GM「お天道様が真上にさしかかった頃、無事ミゲルに到着。
ちょっと皆さん寝不足気味です(笑)」
ユリカ「眠い!疲れた!寝かせて」(笑)
アキ「ユリカちゃん、ぐっすり寝てたでしょうが〜」
ルリ「ユリカさん、わがままを言ってはいけません。
私達は魔法を使うために精神力が必要だから多少はまとまった睡眠を取らせてもらいましたが、アキトさんやアキさんは見張りのため半分ぐらいしか寝ていないはずです。
まあ、ミゲルには着いたので今夜は安心して眠れるとは思いますが。」
ユリカ「でもでも、寝不足は美容の大敵よ〜〜!
ってことでとりあえず宿屋を探すことを提案します♪」
アキ「まぁそんな冗談はともかく、どうしましょう?」
ハーリー「えーと。
1.まず依頼主の村ではないので、多分村に1軒しかない酒場宿に部屋を取る。
2.村での情報収集。
3.装備を調える。
でいいと思います。
精神点が足りないので1泊したいです」
GM「酒場兼宿屋は村の入り口付近にありますのですぐわかります。
とりあえず、そこで村長さんちを聞くと良いでしょう。」
ラピス「ここの宿はどんな部屋があるの?(部屋割りを気にしている。)」
GM「あと酒場宿は部屋数としては4部屋ぐらいかな?
空き部屋はあると思いますが」
ラピス「でも酒場宿で誰もお酒とか飲まないのかな?飲むっぽいメンバーいないよね」
ハーリー「酒場宿なのに全く酒を飲まないのは、嫌な客っぽいですね(苦笑)
ある程度はお金を落とさないと、酒場宿の主人の口も固くなりますし。
ミゲルに着いたのは何時ごろでしょう?」
GM「ミゲルに付いたのはお昼も少し過ぎた頃です。」
アキ「あ、私はお酒飲みますよ♪」
アキト「じゃ、お酒の相手しましょうか?
でも、昼間から酒というのもなんなので昼食を取ってしばらく休んだら、村長のところに行きましょう。」
ラピス「(お酒の相手をするとも言えず)まずはごはん!」
GM「お食事は一人4ガメル、お酒を飲む方は1杯1ガメル分引いておいてください」
ハーリー「そういえば酒場宿には他に誰か居たりしませんか?」
GM「じゃ、食べながらで
誰か?というのは自力で思い出して欲しいんですが・・・
思い出せない方は2D振って7以上出たら思い出せることにしましょう(笑)」
ラピス「じゃ、食べながらサイコロを振る(少し違う)
たぶん思い出したはず♪」
アキト「あれ?記憶術じゃなくって?」
GM「単純に覚えているかどうかだから、記憶術程の判定はいりません」
アキ「んじゃ、私も」
GM「じゃ、ラピスとアキさんはわかった
そういえば、最初のパーティーってミゲルで療養中だというのをジュン君から聞いた覚えがある」
アキト「お?そういえば、そんな人もいましたか。
二手に分かれたほうが効率がいいと思うので、3・3で分かれて情報集めをしましょうか。アキトとルリはセージ技能がないので分けて、アキト・アキ・ラピスとハーリー・ルリ・ユリカがいいかな?」
ユリカ「え〜!
ユリカ、アキトと一緒に行きたい〜〜!!」
アキト「やはりそう来るか・・・
せっかくハーリー君をルリちゃんと一緒にしてあげようと思っていたのに(笑)
アキさんとラピスは離しづらいし」
ラピス「アキトと一緒!(断固)」
アキト「なんか魔術師ギルドメンバーで行くのは失敗した冒険者達に悪い気がしますし、俺達は村長さんち行こうかな?」
アキ「まぁ村長さんちには魔術師ギルドの関係者って方が協力を得られやすいかもしれないし。私ら3人はうさんくさい系だから(苦笑)」
ラピス「胡散臭い・・・たしかに(苦笑)
アキさんに、性格に難ありの妖精二人の組み合わせだから」
ルリ「ラピス、それ私も入ってるんですか?(ムス)」
ラピス「アキトたちはお人好し三人組に見えるし(笑)」
確かにアキト、ユリカ、ハーリーなら人当たり良さそう(笑)
アキト「じゃ、うさんくさい系(笑)の方からどうぞ。」
ラピス「なら・・・酒場の主人に質問してみる。
「以前怪我をして静養しているパーティがここ(ミゲル)にいるって聞いたけど、どこにいるの?」」
宿屋の親父「ああ、うちの宿屋で寝付いてるよ。
なんか、魔術師ギルドから見舞金をもらったらしくって寝たふりしているみたい。
まぁうちは儲かっていいけどね」
ラピス「すぐここにいる・・・だったら二手に分けるほどの事もないかもね」
ルリ「メンバー構成は?」
宿屋の親父「戦士が二人にシーフが一人。
まぁ神官がいれば治してとっとと出て行っただろうけど(笑)」
アキ「では、宿屋の親父に口利きしてもらおう。
そのパーティーに合いたいんだけどって」
ラピス「(ハーリーに)先に女装してお話してみる?」←ちょっぴりイヤミ(笑)
一同「爆笑」
GM「で、宿屋の主人は魔術師ギルドの名前を出したら素直に案内してくれました。」
ラピス「とりあえず、魔術師ギルドから依頼を受けたパーティだとはっきり告げてから質問。魔術師ギルドから受けた依頼はどんなだったの?」
GM「とりあえず、挨拶を交わした後・・・」
戦士1「一応、毎月1回行われるギルド間の不要品交換だったんですよ。まぁ対したものしか運ばないんで、お目付役の魔術師が同行していたぐらいで済んでたんだけど」
戦士2「そういえば今回は少し荷物が良かった気がするなぁ」
盗賊「そういえば魔晶石も結構高級品があった気がするけど」
ラピス「その運んだ荷物の中に珍しい物あった?
例えば依頼を受ける時に聞いた例の箱とか、それ以外になにかあったか?」
戦士1「あんまりゆっくりのぞく暇はなかったけど・・・」
戦士2「魔晶石とか、巻物とか、あと短剣とかマントとかあったかな?」
盗賊「ああ、木箱があったかな?なんか、ひげの紋章が描いてあったけど(汗)」
アキト「魔晶石?それも盗まれたのか?後、襲撃してきたやつらの顔ぶれと、規模はわかるか?」
戦士1「魔晶石?あったあった。なんか上質のものらしいけど。俺たちにはわかんないよなぁ」
戦士2「魔法の品はほとんどわかんないよ」
盗賊「襲われたたっていっても、頼りの魔術師がさっさと呪文封じられたら石のつぶてとか火の玉が飛んできてバラバラになったところをゴブリン達がわらわら出てきて。
あとは死にかけでミゲルまでたどり着いたよ」
戦士1「そういや、魔術師は呪文封じられたらとっとと逃げちまったよなぁ」
戦士2「ギルドから名代が来たけど、ここの宿泊費だって噂が消えるまで帰ってくるなって意味に近いなぁ〜」
アキト「石つぶてに火の玉。シャーマンだよな、やっぱ。火の玉とかを飛ばしてたやつは見てないのか?」
えっとさりげなく盗まれた魔晶石の話をしてますが、この設定後々生きてくるのかこないのか(苦笑)
アキト「あと、今回の輸送は極秘だったのか?それとも定期便?」
戦士1「ん?定期便のはず・・・だよ?」
戦士2「でも定期便にしては少し荷物が良かった気もするけど?」
盗賊「いつもあんなもんだろ?大概はクズのマジックアイテムぐらいだけど。」
アキ「う〜ん、なんか普通の定期便に紛れてこっそり運ぼうとしたけど、どこからか情報が漏れたのかな?」
戦士1「そういえば魔法を使ってる奴見た?」
戦士2「俺は見てない。おまえは?」
盗賊「・・・・俺に聞くな!1ゾロだ!
でも背は低かったぞ?」
アキト「ゴブリンたちがどこに荷物を運び去ろうとしてたかなんて知らないよね、多分。だいぶ慌てていたみたいだし。えーと、この村で最近おかしなことはなかったか?怪しい人物とか」
戦士1「とにかく逃げるので精一杯だったからなぁ」
戦士2「とりあえず数日は眠りっぱなしだし、あとはほとんど寝てろって金額を置いていったからなぁ、ギルド」
盗賊「なんかこの村の付近でいろいろ冒険者が襲われているって話は聞くけど、それも詳しくはわからないなぁ。
村長の方が詳しいんじゃないか?」
アキト「こっちはもう有用な情報はないかな。
ギルドの態度はまあ分かるとして、情報の漏洩が気になりますね。
もしかして、ギルドに裏切り者でもいるのかな。
とりあえず、村長のところですね。」
GM「最初のパーティーへの質問を終えたみんなはその足で村長さんちに向かいました(村長さんちの場所は宿屋の主人から聞きました。)
で、最初はうさんくさげに一行を一別した村長ですが、おひげマークを見せたら納得したようです。たぶん魔術師ギルドが最初のパーティーの処遇も含めていろいろ根回しをしていたのでしょう」
ラピス「ゴブたちが立てこもっている砦の事について教えて欲しい」
アキト「とりあえず、あの砦に抜け道があるかどうか聞いて見ましょう。
村長「なんだ、おまえ達はあの砦に観光旅行かね。
あの砦はそれほど大きくはないが作りはいいんだ。
名工ゼノス殿の設計だ。これがまた機能美に設計されていて・・・」
GM「とベラベラ砦の設計思想などを事細かに話し始めますが、ほとんど専門用語で自慢されて何がなにやらわかりません(笑)
えっと、目標値10に対して、2D+セージ技能+知力を振って下さい。そうすると村長の説明の暴走を阻止できます(笑)
あと質問はなるべく具体的にしないと村長が暴走しますのでご注意を(笑)
・・・こういう村長だから前回のパーティーは満足な情報を知らずに砦に行って失敗したんですねぇ(笑)」
アキト「うっわー、アキトってセージ技能持ってないんだよねぇ。質問するだけして、判定はほかの人に任せるか。
「名工、ですか。なら、隠し通路なんかもさぞかし斬新で巧妙に作ってあるんでしょうねぇ」
と持ち上げてみましょう。」
ラピス「アキト、そんな持ち上げて聞くなんて村長暴走するよ・・・
暴走チェック成功」
GM「じゃ暴走を阻止された村長は普通に話し始めました(笑)」
村長「隠し通路なぞ存在せん!そもそも砦に機能的に取り付けられている予備通路の存在などは自明の理なのだ!
第一なんでこの砦に正門が一つしかないというのは籠城戦を考えれば当たり前なのだ。守りが複数に分かれてしまっては人員は倍になってしまう。
でもそうなれば一つの正門を固められれば逆に袋のネズミになってしまう。となれば外部と連絡する通路は別に確保されていなければいざというときに・・・・」
GM「と、くどくど話し始めました
解説じいさんにそういう聞き方はまずいかも(笑)」
アキト「う・・・(汗)
しまった、やぶ蛇だったか(汗)
で、隠し通路はないってどういうことだろう。
隠し通路=予備通路と解釈すればいいのかな。」
ラピス「村長、また暴走・・・なんかそんな事になるような気はしたけど(苦笑)
でもあの話ぶりだとどっちともとれるね、隠し通路」
アキト「その観光名所(?)にゴブリンがいるんだから、もうちょっと協力的に話してくれてもいいんじゃないかなぁ・・・(溜息)」
ハーリー「多分村長は、自分では目一杯協力的なつもりですね。技術オタクなだけで」
GM「ハーリー君の意見が正しいです(笑)」
ラピス「暴走チェック・・・とりあえず阻止成功
次の質問
「その砦の間取りとか構造どうなってるの?」」
ハーリー「・・・砦の図面とか欲しいんですねぇ。平面図で。
正規の門が1つ、非常時の連絡通路が1つ。これは確定であると思います。
というか普通、隠し通路の無い砦なんて無いですから。
“いわゆる隠し通路”の正式名称が“予備通路”かと。」
村長「なんだ、おぬしら。図面を見たいなら最初からそういえばいいのに、何をもったい回した言い方をしてるんだか。
で、これが砦の見取り図だ。
この砦は四つの櫓で砦に迫る敵を倒すのだが、櫓に備えてあるバリスタは機械での巻き上げ式で、ちょっと操作が面倒なのだ。訓練した人間でないと使えん。
で、見ての通り、攻め入られた場合のことを想定して中央はフロアになっており、2階や1階の踊り場から集中的に射ることが出来るようになっている。あえて攻め込ませて袋だたきをすることも可能なのだ。
あと1ヶ月以上籠城できるように一通りの機能を備えておる!」
GM「と自信満々に説明し出します(笑)
実際の図面はURLからジャンプして下さい。」
アキト「やはり経験豊富な冒険者は違うなぁ(笑)
というか、俺が単に間抜けなだけか?
で、この地図だと、どこに予備通路があるかまでは分からないですね。追いかけていけば敵の本拠地までたどり着くからいいかな?」
アキ「で、この隠し・・・予備通路はどこに出てるんですか?」
村長「近くの小高い丘のほこらだ。そんなすぐ裏に出口があっても敵に袋だたきにされるだけだろうが」と逆に怒られました(笑)
アキト「ああ、また自分の間抜けさがあらわに〜。
じゃあ、予備通路から侵入しますか?」
ルリ「質問〜
前回のパーティーは正面から突入したら予備通路から逃げられちゃったんですよね?
なら、予備通路から進入したら正門から逃げられてしまいませんか?」
アキト「どちらかの通路をふさぐ。
または、砦はほうっておいて、近くにあるであろう本拠地を探す。
でもこっちはあまり現実的じゃないかも。」
ラピス「というより、砦を落とす事にこだわらないで予備通路の周りを調べてみる手もあるのじゃない?」
ユリカ「っていうかさぁ、本当に箱があの砦にあるの?」
アキ「・・・・杖を使ってみればいいんじゃない?」
ユリカ「そうね。
・・・・・コテン
あっちって?」
村長「砦の方角だな」
GM「ってことでもう少し砦のそばでもやってみないとわかりませんが、たぶんあの箱は砦に持ち込まれてます(笑)」
ハーリー「予備通路と正門から挟撃するという作戦は難しいですね。
タイミングを合わせる方法が無いと、各個撃破されるだけ。
何しろ砦から祠まで、数kmはあるでしょうし。
あと、予備通路の出口、なんとかしておかないといけませんね。
箱持って逃げられたら大変ですので。
ちなみに正門から攻められることは想定して設計してありますが、予備通路から攻められる事は想定していない設計のはずなので予備通路から攻め込むのは有効な手でしょう。」
アキト「予備通路から行く場合、砦の扉がネックですね。
外から開かないようにできるんでしょうか?
予備通路から来るとは思っていないだろうから、不意を打てれば逃げる前に倒せるかな?」
GM「ちなみに、村長さんがこんなこと言い出しました」
村長「先日、砦近くでこんなの見つけたんだけどわかるか?おまえさん達」
GM「ソーサラーのユリカなら見ただけで一発でわかる代物です」
ユリカ「あれ?これロックのコモンルーンとロックのカメレオンのマジックスクロールだねぇ」
アキ「ゴブリン達がギルドの宝物から落としていったのかな?」
ハーリー「おお、3000ガメル相当の品が。
正門か祠の扉にロックをかけろという事かな?
・・・正門は無理か。閂だし。」
GM「ロックは扉や開閉可能なものならなんにでもかけられます。
砦の正門も門が閉まってればロックでかけられるでしょう。
問題は誰が近づいて魔法をかけるか・・・」
アキ「へぇ・・・」
GM「それと、シャーマン技能を持っている人は
図面からどんな精霊が働いているかわかることにしましょう。
目標値は12、2D+シャーマン技能+知力で判定してもらってかまいません。」
ハーリー「では・・・残念1つ足りませんでした」
ルリ「私も調べてみましょう。6ゾロです。」
GM「なら、1階、2階は吹き抜けですからシルフは使えそう。でも地面は石畳だからノームは使えなさそうな気がします。
地下は・・・逆にシルフは使えないみたいだけどノームは使えるかもしれません。
ひょっとしたらこれだけ古い砦ならブラウニーがいるかもしれませんね。
さて、問題はどちらで戦った方がお得かですが・・・」
アキ「正門から攻めるのは避けたいよねぇ。
入ったら四方から矢の雨が降りそうだし。
地下からなら最悪集団戦にはならないわけだけど・・・
でもレベル3シューマンがいるのは確実だから、ストーンブラストかミュートか、どっちが飛んでくるのが怖いかなんだけど・・・」
ルリ「でもあまり考えても仕方ないんじゃないですか?
レベル3のシャーマンならスピリットコントロールが出来ますから、どんな魔法でも飛んでくると思っていた方がいいんじゃないですか?
それよりも私とハーリー君が使える魔法を考えた方がいいでしょうね。」
アキト「予備通路側のほうが有利だと思います。
シルフがいないからユリカの魔法が封じられない。シェイドが使えるかもしれない。壁を作りやすく、魔法使いを守りやすい、からです。」
アキ「ちなみに私が言いたかったのはどっちを食らう方がいい?って意味ね。
敵は確実にシャーマンレベル3がいるからミュートやストーンブラストは使えるはずだし。あとファイヤーボルト3倍拡大・・・なんてのも来る可能性があるわけど(汗)」
アキト「そうか。ミュートは来るかもしれないね。
でも、やっぱり予備通路のほうがまだましな気がするなぁ」
アキ「確かに。でももし敵がゴブリンシャーマンならうちのルーンマスター全員が先に魔法をかけられるはずだから誰かが彼らの行動を阻止してくれたらなんとかなるかも・・・
スリープクラウドとか、スネアとかコンフュージョンとか」
アキト「不意打ちさえ食らわなければ、こっちのほうが圧倒的に早いですからね。
達成値をあげなくても、三人も使えば一人ぐらいいけるでしょう。」
アキト「ロックのコモンルーンはとりあえずアキトが持ちましょうか?
このパーティーで唯一魔法が使えなくて、一番精神点が高いので。」
アキ「んじゃ、アキト君が正門にロックをかけてくる?(笑)」
アキト「・・・かまいませんけど、堂々と閉めに行っていいもんなんでしょうか?」
ラピス「ハーリーが一番適任」
ルリ「忍び足とかでも近づければいいんですけどね」
アキト「忍び足なら俺かハーリー君ですね。
でも、昼間に忍んでいってもばればれだから、夜やることになる。
となると、多少夜目の利くハーリー君が適役かな?」
と、いろいろ砦の正門をロックする方法をみんなで悩んだりします。
でも手持ちの情報が少ないのか、方法論だけで行ったり来たりしているみたい。
しかたがないので少し助け船を出すことに・・・
アキ「あまり正門前で騒ぎ立てると裏口・・・予備通路から逃げられる可能性もあるしなぁ・・・
そうそう、村長さん、このコモンルーンは砦の近くで見つけたって言いましたよね?」
村長「ああ」
アキ「砦の近くってどこら辺ですか?」
村長「どこって・・・正門前じゃよ?」
アキ「え?」
アキト「はぁ!?
正門までこんな爺さんでも近づけたんかい!
運がよかっただけなのか、砦がもぬけの殻なのか。
なんか、訳わかんなくなってきた」
村長「おまえ達、あの砦の歩哨がどんな警備をしてるのか知らんのか?
ゴブリンが一人、4ヶ所の櫓をぐるぐる回りながら見回っているんじゃ。一番向こうに行った隙に音を立てないように近づけば簡単に砦までたどり着けるぞ?」
GM「ちなみにこの村長さん・・・レベル3レンジャーだったりします(笑)」
ハーリー「流石ゴブリン・・・頭悪い・・・。(笑)
ならば普通に正門にロックですね。」
アキト「なんか脱力〜
ちなみに、一番向こうに行ったときって、どれくらい時間的に間隔があいているんですか?」
村長「そんなもん、自分たちで調べい。小一時間砦を外から観察してたらわかるじゃろう。そのために報酬もらっとるんだろうが。
とはいえ、『だるまさんが転んだ』なんじゃ、鎧の音なんぞがちゃがちゃ立てたら一発で気づかれるぞ。呪文を唱えるのも歩哨が一番向こうに行った時じゃないと気づかれるじゃろうなぁ」
GM「まぁ、「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」ってところでしょうか?(汗)」
ラピス「踊る大捜査線だね。
一応情報は出揃った?あとは現場で捜査だね」
アキ「かな?」
ラピス「予備通路の出入り口ってどこ?」
村長「そこはなぁ・・・」と大体の場所を教えてくれました。
アキ「とりあえず、丸一日、砦と隠し通路の方を監視してみる?
いつ警備のゴブリンがうろついているか、傾向とか知りたいし・・・
あとあと、村で何か準備しておくことある?食料とか」
ラピス「食料まだある?」
アキ「保存食がとりあえず5日分買ったけど、ここまで2日少々かかってるから残り2日分強、1日向こうで敵の様子を見て往復の行程を考えるとぎりぎりかな?あと2〜3日分あった方が安心かも」
ラピス「それじゃ食べ物もう少しいるんだね」
アキト「では、とりあえず3日分ぐらいの食糧を買って、まずは砦から行こうか?」
GM「では3日分、計54食分のご購入ですね(笑)
砦に向かうのはいいんですけど・・・一泊しないんですか?
大体今だと夕方ぐらいでしょうか?」
アキト「う・・・砦まで半日はかかりますよね。
じゃあ、宿で休んで、明け方に行動開始のほうがいいかな?
それとも、とっとと調査を行いますか?
あ、そういえば、定期的に杖を転がして目標のものが移動してないか確認します。」
GM「とりあえず宿屋に戻ってお休みって感じでしょうか?
さっきの紹介料も兼ねて、宿代は6人分で250ガメルを前金の方から減らしておきますね。(これで前金残り1442ガメル〜)
お酒を飲みたい人はさらに1〜3ガメルほど個人のポケットから出しておいて下さい(笑)」
アキ「飲みます〜2杯ほど(笑)」
アキト「えと、杖を倒しても前と変わらない方角を指したんですか?
それなら、宿で休憩を取ります。
アキさんのお相手でもしようかな。エールを一杯だけ注文しましょう。」
GM「杖ですが、方角は変わってません。
ずっと同じ方向、砦の方に倒れます。」
アキ「じゃ、アキト君乾杯〜♪
グビグビ・・・美味しい〜〜」
GM「でもうちのパーティーでエールをあおるなんてアキとアキトぐらいだろうなぁ。
ユリカにラピスはミルクだろうし(笑)」
アキト「エルフって、特に酒に弱いわけじゃないんでしょうけど、うちのパーティーだとさすがに、ね(苦笑)。
ちなみにユリカ、飲むんじゃないぞ。ここで酔って暴れたら、みんなに迷惑かかるからな。」
ユリカ「え〜。そんなことしないよぉ」
アキ「アキト君と差し向かいということで(笑)
ちょっぴり大人の会話をしながら
(って大人の会話って何?(笑))
で、ちょっと飲んでたら眠くなっちゃった。
昨日は眠りが中途半端だったみたいだし。」
ってことでミゲルの夜はすぎていきました。
明日はいよいよ砦の調査です
好評なのかどうかわからないけど、とりあえず続けてみたいこのコーナー。
補足事項などを。
今思うと村長さんの暴走判定はうまく活かせなかった気がします(汗)
そして今回の争点はやはり砦攻略。
これをやるには少しレベルが低いかもしれないのですが、まぁ相手がゴブリンだしほどよい甘さで進めることに(汗)
GM的に正解なのは正門をロックで締めて抜け道から突入する方法。
皆さんさすがにいろいろ考えていらっしゃってGMの単純なポジティブシンキングを上回る緻密な検討を行われて、GMは内心(汗)状態でした。
もっとも、この問題は翌日まで続いたりします(笑)
さて、このGMの見通しの甘さがどのように影響するか・・・
次回のお楽しみということで。
※注意!:この作品はソードワールドRPGに準拠しておりますが、一部ハウスルールを交えている部分があります。
実際にプレイされる場合は必ずルールブックを参照するようにして下さい。
ver1.00