてみると取り付け作業は完了していました。
モニターはやや高めに見えますが、実際座ってみると窓にはかからないぐらいの高さです。
あと、吹き出し口を完全につぶさないようにしている感じもします。
小物入れに入っているXA-300は「車内MP3プロジェクト」の時と比べると面一になっています。

モニター跳ね上げモードモニターをこのように跳ね上げることもできます。
モニターのケーブル長はこの跳ね上げ時と左右への角度調整時に余裕をもたせています。
モニターケーブルはパネルに穴を開けてもらって目立たないような配線をしてもらっています。
(パネルの予備を1組持っていたので、ここは美観優先です)

モニター跳ね上げモードモニターアームを横から見るとこういう形になっています。
かなりごつい感じもしますが、実際にはフロントガラスへの写り込みはほとんどありません。

作業(ほぼ)完了ナビゲーションユニット本体はラゲッジルームのこの位置に取り付けてもらいました。
最終的にはプロテクターを作る予定にしています。

DVD再生時DVD再生時はこんな感じです。
タッチパネル式モニターということもあって少し白っぽい感じもしますが、実際に見るとそういう感じはしませんでした。
ちなみに再生しているのはルパン3世シリーズの中でも声優陣総とっかえの異色作「風魔一族の陰謀」です(笑)


さらなる改良

取り付けて約1ヶ月、かねてより考えていたナビゲーションユニット本体のプロテクターを作ることにしました。
(スキーに行ったりして荷物を出し入れする際に少しでも安心できるようにという些細な話ですが)
作るに当たって考えた点は以下の通りです。

ホームセンターなどをちょっとしたときにのぞいてみたりしましたが、なかなかこれというものは出てきませんでした。
実家に行ったときに父親がちょうど近所のカインズホームに行くとのことでしたので、それに相乗りして父親の助言もいただきつつ探すことに。
結局見つけたのは台所用品売り場にあったステンレス製食器洗いカゴ。上記のポイントを満たす上に少々の加工でいけそうだったので購入。

元ネタこれが元ネタの食器洗いカゴです。
加工と言っても鉄ノコで持ち手を切り落とし、ヤスリで切り口を整えるという非常に簡単なものです。

最終形何度か現物あわせを行った上で、ケーブルやホイールハウスを逃がすための追加加工を行いました。
太いところは鉄ノコが必要でしたが、細いところはバーコ製の強力ニッパーで難なく切れました。
一番大変だったのは切り口をヤスリで整える事だったような気が。

取り付け図1取り付け後はこのような感じになりました。
最終的にベルクロテープで動かないように一応押さえてありますが、なしでも問題ない気もします。

取り付け図2撮影方向を変えて1枚。
高さも含めてサイズは非常に絶妙なものでした。
これならば通気を妨げることもないのでデメリットもほとんどありません。


結論などなど

今回、思い切って買い換えたわけですが、使ってみるとVICSビーコンの追加やスペックの向上は非常に大きいものでした。GPSがなくてもきちんと自車位置が動いてくれる、この一点だけでも個人的にはうれしい限りです。
今にして思えば、ここまで時間をかけてじっくり悩んだからこそ高い満足度につながっているのではと感じています。
最後になりましたが、今回様々な助言をいただいた某I氏といろいろな無理を聞いてくださったサンライズカーオーディオの野崎さんに感謝しきりです。
ちなみに、サンライズカーオーディオさんのホームページはこちらです。


'05 9/17追記 SD覚えてルートを使ってみました

ストラーダDVDシリーズの特長として、地図情報を128MBのSDカードに記憶させておマップディスクを抜いてもルート案内をやってくれる「SD覚えてルート」という機能があります。
せっかくなので寿獅おふの帰路で試してみることにしました。操作はメニューから選んでいくだけなのですが、SDカードへの転送に数分待ちが入ります。転送完了のメッセージが出れば準備完了です。帰路は地図ディスクを抜いて走行開始。
通常はDVDなりTVなりの表示がされてますが、ルート分岐などのポイントポイントで表示が切り替わって教えてくれます。リアモニターを装着している場合はリアモニターをDVD、メインモニターをナビ表示にさせておくことができます。

SD覚えてルート DVDドライビングマップ左の画面がSD覚えてルート使用中、右側が地図ディスク使用中の画面です。
地図ディスク使用中は表示をドライビングマップモードとノーマルマップモードと選べますが(私はドライビングマップモードで普段使用)SD覚えてルート中はノーマルマップモードだけになります。
マップエリア内であればほとんどの操作が可能なので実用性をそれほど損なわないのが美点です。
予想以上に使える機能だという結論になりました。