セッション#2:「魔術師ギルドの財宝を探せ」その3



やっぱりソーサラーは狙われていた(笑)

ミゲル街道で夜営


GM「ということでミゲルに向かって出発します。
 当然、道中はたいした村はありませんので野宿です。
 ミゲルに到着が3日かかるとして野宿するのはそのうち2晩。
 ということで2日分の当直を決めてください。
 あとリーダーは当直の順番が決まったら1Dを二回振って下さい。だいたい何のために振るかは・・・わかりますよね?(笑)

ハーリー「とりあえずレンジャーが3人いるので分けてます。
 技能あり+技能なしのペアが3つ。
 一番気を付けなければならないのは戦闘技能を持ってないユリカさんかな?」
アキ「どういうペアにするかなんだけど・・・
 ラピスちゃんは私と!って絶対言うと思うし、
 アキトくんはユリカちゃんとルリちゃんで取り合いになると思うし・・・
 ってハーリー君って絶対ルリちゃんと一緒がいいのかと思ってた(笑)
 でも襲われるとしたら絶対ソーサラーがいる組だろうなぁ・・・」とつぶやいてみます(笑)
アキト「アキさんはラピスちゃんと一緒だとして、一番勘のいいハーリー君がユリカと組むのが妥当じゃないかな?誰も精神点を消費してないから、順番はあまり関係ないと思うけど。保存食じゃ、腕の振るいようもないし」
などと言って、ちゃっかりユリカと組むのを避けようとするアキト君でありました(笑)。
ラピス「(ご期待通り)ワタシはアキと一緒のほうがいい(笑)」
アキ「夜営での当直って、異変に気づいた方がいいのか
 戦士として強い方がいいのか
 どっちだろう?
 いや、ユリカちゃんがハーリー君と素直に当直してくれるのだろうか?という疑問が(というか騒動が)起きるのですが(汗)」
ハーリー「戦士として強くても、奇襲に気づかないと恐い事になるやも。
 弓での狙撃とか」
ユリカ「うん、私はアキトと一緒♪」
アキト「ユリカが駄々をこねるんなら、何としてでも説き伏せよう。命に関わることだから文句言わないでくれとか、おまえが見張っててくれると安心して眠れる、とかなんとか適当なこと言って(笑)」
アキ「私とラピスちゃんが1直目で
 ルリちゃんとハーリー君が2直目、
 アキト君とユリカちゃんが3直目でいい?」
アキト「ユリカが組むと、ちゃんとした見張りにならない気がするので説得します(汗)」
GM「ではアキトさん、ユリカ君を説得できたかどうかは・・・
 目標値7を平目で振って下さい。
 他の人も説得するつもりなら振って下さっていいですよ♪」
アキト「じゃあ、説得を行います。
 えい・・・おお、成功しちゃってるよ。なんか必死で説得したらしい(笑)
 『別にユリカが嫌いなわけじゃないからな!』とか言ったのが良かったらしい(笑)」
ユリカ「説得されちゃったのかぁ〜残念(笑)」

ハーリー「せめて野営するときに鳴子でも仕掛けておきます・・・
 敵が鳴子に引っかかった段階で起きたかどうかの判定が出来ますから・・・」
GM「それでは、ハーリー君
 鳴子を仕掛けるならサイコロ2晩分振って下さい。
 達成値が低いといいな♪(笑)」
じゃ、当直の順番は・・・
アキ「私とラピスちゃんが1直目で
 アキト君とルリちゃん2直目、
 ハーリー君とユリカちゃんが3直目でいい?」
ルリ「ええ、それで構いません。
 それではアキトさん、よろしくお願いします(ぺこり)」
ラピス「わーい、アキと一緒だ」
ユリカ「うう、ルリちゃん、いいなぁ〜〜
 でもいいもん、アキトを膝枕して見張りするから・・・」<ってどんな見張りやねん(笑)
アキト「じゃ、なぞのイベントダイズを振っておきます
 ・・・3と5です」
ハーリー「では、それぞれ周囲を囲むように複数箇所設置です。
 鳴子は複数をセットとして設置しま〜す
 1日目12、2日目8
 う・・・2日目の達成値が低い・・・。
 それでもヒラ目ならばなんとかなるかもしれないですが」

さてさて、ここでアキト君が行った謎のイベントダイズですが、これはゴブリン達が起きているユリカと遭遇するかというチェックです。
つまり1、2を振ったら1直目、3、4を振ったら2直目、5、6を振ったら3直目と対応し、出目の所にユリカがいたらビンゴ!って判定なのです。
で、アキト君は2日目に見事引き当てました(笑)

GM「決まったところで1日目の夜営では何もありませんでした。
 で、二日目の夜営で・・・
 さぁ、罠に引っかかるかな?
 よし、引っかからなかった♪
 では起きてるハーリー君にユリカさん、不意打ち判定の成功ロールをどうぞ
 レンジャー技能+知力で判定して下さい。
 たぶんユリカがハーリー君に話しかけてるからペナルティー−4でお願いします。
 達成値は、モンスター側は2D+モンスターレベル=11+2=13だから・・・・(←ブラインドで振りました)
 9以上出してね♪」

さて、はじめて出てくる不意打ち判定
これは強襲することにより最初のターンを一方的に攻撃できるかどうかという判定です。
これは知能が高い方が有利ですので、一般的には人間側が有利です。
不意打ち判定はモンスター→冒険者にする場合、
 冒険者側の達成値−モンスター側の達成値<−4
なら不意打ち成功です。(この−4は下で書いたペナルティーのことです。ゴブリン達なら−6が適当ですが、ユリカがじゃましていたので−4に難易度が上がってます(笑))
で、モンスター側は達成値13を出してますので人間側は9を出さないと相手に不意打ちを成功させられてしまいます。

ハーリー「やはり達成値が低い罠なんてこんなもの。
 という訳で危険感知。
 ・・・9です」
アキト「ってことは3直目に来たんですか?
 やはり魔術師狙いか!つーかユリカ、本当に膝枕しようとするな(汗)
 寝辛いぞ!」
GM「ハーリー君かろうじて危機感知成功で不意打ちは防ぎました。
 モンスター達はがさごそと茂みから現れてきました。
 大体15メートルぐらいのところです。
 敵の陰は6匹ぐらいです。
 発見したハーリー君が叫ぶことでみんな起きれることにしましょう。
 で、みんなを起こしたのと同時にターン終了です。
 あと、一応皆さんセージ判定をしましょう。
 ちなみに敵はユリカをめがけてくるのでよろしく〜〜♪」

アキト「セージ技能無いから判定できない。
 しゃあないので、ユリカの前に出て壁になりましょう。
 別働隊がいると困るのであまり離れないでね、ユリカ。
 でも・・・ここで『俺の側から離れるな』とか言うと、後々面倒なことになるだろうなぁ(笑)」
ハーリー「あれ? ゴブじゃないのかな?
 ころころ・・・9です」
アキト「ハーリー君にトランスファー・アンラッキーダイスって感じですね。
 もしかするとダークエルフとか?
 ミュートをかけられたって話してましたから、可能性としてはありかな?」
GM「あと、セージ判定で9をだしたハーリー君にはわかります
 襲撃してきたのはゴブリン3匹とコボルト3匹です(笑)」



ゴブリンとの遭遇戦


さてさて戦闘開始です。

GM「躍り出てきたゴブリンとコボルト達は
 次のように配置されます

コボA ゴブA コボB          コボC ゴブB ゴブC
  
  
  
  
           アキト達

 左右から隊列で襲ってきます。
 モンスター側の行動宣言ですが、ユリカをめがけて通常前進します。次のターンでほぼ接近します。二匹以上ユリカに近づけるとゴブ達はユリカ誘拐フェイズに入るのでご注意を(笑)
 うまく壁になってユリカが襲われないようにして下さい。」

アキ「とりあえず右側のゴブの前に躍り出ることにしようかな?」
アキト「一人で3匹まとめてブロックできますか?
 できるなら俺は左側を引き受けますけど」
ハーリー「接敵前に1体に集中砲火で潰せると楽かな?
 僕は弓ではなくファイア・ボルトを試してみましょう。
 弓よりもダメージの期待値が明らかに大きそうだし。
 久々の見せ場ということで」
GM「二人ともランスとかポールウェポンなので二匹ぐらいならブロックできるでしょう。 その三匹目をどうするかは知恵を絞って欲しいです(笑)」

アキト「二匹以上ユリカに接敵すると誘拐モードということは、俺とアキさんで二匹ずつ止めれば、あと一匹誰かが止めればとりあえず安心。
 でも、一匹だけでもユリカに攻撃されるとやばいな。」
GM「3人目の相手は『なぎ払い』を使える武器なら相手に出来ることにしましょう。
 なぎ払いが出来るのは、ソード、アックス、ハルバートですね。
 攻撃せずに進路妨害を宣言すればその他の武器でもなんとか出来ることにしますが・・・」
ハーリー「えっと、コボルト相手なら何とか一撃で沈める可能性がありますね。
 1体減れば僕が迂回攻撃出来る余裕が出来そう」
アキト「ハーリー君のファイア・ボルトに期待して、二体止めることにします。
 うまくいけば2ターンでゴブリン一匹仕留められますから。・・・ちょっと慢心の精霊がついちゃったかな。」

とかなんとか言いながらそれぞれの行動は・・・
 アキがコボルトC ゴブリンB、Cをなぎ払い
 アキトはゴブAを攻撃、
 ハーリーはコボルトA、Cにファイア・ボルト×2
 ラピスは弓でコボルトAに攻撃
 ルリ、ユリカはとりあえず待機となりました。」

ハーリー「倍掛けのファイア・ボルトいきます。派手〜。
 炎の精霊よ、火箭となりて彼を貫け!
 よし、コボルトAに6点ダメージ、コボルトCは撃沈です♪」

アキ「じゃ、残った2匹になぎ払い行きます。足止めがメインだけどね」

なぎ払いは切ることの出来る両手武器(アックス、ソード、ハルバート等)を水平に振りかぶることによって全面の複数の敵を攻撃できます。
いま、3人向かってるので3人を攻撃できます(逆にそのうち一人とかは無理です。)
同時に狙う敵の人数分だけ攻撃力からペナルティを食らいます。

アキ「えい!おお、2匹当たった♪
 珍しい。ペナルティーでほとんど当たらないかと思ってたのに(笑)
 ダメージは通常と一緒ですね?
 ・・・・5点と6点がダメージが行くから
 ゴブB残り7点、ゴブC残り6点です〜〜」
ラピス「弓で攻撃、目標はコボA
 ・・・一発必中!沈んだ沈んだ♪」
アキト「ゴブAに攻撃!
 ・・・よし6点のダメージ!」
GM「いきなり減ったなぁ(汗)
 じゃ、ゴブリン達の反撃!アキト君とアキさんは回避して下さい」
アキ「・・・うん問題なくよけてる」
アキト「こっちもよけてます」

GM「全部外したか、ちぇ。ユリカ&ルリは結局待機のままですね?
 じゃ第2ターン
 ゴブリン達の行動宣言です。
 2対1でもかなわないと悟ったゴブ達は
 コボBとゴブBがアキトとアキを引きつけてゴブAとゴブCはいったん迂回してユリカを襲うことにしました。
 いったん離れるから迂回ゴブはユリカ達の背後を襲うことにします。でも移動速度8だから・・・2ターン後か?
 問題はそれまでアキト達を引きつけているゴブが生きているかどうかだけど(苦笑)
ハーリー「剣に持ち替えて迂回挟撃してくるゴブリンを攻撃します。それで退路が断てると思います」
アキ「アキの行動宣言は・・・
 目の前のゴブを倒すしかないよなぁ(苦笑)
 逃げるゴブは追えないから、目の前のゴブBを攻撃しましょう。」
ラピス「アキの所に行ってゴブBへ攻撃♪」
アキト「槍を両手に持ち替えて、コボCに強打ダメージ+2です。
 残りの二匹はハーリー君に迎え撃ってもらいたいな。
 もう半分ぐらいまで生命点が下がっているはずだし」
ルリ「ユリカさんをガードします。渋々ですけど(笑)」

GM「じゃ、戦闘開始です。ルリさんはユリカさんのガードですね」
ハーリー「ではゴブCを邀撃します。
 ショートソードをしゃきーん、と。
 ・・・ダメージが全然通らない〜」
アキ「ハルバートでゴブBに切り!
 ・・・ダメダメだよ、1点しか抜けてない〜
 ラピスちゃんにとどめ刺されていたら情けないよねぇ(汗)」
ラピス「ゴブBに攻撃・・・止められた」←残念そう
アキト「コボBに攻撃!
 うっわー、はずしてら(泣)。下手したら、ユリカがやばいかも」
ラピス「大丈夫、ユリカはルリが守る。
 嫌々でも。次のターンで敵を撃破できれば問題なし」
GM「じゃ、モンスターの反撃です。
 アキト君はコボB
 アキさんはゴブB
 ハーリー君はゴブCの攻撃をそれぞれかわして下さい。」

ゴブAだけは迂回ルートをへろへろ走ってます〜〜

アキ「とりあえず回避しておこう・・・
 うん、余裕で回避です。」
ハーリー「僕も余裕で回避です」
アキト「強打したから回避−4で・・・1ゾロ!?
 経験点10点下さい(泣)
 鎧で止まりましたけど・・・」

GM「第4ラウンドです。敵の行動宣言は目の前の敵を倒すこと、迂回しているゴブAは相変わらず迂回してます(苦笑)」
ルリ「ではゴブAを攻撃しましょう。
 あ、クリットしましたね。ひぃふぅみぃ・・・
 ダメージは12点かな?」
アキト「あ、それは一撃だ(笑)」
ハーリー「行きます
 ゴブCに対する攻撃・・・当たってません〜
 当たってたらクリティカル2回回っていたのに、トホホ・・・」
アキ「どうせ目の前の敵を倒すだけだろうから
 当たれ!切り&強打+2!!!
 ・・・当たっているのにダイズ目腐ってる〜〜
 とりあえず4点抜けたけど、2点残っちゃったなぁ・・・
 ラピスの一撃で沈む?」
ラピス「ラピス行く!
 ・・・・かわされた」
アキト「スピア2Hでノーマル攻撃!
 ・・・(泣)」
ラピス「また空振りだね(笑)」

GM「ではゴブ達の反撃〜
 ゴブBは・・・殴りやすそうなラピスに(汗)
 ゴブCはハーリーに
 コボBはアキトにいきます。
 回避お願いします〜」
アキト「アンラッキー状態ですが・・・コボBの攻撃回避!
 ・・・余裕で回避。なぜその出目がさっきでないかな〜」
ラピス「余裕余裕」

GM「で、これでハーリー君の回避ですが・・・
 これで回避できなかったら
 ルリちゃんに
 「ハーリー君、ゴブリンごとき、どうして仕留められないんですか?」
 とか言われるんでしょうねぇ(笑)
 ハーリーはハーリーで
 「いや、最初にコボルトを2匹倒しましたよぉ〜〜」
 とか言ったりして。
 たまにこの二人、逆にした方がいいと思うのは私だけ?(苦笑)」
ルリ「想像できます(笑)」
ラピス『ハーリーだからね・・・』(←攻撃外しているので口に出して言わないけど)
ハーリー「(そう言うこと言われたくないので)回避です。
 回避できなかったらダメージ受けてましたが(汗)」

GM「次のターン、戦意を失って逃亡します。
 回避−4で行動順位0で全力疾走。
 移動8×3=24なので、ルリ以外は逃げ出す前に仕留めるか足を止める必要がありますね。」

ハーリー「強打+2!
 ・・・おお、派手に回ってる♪
 何回転するかな?
 どうですルリさん♪」
GM「15点って・・・しっかり10点通ってる。
 しかも息の根も止めてるし(汗)
 そういえばモンスター側の生死判定ってしてなかった気もしますが、
 ゴブB以外は気絶状態・・・かな?
 生命抵抗点から生命点のマイナス分を引いて7以上だったら抵抗成功になります。」
アキト「モンスターに生死判定があるとは知らなかった。」

アキ「私も続きましょう。
 強打&切りをかけたらたぶん沈むでしょう(笑)
 えい!・・・・うわぁ、敵の回避にペナルティーがなかったら外してるし(汗)
 でも打撃点は無駄に高い。残り2点のゴブに9点・・・
 完膚無きまでに殺してる(汗)」
ラピス「・・・」←アキの援護に行こうと思ったが、アキが倒してしまったのですることがなくなってしまった。

アキト「じゃ、強打、ダメージ+2で行きます。
 結構ぎりぎりだけど倒しました(汗)」

ってことで敵は全員倒しました。

ラピス「アキ大丈夫? 怪我してない?」
アキ「うん、ケガないよ。
 ハーリー君のファイアーボルトが効いたのかな?」
ハーリー「誰か精神点ください〜」
アキ「私が精神点を5点ほど融通しましょう♪」

ということで無事ゴブリン達を倒した一行は敵にトドメを刺した後、夜も明けぬ中、mミゲルへと向かいました。
砦からまる一日離れたところまでゴブリンたちはパトロールしていたのか?という疑問ですが・・・緊張感を出すために仕掛けた戦闘ですので多少甘めにみて欲しいです(汗)


GMのコーヒーブレイク

なんとなく初めてみたこのコーナー。
補足事項などを。

実際のログが残っているので実際のやりとりはそちらを見てもらうとして、このリプレイをまとめるにあたり、いろいろと私のアレンジが加わっております。
WEB上のプレイですので会話が前後することもしばしば。
矛盾なく繋げるために一度の会話をぶった切っていることもあります。

また、皆さんの会話をキャラクターに合わせて口調を変えていることもありますし、大意としてまとめていることもあります。
プレイヤー側の発言と思えるものは削除していたりしますし、テンポアップのためあえてばっさり省略した箇所もあります。
さらにはノリとしてGMが付け加えていることもあります。

あるいは皆さん集まらないのでGMが代理でしていたりする箇所もあります(汗)
出目が悪いのはGMが代理をしたりするのもご愛敬です(苦笑)

ともあれ、このリプレイは読み物として成立させるために大幅な編集をしていると思って下さい。
その際に生じた変更などの責は全てEXZSに発生しますのでよろしくお願いします。


※注意!:この作品はソードワールドRPGに準拠しておりますが、一部ハウスルールを交えている部分があります。
実際にプレイされる場合は必ずルールブックを参照するようにして下さい。

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